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第1章 伝説の勇者だった男
001【1】
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俺の名前は盟勇キングス・ナイトレイ。
盟勇は忘れるなよ。
何故盟勇って言うのかというと、それはこの国の王様から魔王ハ・デスを倒した際に頂いたありがた~い称号で、この世に俺しか持っていない物だからだ。
あっここも大切。
いいか?この世に俺しか持っていない物だからな。
俺はかつて、この世界の隅から隅まで旅をし、様々な魔物と戦い、王国や村を救ってきた剣士だったんだ。
その時に使っていたのが、今も俺が背負って歩いている相棒のオートクレール。
俺に残った唯一の友だ。
モチロン、魔物と戦っていた時は魔法使いやら盗賊やら戦士やらを仲間に率いていたのだが、今の俺の背中には誰も着いて来やしない。
何故なら……。
「おいナイトレイっ!てめぇいつになったら耳を揃えてツケ払うつもりだ!」
「うるせぇっ!俺は盟勇キングス・ナイトレイだ!こんなクソ不味い酒をクソムサイおっさんの前で飲んでやってるだけ有難いと思えっ!!」
俺はいつもの安いラム酒を瓶ごと飲み、ブッハーと酒場のオヤジの前で一気に飲んでやった。
「何だとこの廃業剣士が!」
「おおっ!?やんのか俺勇者だぞ?テメェのタマごと三枚に下ろしてやらぁ!」
「本当の勇者はそんなタマなんて言わねぇんだよ廃業剣士ぃっ!!」
俺と酒場のオヤジとは長い付き合いで、いつもこうやって喧嘩をしているから周りの客はもう慣れちまって、誰も見向きも、一瞥すらもしない。
いや……もし俺が勇者だと王国の人間に持て囃されてた頃なら、もしかしたら注目されていたのかもしれない。
アレイシス王国……昔この王国には、剣士や魔法使いやらが行き交い、この街から世界に向けて冒険に旅立つ戦士達は数多と居た。
だがしかし、とある魔術師によって、この世界は一夜にして変貌したんだ。
コンピュータプログラム『ティアマト・システム』
このプログラムの開発により、王国は一気にコンピュータを主体とした世界。所謂、情報化社会となり、モンスターもこのティアマト・システムの機能により駆除されていった。
それまで魔法使いと名乗っていた者は科学者と名乗り、盗賊はハッカーとかいう訳の分からないものになったようで……。
そして俺のような、剣以外何も出来ないロクデナシはモンスターが消滅した事により、こぞって職を失った。
王国のみんなが憧れた存在は今、誰もが蔑むクズになったって訳さ。
「……チキショウ……あの頃はなぁ……」
「おいおいまた泣きだしたよ……キレたり泣いたり忙しい野郎だ」
盟勇は忘れるなよ。
何故盟勇って言うのかというと、それはこの国の王様から魔王ハ・デスを倒した際に頂いたありがた~い称号で、この世に俺しか持っていない物だからだ。
あっここも大切。
いいか?この世に俺しか持っていない物だからな。
俺はかつて、この世界の隅から隅まで旅をし、様々な魔物と戦い、王国や村を救ってきた剣士だったんだ。
その時に使っていたのが、今も俺が背負って歩いている相棒のオートクレール。
俺に残った唯一の友だ。
モチロン、魔物と戦っていた時は魔法使いやら盗賊やら戦士やらを仲間に率いていたのだが、今の俺の背中には誰も着いて来やしない。
何故なら……。
「おいナイトレイっ!てめぇいつになったら耳を揃えてツケ払うつもりだ!」
「うるせぇっ!俺は盟勇キングス・ナイトレイだ!こんなクソ不味い酒をクソムサイおっさんの前で飲んでやってるだけ有難いと思えっ!!」
俺はいつもの安いラム酒を瓶ごと飲み、ブッハーと酒場のオヤジの前で一気に飲んでやった。
「何だとこの廃業剣士が!」
「おおっ!?やんのか俺勇者だぞ?テメェのタマごと三枚に下ろしてやらぁ!」
「本当の勇者はそんなタマなんて言わねぇんだよ廃業剣士ぃっ!!」
俺と酒場のオヤジとは長い付き合いで、いつもこうやって喧嘩をしているから周りの客はもう慣れちまって、誰も見向きも、一瞥すらもしない。
いや……もし俺が勇者だと王国の人間に持て囃されてた頃なら、もしかしたら注目されていたのかもしれない。
アレイシス王国……昔この王国には、剣士や魔法使いやらが行き交い、この街から世界に向けて冒険に旅立つ戦士達は数多と居た。
だがしかし、とある魔術師によって、この世界は一夜にして変貌したんだ。
コンピュータプログラム『ティアマト・システム』
このプログラムの開発により、王国は一気にコンピュータを主体とした世界。所謂、情報化社会となり、モンスターもこのティアマト・システムの機能により駆除されていった。
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