✡︎ユニオンレグヌス✡︎

〜神歌〜

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〜第八章 ファーブラ最終章 ゲネシス〜

144話✡︎✡︎パリィ・メモリア✡︎✡︎

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 その死はユリナに暗黒を通して伝わった。
ユリナは立ち止まり、その死を受け止めようと必死になりながら、歩き始める。
 既にエレナ達とはかなり離れ、エレナ達はユリナを見失っていた。
 そして少し歩いて森を抜け草原に出た……
ニヒルはその先に立ちはだかる様に待っていた……



 一方、オプスを殺したニヒルはその遺体を振り払うかの様にムエルテの前に叩きつける。
 
 ムエルテは傷の痛みを忘れ、オプスの遺体に歩み寄る……既に戦意を失っている様に見える。
 だがニヒルはムエルテを殺せない事を知っている為に何もせずに居た。

「すぐに、全てを無に返しお前に死をくれてやる……
死の女神でありながら死を味わうがいい……」


ムエルテは呟く。
「死か……
どの様なものであろうなぁ……」
そして力一杯叫んだ。


「オプスよ!

妾は認めぬ!
其方の死を認めぬぞ!

妾の大切なオプスよ!
何故じゃ!
何故妾を助けようとした‼︎

妾はそなたの死を一切認めない!

認めぬ‼︎‼︎

そなたはまだ生来てくれぇぇぇ‼︎‼︎」


 ムエルテが全力でオプスの死を否定した、それは否定してはならないものであった。
 死の女神として死を認めない、それは自らの存在すら否定することであった。
 ムエルテは脱力感を感じる、力を失って行くのをその身をもって味わうが、ムエルテはそれでも構わなかった。
「生きてくれ!

生き返ってくれぃ‼︎

オプスよ……

何故妾は死なのだ!

何故!妾は死なのだ‼︎

何故命を……
妾は感じられぬのだ‼︎

オプス……妾に命を教えてくれぃ!

そなたの温もりも優しさも!
教えてくれぃ!

何故妾は冷たいのだ……
何故妾はそなたの様に……

温もりが無いのだ……」
 凄まじい悲しみにムエルテの心は貫かれていた、ムエルテもオプスと同じ様に友達を得た様に思っていた。
 互いにいつ忌み嫌われてもおかしく無い女神同士であった……その為に闇の女神オプスを失った悲しみはムエルテの心を貫き、ムエルテは心の痛みに初めて苦しんでいた。

「オプスよ……何故妾を……
守ろうとしたのだ……

妾は死ねぬのだ……
何故守ろうとしたのだ……」
冥界の支配者である、死の女神ムエルテが悲しみにくれている。



「愚かな、貴様がそこまで愚かとは思わなかったぞ」
 余りの取り乱しようにニヒルが哀れにも思わず、ムエルテを見下していた。

「愚かなのは貴様だ!
妾は地上で知った……

甘いリンゴの味をそれが命の優しさだと……

何故妾は死の女神として……

何故じゃ、そんな苦しみを妾が……
妾は認めない!
オプスよ生き返ってくれぃ‼︎」

 ムエルテはオプスの遺体にしがみついて、そう叫んだ、ムエルテは手の平に温もりを感じる、左手の手の平に黒い星が輝いていた。

(オプス……)

 ムエルテは体の奥底からオプスの温もりと闇の力を感じた。

「オプスよ……瞳の力を返して貰うぞ」
ニヒルがそう言い、オプスの瞳をえぐり取るために歩み寄ろうとした。


「オプスに触れるな!」


 ムエルテが叫び立ち上がり、ニヒルに斬りかかる、ニヒルはムエルテの鎌を避けてその鋭い爪でムエルテを切り裂こうとした、霊体になる能力を見破られ今までの様に躱す事は出来ない。

だがムエルテは漆黒の霧に包まれ身を隠した……

「これは闇の力!オプス‼︎
まだ我に逆らうのかぁぁぁぁ‼︎」
 ニヒルが怒り叫ぶが、漆黒の霧はニヒルを包み込む。ニヒルは闇雲に暴れるがムエルテを捕らえる事は出来ない。
 少しして霧は晴れるが既にオプスの遺体は無くなっていた、ニヒルは野獣の様な咆哮をあげるが直ぐに姿を消した。



「妾は呪う妾の非力を……
妾の……力を……」

 ムエルテは漆黒暗闇の中でオプスの遺体を抱き抱えながら泣いていた。
 やがてオプスの遺体は光輝き薄くなり、存在が消えようとしていた。

 ムエルテはまた守れなかった。

 目の前で親しく話せる者が二人も命を落とした、フローディア、そしてオプスと失い始めて地上の者達の悲しみを知り涙が枯れ……ただあてもなく漆黒暗闇を歩いていた。

 ムエルテは気付かなかったオプスに導かれていた事に……




 その頃ユリナは背後からもニヒルの気配を感じて振り向く、ムエルテ達と戦っていたニヒルがユリナ場所に来たのだ……

 そのニヒルはカナの剣を持っていた、姿を消しユリナの大切な存在であるカナを一瞬で命を奪って来たのだ。

「まさか……」
 ユリナは怒りニヒルを鋭い眼光で睨み暗黒を抜いた時、正面にいるニヒルがパルセスの方を指差した。
 ユリナはハッとしてその方向をみると、光神ルーメンの存在を示す光の柱が天に伸びて光輝いていたが、それが弱くなり消えていった、光神ルーメンが敗れたのだ。


 そして戦場から凄まじい絶望が溢れてくるのを感じた、世界が絶望に包まれて行く、混沌と化して行く。

「お前が足掻いても何も救えない……」
ニヒルがそう言い少しの間を置いて襲い掛かった。

 ニヒルとユリナが再び戦い始める、既にユリナの敗北が見えた戦いであった。

 二匹のニヒルが前後から襲う様に、ユリナに突っ込んでいく、ユリナはとっさに高く飛び躱そうとするが、空から前に居たニヒルがユリナを叩き落とそうとした、下にはもう一匹のニヒルがいる……。

 その時、大地から巨大な槍が突き出し、地上にいたニヒルを凄まじい勢いで貫いた、デスロードがユリナを守ろうと大地から現れたのだ。

「ぐおぉぉぉぉ!」
 ニヒルが初めて声を上げる、致命打にはならないだろうが、凄まじい勢いでその体の大半が槍に持っていかれたのだ……

 それに合わせてユリナは手をニヒルに向けて突風を起こし、その勢いで地上に素早く着地する。
 そしてユリナは空から落ちてくるニヒルに向け素早く弓で矢を放つ!
 その矢はあっさり躱され二匹目のニヒルはユリナの背後から襲いかかろとしたが、二匹目のニヒルをその背後から真紅の劔が斬り裂いた、ブラッドロードが現れニヒルに戦いを挑む。

 二匹目のニヒルは振り返り様にブラッドロードをその爪で斬り裂こうとしたが、真紅のシールドが変わりに斬り裂かれる、だがそのシールドは血が吹き出す様に直ぐに元に戻った。

「逃げろ……僅かだが……
時がいる……」
ブラッドロードが低く悍しい声で言う。

「お前たち……」
ユリナは戸惑う……。

「去れ!死の主が……
お前の為に……」
デスロードが言った。

 デスロードが貫いたニヒルがその槍を無に返し、デスロードに襲いかかる。
 あまりの事に怒りを覚えたのだろう、凄まじい勢いで巨大なデスロードの足を斬り裂く、デスロードは倒れながらその巨大な手でニヒルを掴み握り潰そうとする。

 ユリナはそのニヒルが持っていたカナの剣を、デスロードの足元で見つけ素早くそれを拾い、そのニヒルの頭を斬り裂く!
 やはり手応えは無いが、素早くもう一体のニヒルにそのまま突っ込む、、ブラッドロードが気を引きつけている時にカナの剣を振りかざし斬りかかろうとしたが……。

 ユリナは一瞬だけ時を止めて斬りつけた‼︎

「グァァァァァ‼︎」
 ニヒルが苦痛の悲鳴をあげた、カナの剣はユリナの後ろの地面に刺さっていた。

 ユリナは時を止めた時に暗黒に持ち替えていたのだ……。
 斬られたニヒルが怒りユリナに襲いかかる、ユリナはもろに殴り飛ばされてしまう。

 素早くブラッドロードがニヒルに斬りつけ、注意を引く……ユリナは初めてニヒルに苦痛を味合わせたのだ……。




その頃……

「しくじっちまった……パリィならこんなミスはしない……くそ!」
 フェルトはルーメンの輝きが消えたのを見て後悔していた。
 部隊を率いていたが遅すぎる為に単身で馬を走らせてユリナの元に急いでいたが間に合いそうに無かった。
「パリィごめんな……お前の未来を……
俺は……守れない……」
 フェルトが悲しく呟いたが、不思議とその声は何処までも響いた。


 その声は未来にいるパリィ・メモリアに届いて居た、パリィは眠りの中でおかしな夢を見はじめる……

 何かに引き込まれて行く感覚を覚える、そして夢の中で瞳を開いた時、森の中にいた少し離れた森の抜けた場所で何かが戦っている。
 パリィは静かにそこに向かい、その目で見たのは見知らぬエルフがアンデットと共に、二匹の同じ魔物と凄まじい戦いを繰り広げている光景だった。
 そのエルフからは絶望感しかパリィは感じる事が出来なかった。


 ユリナは二人のニヒルに追い詰められて行く……絶望がユリナの動きを鈍らせる。
 デスロードが言った言葉も忘れ、ブラッドロードが凄まじい、再生能力を見せ抵抗しユリナがその時間を稼ぐ様な戦いになっている……

 だがついにブラッドロードの首が飛ばされ、ニヒルがその真紅の鎧を完全に爪で貫き無に返されてしまう……

 そしてユリナは気力を振り絞り二匹のニヒルと激しく戦っていた。
 確実にニヒルの動きを先読みして抵抗するが、いつ殺されてもおかしく無い状況であった……ユリナがニヒルの爪を時を止めて躱して斬りかかった時、二体目のニヒルが動きユリナを吹き飛ばした!
 ユリナは多くの悲しみを抱え集中出来ていなかった。

 そしてもう一匹のニヒルがユリナの命を奪いに襲い掛かった時、ユリナは心から死を覚悟した。

「みんな……ごめん……」

 小さくユリナが呟いた時、真っ白な霧が一瞬で全てを包み込んだ、そして誰かが凄まじい速さで駆け寄りユリナを力強く引っ叩いた!
 ユリナは懐かしく温もりのある痛みを感じた、そしてその人はユリナの手を引いて叫ぶ!

「諦めちゃダメ!走って‼︎」

 エルフだ白い髪をしている、少し走りそのエルフは弓を構えて矢を放つ!
 その矢は信じられない軌道を描きニヒルの目を貫いた、野獣の様な叫び声が聞こえる。


「あなたはフェルトの……」
ユリナが不思議に思い聞いた。
「私はパリィ・メモリアあの魔物は何⁈」
パリィが聞く。

「わ、私は……!」
 ユリナは夢でも見てるのかと思ったが、神の瞳でパリィを見た時、パリィの魂が姉のカナだと言う事に気づいた。

 ユリナが守るべき未来でカナが生まれ変わった姿だった。
 ユリナはカナに守られている事に気付いた、そしてその未来を守らないといけない、ユリナの中で絶望が勇気に変わり始める……

「お姉ちゃん……ありがとう……」

「えっ?」
 パリィはユリナの言葉に一瞬戸惑うが、走り続けた。


 やがてニヒルが強大な力を使い、白い霧を無くし始める。
 そして正面に現れ、パリィを鋭い爪で切り裂こうとした時、パリィは剣でそれを受け止め逆にニヒルを斬った!

 ニヒルの傷から血が流れる。
 信じられない光景であったが、ユリナはニヒルの傷を見て気づいた。
 未来から来た剣、つまりこの世界に存在しない物は元から無の為にニヒルは無に返せない……だがそれは同時にこの世界はニヒルに勝てない事を意味する。


「ねぇ!その剣は飾りなの⁈」
パリィがユリナに叫んだその瞬間、ユリナは素早くパリィ背後に現れたニヒルに斬りかかりそして感じた。


 一瞬だがムエルテの力が、ユリナの何かを閉ざした扉を打ち砕いたのを全身で感じた。

 そして叫んだ。

「ニヒル!あなたを必ず止めて見せる!
貴方の思い通りにさせない‼︎」

「一人増えたことで同じことだ!」

「あなたは知らない!あなたの知らない未来がある事を‼︎」
 ユリナがそう叫んだ時、パリィは何かとてつもない力に引き込まれ消えてしまった。



「ちょっ、な、なに!」
パリィは元の世界で目を覚ました。
隣でメーテリアがすやすやと眠っている、パリィはふと魔法の指輪を触って気付いた。
「夢じゃない……」
矢が一本減っていたのだ。


 ユリナはパリィが未来に帰った事を確認した、ユリナが送り返したのだ。
 幾らパリィが強くてニヒルでさえ無に返せない存在でも、命は解らなかったからだ。



「カイナ!逃げるぞ‼︎」
 ムエルテはカイナの元にオプスに導かれていた。
 ムエルテはカイナが必死に石版を守っていた姿を見て我に返り、その石版をこの戦いで命を落とした者達の死を全て注ぎ打ち砕いたのだ。

「ムエルテ様!何故‼︎」
カイナは交戦的なムエルテが、逃げることを選んだ事に驚いた……


「お前だけでも……守らせてくれ……」
 ムエルテはそう言い、右手をカイナに向けると、カイナはムエルテの右手に現れた闇の星に吸い込まれる。

 ムエルテは戦うだけでは守れないものもあると知った、かけがえの無いものを失い、皮肉にも失った後に気付きそれを無駄には出来なかった。

 そしてムエルテは闇の力を手に入れていた、オプスがムエルテに託した様に、オプスがまるで多くを守るようにムエルテに託したように、ムエルテの意思でその力が使えた。

 そしてムエルテは漆黒の霧を生み出し、カイナを襲っていたニヒルの前から立ち去った、無意味な戦いとして去るのでは無く、カイナを守る為に初めて逃げたのだ……。
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