詩集☆幸せの形〜だれかがいる〜

詩☆自然と人

詩☆自然と人


天が泣く天が泣く

涙が雨に変わり
シトシト
シトシト歌う

空が騒ぐ
風が吹く

虫が話してる
虫がペチャクチャ話してる

天が笑う
明るい眼差しで
静かに笑ってる

空が歌う
風が低い声で歌い
時より高い声で
楽しそうに歌う

鳥たちが自由に飛び
花々が喜びの色を輝かせる

自然はいい

人は自然から生まれ
自然の中で生き
人は拾ってはいけない物を…
拾い集めて
大切にしてしまった

自然はそれを捨てなさいと
人に言い続ける
人は気付かないその声に

自然は優しい

そんな人を今でも
時折…怒りながらも
人に恵みを与えてくれる

人はいつ、それに気づくのだろう
人はいつ、その声に気づくのだろう

自然は優しい
きっといつまでも…
人に語りかけ
人が気づくのを待ってくれるだろう

人が自然から産まれた
自然は親として
人を優しく見守ってくれて
人に語りかけている

人はいつ、気づくのだろう
その拾ってはいけない物を
拾い集め大切にしてしまった過ちに

人は作っては
ならない物をつくり
それを大切にしていることに

自然はいつもいつも
そんな人を優しく見守っている