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✯第一章 西の国〜前編〜✯
4話✯早く‼︎帰りなさい‼︎‼︎‼︎✯
しおりを挟む翌日には水の精霊達は十分楽しんだのか、水は静かに消えていった、その消える気配を感じたのか、セリアは精霊達を見送っていた。
「また遊ぼうね!
あとアーティファクト作ってる時は静かにしてねー!」
セリアはそう叫びながら元気に手を振って見送っている。
「セリアちゃん精霊と友達なんですね」
「えぇ、私の自慢の妹です。」
「セリアちゃん、凄く子供っぽいけど幾つなの?」
「本当はセリアは17で私は19です……」
「本当は?」
「あ、気にしなで下さい色んな街で双子で通してるんで」
そう言いながらシャルルとセリエは紅茶を飲みながらくつろいでいた。
シャルルは少し気になったが、何かあれば話してくれるだろうと思い、そう言うことにしておいた。
「やっと精霊さん帰ったよー今度は大人しくしてくれるって」
「良かったね。セリアも飲む?」
シャルルが笑顔で紅茶をすすめてくれる。
「うん、ちょうだい」
シャルルが入れてくれる紅茶はストレートでも美味しいが、セリアはそこに砂糖二つとミルクを入れ、一口のんでほっこりとする。
「私はアーティファクトの材料を用意しますね。明日から作ってみたいんで」
「セリエちゃんなら直ぐに出来ると思いますよ。」
「うん、絶対に出来るよ!」
セリアが言う。
「こら、あなたも結界用のアーティファクトくらい早く作れる様になりなさい、私は材料さえあれば、歩きながら30分位で作れるのよ」
シャルルは誇らしげに言うと……
「結界なら印を結べば、石だって使えるじゃん」
セリアは不満そうに言う。
「じゃ、結界用のアーティファクトを使うのと使わないの違い試してみる?」
「はい!」
セリアが元気よく返事すると、シャルルは微笑みながら二人においでと誘い外に出て行く、三人外に出てからシャルルは、元々貼ってある結界に向けて手をかざした、すると付けていた指輪が光りだして、結界の六箇所からアーティファクトが飛んで来てシャルルの指輪に入っていく。
「さぁ、二人とも同じ範囲の結界を張ってみて」
シャルルは微笑みながら言うと、セリエが頷いて剣を抜いて魔力を高め太古の呪文を詠唱し始める。
「シャルルさん私達の本気の結界は誰にもマネ出来ませんよーだ!
アーティファクトに出来るはずがありません」
セリアがそう笑顔で自慢げに言い瞳を瞑った。
そしてセリアは静かに魔力を高めずに唱え始めた……
「神聖なる光の神よ、我らに安息を与えたまえ……
母なる海に光あらんこと……
大いなる揺りかごたる大地に光あらんこと……
全てを包み安らぎに溢れし空に光あらんこと……
光り輝く全ての命に……
偉大なる光の神の愛と慈しみを……
遥かなる時を超えしその全てに、安らぎと安息の地を与えたまえ……」
(まさかこの祈り……光の最高位の守護陣⁈)
「我らに大いなる光の慈悲と慈愛を!」
セリアが唱え終えた瞬間、セリアの服が純白に染まり、光の翼が背中から現れる、だがセリアはあえて結界を張らずに、自らの体内で温存してファイアーランスを出したが、その炎は消えて槍だけになりそれを持ち何かを待つと、セリエがはっきりと呪文を唱え始める。
「漆黒の闇よ、その全てを混沌に包む闇の女神よ……
死を司り世のことわりを守りし女神よ……
死にまだ早き命ならば……
その力の元に守りたまえ!」
(な……私の知らない呪文……闇の力で守る⁈そんな馬鹿な!)
シャルルは焦りを隠せないでいた。
「我が魂を糧に!」
セリエが叫び瞳を見開いた瞬間に漆黒の翼が現れセリエの剣から闇の力が溢れ出し、そして勢いよく天にかざした。
「サンクトゥアーリウム!」
セリアが槍を天にかざし叫び、セリエも同時に叫んだ!
「ウェルオプス!」
そして二人から魔力が放たれ、セリアの魔力は正三角形を天で描き、セリエの魔力は逆正三角形を描き六芒星を綺麗に描き、光の魔力と闇の魔力が混じりあい一つなり、凄まじい魔力を放出し結界が張られた。
「そんな……光と闇の合成結界だなんて……」
(こんな二人組、魔女でも相手にしたがらないと思う……
私が魔女だった時に出会っても絶対に関わりたくないし、目をつけられたく無い……なんて二人なの)
「シャルルさーん結界張ったよ!」
セリアがそのままの姿で話してくる。
まさに天使である……あの活発すぎてやんちゃで常識が欠けているセリアから神聖さが溢れ出している。
セリエもそのままの姿で艶やかに妖艶さを見せ、ダークな美しさを誇る闇の天使であった。シャルルは頭をかきながら……
(逆じゃないコレ……セリエちゃんの方が絶対天使だよね⁈)
そう思いながら言う。
「二人ともありがとう、本当に驚いたわね……この結界私でも崩せないんじゃないかな?」
「いえーいっ!」
セリアがはしゃいで、セリエと手と手を当てて喜びセリアだけが飛び跳ねる。
「はーい、解ったから結界をしまってくれるかな?」
「はーい!」
セリアとセリエは武器を天にかざして円を描くと、結界の力が武器に戻って行く。
そしてそれぞれの力を宿した輝き放ち続ける。
「じゃあ私が結界を張るわね。」
シャルルがそう言い、手を前に出した瞬間シャルルの指輪から六つの光が飛び出し、一瞬で広範囲に散り、無機質な魔力を放ち結界を張った、それはほんの一二秒で張られ普通に結界を張るより遥かに早かった。
「え?もう?」
セリアが驚いている、無理もないシャルルが作るアーティファクトは最高級品と言う言葉では表現出来ない程に質が高い、それは普通に人間が作れるアーティファクトは多くて50個超えないと言われるが、シャルルは既に1000を超える数を作っている。
それはシャルルがエルフであり、長寿であるからこそ出来る事である、それだけの経験から工夫を重ね、様々な魔法を組み合わせて作られたアーティファクトは超がつく最高級品であった。
シャルルは魔力を高めて結界におくりながら、二人を見て微笑みながら言う。
「セリア壊してみてよ」
「えっいいの?」
「うん、前にセリアが壊した結界だけど私が結界に意識してる時の違いを見せてあげる」
「解ったー!」
セリアは魔力を高めて、結界に向けて放つ!
「ファイアーボーール!」
セリアが放った火球はいつもと違い小さかった、だが様子が違う。
火球は結界に直撃したが爆発はしないで消えてしまった。
「なっ……」
セリエの方が驚いた、セリアのファイアーボールは特殊で二種類ある。
爆発して焼き尽くす普通のタイプと、炎でありながら硬く貫通力を高めたタイプがある。それはセリアが工夫して編み出したファイアーボールで使える者は他に居ない。
その特殊なファイアーボールが消滅したのだ……
「……ふむ」
セリアはそう呟き考えだす。
(セリアちゃんも少しは考えるのね)
シャルルは関心して見ている。
そしてセリア走りだした。
(何か思いついたのかな?簡単には壊せないわよ)
シャルルが見ている。
走り出したセリアはいきなり結界に向けて渾身の力を込めて、それをぶつける様に結界に放つ!
(何も考えてない!いきなり力で来た……)
シャルルはそう思い結界に向けて手を向け魔力の出力を高める。
(でも流石セリアちゃん、本当に強い魔力ね)
「ハァァ!」
セリアが更に魔力を高めぶつけ続ける。
(無駄よ……)
「ファイアーエンジェル!」
(えっ?その状態でもトランス出来るの?)
セリアの背中から美しい炎の翼が生え、セリアの魔力に炎の魔力が加わり、威力が更に増す、セリアが叫ぶ!
「アクアアンゲルス!」
(はいっ?トランスも反属性で出来るの?)
内心シャルルは驚いた声を心であげた、その直後、セリアの背中から美しい水の翼が生える、炎の翼の奥に水の翼があり四枚の翼を持つ大天使を思わせる様な姿になる。
セリアの髪ですら魔力の影響で、水色や炎の色に変化しながら輝いている。
後ろ姿ですら美しいが、セリアはムキになってるだけである。
だがその魔力は凄まじく重くなっていてシャルルも驚いてる場合ではない、更に集中して結界を強くして対応する。
「シャルルさん凄い……セリアの魔力をまだ押さえ込んでる……」
セリエも驚いている……。
「えぇ……それ程でもないわ……でも二人ともこんなに強いのに、なんであの時逃げて来たの?逃げる必要無かったんじゃないの?」
シャルルの言葉に余裕を感じるが、一筋の汗を流してるのにセリエが気付いた。
「コォノォォォー」
その中でもセリアがムキになっている。
「……これ付き合うべきなの?」
シャルルが聞く。
「えぇ……ムキになってますからね……難しいですよね」
セリエが困りながら応える。
「ホーリーエンジェル!」
セリアが更に光の天使の魔法を重ねる。
「……」
シャルルが驚きを超えて、呆れそうになり気付いた……。
「これって突破されたら……あの先の森どうなるの?」
「……無くなっちゃうかも……ですね……」
セリエが応える。
シャルルは尋常じゃない汗をかくが、セリアの背中からは既に神々しい白い翼が生えて六枚の翼が生え揃っている。
「やっやばくない?」
シャルルらしく無い言葉を発した。
見た目は神々しいかも知れないが、セリアは完全にムキになってるだけである。
その結界を突破した後の事は一切考えてない!
無論その先にある森は既に眼中に無く、そこに住んでる動物達を考えてる様子は髪の毛先程も感じられない……
「まだこぉ~わせないのねぇー‼︎
みんなーー仲良くしてねー!
オスクアンゲルス!」
セリアの周りには既に楽しそうに遊んでいる虫程の小さな火の精霊や水の精霊、光の精霊が無数に集まり、時折姿を見れる程に楽しそうに遊んでいる、その精霊達にセリアは明るい笑顔で叫ぶように言ったのだ。
そして精霊達が、
(はーい!)
と返事している様子をシャルルが見て叫んだ。
「いぃぃーーー加減にぃぃしなさい‼︎」
シャルルの優雅さは既に無い……
精霊達はその声を聞いてビクッと驚いている。
(シャルルさんも凄い……精霊さん達が驚いてる……)
セリエも驚いて焦りながら冷静を装い見ている。
だが時すでに遅く、セリアの背中に黒い翼が生えて闇の精霊まで来て遊ぼうとした時。
シャルルは結界に向けていた手の平を力強く握るとセリアが放つ魔力が結界に吸収されはじめた。
小さな精霊達は戸惑い結界に吸い込まれセリアの魔力が弱まった様に見え、魔法の力が消え翼が消えて行く、炎との相性がとてつも無く良いのか炎の翼だけが残るが……
「ふぇぇーーん、こわしぇなかた」
悔しかったのかセリアはその姿のまま膝をついて座り込んでしまう。
炎の翼が地面に届き、草をチリチリと言わせている……
「ふー森を守った……」
シャルルは汗を流しながらそう言い、セリアに歩み寄ろうとした時、結界を構成してるアーティファクトが輝き出す、シャルルが操ってる訳では無い勝手に輝き出したのだ。
「あ……精霊さん……」
セリアが呟いた瞬間、アーティファクトの一つ一つにヒビがはいり輝きが増す!
「なっ、ちょっちょっと……」
シャルルは焦った、今まで結界を魔力吸収に使った事はあるが、吸収して耐えきれなかった事が無かったのだ。
セリアの魔力がいかに強大かをシャルルは改めて思い知る、直ぐにアーティファクトをしまっていた指輪を太陽の光に当てる様に空に向けて叫んだ。
「アプリーレ‼︎」
シャルルが叫んだ直後、六つの結界を構成していたアーティファクトのネジが自然と外れて蓋が開き中の部品が弾け飛んだ。
そして部品以外に吸収した魔力が七色に輝いて空に飛び出して精霊達が空に舞い散る。美しい光景に見えたが、何か聞こえてくる……
「うわーん!酷い目にあったよー」
「あのエルフのお姉さん何?凄いんだけど」
「怖かったよー!」
「あーセリアちゃんまた遊ぼうねー‼︎」
「シャルルって言うんだってーママより怖いよー」
「セリアちゃんまた呼んでね!」
「凄い声だったよね、エルフとは思えないよ」
「きっと怪獣なんだよ」
「こわぁい!」
と言う具合で精霊達はおしゃべりしながら、ふわふわ浮いているとシャルルがスッと手を空に向けて冷たく鋭い目つきで睨み凍りつく様な殺気を放つと……
「はっ早く帰ってオヤツ食べよー」
「あっちの丘にお昼寝しにいかない?」
「また来るからねー‼︎」
帰ろうとしているが、のんびりしている。
「早く‼︎帰りなさい‼︎‼︎‼︎」
シャルルが精霊達に叫んぶと、ぴゅーっと精霊達は驚いて帰って行った。
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