城宝碧輝 モノローグ

布団と炬燵

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モノローグ1

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携帯のアラームを切って、体を起こすと、隣で眠る彼女の姿に口元が緩んだ。

城宝碧輝 モノローグ1

黒いシーツと黒い布団に包まれた白い肌は、いつもよりいっそう白く見え、とても扇情的に見える。頬を撫で、そのまま口紅をつけていないピンクの柔らかな唇に指を触れさせる。

「いつまで寝ているつもりだ?」

長いまつ毛が揺れ、瞳が開く前に、唇を重ねる。

「起きろ、支度するぞ」と告げると、惚けた顔でこちらを見つめるその表情に愛おしさが胸を満たす。彼女を残してベッドから出て、着替えながらコーヒーを淹れる。すると、背中が柔らかくて暖かな感触に包まれた。回された手に自分の手を重ねると、彼女への愛おしさが込み上げてくる。

…幸せだ。

AM7:00  駐車場から車を出し、マンションの下であいつが降りてくるのを車内で待つ。本当はもっと部屋でゆっくりしても良いが、あいつが昨日と同じ服で会社に行くのが嫌だと言うから、あいつの家に寄るためだ。

「やっと来たか」

ドアが開いてあいつが乗り込むのを確認し、車を発進させる。そして、一つ気になる事があったので聞いてみた。

「服を変えても、俺の車で会社に行ったら他の奴らにバレないか?」

運転しながら、横目であいつの反応を見ると、慌てて「コンビニで降ろして!」と言ってきた。笑いをこらえつつ、指示通りにコンビニで降ろしてやる。会社の駐車場に車を置いて事務所に入ると、部下からの挨拶を受け自席へと移動するとあいつと目が合った。

「課長、おはようございます」

なにが、「おはようございます」だ…と笑いそうになったが、よく考えるとまだ挨拶をしていなかった。

「ああ、おはよう」

俺が挨拶を返すと、照れたように微笑みながら他の奴らに見えないよう、小さく手を振りながら自席に戻っていく。あの細いウエストと形のいい尻を見送り、これから仕事かとため息をつく。

ふと、あいつと行った出張を思い出す。…体の相性が良くて可愛がっていたら俺の方がハマっていたなんて、俺は本当にクソ野郎だ。秘密の関係も悪くはないが、いつまでも続けるのはもったいない。今夜あたり俺からねだってみるか。

Fin…
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