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第3章
歪み 04※※
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《perspective:沙雪》
放心状態の亜矢の服に手をかける。そして、ひとつひとつ静かにボタンを外しながら、熱くなった耳朶を喰んだ。
ふと、以前の亜矢の香りと違うことに気付く。抱くたびに、いつも首筋から薫っていたレモンのような甘い香り。
今は、そんな造り物じゃない、石鹸のような清潔感のある香りを、まるで全身から放たれたように纏っていた。
――まさか、“匂い”までも独占していた?
あいつなら遣りかねない、とそんなことを考えてゾッとすると同時に、これからする行為がさらに愉しみになった。
「あいつ相当お前を信じてるんだな。自分以外に感じている亜矢を見たら……どうするかな……」
喉の奥から笑いが溢れる。
「一体、何をっ……」
亜矢は涙を溜めた目で俺を睨んだ。
「何を……する気ですか……」
唇が震えている。完全に怯えきっている。
そこにはもはや、俺の知る泰然とした亜矢の姿はない。
露わになった絹のように滑らかな肌に触れると、びくりと全身を震わせた。
「っああ……っふ……」
亜矢は自分が発するその声に驚いたのか、バッと口を塞ぐ。
「っく……ぅん……ん」
薬のせいで相当敏感になっているのか、面白いくらいに反応する。亜矢は口を手で覆ったまま、愛撫にひたすら耐えていた。
声を我慢するところも酷く扇情的だが……。
「抑えるなよ……お前の声が、聞きたいんだから」
そう言って、亜矢の両腕を脱がしたシャツで縛る。
「い、やだっ……!解いてくださいっ……」
暴れる手足も、胸の突起に舌を這わすとふっと大人しくなった。
「嫌っ……やぁ……ぅ……んんっ」
亜矢はギュッと目を瞑り、血が滲むほど唇を噛み締めていた。
「そんなことをするな。傷つくだろ?」
ペロリと鉄の味がする唇を舐め、逃げ惑う舌を貪りながら、指先で胸の小さな芽を弄ぶ。
「嫌ぁ……っふ……はぁっ……」
苦しそうに、なおも拒否し続ける言葉が響く。それでも、その声は次第に甘く艶のあるものに変わっていった。
首筋に唇を寄せながら、先走りで濡れた亜矢自身に手を伸ばす。すると、脚で蹴るように暴れて、それを拒んだ。
「こんなにダラダラ、液を垂らして大きくさせて……触って欲しいんだろ?」
「い、や……」
庇うように組まれた細い両足を半ば強引に開いて、濡れた中心を直接掴んだ。
「っひ……ぃ……!っあ……ア」
「お前のココ、こんなになってるところ初めて見た。いつもは色素薄いのに、勃つと先の方、赤くなるんだな」
亜矢の目を覗き込むように見つめて「可愛い」と言うと、顔をぐしゃぐしゃに歪ませた。
すばやく手を動かすと、足の爪先まで力を入れて、苦しそうに浅く呼吸をする。
頬は紅潮し息が荒い。理性を飛ばすのも時間の問題だろう。
「っく……ふぁ……あぅ……」
側面を手で擦ったまま、先端を舌で舐めあげると、もはや拒絶の言葉も出ず、半開きの口からひっきりなしに矯声が漏れた。
「お前の達くところ、見せて」
「っや……!」
なけなしの理性で戦っているのか、まるで子供が駄々をこねるように左右に大きく首を振る。それもそうだ。これまで一度も俺に見せたことはない。――屈辱を受けたあの日を除いて。
“その時”の顔を見逃さないように、視線は亜矢に向けたまま吸う力を強めて絶頂に追い込んだ。
「やだっ、や……ぁ……!」
「達けよ」
「だめ、あっ……アッ……!!」
高い声が聞こえ、咥え込んだモノがどくんと脈打ったかと思うと、口の中に大量の精液を吐き出した。
初めて口にするそれを、愛おしむようにゆっくりと嚥下する。
「こんなにたくさん……。最近あいつに抱かれていないだろ。ああ、出張中だったか」
口から漏れた白濁の液を親指で拭い、亜矢に見せ付けるように舐めた。
驚いたように見開かれた目から、ぽろぽろと涙が零れ落ちる。そして恥ずかしいのか、悔しいのか、顔を赤らめパッと視線を外した。
「……自分ですら慰めないなんて、本当に健気だな」
顔を逸らし息を整えている姿を見て、ぽつりと呟いた。
こんなにも、頑なにあいつを待っているなんて……。
亜矢の健気さには心底感心するが、今の俺に同情なんて心は存在しない。
――壊し概がある。幸せいっぱいな亜矢を、この手で辱めてやる。
放心状態の亜矢の服に手をかける。そして、ひとつひとつ静かにボタンを外しながら、熱くなった耳朶を喰んだ。
ふと、以前の亜矢の香りと違うことに気付く。抱くたびに、いつも首筋から薫っていたレモンのような甘い香り。
今は、そんな造り物じゃない、石鹸のような清潔感のある香りを、まるで全身から放たれたように纏っていた。
――まさか、“匂い”までも独占していた?
あいつなら遣りかねない、とそんなことを考えてゾッとすると同時に、これからする行為がさらに愉しみになった。
「あいつ相当お前を信じてるんだな。自分以外に感じている亜矢を見たら……どうするかな……」
喉の奥から笑いが溢れる。
「一体、何をっ……」
亜矢は涙を溜めた目で俺を睨んだ。
「何を……する気ですか……」
唇が震えている。完全に怯えきっている。
そこにはもはや、俺の知る泰然とした亜矢の姿はない。
露わになった絹のように滑らかな肌に触れると、びくりと全身を震わせた。
「っああ……っふ……」
亜矢は自分が発するその声に驚いたのか、バッと口を塞ぐ。
「っく……ぅん……ん」
薬のせいで相当敏感になっているのか、面白いくらいに反応する。亜矢は口を手で覆ったまま、愛撫にひたすら耐えていた。
声を我慢するところも酷く扇情的だが……。
「抑えるなよ……お前の声が、聞きたいんだから」
そう言って、亜矢の両腕を脱がしたシャツで縛る。
「い、やだっ……!解いてくださいっ……」
暴れる手足も、胸の突起に舌を這わすとふっと大人しくなった。
「嫌っ……やぁ……ぅ……んんっ」
亜矢はギュッと目を瞑り、血が滲むほど唇を噛み締めていた。
「そんなことをするな。傷つくだろ?」
ペロリと鉄の味がする唇を舐め、逃げ惑う舌を貪りながら、指先で胸の小さな芽を弄ぶ。
「嫌ぁ……っふ……はぁっ……」
苦しそうに、なおも拒否し続ける言葉が響く。それでも、その声は次第に甘く艶のあるものに変わっていった。
首筋に唇を寄せながら、先走りで濡れた亜矢自身に手を伸ばす。すると、脚で蹴るように暴れて、それを拒んだ。
「こんなにダラダラ、液を垂らして大きくさせて……触って欲しいんだろ?」
「い、や……」
庇うように組まれた細い両足を半ば強引に開いて、濡れた中心を直接掴んだ。
「っひ……ぃ……!っあ……ア」
「お前のココ、こんなになってるところ初めて見た。いつもは色素薄いのに、勃つと先の方、赤くなるんだな」
亜矢の目を覗き込むように見つめて「可愛い」と言うと、顔をぐしゃぐしゃに歪ませた。
すばやく手を動かすと、足の爪先まで力を入れて、苦しそうに浅く呼吸をする。
頬は紅潮し息が荒い。理性を飛ばすのも時間の問題だろう。
「っく……ふぁ……あぅ……」
側面を手で擦ったまま、先端を舌で舐めあげると、もはや拒絶の言葉も出ず、半開きの口からひっきりなしに矯声が漏れた。
「お前の達くところ、見せて」
「っや……!」
なけなしの理性で戦っているのか、まるで子供が駄々をこねるように左右に大きく首を振る。それもそうだ。これまで一度も俺に見せたことはない。――屈辱を受けたあの日を除いて。
“その時”の顔を見逃さないように、視線は亜矢に向けたまま吸う力を強めて絶頂に追い込んだ。
「やだっ、や……ぁ……!」
「達けよ」
「だめ、あっ……アッ……!!」
高い声が聞こえ、咥え込んだモノがどくんと脈打ったかと思うと、口の中に大量の精液を吐き出した。
初めて口にするそれを、愛おしむようにゆっくりと嚥下する。
「こんなにたくさん……。最近あいつに抱かれていないだろ。ああ、出張中だったか」
口から漏れた白濁の液を親指で拭い、亜矢に見せ付けるように舐めた。
驚いたように見開かれた目から、ぽろぽろと涙が零れ落ちる。そして恥ずかしいのか、悔しいのか、顔を赤らめパッと視線を外した。
「……自分ですら慰めないなんて、本当に健気だな」
顔を逸らし息を整えている姿を見て、ぽつりと呟いた。
こんなにも、頑なにあいつを待っているなんて……。
亜矢の健気さには心底感心するが、今の俺に同情なんて心は存在しない。
――壊し概がある。幸せいっぱいな亜矢を、この手で辱めてやる。
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