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ゼラは復讐者になれたのか
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リアンは肩を落とし、ゆっくりとアストの元へと戻って行く。ヒルルは後退りを始め、剣を持たないアストは類まれなる魔力量で属性剣を作り出し、リアンと対峙する。
「やぁっ、嫌だ、死にたくない……」
「ヒルルは下がってくれ! 俺がこいつを殺る!!」
「そうか、お前は未だに、アトラス帝国の傀儡として冒険者を続けていたのか」
「リアン! この期に及んで何を言っている!! 俺はディオーネ王国に名を連ねる英雄の一人だぞ!? 憎きアトラスの言いなりになどなるものか!」
「それが既に、アトラス帝国の思う壷なんだよ。だからアスト、黙って見ていてくれ。これから元凶を炙り出す」
リアンは激しい一撃でアストを殴り飛ばし、一気にヒルルの元へと距離を詰める。かなり早い。二年前の動きとは段違いのスピードだ。
負傷しているヒルルの四肢を拘束し、岩場に磔てリアンは言った。
「もうお前を守る者は消えた。それにイナビアは既にこの世から消えて居なくなった」
「い、嫌っ、イナビア……。嫌アアアアッ!!」
もがくヒルルにリアンは言う。
「好き勝手喚くなッ!!お前らが現れなければ、俺はまだ、夢を追いかけて居られたかもしれないと言うのに……。恨むぞ……アトラスの犬め……!!」
「うぐぅ……!!」
ヒルルはリアンに圧迫され、次第に穴という穴から体液を滲ませる。
その間、次第に起き上がりリアンへと殺気を向けているアストを、俺が拘束する。
「誰だ貴様っ!!」
「黙って見ていろ、あれが、真実だ」
「ぐぅぅ……。離せっ!! ヒルル!! 頼む!! 逃げてくれっ!!!」
俺は慟哭するアストを地に押さえつけ、リアンとヒルルの方向へと、顎を向けさせる。そして、口元に土魔法による岩石を癒着させ、静かにさせる。
リアンは怒りに支配されつつも、冷静にヒルルと対峙している。
「……なぁ、お前の脳を割る前に、お前の口から聞きたい。お前達はこの二年間、何を感じて生きてきた?」
「そ、そんなの、考えた事無いわよ! 私だって、仕方が無かった! アストの為を思って……」
リアンはヒルルを拘束する触手へと、一気に力を込めた。節々の骨が軋み、ヒルルの顔がわなわなと震え上がる。
「今度は、アトラスを恣意的に騙した。そうだろう?」
ヒルルは心を見透かされた事に驚嘆する。すると苦しさにボロボロと涙を流しながらも、絶え絶えにリアンの問に答えた。
「えぇ……。だからもう……。ここへ来るしか無かった……。じきに、私たちはアトラスから狙われる、から……」
「何故、戦わない。何故、逃げる?」
「アトラス帝国には誰しも……敵いやしないからよ!!」
「そうか、それが最期の言葉だな」
「待って! まだ、殺さないで!!」
「どうした? 後はお前の脳に直接聞くから不要だ。俺は真理が知りたい。その為に、この体を手に入れたのだから……」
リアンは怯えるヒルルの眼に顔を近づけ脅迫する。
「俺に、偽りは通用しない」
「アストッ……愛してる……」
ヒルルはそのまま、イナビアと同様に脳を掻き回され、最後まで涙を流し、静かに絶命した。
「ふぅむ、どうやら、本物の愛だった様だ」
リアンは意外そうに舌舐めずりをし、こちらを見やる。激しく悶え、慟哭するアスト。それを押え付ける俺を見て、リアンは一瞬で状況を理解する。
俺とリアンは笑い合う。
「ほう、先程からちょっかいを出していた協力者がようやく姿を現したようだな」
「よう、雰囲気変わったな」
「盾を捨てたからだろう。失うものが無ければ守る必要も何も無い」
リアンは静かに答える。俺の足元では押さえつけているアストが、モゴモゴと何かを話している。
「その体、不死身か?」
「不死身では無いだろう。命が燃えている事だけは感じられている」
「そうか。こいつ、どうする?」
俺は足元に転がるアストの処遇をリアンに尋ねてみる。
「無論、殺す」
「だよな、なら、譲ってやるよ」
「ん゛っ!?」
俺はアストをリアンへと蹴って差し出す。
「……ディンはどうしてここへ戻ってきた?」
「仕事さ。俺は今、アトラス帝国直下の計画の一部を担っている」
「ならば俺がやらなくても、お前が殺っていた、ということか……」
「つまりは、そうなるな」
「了解した」
「ん゛ーーーー!!ん゛っーーー!!!」
リアンはアストの頭を変形させた大きな口で覆い、噛みちぎる。
ガリッ、ボリッ……ゴクンッ。
リアンの咀嚼音と共に、止めどなく流れる体液は、アストの死を意味する。
やがて、リアンは重いため息を吐き出した。
「何か、知れたのか?」
「あぁ、こいつはもう腐ってやがった。救えねぇよ」
「……そうか」
「俺が第五層守護者なのは聞いていたよな……?」
「聞いていたが、どうかしたのか」
俺の問いに対して、リアンは言葉を紡いだ。
ここ、アルケーの塔において魂の呪縛が施されていること。リアンの体に孕む幾つもの意識と、その苦しみの声に耐え切れないこと。
最後に、もう、楽になりたいと呟いた。
それからリアンは、目の前で自分の首を割いて見せた。自分の意とは反して即座に修復される体。
リアンは涙を流して、俺に訴えかけてきた。
「どうだ? 気色悪いだろう……? この体にとって俺の意識なんて、あってないようなものだ……」
「あぁ、本当に変わっちまったな」
「どうか、頼む……。お前なら、この苦しみがわかるはずだ……」
「甘えるな、とは言いたいが……。昔の好だ……。苦しませず逝かせてやるよ」
俺が言うと、リアンは膝をつき、天を仰いだ。
「たった二年。だが、その二年間が俺にとっては長かった……」
様々な怨念によって創り出されたキマイラと共存したリアンにとって、二年の月日は悠久のように思えたのだろう。
同情したってしきれないが、今の俺に出来ることはそんなリアンを楽にしてやれることだけだった。
やがて、リアンは満足そうに笑い、言った。
「もし、生まれ変われるのなら……。その時はまた、会えると良いな」
「……全くだな」
ーーこの二年、俺はリアンを殺す為に力をつけて来たのか……?
違うだろうが。
そんな意に反して俺は、持てる最大限の力を持ってリアンを消した。
ありがとう……と幻聴のようなものが聞こえる。
結局今回、俺は仕事を全うせず、ほとんどリアンに手を汚させてしまった。
そして、リオンの身体から放たれた硝煙から一粒の魔石が創り出された。
俺はその魔石を握り締めた。
一気に流れ出す、ディオーネ王国に生きた者達の記憶や怨念。
アトラス帝国の悪行。ディオーネ王国の闇。
その中には、イナビア、ヒルルの記憶も混在していた。
こんなにも悲しい結末が待っていただなんて、俺は強くなった意味が分からなくなった。
それに、リアン。
生きる意味を無くしたのは、俺もだ。
俺も、リアンと同じく、アストに人生を狂わされた一人だ。
二度と……同じ悲しみは連鎖させたくない。
だから、新たに決意を固める。
次は、アトラス帝国。
全ての元凶、アトラス帝国を、俺の手で潰す。
「やぁっ、嫌だ、死にたくない……」
「ヒルルは下がってくれ! 俺がこいつを殺る!!」
「そうか、お前は未だに、アトラス帝国の傀儡として冒険者を続けていたのか」
「リアン! この期に及んで何を言っている!! 俺はディオーネ王国に名を連ねる英雄の一人だぞ!? 憎きアトラスの言いなりになどなるものか!」
「それが既に、アトラス帝国の思う壷なんだよ。だからアスト、黙って見ていてくれ。これから元凶を炙り出す」
リアンは激しい一撃でアストを殴り飛ばし、一気にヒルルの元へと距離を詰める。かなり早い。二年前の動きとは段違いのスピードだ。
負傷しているヒルルの四肢を拘束し、岩場に磔てリアンは言った。
「もうお前を守る者は消えた。それにイナビアは既にこの世から消えて居なくなった」
「い、嫌っ、イナビア……。嫌アアアアッ!!」
もがくヒルルにリアンは言う。
「好き勝手喚くなッ!!お前らが現れなければ、俺はまだ、夢を追いかけて居られたかもしれないと言うのに……。恨むぞ……アトラスの犬め……!!」
「うぐぅ……!!」
ヒルルはリアンに圧迫され、次第に穴という穴から体液を滲ませる。
その間、次第に起き上がりリアンへと殺気を向けているアストを、俺が拘束する。
「誰だ貴様っ!!」
「黙って見ていろ、あれが、真実だ」
「ぐぅぅ……。離せっ!! ヒルル!! 頼む!! 逃げてくれっ!!!」
俺は慟哭するアストを地に押さえつけ、リアンとヒルルの方向へと、顎を向けさせる。そして、口元に土魔法による岩石を癒着させ、静かにさせる。
リアンは怒りに支配されつつも、冷静にヒルルと対峙している。
「……なぁ、お前の脳を割る前に、お前の口から聞きたい。お前達はこの二年間、何を感じて生きてきた?」
「そ、そんなの、考えた事無いわよ! 私だって、仕方が無かった! アストの為を思って……」
リアンはヒルルを拘束する触手へと、一気に力を込めた。節々の骨が軋み、ヒルルの顔がわなわなと震え上がる。
「今度は、アトラスを恣意的に騙した。そうだろう?」
ヒルルは心を見透かされた事に驚嘆する。すると苦しさにボロボロと涙を流しながらも、絶え絶えにリアンの問に答えた。
「えぇ……。だからもう……。ここへ来るしか無かった……。じきに、私たちはアトラスから狙われる、から……」
「何故、戦わない。何故、逃げる?」
「アトラス帝国には誰しも……敵いやしないからよ!!」
「そうか、それが最期の言葉だな」
「待って! まだ、殺さないで!!」
「どうした? 後はお前の脳に直接聞くから不要だ。俺は真理が知りたい。その為に、この体を手に入れたのだから……」
リアンは怯えるヒルルの眼に顔を近づけ脅迫する。
「俺に、偽りは通用しない」
「アストッ……愛してる……」
ヒルルはそのまま、イナビアと同様に脳を掻き回され、最後まで涙を流し、静かに絶命した。
「ふぅむ、どうやら、本物の愛だった様だ」
リアンは意外そうに舌舐めずりをし、こちらを見やる。激しく悶え、慟哭するアスト。それを押え付ける俺を見て、リアンは一瞬で状況を理解する。
俺とリアンは笑い合う。
「ほう、先程からちょっかいを出していた協力者がようやく姿を現したようだな」
「よう、雰囲気変わったな」
「盾を捨てたからだろう。失うものが無ければ守る必要も何も無い」
リアンは静かに答える。俺の足元では押さえつけているアストが、モゴモゴと何かを話している。
「その体、不死身か?」
「不死身では無いだろう。命が燃えている事だけは感じられている」
「そうか。こいつ、どうする?」
俺は足元に転がるアストの処遇をリアンに尋ねてみる。
「無論、殺す」
「だよな、なら、譲ってやるよ」
「ん゛っ!?」
俺はアストをリアンへと蹴って差し出す。
「……ディンはどうしてここへ戻ってきた?」
「仕事さ。俺は今、アトラス帝国直下の計画の一部を担っている」
「ならば俺がやらなくても、お前が殺っていた、ということか……」
「つまりは、そうなるな」
「了解した」
「ん゛ーーーー!!ん゛っーーー!!!」
リアンはアストの頭を変形させた大きな口で覆い、噛みちぎる。
ガリッ、ボリッ……ゴクンッ。
リアンの咀嚼音と共に、止めどなく流れる体液は、アストの死を意味する。
やがて、リアンは重いため息を吐き出した。
「何か、知れたのか?」
「あぁ、こいつはもう腐ってやがった。救えねぇよ」
「……そうか」
「俺が第五層守護者なのは聞いていたよな……?」
「聞いていたが、どうかしたのか」
俺の問いに対して、リアンは言葉を紡いだ。
ここ、アルケーの塔において魂の呪縛が施されていること。リアンの体に孕む幾つもの意識と、その苦しみの声に耐え切れないこと。
最後に、もう、楽になりたいと呟いた。
それからリアンは、目の前で自分の首を割いて見せた。自分の意とは反して即座に修復される体。
リアンは涙を流して、俺に訴えかけてきた。
「どうだ? 気色悪いだろう……? この体にとって俺の意識なんて、あってないようなものだ……」
「あぁ、本当に変わっちまったな」
「どうか、頼む……。お前なら、この苦しみがわかるはずだ……」
「甘えるな、とは言いたいが……。昔の好だ……。苦しませず逝かせてやるよ」
俺が言うと、リアンは膝をつき、天を仰いだ。
「たった二年。だが、その二年間が俺にとっては長かった……」
様々な怨念によって創り出されたキマイラと共存したリアンにとって、二年の月日は悠久のように思えたのだろう。
同情したってしきれないが、今の俺に出来ることはそんなリアンを楽にしてやれることだけだった。
やがて、リアンは満足そうに笑い、言った。
「もし、生まれ変われるのなら……。その時はまた、会えると良いな」
「……全くだな」
ーーこの二年、俺はリアンを殺す為に力をつけて来たのか……?
違うだろうが。
そんな意に反して俺は、持てる最大限の力を持ってリアンを消した。
ありがとう……と幻聴のようなものが聞こえる。
結局今回、俺は仕事を全うせず、ほとんどリアンに手を汚させてしまった。
そして、リオンの身体から放たれた硝煙から一粒の魔石が創り出された。
俺はその魔石を握り締めた。
一気に流れ出す、ディオーネ王国に生きた者達の記憶や怨念。
アトラス帝国の悪行。ディオーネ王国の闇。
その中には、イナビア、ヒルルの記憶も混在していた。
こんなにも悲しい結末が待っていただなんて、俺は強くなった意味が分からなくなった。
それに、リアン。
生きる意味を無くしたのは、俺もだ。
俺も、リアンと同じく、アストに人生を狂わされた一人だ。
二度と……同じ悲しみは連鎖させたくない。
だから、新たに決意を固める。
次は、アトラス帝国。
全ての元凶、アトラス帝国を、俺の手で潰す。
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