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幼少期
初めての模擬戦です。
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相手役の騎士と相対すると、私と騎士の間に緊張感が漂い始めた。
緊張で昂ぶってきた精神を鎮めるため、目を瞑ってゆっくり深呼吸をする。
以前、誰かがゲームの『リュート様』の剣術のことを『リューティカ様が持つ凛とした雰囲気としなやかさを併せ持つ、強く美しい剣だ』と評していた。
私はその剣を目指すのだ。
そう思いながら目を開くと、少しだけ落ち着いたのが分かった。
準備ができたと合図するように相手の騎士に目を合わせ、お互いに一礼して抜剣し、構える。
「———始め!」
アックスの声が聞こえたと同時、私は騎士に向かって走り出した。
私はまだ四歳だし、体格が小さすぎて正直無闇に攻撃していたらあっさり負けるのは必至。
まだ八歳のセイル兄様にさえ力勝負では押し負けるのだから、相手が成人男性の騎士ならば負けない方がおかしいだろう。
だから、力勝負はしない。
「…はっ!」
逆に、相手はこんな子供相手には技で勝とうとするよりも力で勝つ方が容易いと考えるだろう。
そして、負けるわけがない、とも。
それはきっと、正しい。
…相手が、天才でなければ。
「…ふっ!」
力任せ…というわけではないけれど、繊細さというよりは力に重点を置いた攻撃をしてくる騎士。
私はアックスに教わった『受け流し』の技を使い、あまり力を使うことなくその攻撃をいなしていく。
力は使っていないが、とても集中力を必要とする技だ。
でも、この技は無意識で出来るくらいまで高めなければならないとアックスが言っていた。
この技にこんなに集中力を必要とするようじゃ、『リュート様』の剣技には程遠いということだろう。
「……っ!」
騎士が自分の剣から伝わる手応えが小さいことに違和感を覚えたらしく、先程から攻撃のパターンを変えてきている。
今のところは全て捌けているけど、集中力がいつまで持つか分からない。
このまま今の状態を続けていたら負けてしまう。
相手もそれが分かっているからか、大胆な攻撃は仕掛けてこない。
…なら、こっちから仕掛けるしかない。
「…くっ…」
私は対応しきれなくなってきた、という風に攻撃を捌くスピードを徐々に遅らせていく。
それを勝機と捉えたのか、騎士の攻撃の手に力が入ったのが分かった。
私は攻撃のスピードと重さに耐えきれず、バランスを崩す…ふりをした。
すると、騎士はトドメとばかりに大きく剣を動かす。
大きく動かした分、今までになかった隙が一瞬できたのを私は見逃さなかった。
相手の剣が私に届くよりも一瞬早く、私は騎士の懐に大きく踏み込む。
いきなり懐に入った私に、騎士は驚いた様子で少し対応が遅れた。
これを勝機と見た私がさらに一歩踏み込むと、騎士はなんとか後ろに下がろうとして足を踏み出す。
バランスを崩すチャンスだと思い、踏み出した先へ足を置く。
その足に躓いて後ろに倒れこんだ騎士が体勢を立て直す前に、私は騎士の上に乗るようにして首筋に剣を突きつけた。
「……やめ!」
アックスの声が響く。
その声を聞き、私は現実に戻ってきたような感覚がした。
聞こえなくなっていた周りの音が聞こえ出す。
どれだけ集中していたのか、自分が汗をかいていることにも気がつかなかった。
倒れた騎士の上からどくと、騎士はすぐに立ち上がる。
互いに一礼し、模擬戦は終了。
相手をしてくれた騎士にお礼を言った後、私は今の模擬戦の評価を聞くためにアックスの元へ向かった。
「そのお歳でレーツェル家の騎士を制するとは…。見事です!セイラート様も八歳であの内容の試合が出来るのですから、やはり蛙の子は蛙ということなのでしょうな!」
そう言って豪快に笑うアックス。
褒めてくれるのは嬉しいけど、私としては素直に喜ぶのはまだ早いと思うし、微妙な気分。
「…いえ。今僕が勝てたのは、騎士が油断していたのと、僕に対する攻撃を少し躊躇っていたからでしょう。それに、本来は魔法も使うのでしょうし。これが実戦ならば、確実に負けていたと思います。運が良かっただけです」
そう、今の試合は模擬戦だから勝てたのだ。
もしこれが実戦だったとしたら、多分騎士は最初に今の私では対応しきれないスピードと重さの攻撃を仕掛けてきただろう。
初撃でそんなことをされたら、集中力を要する受け流しなどきっとできなかった。
それに、私が公爵家次期当主であり自らの護衛対象であるのと、私の見た目が幼いのも相まって、騎士には全力の攻撃を躊躇っている節があったのだ。
いつもは魔法も使った戦略で戦っているのだし、今回は騎士にとって相当戦いにくい試合だったはず。
まあ相手の騎士も見たところまだ十六、七くらいの青年だし、色々慣れていなかったのだろう。
セイル兄様の相手は二十代半ばくらいの人だったので、担当が逆だったら結果も逆だったと思われる。
「…ふむ、そこまで分かっておるならば私からの指導は『受け流し』についてだけです。体術は及第点ですし、試合運びも悪くはありませんでした。まあ力も足りませんが、幼いうちから筋肉をつけ過ぎるのもあまり良くありませんからな!」
確かに、小さい頃から筋トレとかスポーツを本格的にやっちゃうと身長が伸びにくくなるとかよく聞くよね。
…しかし、初めてだったのによくあんなに動けたな、自分。
しかも剣を扱う上での身のこなしやよろける演技も、半ば本能的に出来てしまった。
…やっぱりゲームでの『リュート様』の優秀さは、自分で努力したお陰ももちろんあるだろうけど、元が天才なのも大きいんだろうなあ。
アックスからさっきの受け流しについてのダメ出しと今後の課題を聞き終わると、セイル兄様が近づいてきた。
「セイル兄様!どうでしたか?」
「すごいよ、リュート!確かに騎士に油断があったかもしれないけれど、それでも公爵家に入れるような騎士には勝てないのが普通なんだから!」
おお…なんかセイル兄様のテンションが高いな。
そんなに喜んでもらえるなら頑張った甲斐があるというものだ。
いつもより強めのなでなでを堪能しながら返事をする。
「ありがとうございます!」
エルクは見ていてくれたかな、と思ってエルクの方へ視線を向ける。
すると、エルクは私たちの方を見ていた。
私とセイル兄様を見つめるエルクの瞳が、心なしかキラキラ輝いている気がする。
けれど私たちの視線が自分に注がれているのが分かると、パッと目を逸らしてしまった。
ちょっと頬が赤いし、照れ隠しなのかな?
この様子なら、エルクにかっこいいところを見せるという私の目的は達成出来たようだ。
セイル兄様と一緒に笑顔でエルクに手を振っていると、アックスが話しかけてきた。
「それでは、ここからは先程見つかった課題を中心に稽古していきましょう!」
「「はい!」」
そこから、模擬戦で相手役をしてくれた騎士と組んで稽古を行う。
アックスが片方を見ている時は騎士が指導をしてくれるので、時間を有意義に使えるとても充実した稽古になった。
「今日の稽古はここまで!次からもこのような形の稽古になりますぞ。やはり強くなる為には試合をして経験を積むのが良いですからな。もう少ししたら魔法を取り入れた試合もやりますぞ!」
「「はい!ありがとうございました!」」
最初と同じように礼をして、稽古は終わる。
いやあ、今日はいつもより時間は短かったけど疲れたなあ。
それにしても、もう少ししたら魔法を取り入れた試合をするってアックスは言ってたけど、それをやり始めたら実力じゃなくてハイルやアインの力で勝ってしまいそうだ。
もちろん、戦略や相手の実力次第では普通に負けると思うけど、やっぱり高位精霊というのは伊達じゃないからね。
まあそれも実力のうちだと言われればそうなんだけど、もしそれで勝ち続けてしまったら自分は強いのだと自惚れた挙句足元を掬われるなんて事態になりかねない。
気をつけないと。
「あ、エルクがこっちに来るね」
エルクがこちらに向かって歩いてきた。
私の横に来たけれど、さっきのように服を掴むことはせず、チラッチラッと私の手を見てはすぐに視線を逸らすという行為を繰り返している。
…これはもしかして、手を繋ぎたい、とか?
それならそう言ってくれて良いのに。
そう思いながら、私はエルクの手をとってキュッと握る。
「エルク、手繋ぎたいならいつでもそう言ってくれればいいからね?」
「……」
返事はせずにそっぽを向いていたけれど、その代わり手を離そうとはしないエルク。
なんか耳が赤い気がするけど、嬉しいのかな?
素直じゃないなあ。
あーかわいい。
そんなエルクを見ながらほっこりしていると、セイル兄様が口を開いた。
「それじゃあリュート、エルク、戻ろうか。汗掻いちゃったし、お風呂に入りたいね」
…げっ!
お風呂のこと忘れてた!
セイル兄様はいつも別だからいいとして、エルクは…。
この調子だとエルクは私から離れそうにないし、着替えは良くても一緒にお風呂は流石に無理だし、どうしよう?!
緊張で昂ぶってきた精神を鎮めるため、目を瞑ってゆっくり深呼吸をする。
以前、誰かがゲームの『リュート様』の剣術のことを『リューティカ様が持つ凛とした雰囲気としなやかさを併せ持つ、強く美しい剣だ』と評していた。
私はその剣を目指すのだ。
そう思いながら目を開くと、少しだけ落ち着いたのが分かった。
準備ができたと合図するように相手の騎士に目を合わせ、お互いに一礼して抜剣し、構える。
「———始め!」
アックスの声が聞こえたと同時、私は騎士に向かって走り出した。
私はまだ四歳だし、体格が小さすぎて正直無闇に攻撃していたらあっさり負けるのは必至。
まだ八歳のセイル兄様にさえ力勝負では押し負けるのだから、相手が成人男性の騎士ならば負けない方がおかしいだろう。
だから、力勝負はしない。
「…はっ!」
逆に、相手はこんな子供相手には技で勝とうとするよりも力で勝つ方が容易いと考えるだろう。
そして、負けるわけがない、とも。
それはきっと、正しい。
…相手が、天才でなければ。
「…ふっ!」
力任せ…というわけではないけれど、繊細さというよりは力に重点を置いた攻撃をしてくる騎士。
私はアックスに教わった『受け流し』の技を使い、あまり力を使うことなくその攻撃をいなしていく。
力は使っていないが、とても集中力を必要とする技だ。
でも、この技は無意識で出来るくらいまで高めなければならないとアックスが言っていた。
この技にこんなに集中力を必要とするようじゃ、『リュート様』の剣技には程遠いということだろう。
「……っ!」
騎士が自分の剣から伝わる手応えが小さいことに違和感を覚えたらしく、先程から攻撃のパターンを変えてきている。
今のところは全て捌けているけど、集中力がいつまで持つか分からない。
このまま今の状態を続けていたら負けてしまう。
相手もそれが分かっているからか、大胆な攻撃は仕掛けてこない。
…なら、こっちから仕掛けるしかない。
「…くっ…」
私は対応しきれなくなってきた、という風に攻撃を捌くスピードを徐々に遅らせていく。
それを勝機と捉えたのか、騎士の攻撃の手に力が入ったのが分かった。
私は攻撃のスピードと重さに耐えきれず、バランスを崩す…ふりをした。
すると、騎士はトドメとばかりに大きく剣を動かす。
大きく動かした分、今までになかった隙が一瞬できたのを私は見逃さなかった。
相手の剣が私に届くよりも一瞬早く、私は騎士の懐に大きく踏み込む。
いきなり懐に入った私に、騎士は驚いた様子で少し対応が遅れた。
これを勝機と見た私がさらに一歩踏み込むと、騎士はなんとか後ろに下がろうとして足を踏み出す。
バランスを崩すチャンスだと思い、踏み出した先へ足を置く。
その足に躓いて後ろに倒れこんだ騎士が体勢を立て直す前に、私は騎士の上に乗るようにして首筋に剣を突きつけた。
「……やめ!」
アックスの声が響く。
その声を聞き、私は現実に戻ってきたような感覚がした。
聞こえなくなっていた周りの音が聞こえ出す。
どれだけ集中していたのか、自分が汗をかいていることにも気がつかなかった。
倒れた騎士の上からどくと、騎士はすぐに立ち上がる。
互いに一礼し、模擬戦は終了。
相手をしてくれた騎士にお礼を言った後、私は今の模擬戦の評価を聞くためにアックスの元へ向かった。
「そのお歳でレーツェル家の騎士を制するとは…。見事です!セイラート様も八歳であの内容の試合が出来るのですから、やはり蛙の子は蛙ということなのでしょうな!」
そう言って豪快に笑うアックス。
褒めてくれるのは嬉しいけど、私としては素直に喜ぶのはまだ早いと思うし、微妙な気分。
「…いえ。今僕が勝てたのは、騎士が油断していたのと、僕に対する攻撃を少し躊躇っていたからでしょう。それに、本来は魔法も使うのでしょうし。これが実戦ならば、確実に負けていたと思います。運が良かっただけです」
そう、今の試合は模擬戦だから勝てたのだ。
もしこれが実戦だったとしたら、多分騎士は最初に今の私では対応しきれないスピードと重さの攻撃を仕掛けてきただろう。
初撃でそんなことをされたら、集中力を要する受け流しなどきっとできなかった。
それに、私が公爵家次期当主であり自らの護衛対象であるのと、私の見た目が幼いのも相まって、騎士には全力の攻撃を躊躇っている節があったのだ。
いつもは魔法も使った戦略で戦っているのだし、今回は騎士にとって相当戦いにくい試合だったはず。
まあ相手の騎士も見たところまだ十六、七くらいの青年だし、色々慣れていなかったのだろう。
セイル兄様の相手は二十代半ばくらいの人だったので、担当が逆だったら結果も逆だったと思われる。
「…ふむ、そこまで分かっておるならば私からの指導は『受け流し』についてだけです。体術は及第点ですし、試合運びも悪くはありませんでした。まあ力も足りませんが、幼いうちから筋肉をつけ過ぎるのもあまり良くありませんからな!」
確かに、小さい頃から筋トレとかスポーツを本格的にやっちゃうと身長が伸びにくくなるとかよく聞くよね。
…しかし、初めてだったのによくあんなに動けたな、自分。
しかも剣を扱う上での身のこなしやよろける演技も、半ば本能的に出来てしまった。
…やっぱりゲームでの『リュート様』の優秀さは、自分で努力したお陰ももちろんあるだろうけど、元が天才なのも大きいんだろうなあ。
アックスからさっきの受け流しについてのダメ出しと今後の課題を聞き終わると、セイル兄様が近づいてきた。
「セイル兄様!どうでしたか?」
「すごいよ、リュート!確かに騎士に油断があったかもしれないけれど、それでも公爵家に入れるような騎士には勝てないのが普通なんだから!」
おお…なんかセイル兄様のテンションが高いな。
そんなに喜んでもらえるなら頑張った甲斐があるというものだ。
いつもより強めのなでなでを堪能しながら返事をする。
「ありがとうございます!」
エルクは見ていてくれたかな、と思ってエルクの方へ視線を向ける。
すると、エルクは私たちの方を見ていた。
私とセイル兄様を見つめるエルクの瞳が、心なしかキラキラ輝いている気がする。
けれど私たちの視線が自分に注がれているのが分かると、パッと目を逸らしてしまった。
ちょっと頬が赤いし、照れ隠しなのかな?
この様子なら、エルクにかっこいいところを見せるという私の目的は達成出来たようだ。
セイル兄様と一緒に笑顔でエルクに手を振っていると、アックスが話しかけてきた。
「それでは、ここからは先程見つかった課題を中心に稽古していきましょう!」
「「はい!」」
そこから、模擬戦で相手役をしてくれた騎士と組んで稽古を行う。
アックスが片方を見ている時は騎士が指導をしてくれるので、時間を有意義に使えるとても充実した稽古になった。
「今日の稽古はここまで!次からもこのような形の稽古になりますぞ。やはり強くなる為には試合をして経験を積むのが良いですからな。もう少ししたら魔法を取り入れた試合もやりますぞ!」
「「はい!ありがとうございました!」」
最初と同じように礼をして、稽古は終わる。
いやあ、今日はいつもより時間は短かったけど疲れたなあ。
それにしても、もう少ししたら魔法を取り入れた試合をするってアックスは言ってたけど、それをやり始めたら実力じゃなくてハイルやアインの力で勝ってしまいそうだ。
もちろん、戦略や相手の実力次第では普通に負けると思うけど、やっぱり高位精霊というのは伊達じゃないからね。
まあそれも実力のうちだと言われればそうなんだけど、もしそれで勝ち続けてしまったら自分は強いのだと自惚れた挙句足元を掬われるなんて事態になりかねない。
気をつけないと。
「あ、エルクがこっちに来るね」
エルクがこちらに向かって歩いてきた。
私の横に来たけれど、さっきのように服を掴むことはせず、チラッチラッと私の手を見てはすぐに視線を逸らすという行為を繰り返している。
…これはもしかして、手を繋ぎたい、とか?
それならそう言ってくれて良いのに。
そう思いながら、私はエルクの手をとってキュッと握る。
「エルク、手繋ぎたいならいつでもそう言ってくれればいいからね?」
「……」
返事はせずにそっぽを向いていたけれど、その代わり手を離そうとはしないエルク。
なんか耳が赤い気がするけど、嬉しいのかな?
素直じゃないなあ。
あーかわいい。
そんなエルクを見ながらほっこりしていると、セイル兄様が口を開いた。
「それじゃあリュート、エルク、戻ろうか。汗掻いちゃったし、お風呂に入りたいね」
…げっ!
お風呂のこと忘れてた!
セイル兄様はいつも別だからいいとして、エルクは…。
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