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待ちに待った外出
今は、まだ
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「やっと会えたわね、リアナの愛し子」
色気を帯びた妖艶な声に、思わず息を呑む。
誰なの? なんで私を愛し子と呼ぶの? 何が目的なの?
頭に多くの疑問が浮かぶが、最終的ににこう思ってしまった。
ーーこの目の前の怪物の手から、私は逃れられない。
視界が遮られていても、目の前の怪物の凄まじい魔力を肌で感じられる。それを前に、どうして抗えると思えようか。
「…」
黙り込んだ私に、その存在は私の顎を軽く持ち上げ、クスクスと笑う。いつの間にか、口をふさいでいたものは外されていた。
「…あら、そんなに警戒しなくても、今はまだ何もしないわよ」
その言葉に、さらに警戒を強める。
「今はということは、いつかは危害を与えるつもりなの?」
「まあまあ、細かいことは気にしないの。今日はあなたを直接確認したかっただけ……あら、よかったわね。もう助けが来たみたいよ」
突如、ドガンッ、と大きな音が聞こえたと思うと、すっと体がぬくもりにつつまれ、持ち上げられる感覚がした。そのぬくもりと落ち着く香りに覚えがあって、その人を呼んでみる。
「…お父様?」
「ああアイシャ、お父様だよ。本当に、無事でよかった…」
ぎゅっとお父様の腕に力がこもる。
どれだけ心配されたか伝わってきて、自分が情けなくなる。
私が油断しなければ。いや、そもそも、私がくだらないことで意地を張らなければ…まあ、レイ兄さまが私をからかったことはまだ許してないけど! …ダメだわ、今私は反省中なのよ、反省中………って、
「あいつは!?」
目隠しが外され、周りを見まわしてみるが、あいつらしき者はいない。
するとお父様は深刻な表情をして、私の顔を覗き込む。
「あいつって、アイシャを誘拐したごm…奴らの事かい? 安心していいよ。今頃全員捕らえられているはずだ」
…ごみって言おうとしたのを言い直したのはさておき。私は、安堵の笑みを顔に浮かべた。
「ありがとう、お父様。それと、折角のお母様との記念日を台無しにしてごめんなさい」
「アイシャが無事ならいいんだよ。ほら、レイもベルもとても心配しているよ。早く戻って安心させてやろう」
私が頷くのを確認すると、お父様は足を進めた。
私がいた場所を振り返ってみるが、他の誰かがいたような形跡はない。
お父様はああ言うが、あの怪物がそう簡単に捕まるわけがない。というか、先ほどまで目の前にいたのだから、お父様が入ってくる前に逃げたのだろう。今でもあの膨大な魔力の感覚が肌に残っている。夢ではないのは確かだ。
とりあえず今は、朝からはしゃぎまわったのもあって疲れたから、またあとで考えよう.........
◇◇◇
いつの間にか寝ていたらしく、気づいた時には公爵邸に着いていた。そしてお父様が扉を開けた瞬間、何かが私の前に飛び込んできて、抱きしめられる。それがレイ兄様だと気づくのに、長い時間はかからなかった。
「アイシャ!」
「れ、レイ兄様…? 苦しいわ……」
「ごめん、ごめんね、全部僕のせいだ。僕がお兄ちゃんなのに、しっかりしなきゃいけないのに、いくら可愛いからってアイシャの気持ちを考えもせずにからかったりして、怒らせて…」
まさか、こんなにレイ兄様が自分を責めていたなんて。でも、よく考えてみれば当然だ。妹が喧嘩してどこかへ行ってしまって、そのまま行方不明になったのだから。
「私も、勝手にどこかへ行ってしまってごめんなさい…」
すると、私とレイ兄様の間に入ったお母さまが、私たちを抱き寄せた。お父様もそれに続く。
「ふふ、二人とも立派ね。とにかく、無事でよかったわ…それと、偉いわねレイ。アイシャがいなくなってから、すぐに知らせてくれたんだもの」
「ああ、レイのおかげだ。ありがとう」
そっか。やけに助けが早かったのも、レイ兄様が真っ先に助けを呼んだからなんだわ。
「べ、別に…当然のことをしたまでです」
言葉はぶっきらぼうだけれど、レイ兄様の耳は真っ赤だ。まあ、レイ兄様も年頃の男の子だからしょうがないわよね。
「アイシャも。怖かっただろうに、ちゃんと魔導具で助けを呼べて偉かったわね」
「えへへ」
そう。以前貰ったエドからの贈り物は、ペンダント型の魔道具だった。裏のボタンを押したら公爵邸と王城に信号が行くようになっていて、位置情報も知らせることができる優れものだ。万が一に付けていったものがまさか役に立つとは。
それにしても、あの家出(?)で十分反省したはずなのに、またも心配をかけてしまった。家族だけじゃない。きっと使用人たちや護衛騎士にだって迷惑をかけた。特に、私たちについてきていた護衛騎士たちは責任を負わされるかもしれない。
護衛騎士たちには罰を与えないようお父様を説得して、私たちは遅くなった夕食を食べた。
ハーレン伯爵令嬢のこととか、今日の誘拐事件のこととか、女神リアナ様のこととか。まだわからないことはたくさんあって、きっとこの先大変なことが待ち受けてる。でも…今はまだ、この幸せを噛み締めていたい。
色気を帯びた妖艶な声に、思わず息を呑む。
誰なの? なんで私を愛し子と呼ぶの? 何が目的なの?
頭に多くの疑問が浮かぶが、最終的ににこう思ってしまった。
ーーこの目の前の怪物の手から、私は逃れられない。
視界が遮られていても、目の前の怪物の凄まじい魔力を肌で感じられる。それを前に、どうして抗えると思えようか。
「…」
黙り込んだ私に、その存在は私の顎を軽く持ち上げ、クスクスと笑う。いつの間にか、口をふさいでいたものは外されていた。
「…あら、そんなに警戒しなくても、今はまだ何もしないわよ」
その言葉に、さらに警戒を強める。
「今はということは、いつかは危害を与えるつもりなの?」
「まあまあ、細かいことは気にしないの。今日はあなたを直接確認したかっただけ……あら、よかったわね。もう助けが来たみたいよ」
突如、ドガンッ、と大きな音が聞こえたと思うと、すっと体がぬくもりにつつまれ、持ち上げられる感覚がした。そのぬくもりと落ち着く香りに覚えがあって、その人を呼んでみる。
「…お父様?」
「ああアイシャ、お父様だよ。本当に、無事でよかった…」
ぎゅっとお父様の腕に力がこもる。
どれだけ心配されたか伝わってきて、自分が情けなくなる。
私が油断しなければ。いや、そもそも、私がくだらないことで意地を張らなければ…まあ、レイ兄さまが私をからかったことはまだ許してないけど! …ダメだわ、今私は反省中なのよ、反省中………って、
「あいつは!?」
目隠しが外され、周りを見まわしてみるが、あいつらしき者はいない。
するとお父様は深刻な表情をして、私の顔を覗き込む。
「あいつって、アイシャを誘拐したごm…奴らの事かい? 安心していいよ。今頃全員捕らえられているはずだ」
…ごみって言おうとしたのを言い直したのはさておき。私は、安堵の笑みを顔に浮かべた。
「ありがとう、お父様。それと、折角のお母様との記念日を台無しにしてごめんなさい」
「アイシャが無事ならいいんだよ。ほら、レイもベルもとても心配しているよ。早く戻って安心させてやろう」
私が頷くのを確認すると、お父様は足を進めた。
私がいた場所を振り返ってみるが、他の誰かがいたような形跡はない。
お父様はああ言うが、あの怪物がそう簡単に捕まるわけがない。というか、先ほどまで目の前にいたのだから、お父様が入ってくる前に逃げたのだろう。今でもあの膨大な魔力の感覚が肌に残っている。夢ではないのは確かだ。
とりあえず今は、朝からはしゃぎまわったのもあって疲れたから、またあとで考えよう.........
◇◇◇
いつの間にか寝ていたらしく、気づいた時には公爵邸に着いていた。そしてお父様が扉を開けた瞬間、何かが私の前に飛び込んできて、抱きしめられる。それがレイ兄様だと気づくのに、長い時間はかからなかった。
「アイシャ!」
「れ、レイ兄様…? 苦しいわ……」
「ごめん、ごめんね、全部僕のせいだ。僕がお兄ちゃんなのに、しっかりしなきゃいけないのに、いくら可愛いからってアイシャの気持ちを考えもせずにからかったりして、怒らせて…」
まさか、こんなにレイ兄様が自分を責めていたなんて。でも、よく考えてみれば当然だ。妹が喧嘩してどこかへ行ってしまって、そのまま行方不明になったのだから。
「私も、勝手にどこかへ行ってしまってごめんなさい…」
すると、私とレイ兄様の間に入ったお母さまが、私たちを抱き寄せた。お父様もそれに続く。
「ふふ、二人とも立派ね。とにかく、無事でよかったわ…それと、偉いわねレイ。アイシャがいなくなってから、すぐに知らせてくれたんだもの」
「ああ、レイのおかげだ。ありがとう」
そっか。やけに助けが早かったのも、レイ兄様が真っ先に助けを呼んだからなんだわ。
「べ、別に…当然のことをしたまでです」
言葉はぶっきらぼうだけれど、レイ兄様の耳は真っ赤だ。まあ、レイ兄様も年頃の男の子だからしょうがないわよね。
「アイシャも。怖かっただろうに、ちゃんと魔導具で助けを呼べて偉かったわね」
「えへへ」
そう。以前貰ったエドからの贈り物は、ペンダント型の魔道具だった。裏のボタンを押したら公爵邸と王城に信号が行くようになっていて、位置情報も知らせることができる優れものだ。万が一に付けていったものがまさか役に立つとは。
それにしても、あの家出(?)で十分反省したはずなのに、またも心配をかけてしまった。家族だけじゃない。きっと使用人たちや護衛騎士にだって迷惑をかけた。特に、私たちについてきていた護衛騎士たちは責任を負わされるかもしれない。
護衛騎士たちには罰を与えないようお父様を説得して、私たちは遅くなった夕食を食べた。
ハーレン伯爵令嬢のこととか、今日の誘拐事件のこととか、女神リアナ様のこととか。まだわからないことはたくさんあって、きっとこの先大変なことが待ち受けてる。でも…今はまだ、この幸せを噛み締めていたい。
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