ヒルクライム・ラバーズ ~初心者トシヤとクライマーの少女~

すて

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ハルカとルナの水着姿!

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 一日で最も暑いのは午後二時前後だと言われている。つまり、今がその一番暑い時間帯なのだ。しかも今日は最高のプール日和、トシヤとマサオは照りつける太陽の下、ダラダラと汗を流しながらハルカとルナを待ち続けた。

「おっ待たせ~」

 まずはお決まりのセリフと共に水着に着替えたハルカが元気良く姿を見せた。

「ごめんなさい、待たせちゃったかしら?」

 続いてルナがお馴染みのセリフを口にしながら現れた。二人共無粋にパーカーを羽織ったりはせず、美しい肢体を惜しげもなく晒している。ちなみにハルカは元気っ子らしいセパレートタイプの水着。トップにあしらわれた三段のフリルがハルカの胸の乏しさをカバーし、スポーティーな中にも可愛らしさを演出している。対してルナは大人っぽいワンピースだ。さすがにハイレグとはいかないまでも布地がぴったりと張り付いてルナの見事な身体のラインを綺麗に浮かび上がらせている。

 ピチピチのサイクルジャージでハルカとルナの身体のラインの美しさはトシヤもマサオも十分以上にわかっている。だが、水着となるとこれはもう破壊力が数倍に跳ね上がると言っても過言では無いだろう。

「いや~、全然大丈夫っすよ」

 マサオは申し訳なさそうに言うルナに素晴らしく爽やかな笑顔で答えた。もちろんその笑顔の裏側にはルナの水着姿、特に見事なボリュームを持つ胸をガン見したい気持ちが渦を巻いている。だが、そんな気持ちをルナに見透かされるわけにはいかない。だからこその『素晴らしく爽やかな笑顔』だ。

 そんな大人な対応(?)のマサオに対してトシヤは思いっきり自分に正直に顔を真っ直ぐに向け、見事にくびれたハルカのウェストを凝視し、そのまま何も言えなくなってしまった。早い話が見蕩れてしまったのだ。

「変かな、この水着……?」

 ハルカが不安そうに言った。初めて水着姿を見せた相手が何も言わずに立ちすくんでしまったのだから不安になってしまうのも無理は無い。もちろんハルカはスレンダーで綺麗なボディラインの持主なのだが、見事なサイズの胸を誇るルナと一緒に居るのだからハルカが自信を持てないのも致し方ないことだろう。それに根本的に悪いのは自分に自身を持てないハルカでは無く、何も言えなくなってしまった根性無しのトシヤだ。
だが幸いなことにトシヤはハルカの声にハッとし、反射的に答えた。

「へ、変なことなんて無い。かわいい、凄くかわいいよ」

 普段のトシヤなら絶対に言えない言葉であり本当の気持ち、それがポロっと口から出てしまった。これも夏の魔力だろうか……? 
 それに気付いたトシヤが顔を伏せ、ハルカのウェストに釘付けだった視線を落とした。そして顔を赤くしながらおずおずとハルカの顔をそーっと見てみると、ハルカもまた顔を赤くし、俯きながらもトシヤの顔をチラチラと上目遣いで覗っていて、二人の目と目が合ってしまった。

「そ……そう、良かった。ありがとう……」

 照れながらも嬉しそうに言うハルカを見て、あらためてハルカのことを『かわいいな』と思うトシヤだった。

 水着に着替え、無事に合流したトシヤ達。さあ、お楽しみはこれからだ! と言いたいところだが、プールに入る前にはシャワーを浴びる、それがマナーというものだ。

「早くシャワー浴びてプールに入ろうよ!」

 言いながらハルカが更衣室の横にある男女兼用のシャワーコーナーに駆け出すとルナは「走ったらダメよ」と困った顔で言いつつも小走りで後を追い、マサオは慌ててルナの後を追った。トシヤも大急ぎでマサオに続こうとしたがシャワーブースの空きはあと一つしか無く、マサオが入ると満員になってしまうことに気付いた。となると走っても仕方が無い。トシヤはトボトボと歩いてシャワーコーナーへと向かった。

「きゃーっ、冷たーい」

 一番にシャワーブースに飛び込み、冷たいシャワーを浴びたハルカが声を上げた。字面では悲鳴でも上げているみたいだが、その声と顔はこの上なく楽しそうだ。その右側のブースではルナが冷たいのを堪えて静かにシャワーを浴びている。
 トシヤはハルカがシャワーを浴びている姿を後ろからガン見したいところだ。しかしそんなわけにもいない。そこでトシヤはさりげない体を装ってハルカの生の背中やくびれた腰、そして僅かな布に包まれたお尻やスラリと伸びた足をチラ見していたのだが、水滴を纏うハルカの肢体は妄想以上に艶めかしい。いつしかトシヤはさりげない体を装うのを忘れ、真っ直ぐに顔を向けてハルカの後ろ姿に見入ってしまっていた。


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