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本編
隠れんぼで見つけた恋患い
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「もーいーかーい!」
「「「まーだーだよー!」」」
「もーいーかーい!」
「「「もーいーよー!」」」
「よーし!探すぞー!」
三巳と子供達は今隠れんぼをしています。
鬼は三巳です。
神だけど鬼です。
この遊びの時は獣神としての能力は封印です。
気配を読む事も匂いを嗅ぐ事もしてはいけないのです。
「さーて探すぞー♪」
両手をおでこに水平に当てて辺りをキョロキョロします。
まず目に付いた樽の中を覗きました。
「ミナ見ーつけた♪」
「あぁ見つかっちゃった」
肩を落として残念そうに言うオロオロっ娘を見つけました。
続いて三巳は辺りをキョロキョロします。
次に目を付けたのは縁側の下です。
縁側ではお婆ちゃんとお爺ちゃんが仲良く足を垂らして座っています。
その下を覗いた三巳です。
「ロノロ、ミオラ見ーつけた♪」
「なんだよー!早いよー!」
「何でわかったのー?」
不服な子供達は口を尖らせてブーイングです。
「ふっふふー♪三巳は皆なら何処に隠れるか考えてるのさ♪」
得意げにドヤ顔を決める三巳です。
大人気ないです。
でも山の中は弱肉強食です。
小さい頃から教える事は大事な事です。
「さーて残るはロハスだなー」
三巳は残った子を探してキョロキョロします。
「ロハスは隠れるの上手いからなー。
三巳が考えも及ばないトコに隠れるからなー」
三巳はあそこかなー、こっちかなーとキョロキョロします。
「うーん。今日はこっちかなー」
三巳は楽しそうに広場の池に行きました。
池の周囲には低木が生えているのでその裏にいるかなと思ったのです。
「あれ?どーしたんだ?ロダ」
しかしてそこに居たのは年長少年、ロダでした。
ロダは池を見つめてボーっとしています。
顔が少し赤いので三巳は心配になって声を掛けました。
しかしロダは気付きません。
池を見つめてボーっとしています。
「三巳お姉ちゃん?」
三巳が立ちんぼして動かなくなったので、不審に思ったロハス以外の子供達がやって来ます。
「どーしたの?」
「んー。ロダがな、反応しないんだ。
顔も赤いし風邪かなー」
三巳は首を傾げます。
子供達は今気付いたとばかりにロダを見ます。
そして得心が言ったのか「ああ」としたり顔で頷き合いました。
「何だ知ってたのか。
ロキ医師には診てもらったのか?」
「えー?この病気はロキ医師にも治せないんだよ」
子供達の無情な言葉に三巳は青くなってしまいました。
「不治の病か!?」
三巳はオタオタして簡易診療をしようと手を伸ばします。
「違うような合ってるような感じだね」
「でも三巳姉ちゃんわかってないだろー」
「三巳お姉ちゃんはお子ちゃまだからしょうがないんだよ」
背後で子供達が余りにあっけらかんとして言うので三巳の手が止まりました。
「んん?三巳は皆より大人だぞう」
「生きた年数じゃ無いんだよー」
「そうそう。でも三巳お姉ちゃんも女の子なんだからもう少し悟れるようになった方が良いよ」
言いたい事を言われた三巳はタジタジになりました。
でも流石に何となく察します。
「そっかー。ロダにも春が来たんだなー」
「ふわっ!?」
何気なく漏らした三巳の言葉は、ロダにちゃんと聞こえた様です。
顔を真っ赤に茹だらせて飛び上がりました。
「みみみみみみみ!?」
「うん。さっきから三巳、側に居たぞー。
気付かなかった様だけどな」
「僕たちもいるよー」
目を白黒させてどもるロダに、冷静に突っ込む三巳達です。
「それで相手は誰なんだ?」
「あああああいああ?だだだ!?」
「「「リリ(お)姉ちゃんだよっ」」」
「わきゃあああああ!!」
疑問は素直に口にした三巳。
激しくワタワタ動き、どもるロダ。
そしてトドメを刺した純真無垢な子供達。
見事にロダは叫んで飛び上がって低木の隙間に隠れてしまいました。
「「「おー」」」
その見事な挙動不審振りに三巳と子供達は感心してガン見します。
「ロダ兄ちゃんが壊れた」
「しっ!今ロダお兄ちゃんはじゅんじょうおとめなんだよ!」
ロノロの言葉もまあ、判らなくもない。でもミオラの物言いはどうなんだろう。と思う三巳でしたが黙っていました。
「でもまた急だなー。
こないだまでは普通だったろ?」
三巳は興味津々です。
人の恋路程楽しいものはないのです。
「はひっ」
「この前リリお姉ちゃん山に行ったでしょ。
それにごえい?について行ってからなの」
木の葉を揺らして恥ずかしがるロダに変わってミオラが答えました。
「ほほー」
三巳はニンマリと笑いが溢れます。
「よし。詳しく聞こう」
三巳はロダを引っ張り出して両肩をポンからのガッシリと掴みました。
事、恋愛話に置いて逃すという選択肢は無い様です。
「ちょっと!オレを忘れないでよー!」
待ったを掛けたのは今の今まで隠れてたロハスです。
池の中からザッパーン!と出てきました。
手には筒が握られています。
それで呼吸をしていた様です。
「「「おー」」」
「そんなとこにいたのかー」
隠れんぼに本気を出すロハスにその場に居合わせた皆が感心するのでした。
「「「まーだーだよー!」」」
「もーいーかーい!」
「「「もーいーよー!」」」
「よーし!探すぞー!」
三巳と子供達は今隠れんぼをしています。
鬼は三巳です。
神だけど鬼です。
この遊びの時は獣神としての能力は封印です。
気配を読む事も匂いを嗅ぐ事もしてはいけないのです。
「さーて探すぞー♪」
両手をおでこに水平に当てて辺りをキョロキョロします。
まず目に付いた樽の中を覗きました。
「ミナ見ーつけた♪」
「あぁ見つかっちゃった」
肩を落として残念そうに言うオロオロっ娘を見つけました。
続いて三巳は辺りをキョロキョロします。
次に目を付けたのは縁側の下です。
縁側ではお婆ちゃんとお爺ちゃんが仲良く足を垂らして座っています。
その下を覗いた三巳です。
「ロノロ、ミオラ見ーつけた♪」
「なんだよー!早いよー!」
「何でわかったのー?」
不服な子供達は口を尖らせてブーイングです。
「ふっふふー♪三巳は皆なら何処に隠れるか考えてるのさ♪」
得意げにドヤ顔を決める三巳です。
大人気ないです。
でも山の中は弱肉強食です。
小さい頃から教える事は大事な事です。
「さーて残るはロハスだなー」
三巳は残った子を探してキョロキョロします。
「ロハスは隠れるの上手いからなー。
三巳が考えも及ばないトコに隠れるからなー」
三巳はあそこかなー、こっちかなーとキョロキョロします。
「うーん。今日はこっちかなー」
三巳は楽しそうに広場の池に行きました。
池の周囲には低木が生えているのでその裏にいるかなと思ったのです。
「あれ?どーしたんだ?ロダ」
しかしてそこに居たのは年長少年、ロダでした。
ロダは池を見つめてボーっとしています。
顔が少し赤いので三巳は心配になって声を掛けました。
しかしロダは気付きません。
池を見つめてボーっとしています。
「三巳お姉ちゃん?」
三巳が立ちんぼして動かなくなったので、不審に思ったロハス以外の子供達がやって来ます。
「どーしたの?」
「んー。ロダがな、反応しないんだ。
顔も赤いし風邪かなー」
三巳は首を傾げます。
子供達は今気付いたとばかりにロダを見ます。
そして得心が言ったのか「ああ」としたり顔で頷き合いました。
「何だ知ってたのか。
ロキ医師には診てもらったのか?」
「えー?この病気はロキ医師にも治せないんだよ」
子供達の無情な言葉に三巳は青くなってしまいました。
「不治の病か!?」
三巳はオタオタして簡易診療をしようと手を伸ばします。
「違うような合ってるような感じだね」
「でも三巳姉ちゃんわかってないだろー」
「三巳お姉ちゃんはお子ちゃまだからしょうがないんだよ」
背後で子供達が余りにあっけらかんとして言うので三巳の手が止まりました。
「んん?三巳は皆より大人だぞう」
「生きた年数じゃ無いんだよー」
「そうそう。でも三巳お姉ちゃんも女の子なんだからもう少し悟れるようになった方が良いよ」
言いたい事を言われた三巳はタジタジになりました。
でも流石に何となく察します。
「そっかー。ロダにも春が来たんだなー」
「ふわっ!?」
何気なく漏らした三巳の言葉は、ロダにちゃんと聞こえた様です。
顔を真っ赤に茹だらせて飛び上がりました。
「みみみみみみみ!?」
「うん。さっきから三巳、側に居たぞー。
気付かなかった様だけどな」
「僕たちもいるよー」
目を白黒させてどもるロダに、冷静に突っ込む三巳達です。
「それで相手は誰なんだ?」
「あああああいああ?だだだ!?」
「「「リリ(お)姉ちゃんだよっ」」」
「わきゃあああああ!!」
疑問は素直に口にした三巳。
激しくワタワタ動き、どもるロダ。
そしてトドメを刺した純真無垢な子供達。
見事にロダは叫んで飛び上がって低木の隙間に隠れてしまいました。
「「「おー」」」
その見事な挙動不審振りに三巳と子供達は感心してガン見します。
「ロダ兄ちゃんが壊れた」
「しっ!今ロダお兄ちゃんはじゅんじょうおとめなんだよ!」
ロノロの言葉もまあ、判らなくもない。でもミオラの物言いはどうなんだろう。と思う三巳でしたが黙っていました。
「でもまた急だなー。
こないだまでは普通だったろ?」
三巳は興味津々です。
人の恋路程楽しいものはないのです。
「はひっ」
「この前リリお姉ちゃん山に行ったでしょ。
それにごえい?について行ってからなの」
木の葉を揺らして恥ずかしがるロダに変わってミオラが答えました。
「ほほー」
三巳はニンマリと笑いが溢れます。
「よし。詳しく聞こう」
三巳はロダを引っ張り出して両肩をポンからのガッシリと掴みました。
事、恋愛話に置いて逃すという選択肢は無い様です。
「ちょっと!オレを忘れないでよー!」
待ったを掛けたのは今の今まで隠れてたロハスです。
池の中からザッパーン!と出てきました。
手には筒が握られています。
それで呼吸をしていた様です。
「「「おー」」」
「そんなとこにいたのかー」
隠れんぼに本気を出すロハスにその場に居合わせた皆が感心するのでした。
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