55 / 372
本編
山の巡回③
しおりを挟む
「サラマンダー」
硫黄の匂いと噴煙が立ち込める地獄谷。そこにその地の主の如く佇む火の竜、サラマンダーを仰ぎ見て三巳は再度呟きました。
『お邪魔してます。獣神様』
一触即発な緊迫感漂う空気は、しかしサラマンダーの腰の低い挨拶にスポンと抜け切りました。
結界故に悪い子では無いとわかっていても、初めてのサラマンダーとの邂逅に三巳は緊張していたのです。その分一気にヘニョンと脱力してしまいました。
三巳は気の抜けた可愛い間抜け面をペシペシ叩いて戻します。
「いやー。初めましてー。
ドラゴン型のそれも精霊は初めて会うなー」
サラマンダーは火の精霊として名を馳せていますが、滅多に人前に姿を現しません。
更にドラゴン型の生き物は三巳の山にはいませんでした。蛇型はチロチロがいますが。
『そうでしたか。それは驚かせてすみません』
「あーいやそれはいんだけどなー。
見た目とイメージからのギャップが……」
未だに違和感が拭えないその厳つさからのギャップに、三巳はタジタジになりながら頭を掻いています。
「竜種ってのは見た目とのギャップある奴が多いのかねー」
三巳はチロチロを思い出しながらニヘラと眉尻を下げて笑いました。
サラマンダーは意味が分からず首を傾げています。その姿は少し可愛く見えなくもないかもしれません。
「にゃははー、まあそれはそれとして。
サラマンダー君、サラちゃんでいーか?サラちゃんは何故ここに?移住希望か?」
『何故君がちゃんに……。
ええと、探し人がいるのと休息に。と思っていましたがこの場所が居心地良くて』
サラちゃんは付けられた愛称に、苦笑いをしました。
そして良く熱せられた地獄谷の大地に心地良さそうに羽を伸ばしました。
「移住は全然構わないんだけどなー。
探し人か?同族じゃなくて人なのか?」
三巳は疑問に思って山の民の面々を思い浮かべました。
けれど思い起こしても最近山から出た民に心当たりがありませんでした。
『リリという人間の少女らしいです』
「リリ!」
けれどサラちゃんが探し人の名を告げると、三巳はビックリして耳も尻尾もピーンと立てました。
これにはサラちゃんもビックリして、危うく口から火炎が吹き出すところでした。何とか前脚で抑えたので口の中で燻るだけでしたが。
『知っていますか!?流石獣神様です!』
サラちゃんは煙の出る口を大きく開けて興奮しています。
三巳はその勢いに若干引いて苦笑いします。
「いやー、神憑る様な理由じゃないぞー。寧ろモンスター憑った理由だぞー」
『ああ聞いています。何でもユトという幻獣の加護があるとか』
「やっぱりあの子が与えてたんだなー」
調べなくても何となく察していた三巳は、然もありなんとウンウン頷きます。
「ま、リリもユトも自分から話すまではその辺そっとしとこうと思ってるんだ」
『成る程。人間は兎角気難しい生き物ですからね』
静かに優しく笑む三巳に、サラちゃんも物知り顔で同意しました。
『それでリリという人間の少女は今どちらに居るか伺ってもよろしいですか?』
「うん?そう言えば探してたんだったか。
何で探してるか先に聞いていいか?」
『行き掛けに探している者に会いました。見つけたら伝えると約束したのです』
どうやら実際に探しているのはサラちゃんでは無い様です。三巳は浮上した第三者に警戒の色を示します。
サラちゃんが良い子でもその者が良い子とは限りませんから。
「どういう子だったんだ?」
『ネルビーと名乗る犬という動物です。
獣神様と同じ神族の方が共にいました』
三巳の警戒を当然のように受け止めて、サラちゃんは相手の特徴を説明しました。
それに三巳は目と口を大きく開けて言葉もなく驚きます。
(ネルビーって!それに三巳と同じ神族って、もしかして母ちゃんが関わってるのか!?)
ネルビーは何時ぞやリリの寝言と夢で聞いた名前です。
そして同族は母獣しか心当たりはありません。
三巳は途端に落ち着きなく、尻尾をワサワサ耳をピコピコ揺らしています。
「リリは今、山の民として村に住んでるっ!ネルビーは生きてるんだな!?」
リリの口振りから、ネルビーはこの世を去ったとばかり思っていました。けれどサラちゃんによると生きてリリを探しているらしいです。
また一つリリを喜ばせる事が出来そうで、三巳の興奮ははち切れそうです。
サラちゃんはそんな三巳の様子に圧倒されています。呆気に取られた顔で、コクリと頷きました。
『驚きました。たまたま休息地として来た場所が当たりだとは』
「いやーそうかー。それじゃ休息が終わったらネルビーのトコ行くのか?」
三巳が居て欲しいのと早く知らせて欲しいのとで、複雑な心境で尋ねます。
『それですけど……一度戻って伝えたら、出来れば移住させて頂きたいです。
此処がとても気に入りました』
それにサラちゃんは厳つい顔を更に真剣な面持ちで厳つくしてお願いしました。
「いーともー!」
ちょっとない迫力に慄きつつも、三巳は尻尾を大きくブワンと一振りして快諾しました。とっても良い笑顔です。
『ありがとうございます!』
サラちゃんも緊張を解いたとっても良い笑顔で、深々と頭を下げました。
あまりの勢いに危うく三巳の脳天に直撃するかと思いました。三巳が後ろに跳んで避けましたが。
「うーん勢いのある子。嫌いじゃない。
サラちゃん好きだなー」
思いの外勢いついて慄くサラちゃんでしたが、三巳のそんな何気無い言葉に赤い体を更に赤くして照れました。
三巳は近くにあるサラちゃんの顔をスリスリして愛情表現です。勿論恋愛感情ではありません。
サラちゃんも信愛する獣神に愛情を示され、心がほんわかと温かくなりました。うっとりと口も目も緩んで擦り寄ります。
『ではネルビーという犬に伝えてこようと思います』
「ん。そうしてやってくれ。
リリにもネルビーの無事を伝えとくよ」
喜びで真っ赤に彩るサラちゃんは、三巳が離れると『はい!』と元気よく答えて飛び立ちました。
三巳はサラちゃんが見えなくなるまで嬉しそうにほっこり笑って見送っていました。
硫黄の匂いと噴煙が立ち込める地獄谷。そこにその地の主の如く佇む火の竜、サラマンダーを仰ぎ見て三巳は再度呟きました。
『お邪魔してます。獣神様』
一触即発な緊迫感漂う空気は、しかしサラマンダーの腰の低い挨拶にスポンと抜け切りました。
結界故に悪い子では無いとわかっていても、初めてのサラマンダーとの邂逅に三巳は緊張していたのです。その分一気にヘニョンと脱力してしまいました。
三巳は気の抜けた可愛い間抜け面をペシペシ叩いて戻します。
「いやー。初めましてー。
ドラゴン型のそれも精霊は初めて会うなー」
サラマンダーは火の精霊として名を馳せていますが、滅多に人前に姿を現しません。
更にドラゴン型の生き物は三巳の山にはいませんでした。蛇型はチロチロがいますが。
『そうでしたか。それは驚かせてすみません』
「あーいやそれはいんだけどなー。
見た目とイメージからのギャップが……」
未だに違和感が拭えないその厳つさからのギャップに、三巳はタジタジになりながら頭を掻いています。
「竜種ってのは見た目とのギャップある奴が多いのかねー」
三巳はチロチロを思い出しながらニヘラと眉尻を下げて笑いました。
サラマンダーは意味が分からず首を傾げています。その姿は少し可愛く見えなくもないかもしれません。
「にゃははー、まあそれはそれとして。
サラマンダー君、サラちゃんでいーか?サラちゃんは何故ここに?移住希望か?」
『何故君がちゃんに……。
ええと、探し人がいるのと休息に。と思っていましたがこの場所が居心地良くて』
サラちゃんは付けられた愛称に、苦笑いをしました。
そして良く熱せられた地獄谷の大地に心地良さそうに羽を伸ばしました。
「移住は全然構わないんだけどなー。
探し人か?同族じゃなくて人なのか?」
三巳は疑問に思って山の民の面々を思い浮かべました。
けれど思い起こしても最近山から出た民に心当たりがありませんでした。
『リリという人間の少女らしいです』
「リリ!」
けれどサラちゃんが探し人の名を告げると、三巳はビックリして耳も尻尾もピーンと立てました。
これにはサラちゃんもビックリして、危うく口から火炎が吹き出すところでした。何とか前脚で抑えたので口の中で燻るだけでしたが。
『知っていますか!?流石獣神様です!』
サラちゃんは煙の出る口を大きく開けて興奮しています。
三巳はその勢いに若干引いて苦笑いします。
「いやー、神憑る様な理由じゃないぞー。寧ろモンスター憑った理由だぞー」
『ああ聞いています。何でもユトという幻獣の加護があるとか』
「やっぱりあの子が与えてたんだなー」
調べなくても何となく察していた三巳は、然もありなんとウンウン頷きます。
「ま、リリもユトも自分から話すまではその辺そっとしとこうと思ってるんだ」
『成る程。人間は兎角気難しい生き物ですからね』
静かに優しく笑む三巳に、サラちゃんも物知り顔で同意しました。
『それでリリという人間の少女は今どちらに居るか伺ってもよろしいですか?』
「うん?そう言えば探してたんだったか。
何で探してるか先に聞いていいか?」
『行き掛けに探している者に会いました。見つけたら伝えると約束したのです』
どうやら実際に探しているのはサラちゃんでは無い様です。三巳は浮上した第三者に警戒の色を示します。
サラちゃんが良い子でもその者が良い子とは限りませんから。
「どういう子だったんだ?」
『ネルビーと名乗る犬という動物です。
獣神様と同じ神族の方が共にいました』
三巳の警戒を当然のように受け止めて、サラちゃんは相手の特徴を説明しました。
それに三巳は目と口を大きく開けて言葉もなく驚きます。
(ネルビーって!それに三巳と同じ神族って、もしかして母ちゃんが関わってるのか!?)
ネルビーは何時ぞやリリの寝言と夢で聞いた名前です。
そして同族は母獣しか心当たりはありません。
三巳は途端に落ち着きなく、尻尾をワサワサ耳をピコピコ揺らしています。
「リリは今、山の民として村に住んでるっ!ネルビーは生きてるんだな!?」
リリの口振りから、ネルビーはこの世を去ったとばかり思っていました。けれどサラちゃんによると生きてリリを探しているらしいです。
また一つリリを喜ばせる事が出来そうで、三巳の興奮ははち切れそうです。
サラちゃんはそんな三巳の様子に圧倒されています。呆気に取られた顔で、コクリと頷きました。
『驚きました。たまたま休息地として来た場所が当たりだとは』
「いやーそうかー。それじゃ休息が終わったらネルビーのトコ行くのか?」
三巳が居て欲しいのと早く知らせて欲しいのとで、複雑な心境で尋ねます。
『それですけど……一度戻って伝えたら、出来れば移住させて頂きたいです。
此処がとても気に入りました』
それにサラちゃんは厳つい顔を更に真剣な面持ちで厳つくしてお願いしました。
「いーともー!」
ちょっとない迫力に慄きつつも、三巳は尻尾を大きくブワンと一振りして快諾しました。とっても良い笑顔です。
『ありがとうございます!』
サラちゃんも緊張を解いたとっても良い笑顔で、深々と頭を下げました。
あまりの勢いに危うく三巳の脳天に直撃するかと思いました。三巳が後ろに跳んで避けましたが。
「うーん勢いのある子。嫌いじゃない。
サラちゃん好きだなー」
思いの外勢いついて慄くサラちゃんでしたが、三巳のそんな何気無い言葉に赤い体を更に赤くして照れました。
三巳は近くにあるサラちゃんの顔をスリスリして愛情表現です。勿論恋愛感情ではありません。
サラちゃんも信愛する獣神に愛情を示され、心がほんわかと温かくなりました。うっとりと口も目も緩んで擦り寄ります。
『ではネルビーという犬に伝えてこようと思います』
「ん。そうしてやってくれ。
リリにもネルビーの無事を伝えとくよ」
喜びで真っ赤に彩るサラちゃんは、三巳が離れると『はい!』と元気よく答えて飛び立ちました。
三巳はサラちゃんが見えなくなるまで嬉しそうにほっこり笑って見送っていました。
22
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
処刑台の皇妃、回帰して復讐を誓う ~冷酷公爵と偽りの婚約者~ おまえたちは許さない!
秦江湖
ファンタジー
皇妃エリアーナは、夫である皇帝アランと、たった一人の親友イザベラの策略により、無実の罪で処刑される。
民衆に罵られ、アランの冷酷な目とイザベラの嘲笑を「始まりの景色」として目に焼き付けながら絶命した彼女は、しかし、処刑の記憶を持ったまま三年前の過去に回帰する。
「おまえたちは許さない」
二度目の人生。
エリアーナの目的はただ一つ、自分を陥れた二人への完璧な復讐。
彼女はまず、アラン(皇太子)からの婚約内示を拒絶。そして、アラン最大の政敵である「北の冷血公爵」ルシアン・ヴァレリウスに接触する。
1周目で得た「未来の知識」を対価に、エリアーナはルシアンに持ちかける。
「貴方様には帝国の覇権を。わたくしには復讐の舞台を。そのための『契約婚約』を――」
憎悪を糧に生きる皇妃と、氷の瞳を持つ公爵。
二人の偽りの婚約の行く末は……
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
『まて』をやめました【完結】
かみい
恋愛
私、クラウディアという名前らしい。
朧気にある記憶は、ニホンジンという意識だけ。でも名前もな~んにも憶えていない。でもここはニホンじゃないよね。記憶がない私に周りは優しく、なくなった記憶なら新しく作ればいい。なんてポジティブな家族。そ~ねそ~よねと過ごしているうちに見たクラウディアが以前に付けていた日記。
時代錯誤な傲慢な婚約者に我慢ばかりを強いられていた生活。え~っ、そんな最低男のどこがよかったの?顔?顔なの?
超絶美形婚約者からの『まて』はもう嫌!
恋心も忘れてしまった私は、新しい人生を歩みます。
貴方以上の美人と出会って、私の今、充実、幸せです。
だから、もう縋って来ないでね。
本編、番外編含め完結しました。ありがとうございます
※小説になろうさんにも、別名で載せています
死ぬはずだった令嬢が乙女ゲームの舞台に突然参加するお話
みっしー
恋愛
病弱な公爵令嬢のフィリアはある日今までにないほどの高熱にうなされて自分の前世を思い出す。そして今自分がいるのは大好きだった乙女ゲームの世界だと気づく。しかし…「藍色の髪、空色の瞳、真っ白な肌……まさかっ……!」なんと彼女が転生したのはヒロインでも悪役令嬢でもない、ゲーム開始前に死んでしまう攻略対象の王子の婚約者だったのだ。でも前世で長生きできなかった分今世では長生きしたい!そんな彼女が長生きを目指して乙女ゲームの舞台に突然参加するお話です。
*番外編も含め完結いたしました!感想はいつでもありがたく読ませていただきますのでお気軽に!
【完結】悪役令嬢はご病弱!溺愛されても断罪後は引き篭もりますわよ?
鏑木 うりこ
恋愛
アリシアは6歳でどハマりした乙女ゲームの悪役令嬢になったことに気がついた。
楽しみながらゆるっと断罪、ゆるっと領地で引き篭もりを目標に邁進するも一家揃って病弱設定だった。
皆、寝込んでるから入学式も来れなかったんだー納得!
ゲームの裏設定に一々納得しながら進んで行くも攻略対象者が仲間になりたそうにこちらを見ている……。
聖女はあちらでしてよ!皆様!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる