105 / 372
本編
父の名は
しおりを挟む
「愛しい我が子。良く顔を見せておくれ」
父猫獣人が、母獣に摘み上げられている三巳を求めて、広げた両手を掲げています。
母獣は愛娘に頬が緩む父猫獣人を見る事が出来てご満悦です。三巳に言いたい百万語を飲み込み、摘んだ三巳をそっと父猫獣人の前に降ろしました。
「ありがとう、愛しい人。
愛しい子、ああ、この子が私の愛しい子だね。一眼でわかったよ。愛しい人にソックリの毛並みだ」
「あぅっ」
猫の獣人で三巳の父親は、目の前に降ろされた初めて見る愛娘のプニプニほっぺを、人の手の様に長い手指を広げて挟んで覗き込みます。
「あぁ、嬉しいなぁ、可愛いなぁ。
神界の掟が無ければ出産に立ち会えたのに、こんなに可愛い我が子。絶対に産まれたても可愛いのに、愛しい人ばかり一緒にいられて羨ましかったよ」
「あぅっ!?はぅっ!?」
三巳の顔の形を手探りで確認しながら慈しむ父猫獣人に、顔を弄ばれてタジタジの三巳は感動の対面を味わう余裕が有りません。
『産まれたての神族は感化され易い。故に三巳は神界で産むよりなかったのだ』
母獣は申し訳無さそうに父猫獣人に鼻先を摺り寄せて弁明しました。
父猫獣人は優しく目を細めると、母獣の鼻先を尻尾でフワリと絡めます。
「わかっているよ、愛しい人。寂しくはあったけど、君との愛の証が無事に誕生する方が大事だったからね」
『クロ……!』
父猫獣人がチュっとキスを交わすと、母獣はバサリと尻尾を揺らしてキスを返しました。
余りにも母獣が大きいので毛並みに埋まってしまいましたが、父猫獣人はとっても幸せそうに目元を緩るませます。
「愛しい人と愛しい子に囲まれて、私は今なんて幸せ者なんだろう」
「あぅ、父ちゃん。感動してるとこ悪いけど、三巳は事情を理解していないんだよ」
子を残して夫婦愛を確かめ合っている所、三巳は置いてけぼりを食らって耳を垂らしていました。
これに眉尻を釣り上げたのは母獣です。
子供の成長を望めど幼くあどけない時が長く続いても欲しい。そう思う事はあれど、全く成長が見られないのも困りものです。
『ほぅ?親離れして久しいが、何も学んでおらなんだか』
「ぴきゅ!?」
頭上から来る圧に、三巳は父猫獣人に揉みくちゃにされながら竦み上がりました。
父猫獣人はそれを抱き寄せてポンポンと軽く撫で叩いて宥めます。そしておっとりと笑みを深めながら母獣を見上げました。
「怒れる愛しい人も愛らしいけれど、今は愛しい子を愛でさせておくれ」
父猫獣人が母獣の圧を霧散させる事に成功します。その時三巳は瞬時に父猫獣人が最大の味方だと理解しました。
「父ちゃん父ちゃん!あのな、三巳は三巳だから三巳って呼んで欲しいんだよっ」
即懐いた三巳は、尻尾をブンブン振って実の父に自己紹介します。
「一度も会った事が無いのに、私を父と呼んでくれるのかい?嬉しいねぇ。それにとっても可愛い名前だね。愛しい子、三巳」
「はわ~~~っ、父ちゃんヌクヌクで気持ちいいんだよ。
父ちゃんが父ちゃんなの、何となくわかるんだ」
父猫獣人のフカフカほっぺにスリスリされて、三巳は夢見心地でスリスリ返します。
『それは三巳が狼型の獣神だからだ。我等は家族の繋がりを大事にする』
何も知らない三巳に、母獣は嘆息しつつも父猫獣人の気持ちを優先して補足だけしました。
「むふふ~、父ちゃんの名前も教えて欲しいな。神族じゃないなら名前あるだろ?」
「私はクロウドだよ、愛しい人にはクロと呼ばれているね」
「クロウド!カッチョいい名前だなっ」
父猫獣人、クロも自己紹介を返した所で、後ろでハンカチ片手に見守っていたリリが「あれ?」っと小首を傾げました。
「三巳?神族には名前が無いの?でも三巳にはあるわよね。お父様が付けてくださったのかしら」
家族との邂逅を邪魔すまいとモフモフ悶えたいのを頑張って堪えていたリリです。邪魔すべきで無いと逡巡しつつ、けれども気になり過ぎて結局聞いてしまいました。
「いいや、如何に父といえど神族に名を付けるのは不遜になるよ。そもそも神々は名など無くとも己がわかるから必要としていないしね」
嫌な顔一つせず答えてくれたのはクロです。リリを見て「娘の友達かい?三巳と仲良くしてくれてありがとう。君もとっても良い気を持っているね。名前は?歳はいくつだい?見た目は三巳と同じ位だけど人族ならうんと若いね」と父親の顔で捲し立てます。
母獣は父親魂を爆発させてるクロを、愛おしそうにグルーミングします。
『三巳の名は自ら名乗り出していたな。魂に刻まれた名のようだ』
三巳が三巳となった当時を思い出し目元を細めて懐かしみむ母獣に、三巳は口を尖らせます。
「だって母ちゃんてばおっきくなっても何時迄も三巳の事小さいのー、とか赤児ーとかって呼ぶんだもん。
だから三巳は三巳と呼んで欲しいって言ったのになかなか呼んでくれないんだもんなー。気付いたら三巳のが三巳を三巳って呼ぶ癖ついてたよー」
『それで通じていたから良いと思っていたのだがな』
「そういう問題じゃないんだよ!名前あるのに呼ばれないのは寂しいんだよ!」
『ふぅむ?そういうものかの』
「そうだねぇ、私も愛しい人に"クロ"と呼ばれた方が嬉しいよ」
『ふむ。クロがそう言うならそうなのだな』
子供の目も気にせずイチャラブる両親に、三巳はリリとネルビーの目を気にして恥ずかしくなりました。そして母獣とクロのヒエラルキーが見えた気がしました。
母獣の尻尾を見ると、嬉しそうにポフポフと地面を叩いています。
(この人が三巳の父ちゃん。そんでこれが三巳の"家族"か)
短い時間でも、何となく三巳家の家族図が見て取れた三巳は、暖かい気持ちが胸からトクトクと湧き出るのを目を閉じて感じるのでした。
父猫獣人が、母獣に摘み上げられている三巳を求めて、広げた両手を掲げています。
母獣は愛娘に頬が緩む父猫獣人を見る事が出来てご満悦です。三巳に言いたい百万語を飲み込み、摘んだ三巳をそっと父猫獣人の前に降ろしました。
「ありがとう、愛しい人。
愛しい子、ああ、この子が私の愛しい子だね。一眼でわかったよ。愛しい人にソックリの毛並みだ」
「あぅっ」
猫の獣人で三巳の父親は、目の前に降ろされた初めて見る愛娘のプニプニほっぺを、人の手の様に長い手指を広げて挟んで覗き込みます。
「あぁ、嬉しいなぁ、可愛いなぁ。
神界の掟が無ければ出産に立ち会えたのに、こんなに可愛い我が子。絶対に産まれたても可愛いのに、愛しい人ばかり一緒にいられて羨ましかったよ」
「あぅっ!?はぅっ!?」
三巳の顔の形を手探りで確認しながら慈しむ父猫獣人に、顔を弄ばれてタジタジの三巳は感動の対面を味わう余裕が有りません。
『産まれたての神族は感化され易い。故に三巳は神界で産むよりなかったのだ』
母獣は申し訳無さそうに父猫獣人に鼻先を摺り寄せて弁明しました。
父猫獣人は優しく目を細めると、母獣の鼻先を尻尾でフワリと絡めます。
「わかっているよ、愛しい人。寂しくはあったけど、君との愛の証が無事に誕生する方が大事だったからね」
『クロ……!』
父猫獣人がチュっとキスを交わすと、母獣はバサリと尻尾を揺らしてキスを返しました。
余りにも母獣が大きいので毛並みに埋まってしまいましたが、父猫獣人はとっても幸せそうに目元を緩るませます。
「愛しい人と愛しい子に囲まれて、私は今なんて幸せ者なんだろう」
「あぅ、父ちゃん。感動してるとこ悪いけど、三巳は事情を理解していないんだよ」
子を残して夫婦愛を確かめ合っている所、三巳は置いてけぼりを食らって耳を垂らしていました。
これに眉尻を釣り上げたのは母獣です。
子供の成長を望めど幼くあどけない時が長く続いても欲しい。そう思う事はあれど、全く成長が見られないのも困りものです。
『ほぅ?親離れして久しいが、何も学んでおらなんだか』
「ぴきゅ!?」
頭上から来る圧に、三巳は父猫獣人に揉みくちゃにされながら竦み上がりました。
父猫獣人はそれを抱き寄せてポンポンと軽く撫で叩いて宥めます。そしておっとりと笑みを深めながら母獣を見上げました。
「怒れる愛しい人も愛らしいけれど、今は愛しい子を愛でさせておくれ」
父猫獣人が母獣の圧を霧散させる事に成功します。その時三巳は瞬時に父猫獣人が最大の味方だと理解しました。
「父ちゃん父ちゃん!あのな、三巳は三巳だから三巳って呼んで欲しいんだよっ」
即懐いた三巳は、尻尾をブンブン振って実の父に自己紹介します。
「一度も会った事が無いのに、私を父と呼んでくれるのかい?嬉しいねぇ。それにとっても可愛い名前だね。愛しい子、三巳」
「はわ~~~っ、父ちゃんヌクヌクで気持ちいいんだよ。
父ちゃんが父ちゃんなの、何となくわかるんだ」
父猫獣人のフカフカほっぺにスリスリされて、三巳は夢見心地でスリスリ返します。
『それは三巳が狼型の獣神だからだ。我等は家族の繋がりを大事にする』
何も知らない三巳に、母獣は嘆息しつつも父猫獣人の気持ちを優先して補足だけしました。
「むふふ~、父ちゃんの名前も教えて欲しいな。神族じゃないなら名前あるだろ?」
「私はクロウドだよ、愛しい人にはクロと呼ばれているね」
「クロウド!カッチョいい名前だなっ」
父猫獣人、クロも自己紹介を返した所で、後ろでハンカチ片手に見守っていたリリが「あれ?」っと小首を傾げました。
「三巳?神族には名前が無いの?でも三巳にはあるわよね。お父様が付けてくださったのかしら」
家族との邂逅を邪魔すまいとモフモフ悶えたいのを頑張って堪えていたリリです。邪魔すべきで無いと逡巡しつつ、けれども気になり過ぎて結局聞いてしまいました。
「いいや、如何に父といえど神族に名を付けるのは不遜になるよ。そもそも神々は名など無くとも己がわかるから必要としていないしね」
嫌な顔一つせず答えてくれたのはクロです。リリを見て「娘の友達かい?三巳と仲良くしてくれてありがとう。君もとっても良い気を持っているね。名前は?歳はいくつだい?見た目は三巳と同じ位だけど人族ならうんと若いね」と父親の顔で捲し立てます。
母獣は父親魂を爆発させてるクロを、愛おしそうにグルーミングします。
『三巳の名は自ら名乗り出していたな。魂に刻まれた名のようだ』
三巳が三巳となった当時を思い出し目元を細めて懐かしみむ母獣に、三巳は口を尖らせます。
「だって母ちゃんてばおっきくなっても何時迄も三巳の事小さいのー、とか赤児ーとかって呼ぶんだもん。
だから三巳は三巳と呼んで欲しいって言ったのになかなか呼んでくれないんだもんなー。気付いたら三巳のが三巳を三巳って呼ぶ癖ついてたよー」
『それで通じていたから良いと思っていたのだがな』
「そういう問題じゃないんだよ!名前あるのに呼ばれないのは寂しいんだよ!」
『ふぅむ?そういうものかの』
「そうだねぇ、私も愛しい人に"クロ"と呼ばれた方が嬉しいよ」
『ふむ。クロがそう言うならそうなのだな』
子供の目も気にせずイチャラブる両親に、三巳はリリとネルビーの目を気にして恥ずかしくなりました。そして母獣とクロのヒエラルキーが見えた気がしました。
母獣の尻尾を見ると、嬉しそうにポフポフと地面を叩いています。
(この人が三巳の父ちゃん。そんでこれが三巳の"家族"か)
短い時間でも、何となく三巳家の家族図が見て取れた三巳は、暖かい気持ちが胸からトクトクと湧き出るのを目を閉じて感じるのでした。
21
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
処刑台の皇妃、回帰して復讐を誓う ~冷酷公爵と偽りの婚約者~ おまえたちは許さない!
秦江湖
ファンタジー
皇妃エリアーナは、夫である皇帝アランと、たった一人の親友イザベラの策略により、無実の罪で処刑される。
民衆に罵られ、アランの冷酷な目とイザベラの嘲笑を「始まりの景色」として目に焼き付けながら絶命した彼女は、しかし、処刑の記憶を持ったまま三年前の過去に回帰する。
「おまえたちは許さない」
二度目の人生。
エリアーナの目的はただ一つ、自分を陥れた二人への完璧な復讐。
彼女はまず、アラン(皇太子)からの婚約内示を拒絶。そして、アラン最大の政敵である「北の冷血公爵」ルシアン・ヴァレリウスに接触する。
1周目で得た「未来の知識」を対価に、エリアーナはルシアンに持ちかける。
「貴方様には帝国の覇権を。わたくしには復讐の舞台を。そのための『契約婚約』を――」
憎悪を糧に生きる皇妃と、氷の瞳を持つ公爵。
二人の偽りの婚約の行く末は……
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
『まて』をやめました【完結】
かみい
恋愛
私、クラウディアという名前らしい。
朧気にある記憶は、ニホンジンという意識だけ。でも名前もな~んにも憶えていない。でもここはニホンじゃないよね。記憶がない私に周りは優しく、なくなった記憶なら新しく作ればいい。なんてポジティブな家族。そ~ねそ~よねと過ごしているうちに見たクラウディアが以前に付けていた日記。
時代錯誤な傲慢な婚約者に我慢ばかりを強いられていた生活。え~っ、そんな最低男のどこがよかったの?顔?顔なの?
超絶美形婚約者からの『まて』はもう嫌!
恋心も忘れてしまった私は、新しい人生を歩みます。
貴方以上の美人と出会って、私の今、充実、幸せです。
だから、もう縋って来ないでね。
本編、番外編含め完結しました。ありがとうございます
※小説になろうさんにも、別名で載せています
死ぬはずだった令嬢が乙女ゲームの舞台に突然参加するお話
みっしー
恋愛
病弱な公爵令嬢のフィリアはある日今までにないほどの高熱にうなされて自分の前世を思い出す。そして今自分がいるのは大好きだった乙女ゲームの世界だと気づく。しかし…「藍色の髪、空色の瞳、真っ白な肌……まさかっ……!」なんと彼女が転生したのはヒロインでも悪役令嬢でもない、ゲーム開始前に死んでしまう攻略対象の王子の婚約者だったのだ。でも前世で長生きできなかった分今世では長生きしたい!そんな彼女が長生きを目指して乙女ゲームの舞台に突然参加するお話です。
*番外編も含め完結いたしました!感想はいつでもありがたく読ませていただきますのでお気軽に!
【完結】悪役令嬢はご病弱!溺愛されても断罪後は引き篭もりますわよ?
鏑木 うりこ
恋愛
アリシアは6歳でどハマりした乙女ゲームの悪役令嬢になったことに気がついた。
楽しみながらゆるっと断罪、ゆるっと領地で引き篭もりを目標に邁進するも一家揃って病弱設定だった。
皆、寝込んでるから入学式も来れなかったんだー納得!
ゲームの裏設定に一々納得しながら進んで行くも攻略対象者が仲間になりたそうにこちらを見ている……。
聖女はあちらでしてよ!皆様!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる