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本編
クロの回想 続きの3
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一頻り愛しい神様の温もりに体を預け、これからの事を考える。
愛しい神様は神界の掟に従い島神様に会いに来ている。
島神様が是とならない限り続くであろう神災に、私も何か出来ないかと思案する。
『気持ちは嬉しいがの。主はか弱い。あまり神族の言い合いに参加せぬ方が我も安心なのじゃが』
言い合い。
そうか。あの神気のぶつかり合いは神族的にはただの言い合いなのか。
あまりに常猫獣人には計り知れない激しさに、一瞬スンとしてしまう。
とはいえあの島神様と言い合い……もとい話し合いは難しい気がする。何故ならば仲間内で島神様よりお言葉を賜った者ははるか昔に居たきりなのだから。
「……島神様は何か言ってるかにゃん?」
聞くだけならタダだと恐る恐る聞いてみる。愛しい神様の瞳は高い位置にあるから自然と上目遣いになった。
ペロンと舐められたので口元に耳を擦り付けると嬉しそうに口端を上げてくれる。
『……同担拒否絶対。と、解釈違い受け入れぬ。を連呼しておるな』
どういう意味だろう。
わからず首を傾げると、愛しい神様も困った様にクツリと笑って肩をすくめた。
『彼奴の猫好きは常軌を逸っしておるのじゃ。囲い込み、愛でて、甘やかし、撫で回し、猫吸い尽くしたいと豪語しておったし、実際に自身を島と変じて住まわせおった変神よ』
それ、神様じゃなかったら犯罪です。とは言えなかった。考えたら私達だってペットに対して同じ事をしていると思ったから。
「私にも何か出来れば良いのですがにゃぁ……」
『その気持ちだけ受け取ろう。
さて、我は今一度島のを説得に行く。主はその傷癒えるまで此処で休まれよ』
そう言って愛しい神様は沢山の食糧と水を置き、結界を張って行ってしまった。
途端に揺れる空気。続く雷鳴。
ああ、また神災が始まったのだと悟った。
このままでは島にいる仲間達が危ない。結界に守られてはいても、あの場に食糧や水は備蓄しか無かった筈。長引けば空腹で倒れてしまう。
そう思い立ち上がった私は、せめて仲介をしようと外へ出ようとした。けれども結界に阻まれて出る事は出来なかった。
ショックを受けた私は呆然と空を見上げた。
『ほんに主は見かけによらず芯の強い男じゃのう。主の仲間の事なら我も気に掛けよう。島のにそれも含めて説得するつもりじゃ。安心して休むが良い』
どうやら私の事をお見通しだったらしい。初見だというのに、神族は矢張り万物に通じているのだろうか。
「……神様に頼り切りで申し訳ないにゃん。傷が癒えたら私も説得するにゃ」
『これは頼りになる言葉じゃ。ほんに主は良い男じゃのう』
愛しい神様に熱の篭った声で言われて毛並みがポッと赤くなる。
私は直ぐにでも治す為、置かれた物を調べる事にした。
水、食糧、それに傷に効く薬草もある。自分の体を触診して傷の度合いを確かめつつ、症状に合う薬草を分別した。
一先ず煎じ薬を作って飲み、肉類をメインに食事をして早々に寝た。何だか今日は寝てばかりだ。
二日程寝れば傷は殆ど癒えた。元々獣人は怪我の回復が人族より早いが、深い傷まで良くなったのは愛しい神様に手当てをして貰えたからに違いない。
「ありがとうにゃん」
未だ曇天に稲光が奔り続ける空を見上げてお礼を言う。
聞こえないと思っていたのにしっかり聞いていたらしい。一瞬だけれど優しい風が頬を撫で、結界が解かれた。
声を掛ける余裕もない言い合いに発展しているのだろうか。
私は顔を青くして走り出した。向かうは島神様の見える海岸だ。
走りながら見える景色は何処も荒れ狂っている。木々も薙ぎ倒されて痛々しい。この辺りは島神様の範囲外だし、愛しい神様も埒外を守る道理が無いからだろう。そう思いたい。でなければ島に残った皆が心配で気が気じゃ無い。
「島神様!島神様!落ち着いて欲しいにゃん!」
走りながら見えて来た海に向かって吠える様に嘆願する。
一瞬荒れた空が歪んだけれど、直ぐにまた愛しい神様の神気とぶつかり合う。
「私は私達をお守りくださっている島神様も、愛しい神様も大事にゃ!何方も怪我をして欲しくないにゃ!」
辿り着いた崖で膝を付き、崖の縁を両手でしっかり押さえて出来るだけ前へ顔を出して叫ぶ。
顔に当たる豪雨が少し痛い。
けれども訴える度に揺らぐ神気を励みに訴え続ける。
なのに島神様も愛しい神様も止まってはくれない。
此処からじゃ島神様の欠けた耳崖が見える程度。その奥がどうなっているのか計り知れない。
焦る気持ちを抑えて訴え続ける。昂る神々に対して出来る事などそれくらいしかないのだ。
「止まってくれないなら愛しい神様と駆け落ちするにゃよ!?」
とはいえ矢張り焦っていたらしい。
咄嗟に出た言葉にハッとして口を塞ぐが時は既に遅かった。
気色を浮かべる愛しい神様に反して、島神様が大きく震えた。そして癇癪を起こした様にあちこちに神気を当たり散らし始めたのだ。
「ご!こめんなさいにゃ!ちゃんとご挨拶して!結婚の許可を貰うにゃ!だから落ち着くにゃん!」
一生懸命に言い繕うけれど、言えば言う程地震や嵐が激しさを増す。何故だろうか。わからないけれど私は訴え続けるしかない。
『クックック!ほんにあの猫獣人の子は良い男よのう!この我が骨抜きになったわい!どうれ、我も結婚の挨拶とやらを頑張るかの!』
愛しい神様も私の援護に回ってくれるらしい。頼もしいと思ったのに何故か島神様から『ぴえーん!』という泣き声?の様な物が聞こえた。
訳がわからず首を傾げるしかない。
『ほれ!島のよ、主が意固地にすると大事な子に嫌われるぞ!』
物凄く愉しげな声が愛しい神様から聞こえる。
反して「むきーっ!」と物凄く苛立たしげに地団駄踏む雰囲気が島神様から伝わる。
「??落ち着いて欲しいにゃんっ!深呼吸にゃよ!大っきく吸って深く長く吐くにゃ!」
島神様から私を捉えようと神気の帯が左右から放たれたけれど、愛しい神様が愉しそうにパシパシと弾いていく。
何故そんなに荒ぶってしまうのだろう。私にはわからない。
そうこうしている間にも島の中は悲惨な状態になっていく。このままでは母さんやアッシュ達が……。
「お願いにゃ!母さんがっ!アッシュがっ!皆がお腹を空かせて鳴いちゃうにゃー!」
焦る気持ちを言葉に乗せて叫ぶと、パタリと神気の渦が止まった
愛しい神様は神界の掟に従い島神様に会いに来ている。
島神様が是とならない限り続くであろう神災に、私も何か出来ないかと思案する。
『気持ちは嬉しいがの。主はか弱い。あまり神族の言い合いに参加せぬ方が我も安心なのじゃが』
言い合い。
そうか。あの神気のぶつかり合いは神族的にはただの言い合いなのか。
あまりに常猫獣人には計り知れない激しさに、一瞬スンとしてしまう。
とはいえあの島神様と言い合い……もとい話し合いは難しい気がする。何故ならば仲間内で島神様よりお言葉を賜った者ははるか昔に居たきりなのだから。
「……島神様は何か言ってるかにゃん?」
聞くだけならタダだと恐る恐る聞いてみる。愛しい神様の瞳は高い位置にあるから自然と上目遣いになった。
ペロンと舐められたので口元に耳を擦り付けると嬉しそうに口端を上げてくれる。
『……同担拒否絶対。と、解釈違い受け入れぬ。を連呼しておるな』
どういう意味だろう。
わからず首を傾げると、愛しい神様も困った様にクツリと笑って肩をすくめた。
『彼奴の猫好きは常軌を逸っしておるのじゃ。囲い込み、愛でて、甘やかし、撫で回し、猫吸い尽くしたいと豪語しておったし、実際に自身を島と変じて住まわせおった変神よ』
それ、神様じゃなかったら犯罪です。とは言えなかった。考えたら私達だってペットに対して同じ事をしていると思ったから。
「私にも何か出来れば良いのですがにゃぁ……」
『その気持ちだけ受け取ろう。
さて、我は今一度島のを説得に行く。主はその傷癒えるまで此処で休まれよ』
そう言って愛しい神様は沢山の食糧と水を置き、結界を張って行ってしまった。
途端に揺れる空気。続く雷鳴。
ああ、また神災が始まったのだと悟った。
このままでは島にいる仲間達が危ない。結界に守られてはいても、あの場に食糧や水は備蓄しか無かった筈。長引けば空腹で倒れてしまう。
そう思い立ち上がった私は、せめて仲介をしようと外へ出ようとした。けれども結界に阻まれて出る事は出来なかった。
ショックを受けた私は呆然と空を見上げた。
『ほんに主は見かけによらず芯の強い男じゃのう。主の仲間の事なら我も気に掛けよう。島のにそれも含めて説得するつもりじゃ。安心して休むが良い』
どうやら私の事をお見通しだったらしい。初見だというのに、神族は矢張り万物に通じているのだろうか。
「……神様に頼り切りで申し訳ないにゃん。傷が癒えたら私も説得するにゃ」
『これは頼りになる言葉じゃ。ほんに主は良い男じゃのう』
愛しい神様に熱の篭った声で言われて毛並みがポッと赤くなる。
私は直ぐにでも治す為、置かれた物を調べる事にした。
水、食糧、それに傷に効く薬草もある。自分の体を触診して傷の度合いを確かめつつ、症状に合う薬草を分別した。
一先ず煎じ薬を作って飲み、肉類をメインに食事をして早々に寝た。何だか今日は寝てばかりだ。
二日程寝れば傷は殆ど癒えた。元々獣人は怪我の回復が人族より早いが、深い傷まで良くなったのは愛しい神様に手当てをして貰えたからに違いない。
「ありがとうにゃん」
未だ曇天に稲光が奔り続ける空を見上げてお礼を言う。
聞こえないと思っていたのにしっかり聞いていたらしい。一瞬だけれど優しい風が頬を撫で、結界が解かれた。
声を掛ける余裕もない言い合いに発展しているのだろうか。
私は顔を青くして走り出した。向かうは島神様の見える海岸だ。
走りながら見える景色は何処も荒れ狂っている。木々も薙ぎ倒されて痛々しい。この辺りは島神様の範囲外だし、愛しい神様も埒外を守る道理が無いからだろう。そう思いたい。でなければ島に残った皆が心配で気が気じゃ無い。
「島神様!島神様!落ち着いて欲しいにゃん!」
走りながら見えて来た海に向かって吠える様に嘆願する。
一瞬荒れた空が歪んだけれど、直ぐにまた愛しい神様の神気とぶつかり合う。
「私は私達をお守りくださっている島神様も、愛しい神様も大事にゃ!何方も怪我をして欲しくないにゃ!」
辿り着いた崖で膝を付き、崖の縁を両手でしっかり押さえて出来るだけ前へ顔を出して叫ぶ。
顔に当たる豪雨が少し痛い。
けれども訴える度に揺らぐ神気を励みに訴え続ける。
なのに島神様も愛しい神様も止まってはくれない。
此処からじゃ島神様の欠けた耳崖が見える程度。その奥がどうなっているのか計り知れない。
焦る気持ちを抑えて訴え続ける。昂る神々に対して出来る事などそれくらいしかないのだ。
「止まってくれないなら愛しい神様と駆け落ちするにゃよ!?」
とはいえ矢張り焦っていたらしい。
咄嗟に出た言葉にハッとして口を塞ぐが時は既に遅かった。
気色を浮かべる愛しい神様に反して、島神様が大きく震えた。そして癇癪を起こした様にあちこちに神気を当たり散らし始めたのだ。
「ご!こめんなさいにゃ!ちゃんとご挨拶して!結婚の許可を貰うにゃ!だから落ち着くにゃん!」
一生懸命に言い繕うけれど、言えば言う程地震や嵐が激しさを増す。何故だろうか。わからないけれど私は訴え続けるしかない。
『クックック!ほんにあの猫獣人の子は良い男よのう!この我が骨抜きになったわい!どうれ、我も結婚の挨拶とやらを頑張るかの!』
愛しい神様も私の援護に回ってくれるらしい。頼もしいと思ったのに何故か島神様から『ぴえーん!』という泣き声?の様な物が聞こえた。
訳がわからず首を傾げるしかない。
『ほれ!島のよ、主が意固地にすると大事な子に嫌われるぞ!』
物凄く愉しげな声が愛しい神様から聞こえる。
反して「むきーっ!」と物凄く苛立たしげに地団駄踏む雰囲気が島神様から伝わる。
「??落ち着いて欲しいにゃんっ!深呼吸にゃよ!大っきく吸って深く長く吐くにゃ!」
島神様から私を捉えようと神気の帯が左右から放たれたけれど、愛しい神様が愉しそうにパシパシと弾いていく。
何故そんなに荒ぶってしまうのだろう。私にはわからない。
そうこうしている間にも島の中は悲惨な状態になっていく。このままでは母さんやアッシュ達が……。
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