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第二章 死者蘇生 ―レイズデッド―
現れた帰還者と天文部
しおりを挟む血溜まりだけが残っていました。
アスファルトには筆で乱暴に一筆書きしたような血の一筋が続いています。
その先で、メクルはただ血溜まりを見つめていました。
消えた、嘘だ、どこに、嘘だ、異世界、嘘だ、冷静になれ、報告、でも、嘘……。
思考のニューロンが信号系統を焦がしてメクルの頭を駆け巡ります。
吹き上がる焦燥感、生まれでたどろりとした感情がメクルの両足を血溜まりへと縫い付けました。
そんなメクルの背を押す手がありました。
「お、おいっ! 俺は悪くねぇぞ! そいつが勝手に飛び出してきたんだ!」
メクルの背を押したのはトラックを運転していた中年の男性でした。
無精髭にぶっくりと膨らんだ腹の重みに背を曲げながら、脂臭い息を吐き出し吠えます。
「お前見てただろ! 警察に証言しろよ! 俺は何も悪くないって言えよ! なぁおいっ聞いてんのかガキっ!」
今度は肩を強引に掴まれ、血溜まりに縫い付けられていたメクルの足が動きました。
振り返り、男を見ます。
「ひっ、な、なんだよ、俺が悪いっていうのかよ!」
男が顔を青くして後ずさりました。
今、自分がどんな顔をしているのか、メクルには分かりませんでした。
全てを奪われたような悲しみ、流れ出る岩漿の如き、ふつふつと沸く怒り。
混濁する感情、悲しみが膝を折ろうとします。しかし焦が膝を支えます。
そして怒り、誰に対しての怒りか、男、世界、神、運命、どれを撃てばこの気持ちが収まるのか。
「なんだよ! 俺は悪くねぇだろがよ! こいつが、こいつが勝手に、え……あれ」
メクルは、自分勝手に喚き散らし、責任を擦り付けようとする、そんな男を――、
「い、いねぇ……は、はは、なんだ、勘違いかよ……人生終わったかと思ったぜ……、あ、おい! てめぇどこ行くんだ! 車の凹みどうすんだっ! 弁償しろ!」
メクルは叫ぶ男を無視して、走り出しました。
来た道を引き返すように、彼を探した時の速度のままで、走り出しました。
スマホをリュックから取り出し、走りながら幾つかのメッセージを打ち込むと、握りしめたまま走りました。
目指す場所は、『異世界転移対策生徒会執行部』、今一度、御影学園目指してメクルは走ります。
今自分に出せる全力をもって走ります。
消えた彼、その命が、今や一分一秒を争う戦場へと投げ込まれたのですから。
§ § §
日本の全てが此処にある。
国立御影学園はそんな巨大学園です。
その母体となったのは大正初期に設立された小さな木造校舎でした。
2階建て、生徒数も三桁に届かない程度の小さな学び舎です。
珍しいといえば、他校と比べて大きな図書室が別館としてあるくらい。
創立から100年が経った今、その規模は世界を見ても比類無き敷地面積を誇ります。
それは小さな県がまるまる収まる広さを一学園に属する財団が国と共有し所有していました。
その中でも学園の中心に位置する、御影学園中央部には世界最高峰の知識人が集まり、その高度なカリキュラムを求めて世界各国から入学希望者が集まり、構成されたもはや巨大な都市でした。
下は1歳から上は大学院までの学舎、各種学生寮から生徒専用マンション、最先端の研究棟、軍事演習場、各国の食事処、レジャー施設、警察署、消防署、総合大型病院、イベント会場、各種ブランドを揃えた巨大なモールまでを複数備え、学内の移動手段は学園運営のバス、路面電車、タクシー、そして生徒や教員が自由に使えるレンタルサイクル、バイク、車までを取りそろえ、一度学園へと入れば死ぬまで生活に困ることはありませんでした。
地下には巨大なダンジョンがある、実は異星人との交流が始まっている、校長は不老不死の魔法使い、そんな都市伝説が枯れること無く沸き続ける、ここはまさに日本から生まれ出る熱量の源泉でした。
そんな学園で自らの実家、もしくは寮や所有するマンションへと帰宅に賑わう生徒達の声が遠ざかり、静かになった御影学園中央第1校舎東側4階、その廊下にヒロとピーシーが居ました。
生徒会執行部教室と書かれ掛けられた立札の前で、制服に着替えたヒロは唇を尖らせてあからさまな不機嫌顔、ピーシーは眠気を堪えられないと薄目で壁にもたれかかって待っていました。
そこにメクルが走ってやってきます。
額に汗を浮かべ、息を切らして、目は少し赤くなっていました。
「お、やっと来たよ、なんだよこれから休暇だって時に呼び出してよぉ」
ヒロは不満たらたらだと走ってきたメクルにブーたれました。
ピーシーもその声に目を覚ましたのか、壁から背を離してメクルを見ます。
「何か、あった、そう?」
ピーシーだけはメクルの異変に敏感でした。
真面目で堅物で感情の出し方が下手の仕事人間、そんなメクルが目を赤くしているのです。
凄腕の殺し屋に目潰しをされたか、あと一つぐらいしかピーシーは理由が思いつきません。
「……うお、なんだよメクル、お前、まさか泣いてんのか?」
涙を流しているわけではありません。
ただ、涙を流した後のような顔にヒロも気がつきました。
「…………あー、あぁうん、なるほど、すべて分かったぜ」
全てを悟ったと、ヒロは頷きました。そしてメクルの隣に立ってその肩を抱きます。
「いいか、今回はまだその時じゃなかったんだ、ただそれだけだ、俺の知ってるお前は世界で一番イカしてて、どんな野郎でも食いつく最高の女だ、ただ今回はあいつがそんなお前のピチピチしてイカした女オーラに気圧されたんだ、まったく度胸のねぇ野郎だぜ」
残念、ヒロは何も悟っていたわけではありませんでした。
「ヒロ、たぶん、違う、もっと深刻」
ピーシーが近寄り、前からメクルを見上げます。
「フラれたんじゃねぇの? ええー、じゃぁなんだよ、まさかマジで仕事か! それで泣いてるのか! そりゃ泣きてぇのはこっちだよ、せっかくの休暇だってのによぉ」
「ヒロ、少し、静かに」
そう言ってピーシーがメクルの腰に手を当て、彼女を見上げるように表情を伺います。
そして目を大きく見開きました。
「……うそ……まさか」
ピーシーがメクルへ飛びつくように抱きしめました。
頭一つ分だけ背の低いピーシーが飛びつくと、メクルは力が抜けたようにピーシーの頭に顔を伏せました。
「……おいおい、まじで何があった、話せよ」
ようやく異常事態だと察したヒロがメクルの肩を掴みながら聞きました。
「…………くん……が、消えた」
ピーシーの髪の中でもごもごとメクルが呟きました。
その消え入りそうな一言で、メクルの肩を握るヒロの力がとても力強くなりました。
「”奥付君“が、消えちゃった……」
その絞り出すような一言で、全てを察し、メクルの腰を抱きしめるピーシーの力が強くなりました。
ヒロに握り閉められた肩に痛みが走ります。
それはヒロの怒りで、ピーシーの悲しみでした。
「なんで、クソっ! ふっざけやがって、最悪のタイミングじゃねぇか! どこの世界の野郎だ!」
隠しきれない怒り、まるでメクルの心を代弁するかのようにヒロは叫ぶと、近くの壁を片方で殴りました。
ピーシーはただ黙って温もりがメクルへと伝わるように抱きしめます、こんなに暑い夏なのに、メクルの体は汗で冷え切っていました。
「……ありがとう、ピーシー、ヒロ」
メクルの強ばり続けていた胸の焦燥感、凍り付くような息苦しさ、不安。
それをピーシーの熱が少しずつ解け始めると、ここに来るまでに必死に堪えて縛り上げていた心の止め紐がするりと解けるのと同時に、暖められた氷から滴が零れるようにピーシーの頭上へメクルの涙が落ちました。
「泣かないで、メクル、大丈夫、大丈夫だから」
いつもは感情の起伏が乏しいピーシーに優しい声で慰められると、メクルは余計に涙が溢れてきました。
泣いてる場合じゃない、分かってる、それでも止められない涙がメクルの両目から静かに零れます。
ピーシーは頭がどれだけ濡れようとも気にせずに一生懸命にメクルを抱きしめました。
本当は叫びたい、本当は声を出して泣き出したい。
だけどメクルには辛い自分を慰める前にすべき事がありました。分かっています。
「よし休暇は延期だ、メクル、戻ったら奥付も一緒に休暇にいくぞ、南の島でバカンスだ、この俺が全力で協力してやんよ」
「……うん」
メクルは弱々しく頷きます。
「ネズシーチケット、一枚増やす、夏は4人、デート」
「……うん」
メクルは少し強く頷きます。
「よぉし! そうと決まれば、行くかぁ! ぬぁー連勤《れんきん》だぜ、最高の友達だなぁ俺達ってばよぉー」
ヒロはやる気をひねり出そうと肩をグルグル回して休暇への未練を投げ捨てます。
「準備、開始、即時」
ピーシーも抱きしめていた手を離して、メクルのお腹の前でグッと握りこぶしを両手で作りました。
「うん、ありがとう、二人共」
一度だけ涙を拭って両目をこすりあげ、メクルは今一度一本の紐を心に強く結びます。
「助けに行こう、異世界へ」
大きく深呼吸して、扉をノックしました。
§ § §
「入ってくれ」
生徒会執行部室からの声に扉を開こうとすると、勝手にドアノブが回って開きました。
「あ、綴喜さん、お疲れ様です!」
現れてぺこりとお辞儀をしたのは丸坊主の生徒会執行部一年の青年でした。
「では自分、これより急ぎでこれを届ける任務があるので失礼します!」
メクル達と入れ違うように書類を片手に教室を急いで出て行きます。
どうやら手にした書類をどこかに届けるようでした。
彼の足音が小さくなる中、三人は教室へと入って扉を閉めます。
生徒会執行部教室は中で数人の生徒が連絡を取り合ったり、話し合ったりしていました。
書類を睨み、ノートパソコンを慌ただしく叩き、すこしピリピリとした空気。
「失礼します、図書委員実行部隊所属、綴喜メクルです、緊急事案の報告に来ました」
メクルの声に教室の喧噪が一瞬やんで、全ての視線がこっちへと集まりました。
数人の生徒の中、一人の精悍な青年がメクルを見て言いました。
「君達か、確か休暇に入ったと会長からは聞いていたが?」
ポマードか何かで固めた輝く七三黒頭、糊の効いた黒学ランを完全に着こなし、いかにもお堅い性格でございますと黒縁の眼鏡をかけた青年がメクル達を一瞥しました。
そして他の生徒数人に、
「おい死にたくないなら手を止めるな、今は一秒を争え、今すぐ死にたいなら俺に言え、一秒もいらんぞ、さぁ動け」
と剣幕を飛ばしました。
眼鏡では隠しきれない鋭い目つきは新米執行部の面々の背筋を冷たくさせます。
彼の腕章にはこうあります、「生徒会執行部副会長、桐鮫剣真」
再び教室に喧噪が戻る中、剣真が一人立ち上がって三人に向かいました。
「緊急の報告だったな、わかった、少し外で話そう」
許諾を得る必要はないと何の返事も待つことなく青年は三人の横を通り過ぎて廊下へと出ました。
「なんかあったのか、剣真の野郎、相変わらずおっかねぇよなぁ、会長とは別路線で」
「いつもより、パワハラ魔神」
確かにいつもより空気が鋭く、なにかあったのは確かでした。
メクルだけはすぐに何かを察したようで剣真の後を追いかけて外へと出ました。
ヒロとピーシーが続いて廊下に出て扉を閉めると同時に剣真が口を開きました。
「駄目だ、無理だ、許可できない」
開口一番に三連発でそう言いました。
「ちょいちょいちょいとよー、俺達まだ何も言ってないだろ」
「先ほど異世界へと転送された高等部二年生徒、“奥附”を追いかけたい、そうだろう」
「おろ、さすがはチート学園の生徒会、情報がはええな、だったらこれは俺達の仕事だろ?」
チート学園とは、国立御影学園の別称でした。
一つに学園の卒業者の多くが各国の中枢へと所属する程の優秀な逸材を生み出すことから。
もう一つは字のまま、そのままの意味で、極秘裏に特殊能力者を多く保有する事からでした。
「駄目だ」
「だっかっらっなんでだよ! 生徒がまた一人消えたんだぞ! 一秒を争うんだろ!」
「駄目だ、これは優先順位の問題だ」
「いやだから、救出が一番優先すべき事だろうがよ! 奥付が爺になっちまったらどうするんだっ!」
異世界へと転送されてしまった生徒の救出は、御影学園の中で最も優先させるべきことでした。
それもできるだけ早く、限りなく早くです。
なぜなら飛ばされた異世界と現実には総じて時間差、それも下手をすれば現実のプラスマイナス数万倍という時間差が存在するからです。
仮に時間差が1万とした異世界に飛ばされ、現実での救出が一時間遅れたとすれば、異世界では1万時間が経過した事になります。
それは現実における416日です。
では10万時間、100万時間、さらにもっと時間差のある異世界に飛ばされるとどうなるか、急ぎ救出に飛んだ新たな異世界で見つけたのは、かつて17歳だった少年が1000年前に世界を救った救世主として銅像が建てられ、当の本人は立派なお墓の下にいることもありました。
またその逆もしかり。
こちらでの1時間が向こうでの1秒という事もあります、この場合はまだ救出に余裕ができる分、運が良い方です。
「……優先順位……、わかりました、では私達も急ぎます」
ヒロの抗議になぜかメクルが答えました。
「そうかすまないな、休暇の予定を受諾した直後だというのに」
「かまいません、ではこれで失礼します」
「後で詳細をスマホに送るので目を通してくれ」
「必要ありません、大体の事は把握しました、それでは」
納得しましたと、メクルはあっさりと執行部の教室を離れようとしました。
「ちょいちょいまてーい!」
もちろんヒロはそんなメクルの肩をムンズと掴んで止めました。
「でたでたまただよ、その頭が良い者同士の全てを察しましたのでっておいてけぼりトーク! 毎度言ってんだろ! いいか! 俺とピーシーは馬鹿なんだ! お前らほど一瞬で物事がやりとりできないの! 馬鹿にも分かるように話せッ痛ぅ⁉」
次はピーシーからヒロの後頭部へ抗議の縦チョップが飛びました。
「私、馬鹿、違う」
「じゃ、じゃぁお前が説明してくれよ、言っとくが俺は物分かり悪いぜぇー、察しろなんて無理だからな、伊達に歴代トップの赤点ホルダーじゃねぇからな!」
「なぜそんな事に自信ありげなんだ、君は」
ここまで自信に満ちたおバカ宣言に思わずピーシーだけではなく剣真まで呆れた表情で嘆息がでました。
「私から説明するよ、でも急ぎだから道中歩きながらでいい?」
「うん? まぁそれでもいいけどよ、そんなに急いでるのか?」
「すごく急いでる、かなり急いでる」
「はい? え、まじでなにがおこってるんだ?」
疑問符を浮かべ続けるヒロをよそにメクルは再び廊下を歩き出そうとしました。剣真がそんなメクルに今一度問いかけます。
「綴喜君、資料は本当にいらないのか?」
「必要ありません、さっき“読みました”から、住所と名前も全て暗記しました」
「読んだ? ……あぁ、さっき彼とすれ違った瞬間か」
「はい、今のところ8人ですよね、すぐに調査に向かいます」
「話が早くて助かる、君のその能力、内の執行部に譲渡する気はないか? どちらかと言うと内政向きだろう、それは」
「そうでもないですよ、それに私以外がコレを扱うと……すごく老けますよ?」
「老ける……か、そうか残念だ、まぁこれ以上は心労の白髪も増やしたくはないからな」
「いつもご苦労様です、では」
「いやまて、分かってると思うが――」
「緊急事態宣言中は全部活、全委員会は執行部からの許可が無い限りは勝手に動くな、ですよね、わかってます、それでも少し会いたい人がいるので、失礼します」
今度こそメクルは歩き出します。
ヒロとピーシーもその後に続き歩き出しました。
最初の廊下の角を曲がった所で、もう聞こえないだろうとヒロが口を開きます。
「剣真の奴、最近老けたと思ったら若白髪か……やだねぇ責任有る中間管理職てのは」
「私達のために苦労してくれてるんだから、そんな事を言っちゃ駄目だよ、ヒロ」
「ヒロ、恩知らず」
「うるせぇよ、なんだよ、今度肩でも揉んでやればいいのか? もげるぜぇ、俺が本気で揉んだら肩とか超もげるぜぇー、よく煮込んだ手羽本みたいにポロっとよぉー」
暴力的な笑みと共にヒロが両の掌をグッパグッパと二人に見せます。
「肩揉む、間違い、胸揉ませる、剣真、喜ぶ」
ピーシーはそう言ってヒロの大きく揺れる両胸をとっくりと見ました。
そのダイナマイトボディの破壊力はヒロの能力に引けをとりません。
「ピーシー、おじさんくさいよ」
「事実、剣真、ああ見えて、むっつり」
「おいおいなんだよ、あいつそうだったのか、しゃぁねぇなぁ今度いっちょ揉ませてやろうかな、おおうなんて良い奴なんだ俺は」
まったく恥じらう事もなくヒロはその自慢の両胸を張りながら歩きます。
「お金、貰う、稼げる」
「いいね、ピーシー、お前ならいくら出す?」
「いい、節約中、だから、メクルの揉む」
「だからセクハ……、あれ、私の胸がコスパが良いみたいな扱いになってない?」
メクルは思わずピーシーを見ますが、目を逸らされました。
「そうだぞピーシー、良い女にセクハラして良いのは俺みたいな良い女だけだ」
そう言って、ヒロはまた手をワキワキとしながらオヤジ臭い手つきでメクルに迫りました。
メクルはさらに歩く速度を上げます。
「逃げるなよぉ揉ませろよぉ、なぁねぇちゃんいくらや、ううん、おじさんボーナス入って懐が温かいからいっぱいお小遣いあげちゃうぞ」
「私も一緒の金額稼いでるから遠慮します……、それより説明」
「お、そうだそうだ、で、何がおこった? お前の大好きな人より優先すべき事なんて、世界の終わりぐらいしかないだろ」
「だ、だだ、大好き……じゃ、その、いや、あの」
「脱線、再び」
「あぁそうだ、そんで世界が終わるのかよ?」
「うん、そう、世界が終わるかもしれないよ」
「はい?」
先頭歩くメクルと、後方を歩くピーシーが同時に言いました。
「「帰還者が現れた」」
§ § §
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