フューマン

nandemoE

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フューマン8

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「昴流は、そうなることを望んでいるのか?」

「だったらどうする?」

「昴流様」

 大君が言葉に窮しているところに割って入ったのは運転席に座るナナだった。

「少し悪戯が過ぎるのではないですか。私共は反乱も起こしませんし、人間に代われるような存在でもありませんよ。お義父様にフューマンの欠点もお伝えするべきでは?」

「ああナナ、良いところだったのに」

「もちろん昴流様がお義父様との再会を楽しみにしていらっしゃったのは私も重々承知しております。それに、私にはこんなにはしゃぐ昴流様は初めてのことです。でも、子供の頃のように悪戯をするつもりでも、昴流様のそれは子供の悪戯のレベルではないのですよ。お義父様もきっとお困りになってしまいます」

「……解った、解ったよ。ナナの言う通りにする。ゴメン父さん。僕、少し浮かれてたみたいだ」

「悪戯か? 悪戯だったのか?」

「うん。父さんと話せるのが嬉しくて、ちょっとフザけてみたかったんだよ」

「お義父様、昴流様もきっと悪気があってのことではないんですよ。ただ、幼少期にお義父様に甘え切れなかった分を……」

「あーあー良いよ良いよ!……参ったなこれは」

 昴流は照れ隠しに窓の外へ顔を背けた。
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