フューマン

nandemoE

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孫3

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「ええ? どうしたのお爺ちゃん。今の笑う場面じゃないでしょ?」

「いやゴメン、何だか微笑ましくてさ。当人間じゃ笑い事じゃなくてもさ。家族でこうやってイガミ合うのも幸せの一ページって言うか、お爺ちゃんが求めていたのはこういう幸せなんだって言うか……」

「え、何? 今度は涙?」

「何だか嬉しくなっちゃってさ……言っておくけど、年老いて涙脆くなるのはまだ先だからな。でも嬉しくてさ。幸せでさ。俺、離婚してから3年間、ずっと一人だったから」

「お爺ちゃん……」

「ごめん父さん、僕もみっともないところを見せちゃったようだ」

「いやいや良いんだよ。気にしないで続けて見せてくれ」

「続けてって、凄いなお爺ちゃんは。これを見て嬉しいとか笑っちゃうとか。何て言うか、大きいだろ。本当にお爺ちゃんなんだな。若い見た目じゃ、えっ? て思うけど、なんか今、完全に腑に落ちた感じがした」

「嬉しいよ。俺、宙光君に会えて本当に嬉しい。死ななくて良かった」

「泣かないでお爺ちゃん。それに俺のことは宙光でいいよ、お爺ちゃんなんだからさ」

「解った。これからよろしくな、宙光」

「うん、よろしく。今度色々話聞かせてよ。俺、お爺ちゃんの話、すげー興味ある」

「解ったよ。それより時間大丈夫なのか、何処か出掛けるつもりだったんだろう?」

「あ!ゴメン、ちょっと友達に会いに行くんだった」

「コンビニじゃなかったのか」

「これだけ身なりを整えてコンビニだけは無いだろう。確かにお前は優秀なんだろうけど、そう言うところだぞ昴流」

「面目ない、父さん」

「うわすっげえ、親父が折れたよ。俺、お爺ちゃんとは上手くやれる気がする。あ、ゴメンもう行くわ」

「気をつけて行くんだぞ」

「ありがと、じゃね」
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