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第九十四話
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春先になって、大学の時の先輩から結婚式の招待状が届きました。
私が大学のとき入っていたコーラス部ではずいぶんと世話になったので、先輩も私のことを覚えていたのと思いうれしくなりました。
式の当日はコーラス部の女の子達も数人呼ばれていて、隣り合わせの席に固まって座りました。
結婚相手の男性は、大学の時交際していた男の子とばかり思っていたのですが、見かけない顔で職場結婚だと言う事でした。
「あのときの彼氏とはどうなったのかしらね」と女の子同士でヒソヒソ話をして盛り上がりましたが他の人に聞かれたらどうするのかしらと私は黙っていました。
式が無事に終わったあと、他の先輩たちに「久しぶりだからちょっとお茶でも飲んでいきましょう」と誘われました。
ほかにもコーラス部の女の子達が数人招待されていたので、式のあとちょっとお茶でも飲んでいこうという話になりました。
大学の時の誰それさんが結婚して子供ができたの、誰それさんは不倫して離婚しただの、うわさ話が延々と続いて私は聞いていてうんざりしてきました。
話しの種も尽きた頃に誰かが「この近くにね、カラオケルームが開店したんだけど、割引券もってるのよ」と言い出しました。
女の子達には「割引券」と言う言葉がたまらなく魅力的に響いたようで、「じゃみんなですぐ行きましょう」と話しがまとまりました。
私は早く帰りたかったのですが、みんなで盛り上がっているのに水を差すようなことはとても言い出せませんでした。
喫茶店を出て、大学の近くまで行くと、以前レンタルビデオショップだった店が、カラオケ店に新装開店になっていました。
学園祭の時にカラオケコンテストでやったモーニング娘の曲をみんなでやると、なつかしくて泣き出す女の子もいて大変な騒ぎでした。
誰かがお酒を頼んだらしくて、私も無理矢理飲まされて目眩がしてきました。
大学の時合コンでよく歌った曲を何度も繰り返し歌うとすぐに酔いが回ってきました。
私は気分が悪くなってトイレに駆け込み、何度も吐いては水を飲みました。
ようやく気分が落ち着いてきて、部屋に戻ってみるともうみんなは先に帰ったようで、大学生らしい男の子達が大勢部屋に入っていました。
私はバッグがどこにあるのか分からなくて「あの、バッグ見ませんでしたか、茶色のショルダーバッグなんですけど」と男の子の一人に聞いてみました。
すると「あ、ありますよ、こっちですよ」と言いながら私の手を引っ張りました。
カラオケセットの前まできて、回りを見回しても茶色のショルダーバッグは見当たりませんでした。
「あの、バッグどこですか」と私が聞こうとすると「かまわねえから、やっちまえ」と男の子の声が聞こえました。
私は慌てて逃げ出そうとしましたが、すぐに床に押し倒されました。
激しい欲望がが私に襲いかかると、強い風が私の体を突き刺すように吹き付けてきました。
許しを請う時も与えられずに、私の体は征服者に汚されました。
繰り返される律動は、やがて稲妻にかわり私の体を引き裂きました。
満足する間もなくすぐに次の杭が私に打ち込まれ、また今度も激しい律動が私の体を突き抜けました。
いつ終わるのかわからない儀式は、何度も繰り返しては私の身体を引き裂きました。
私が大学のとき入っていたコーラス部ではずいぶんと世話になったので、先輩も私のことを覚えていたのと思いうれしくなりました。
式の当日はコーラス部の女の子達も数人呼ばれていて、隣り合わせの席に固まって座りました。
結婚相手の男性は、大学の時交際していた男の子とばかり思っていたのですが、見かけない顔で職場結婚だと言う事でした。
「あのときの彼氏とはどうなったのかしらね」と女の子同士でヒソヒソ話をして盛り上がりましたが他の人に聞かれたらどうするのかしらと私は黙っていました。
式が無事に終わったあと、他の先輩たちに「久しぶりだからちょっとお茶でも飲んでいきましょう」と誘われました。
ほかにもコーラス部の女の子達が数人招待されていたので、式のあとちょっとお茶でも飲んでいこうという話になりました。
大学の時の誰それさんが結婚して子供ができたの、誰それさんは不倫して離婚しただの、うわさ話が延々と続いて私は聞いていてうんざりしてきました。
話しの種も尽きた頃に誰かが「この近くにね、カラオケルームが開店したんだけど、割引券もってるのよ」と言い出しました。
女の子達には「割引券」と言う言葉がたまらなく魅力的に響いたようで、「じゃみんなですぐ行きましょう」と話しがまとまりました。
私は早く帰りたかったのですが、みんなで盛り上がっているのに水を差すようなことはとても言い出せませんでした。
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私は気分が悪くなってトイレに駆け込み、何度も吐いては水を飲みました。
ようやく気分が落ち着いてきて、部屋に戻ってみるともうみんなは先に帰ったようで、大学生らしい男の子達が大勢部屋に入っていました。
私はバッグがどこにあるのか分からなくて「あの、バッグ見ませんでしたか、茶色のショルダーバッグなんですけど」と男の子の一人に聞いてみました。
すると「あ、ありますよ、こっちですよ」と言いながら私の手を引っ張りました。
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