【完結】令嬢はされるがままに

asami

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第九十五話

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 いつものように朝旦那を送り出して、洗濯と掃除を始めると、ドアのチャイムがなりました。
誰だろうと思って出てみると、中年の女性が立っていました。
「バスコントロール普及会の者で、保健所に頼まれて回ってるんです、」と言いながら身分証明書を見せてくれました。
バスコントロールなんとか協会の指導員という肩書きがプラスティックのカードに書いてありました。
私はてっきり保健所の人だと思いこんでしまいました。
「いま、避妊とかどんな方法でやってらっしゃいますか」、と聞かれて、「最近あっちは全然してなくてと」つい余計なことを言ってしまいました。
すると、「ご主人のお仕事コンピュータでしょう、最近そうゆうひと多いんですよ。」
「でも大丈夫いい薬があるんです」と言いながら、なにやら高そうなドリンク剤の瓶を取り出すと、「これねバイアグラとかああゆうお薬とは違うんですよ、漢方薬だから副作用はないし、女性にも効くんですよ、どう効き目試してみませんか」と言いながらもう勝手に瓶を開けて、私に差し出してきました。
私はもう瓶を開けてしまったからには、飲まないわけにはいかないと思って、言われるままに小さい瓶を一本飲み干しました。
漢方薬らしく少し苦みがありました。
飲んだ次の瞬間に、お腹の中が熱くなるのがわかり目眩がしてきました。
「どうですよく効くでしょう」と言いながら、「コンドームといってもね、いろいろあるんですよ」といろいろな形のコンドームを目の前に並べ始めました。
中には奇妙な形をしたものもあって、不思議な気がしました。
「これどうしてイボイボが付いてるんですか」と試しに効いてみると、「いいところに気が付きますね、このイボイボがいいんです、女性の身体も刺激するし、男性のあれも刺激するんですよ」と言いながらいやらしい顔で笑ってみせました。
「奥さんこうゆうのもあるんですよ、」と言って取り出したのは、紫色の変な形をした道具でした。
私にはすぐに何だか分かりませんでしたか、よくよく見るとバイブレータとか言う物だと見当が付きました。
結局はこれを売りに来たのねといまさらになって気が付きましたが、立ち上がろうとしても身体に力が入りませんでした。
さっきの薬は随分と効き目が強いようで、体中が熱くなり痺れたようになって動けませんでした。
「どうです試してみません、気持ちいいんですよこれ」と言いながらは指導員の女性は私の背後に立つと、私の脇腹をそっと撫で上げながら、もう一方の手でバイブを私の閉じた股の間に押し入れてきました。
細かい振動が私の腿を揺すって、くすぐったいような熱い感触が広がっていきました。
私は何度もため息をつきましたが、ここちよい感触にもう逆らえませんでした。
「奥さん、バイブよりオXンXンの方がいいんでしょう、でも旦那さんが相手をしてくれなければ困っちゃっいますよね」と聞かれて私は「そうですね」と曖昧に返事をしました。
「ところで奥さん、この近くなんですけど、奥さんを気に入って是非交際したいって男性がいるんですけど」
「もちろん、結婚なさっててね、不倫というか、割り切ったおつき合いがしたいんですって」
「奥さんはセックスがお嫌いでね、子供作るのもいやだと言っていてね、離婚はしたくないからって、別居中なんだそうですよ」
「奥さんの実家は資産家で世間体もあるから離婚は絶対しないんですって」
「ね、いいお話でしょ、お互いにセックスだけの割り切ったおつき合いって、都合がいいでしょう」と不倫をしきりに勧められました。
「奥さんも旦那さん相手してくれなくて、欲求不満たまってるでしょう、わかるわあ」
「たまには息抜きに遊びたいでしょう奥さんも」と耳元で囁いて来ました。
「奥さんはまだ若いんだから、我慢できないでしょう、それが普通よね。誰だったそうよ」と言われても私は返事が出来ませんでした。
バイブの先端が私の一番感じる所を探り当てると、急に振動が強くなりました。
私は思わず小さな声で「だめ」とつぶやいてしまいました。
「奥さん、男の人に相手にしてもらえるのは今の内だけなのよ。チャンスは今だけなの。今決めなかったら一生後悔することになるのよ」と女に言われて私は確かにそうかもしれないと思えてきました。
私が迷っているのを見透かしたようにバイブの振動が私の敏感な所を責め続けてきました。
はいと言うまでは、バイブを使うのを止めない気らしいので、私は諦めて「お会いするだけなら、お会いしてもいいです」と返事をしました。
女は携帯を取り出すと「この間の話ですけど。奥さんがオッケーしてくれました」と誰かに報告していました。
「折り返し奥さんに電話が来ますから、ちょっと待っててくださいね」と女が言うとバイブレータを私に渡しながら「これサービスで置いていきますね」と言って出て行ってしまいました。
バイブレータはまだ電源が入ったままで、私の指先には細かな振動が伝わってきました。
居間に戻ろうとしたとき急に玄関先の電話機のベルがなりました。
私はきっと女が言っていた男からの電話だと思ってどうしていいのか判らなくなりました。
私が女の誘いに乗ってしまったのがいけないんだとは思いましたが、どうしてきっぱり断らなかったのか自分でも自分の気持ちが分かりませんでした。
一応は電話に出ないと失礼になるかもしれないと思って私は不安な気持ちで受話器を取り上げました。
「もしもし、紀正です。奥さんに連絡するように言われたので」と男の低い声が聞こえてきました。
旦那とは違って低くて太い声を聞いて私は胸がドキドキしてきました。
私はさっきの事は断ろうと思いましたがどう話していいのか迷って言葉がでませんでした。
「奥さん、旦那さんが構ってくれなくて、寂しくて我慢できないんだろう」と半分脅すような口調で言うのを聞いて私は子宮が不意に痺れるように熱くなりました。
「奥さん、寂しい時は一人でやってることがあるだろう、旦那のいない時はいつもやってるははずだ」と紀正さんに言われて私は紀正さんが何の話をしてるのかすぐに判りました。
「今やりたい気分なんだろう、いますぐ一番感じる所を指で押されるんだ」と紀正さんの声が聞こえてきて私はやっぱりと思いました。
私は紀正さんの誘いに乗ったりしたらきっと困ったことになると思いましたが、自分でも自分の気持ちが判らなくなりました。
「今すぐやるんだ、やらないと電話切るぞ」と紀正さんが低い声で脅すように言うのを聞いて私は自分の気持ちを抑えられなくなりました。
「やります、電話切らないで」と慌てて紀正さんに返事をすると、急に迷っていた気持ちがふっきれて楽になりました。
「いま触ってます」と紀正さんに言うと「バイブを使うんだ、俺のいう事が聞けないなら電話切るぞ」と紀正さんの声が私の耳に響いて来ました。
私はもう紀正さんには逆らえないと覚悟を決めてバイブレータを感じる所に押し当てました。
体の奥からあふれ出る熱い噴流は頭のてっぺんまで吹き抜けると、私の体は小刻みに震えだしました。
「このドスケベ女、こんな変態はじめてだぜ」と紀正さんに言われて私の身体は一気に熱くなりもう止まらなくなりました。
「今すぐパンツを脱ぐんだ」と命令されて、私は立ち上がってパンティーを脱ぎました。
「いいか、これから近くのコンビニに行くんだ、そしてエッチな本立ち読みするんだ、本を選ぶときは前屈みになるんだ、分かってるな、後ろから丸見えだ、」そう言われて私は身体が震えてきました。
私の身体はもう花園の奥の奧から熱くなってもうなにを言われても逆らえなくなっていました。
受話器を置いて家を出ると言われた通りに近くのコンビニに行くことにしました。

コンビニまで歩きながら私はこのあとどんな事が起きるのかと思って不安と期待の入り混じった気分になりました。
コンビニで紀正さんと出会ってちょっとお喋りをしただけですむなんて事は絶対にないはず。
私のパンティーを脱がせたってことは紀正さんが私と今すぐ不倫するのが目的だとしか思えませんでした。
いくらなんでもさっき知り合ったばかりのの男性と深い関係になるなんて、自分がそんな淫乱な女性だとは思いたくありませんでした。
旦那と結婚してから、不倫など一度も考えたこともありませんでした。
愛し合っているからセックスだって素晴らしいはずだと新婚当時は期待していましたが、いまは旦那に期待するだけ無駄だとよく判ってきました。
このままドキドキするような素敵な体験もせずに年をとるなんて、考えただけでも自分が惨めになるだけ。
不倫はいけない事かもしれないけど、一生に一度のチャンスを逃すなんて絶対に損だと思えてきました。
コンビニの自動ドアが開いて、「いらっしゃいませ」と店員に声をかけられるとまた膝から腰が震えだしました。
レジの前を通って奧の雑誌売り場に行きました。
ちょっとエッチな女性向けのコミック雑誌がおいてあるのが目に入りました。
私は前屈みになって、コミックを一冊とると手元で広げました。
何が書いてあるのかを読んでいる余裕はありませんでした。
後ろを誰か男の子が通る足音が聞こえると私の膝がまたがくがく震えてきました。
何度も前屈みになって、雑誌を手に取ると適当にページをめくっては元に戻しました。
しばらく立ち読みを続けましたが、期待するような事は何も起きませんでした。
私はもしかしたら別のコンビニと間違えたのかと思い当たりました。
この近くにはほかにもコンビニは何件もあるので、紀正さんが言ったのは別のコンビニだったのかもと思ってがっかりした気分になりました
帰ろうとすると、携帯の呼び出し音が鳴りました。
送りつけられてきた写真は、スカートの下から撮った写真でした。
パンティーを着けていないらしくて、黒いアンダーヘアがはっきりと写っていました。
なんでこんな写真を送ってきたのだろうと思ってよくよく見ると、その次に私がコミックを立ち読みしている写真が続いて送られてきました。
さっきから誰かが私の写真を携帯で撮っているんだと気が付いて私は不安な気持ちになりました。
届いたメールを確かめると「お前は俺には逆らえないんだ。今からお前は俺の奴隷だ。一言でも逆らったらこの写真を旦那の会社に送るからな」と書いてありました。
さっきの電話の相手がこの店に居るんだと分かって私はもうとても立っていられないくらいに身体が震えはじめました。
旦那の会社にこんな写真を送られたりしたら、旦那は会社居られなくなるし、私とも離婚すると言い出すはず。
かといって紀正さんの奴隷になんかになったら紀正さんにどんなことを要求されるのか、怖くて想像もできませんでした。
すぐにまた携帯に着信があって「店を出て駐車場にある黒い車に乗れ」とメッセージが入ってきました。
私は指が震えてとても返事のメールを出すことはできませんでした。
店を出ると、コンビニのすぐに横の駐車場に黒い車が止まっていました。
私は震える足で、車の横までゆっくりと歩きました。
サングラスをかけた男が車の助手席のドアを開けました。
もう逆らえない、私はこの車に乗るしかほかにないと思い私は助手席に乗り込みました。
車はゆっくりと動き出すと、近くのラブホテルまで走り続けました。
中に入ると部屋の真ん中に大きなダブルベッドがおいてありました。
ふんわりと柔らかそうなベッドの上には、薄紫色のレース模様のシーツがかけられていました。
部屋全体が紫色の照明で薄暗くてらされていました。
私の子宮は紀正さんに乱暴に扱われるのを待ち望んでいるように熱くなりました。
浜辺におしよせる波のように、欲望は繰り返し私の体に押し寄せては退いていきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
許されない喜びの深い淵に私の体は沈み込んで戻ることができなくなりました。
激しい渦の流れに私の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなりました。
子宮からあふれる潮の流れがつま先から頭のてっぺんまでを奔流となって走り抜けていきました。
いつまで続くともわからない時間が私の心の中で凍り付いていました。
支配者が最後の至福の時を告げるのを待つしかもう希望はなくなりました。
支配者の剣は私の体を十分に楽しむと、ようやく最後の一撃で私を貫きました。
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