淫獄の玩具箱

asami

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第三話

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 学校の昼休みに幼馴染みの静子ちゃんが俺のクラスに来た。
「ねえ友ちゃん頼みたいことがあるんだけど聞いてくれるわよね」と静子ちゃんに頼まれて俺は静子ちゃんの頼みなら断るわけにはいかないと思った。
「こんど将棋の大会で団体戦があるんでけどメンバーが一人足りなくて困ってるの。友ちゃん将棋得意だったわよね」と静子ちゃんに言われた。
「そんなに強くないけど俺でいいなら出てもいいよ」と俺が答えると「それはとっても助かるわ。有り難う。だけど一つだけ問題があるの」と静子ちゃんが続けた。
「出場資格は女の子だけなの。だから本来なら友ちゃんは出場資格がないんだけど。そこをなんとかして出場して欲しいの」と静子ちゃんに言われて俺はなんとなくさっしがついた。
俺に女の子の振りをして将棋大会に出場して欲しいということらしい。
俺は静子ちゃんのお誕生会に呼ばれたとき静子ちゃんの服を着せられて女装させられたことがある。
その時はまだ子供だったから女装しても可愛く見えたが今は高校生だ。
「大丈夫友ちゃんだったら絶対にバレないから、だって友ちゃんは今でも女の子みたいに可愛いから」と静子ちゃんに言われて俺はその気になった。
学園祭のカラオケコンテストで女装したときも可愛くて女の子みたいと言われたことがある。
それに将棋を指すような女の子は大抵色気がなくて見た目は男の子みたいな子も多い。
うまく誤魔化せばバレないと思って俺は静子ちゃんの誘いに乗ることにした。
将棋大会に当日は事前に静子ちゃんの家に行って静子ちゃんのセーラー服を着てお化粧もしてもらった。
下着も女の子らしいピンクのレース模様のブラジャーとパンティーだ。
ブラジャーにはパッドも入れて胸を膨らませた。
胸が大きすぎると目立つし、ぺちゃんこだと男の子だと判ってしまうので、小さめのパッドを入れた。
駅で待ち合わせして他の女の子達と一緒に将棋大会の会場に行くと女子高生やその家族らしい大勢の人たちでごった返していた。
将棋を指すような女の子たちはみな真面目そうで色気もない。俺はこれならなんとか誤魔化せそうだと思った。
来賓の挨拶が終わるといよいよ大会が始まった。
俺は自分ではそこそこ将棋が強いと思っていたが将棋大会に出場するような女の子はみなかなり強い。
団体戦でも全然勝てなくて初戦で敗退してしまった。
残った時間は他のチームの将棋を見学して大会が終わるのを待った。
優勝チームが決まって講評も済むと他の女の子たちは反省会を開くというので俺はひとまず先に帰ることにした。
セーラー服を着たまま一人で帰るのは何だか不安な気がしたがしょうがない。
駅近くまで来ると「ちょっと、君可愛いねカラオケでもしないか」と男性に声を掛けられた。
知り合いかと思ったが見たことのない顔だ。
それに中年の腹のでたオヤジでどう考えても変だ。
どうやら俺の事を本物の女子高生だと思ってナンパするつもりらしい。
俺は本当の事を行った方がいいかと思ったが、女子高生の振りをして男をからかうのも面白いと思った。
男と一緒にカラオケ店に入ると飲み物を勧められた。
一口飲んで見ると舌にピリッと来た。
なんだか変だと思ったがそのまま飲み込むと胃袋が熱くなった。
頭がぼんやとして目眩がしてきた。


 目が覚めたとき俺は公園のベンチで寝ているのに気がついた。
家に戻ったはずだと思ったがどうも違っていたらしい。
どうやらコスプレのセーラー服を着たまま公園のベンチで寝たしまったらしい。
昨日の事を思い出そうとしたが、カラオケを出た所までは覚えているがそのあとの記憶がない。
俺はセーラー服を着たままなので着替えようと思ったが着替えがない。
持ち物をさがすと財布と携帯をもっている。
これなら家に帰る電車賃くらいはありそうだと思って公園を出たが自分がどこにいるのか分からない。
景色を確かめると高層ビルが一杯立っているのが見えた。
どうやら新宿にいるらしいと俺はなんとなく気がついた。
駅前まで歩いていくとマクドナルドを見つけたので一休みしようと思った。
エッグマフィンとコーヒーを頼んで空いてる席に座ると食べ終わったあとトイレに立った。
セーラー服を着ているので便器に座って小便をしようとしたとき俺は愕然とした。
股間にあるべきものがないのだ。
何度も手で触って確かめたがやっぱりない。
それでも小便がでるので用は済ませたがやっぱり変だ。
トイレの鏡で自分の顔を確かめてみたがいつもの俺の顔とは全然違う。
お化粧をしているから別人に見えるのかとも思ったが顔の輪郭が全然違う。
胸に手を当てて確かめると肉の塊の感触があって本物の胸だ。
何がなんだかさっぱり訳が分からない。
俺は昨夜何があったのか思い出そうとしてみた。
俺は昨日までは確かに男だったはず。
将棋大会でセーラー服の女装をしたが、それだけで身体が女になるはずがない。
スカートを直して席にもどったが頭の中は混乱するばかりだった。
このまま家に帰るかどうか俺には決心がつきかねた。
俺はもともと男の子なはず。
家に戻れば家の子じゃないと言われるに決まっている。
決心がつかづにぼんやりしていると携帯にメッセージが届いた。
携帯を開いてみると「今どこにいるの」とだけ書いてあって相手に思い当たりはない。
もしかして俺が女体化した事を知っていてメッセージを送ってきたのではないかとふと思った。
だったら何か事情を知ってるかもしない。
「駅前のマクドナルドです」とだけ返事を書くとすぐに「これから会えるかな」と返事が来た。
俺はマクドナルドでメッセージの相手と待ち合わせの約束をした。
しばらく待っていると中年の男が俺の座った席の前まで来て「いや、待たせたね」と声を掛けてきた。
俺は男の顔をよくよく確かめてみたが見覚えはない。
だが相手の男が俺を知っている所をみると俺の女体化と関係がありそうだと思った。
「さっそくだけど昨日のお礼だ。約束通り四万円だ」と男が俺に一万円札の束を渡そうとした。
俺はなぜ男が俺に金を払うのか理由は分からなかったが、とりあえずお金はあったほうがいいと思ってお金を受け取った。
中年の男性が女子高生にお金を払うのはもしかしたら援助交際かもしれない。
俺は一応確かめた方がいいと思って「これは何のお金なんですか」と聞いてみた。
「昨日の分だよ、約束通り一晩で四万円だ」と男が答えるのを聞いて俺はやっぱり援助交際らしいと気が付いた。
だが援助交際とは言っても実際に何が起きたのか俺には全然記憶がない。
昨日まで俺は男だったはずなので援助交際なんかできるわけがない。
俺は男に昨日のことをどう聞いていいのか迷ったが「今日もお金はもらえるんですか」と試しに聞いてみた。
男はすぐに「もちろんだよ、遊んだ後にちゃんと渡すからね」と答えた。
やっぱり俺は昨日この男と一緒に遊んだらしいがそれと俺の女体化と関係があるのかはよく分からない。
俺が黙り込んでいるのを見て男は「今日はどんな遊びがしたいのかな」と俺に聞いてきた。
俺はとっさに「昨日と同じがいいです」と男に答えた。
そう聞けば俺が昨日男と何したのか確かめられると思ったからだ。
男は口元を綻ばせて笑い顔を作ると「じゃあ、さっそく行こうか」と立ち上がった。
どこに行くのかは分からないがともかく一緒についていくしかない。



 大通りをしばらく歩いて横の小道に入るとネオンの看板がたくさんでている通りにでた。
飲み屋街らしい。
男はビルの一つに立ち止まるとエレベーターに俺を連れ込んだ。
男は俺を飲み屋に連れ込むらしい。
俺はまだ高校生だから大人が行くような飲み屋には行ったことがない。
俺はどんな所なんだろうと興味津々だった。
店に入ると見た感じは普通の喫茶店と変わらないが照明がかなり暗い。
天井にミラーボールがあってカクテル光線が薄暗い店の中で輝いて見える。
椅子やテーブルも普通の喫茶店よりはお洒落で高級な気がした。
店の中は奥に細長くて思ったより広い。
中央にカウンターがあり丸椅子がカウンターの前に並んでいる。
男は俺をカウンターに案内すると「飲み物はなにがいい」と聞いてきた。
俺はお酒なんか飲んだことがないので何を注文したら良いのか分からない。
「お任せします」と答えると男は適当に注文した。
バーテンダーは注文を聞いてさっそくシェーカーを振り始めた。
手慣れた手つきでシェーカーを振る手つきは見ているだけでも面白かった。
しばらくして俺の前に置かれたのはグラスに入った虹色のカクテルだった。
一口カクテルを口に含むと甘くて花の香りがして飲みやすい。
カクテルを飲むのは初めてだったけど、これなら飲めそうだと一安心した。
男はバーテンダーと何か話をしているのでその間に俺は店の様子を眺めた。
ちょうど私達が座っている後ろのテーブルには、中年の男性と女子大生らしい女のカップルが見えた。
親子でこんな店に来るはずはないので、不倫のカップルらしい。
「今時女子大生でフェ××オしたことがない子なんていないですよ。先生だってフェ××オの上手な子の方がいいでしょう」と女が話すのを聞いて、どうやら大学の先生と学生のカップルらしいと気が付いた。
「合コンしたときなんかも酔うとフェ××オの話でもりあがるんですよ」と女が言うのを聞いて女子大生というのは男の事しか頭にないというのは本当だと思った。
「私本当に好きな男性にしかフェラチオしないんです、だって楽しくないでしょう」と女が男に話す声が聞こえてきた。
「だから彼氏にはいつも私の方からしゃぶらせてってお願いしてたんです」
「最初は小さくても舌で舐めてると口の中でおっきくなるのが嬉しくて。好きな相手だったら一晩中だってしゃぶってます」と女が言うのか聞こえて俺はいくらなんでもそんなことがあるはずがないと思った。
男の気を引こうとしてわざと大げさに話をしてるらしい。
俺は男だから他の男にフェ××オしたことなんて在るわけがない。
友達の話ではフェ××オをしてもらうととっても気持ちいいらしいが、そいつも実際にフェ××オしてもらった経験はないらしい。
フェ××オは女だったら誰でもすることだ。
フェ××オが嫌いな女だって無理やりにでもやらせれば誰でも好きになるって話だ。
俺だって今は女なんだから一度でもフェ××オを体験すれば大好きになるような気がした。
隣に座った男が手を伸ばすと俺の膝に手を載せてきた。
俺はどうしていいのか分からなくてそのままじっとしていた。
男の手が俺のセーラー服のスカートの下に入るとパンティーの上から俺のオXXコを指でなぞり始めた。
俺はパンティーが濡れているような気がして「トイレにいかせて下さい」と男に頼んだ。
男が俺のオXXコから手を引くと、俺は椅子から降りてセーラー服のスカートの裾を直した。
奥のトイレでパンティーを降ろして便器に座ってみたがおしっこは出ない。
変だと思ってオXXコを指で探ってみるとまるでおもらししたようにびっしょりと濡れている。
俺は以前大人向けの官能小説を読んだとき、オXXコが濡れるという表現を見たことがある。
女の体はセックスの時に気持ちよくなるとオXXコが汗を書いたように濡れるらしいとは一応知識としては知っていたが本当に自分が濡れているのは初めての体験だ。
それもただ濡れるだけではなく、オXXコがうずうずしてもっと触わって欲しくてたまらない気分だ。
自分でもなんでこんな気持ちになるのか訳が分からない。
トイレから出て男のいるカウンターに戻ろうとしたとき、俺は大変な光景が目に入った。
さっきの女が床に押し倒されて、大勢の男達に手足を押さえつけられている。
いったい何でこんなことが起きてるのか俺は何がなんだか分からなくなった。
こんな所にいたら俺だって同じ目にあわされるにきまってる。
俺は店から逃げるしかないと思って後ろに振り返った。
俺は大急ぎで男に見つからないように正面の出入り口まで歩こうとしたが行く手を客の男に阻まれた。
男の横を通り過ぎようとしたとき男は俺の体を抱きかかえて床に押し倒してきた。
「この店はハプニングバーなんだぜ、やりたいことは何をしてもいいんだ」と男が大声で叫ぶと、他の男達も俺の周りを取り囲んだ。
俺は足で男達を蹴飛ばして必死で抵抗しようとしたが、すぐに手足を押さえ込まれてしまった。
なんとか暴れようとしたが女の体は思うように力が入らない。
両足を肩まで持ち上げられる格好で体を押さえつけられるとパンティーをずらして男の舌が私のオXXコに触れてきた。
思いがけない感触が俺のオXXコに広がると、俺は抵抗する気力を失った。
男の舌が俺の敏感な所を巧みなテクニックで責め続けると俺の体は震えが止まらなくなった。
俺は逃げ出すチャンスがないとすぐに分かった。
許しを請う時も与えられずに、俺の体は征服者に汚された。
繰り返される欲望の儀式は、繰り返すたびに俺を快楽の底に沈めていった。
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