淫獄の玩具箱

asami

文字の大きさ
上 下
5 / 65

第五話

しおりを挟む
 秋になって学園祭の時期になった。
俺は模擬店で焼きそばを作る係になった。
近所のスーパーで焼きそばの材料を買ってきてあとはカセットコンロを使って焼きそばを作るだけの簡単な仕事だ。
午前中は焼きそばを買う客などいないので暇だったが、午後になると焼きそばは大人気で店の前には行列ができた。
大忙しで焼きそばを作っていると「あら朋ちゃん久しぶりね」と列に並んだ女子高生に声をかけられた。
聞き覚えのある声は幼馴染みの美弥ちゃんだ。
美弥ちゃんは住まいが近所なので、小学校と中学校は同じ学校だった。
クラスも何度か同じクラスになった事があるが高校生になってからは学校が別であまりつき合いはない。
わざわざ俺の高校の学園祭に来てくれたらしい。
その時空が急に暗くなったのに気がついた。
あっというまに空が真っ暗になると大粒のヒョウが降り始めた。
握り拳くらいの大きさのヒョウはまともにあたったら命がない。
美弥ちゃんが慌てて焼きそばの模擬店のテントの中に逃げ込んできた。
狭いテントの中で美弥ちゃんが俺に抱きついて来た時急に激しい雷の音がして俺の体に激しい衝撃が襲った。
目が醒めたとき俺はベッドに寝ていた。
「美弥ちゃん大丈夫」とベッドの側にいた女性に声を掛けられたが俺の母親ではない。
どっかで見た顔だと思ってよくよく思い出してみると美弥ちゃんのお母さんらしい。
以前あったのは随分昔で美弥ちゃんのお誕生会の時だったとなんとなく覚えている。
そのときよりはかなり老けた顔つきだが美弥ちゃんのお母さんに間違いはない。
「美弥ちゃんしっかりして、大丈夫よすぐ元気になれるから心配いらないわ」とまた美弥ちゃんのお母さんが俺に声をかけてきた。
俺は美弥ちゃんのお母さんが人違いをしているんだと思った。
「朋ちゃん目をさまして、しっかりして」と俺のすぐ近くで俺のお母さんの声が聞こえて俺は何だか変だと思った。
俺の寝ているベッドのすぐ横に並んだベッドの周りを俺のお母さんとお父さんが立っていて白衣をきた医者らしい男性がなにか話している。
「残念ですが、ご臨終です」と言っているように聞こえた。
学園祭の模擬店で雷にあったことは覚えている。
そのあと病院に運ばれたのなら俺の隣で寝ているのは美弥ちゃんなはずだ。
だが隣のベッドの周りを取り囲んでいるのは俺のお母さんとお父さんなので話が合わない。
俺はベッドから起き上がろうとしたが体に力が入らない。
なんどか試してみたが体はまったく動かなかった。
なんとか声を出そうとしたが声もでない。
俺はいつの間にか気をうしなってしまった。
気がついたときは朝らしくて小鳥の声が聞こえた。
病室には誰もいない。
体を起こしてみると昨日は動かなかった体が不思議と自然に動いた。
隣のベッドを確かめてみたがやはり誰もいない。
体を起こしてみると何だか変だ。
俺はさっきから胸の上になにか乗っているような息苦しさを感じて変だと思って胸を触ってみた。
手の平に柔らかくて大きな肉の塊の感触がある。
俺は自分の胸が大きくなってるのに気がついた。
俺は変だと思って、下着の中に手を入れて確かめてみたがやっぱりあるはずの物がない。
どうやら俺は美弥ちゃんの体に転生してしまったらしい。
そんなことあるはずがないと何度も思ったが他に説明がつかない。



 数日たって退院前に担当の医者の先生に診察を受けた。
「名前を言って貰えますか」と最初に先生に聞かれて俺は渋沢朋春と答えそうになったがそんな返事をしたら退院させて貰えないかもしれない。
俺は美弥ちゃんの名前を言うしかないと思って「望田美弥」ですと答えた。
「生年月日は」と聞かれたが、俺は美弥ちゃんの誕生会には何度も呼ばれていたので美弥ちゃんの誕生日は覚えていた。
「3月25日」ですと答えると次は住所を聞かれた。
俺は答えられなかった。
お母さんの名前とお父さんの名前も聞かれたがやはり答えられない。
「事故の時に頭を打った衝撃で、記憶を失っているようですね。大丈夫しばらくしたら元にもどると思います」と先生が母親に答えていた。
退院すると美弥ちゃんの家に連れて行かれた。
美弥ちゃんの部屋に入ると綺麗に片づいていて、前来たときと変わらない。



 翌日学校に行くことになったが俺は困ってしまった。
美弥ちゃんが通っていたのは立志館学院だとは知っていたが場所が分からない。
定期券を見て地下鉄に乗ればいいらしいと気がついた。
駅まで行って電車を待っていると同じ制服を着た女の子がちらほらとホームに見えた。
少し待つと電車が来たので俺は電車に乗ると降りやすいようにドアの近くに立った。
俺のお尻に変な感触があるのに気が付いて俺はドキッとした。
俺の後ろから体を押し付けてくる男はどうやら痴漢らしい。
男の手が俺の下の表着の下からお尻を撫で始めた。
俺はもともと男だから痴漢にあったことはない。
女になって初めての体験が痴漢だなんてどう考えても運が悪い。
男の指先がパンティーの下に入ると直に俺のお尻を触り始めた。
俺は怖くて体が震えてきて声も出せなかった。
次の駅で電車が止まるまで俺は痴漢にされるままになっているしかなかった。
学校のある駅に着くと電車を降りたがどこに行けばいいのか分からない。
電車で一緒だった女の子たちの後をつけるとどうやら俺の学校らしい建物の前まで来た。
どこの教室に行けばいいのか分からない。
学生証を見るとクラスの名前は分かったが場所は分からない。
順番に校舎の廊下を歩いてやっと自分の教室を見つけた。
教室のドアを開けると遅刻してしまったらしくてホームルームはもう始まっていた。
空いてる席が一つあったのでどうやらそこが俺の席らしい。
出席をとるとき先生が「望田美弥」と呼んだとき俺はすぐには自分の名前だとは気がつかなかった。
先生は俺が返事をしないのを不審に思ったのかもう一度大きな声で「望田美弥」と呼んでくれた。
俺は慌てて自分が呼ばれたのに気がついて「はい」と返事をした。
授業が始まっても先生の顔に見覚えもないし、教科書のどこを開けばいいのかも分からなかった。


 授業が終わって家に帰るとお母さんに学校の事を色々聞かれた。
宿題をして復習をして明日の予習をしろと言われて俺はしかたなく勉強した。
女の子というのは親のしつけが随分と厳しいらしい。
夕食のあとテレビを見てからパジャマに着替えてベッドに入った。
今日は昼間は一日中ブラジャーをしていたので息苦しくて大変だった。
寝るときにブラジャーを外すとやっと息が楽になった。
女の子というのはいろいろ大変なんだとつくづく思った。
目を閉じて今日の出来事をいろいろ思い返していると朝の電車で痴漢に遭ったことを思い出した。
俺は痴漢のやり口が随分と慣れているのを思い出して変な気がした。
もしかして俺は毎朝痴漢に遭っていたのかもしれない。
それも毎日同じ痴漢に遭っているというのはありそうなことだ。
だとすれば明日の朝も痴漢に遭うかもしれない。
もしも明日同じ痴漢にあったらその時はどうしようかと思ったがとても大声で助けを呼ぶ勇気はない。
痴漢がもっと嫌らしい事をしてきたらどうしようかと思うと心配で寝ていられなかった
痴漢の指がパンティーの中に入ってくるのを思い出すと、身体が小刻みに震えてきた。
俺はパンティーが何だか濡れているような感触に気がついた。
まるでおもらしでもしたように湿り気がある。
俺はパンティーの下に指を入れてそっとオXXコを探ってみた。
ぐっしょりと濡れた感触が指先に伝わってきて俺は当惑した。
指先でオXXコをそっとなぞってみると、まるでオナニーするとき自分のオXンXンをこすった時みたいに気持ちがいい。
あまりに気持ちがよすぎて俺は自分でオXXコをなぞるのが止められなくなった。
オXXコがさらに湿り気を増して、指先がぬるぬるになった。
俺は以前大人向けの官能小説を読んだとき、オXXコが濡れるという表現を見たことがある。
女の体はセックスの時に気持ちよくなるとオXXコが汗を書いたように濡れるらしいとは一応知識としては知っていたが本当に自分が濡れているのは初めての体験だ。
それもただ濡れるだけではなく、オXXコがうずうずしてもっと触わって欲しくてたまらない気分だ。
自分でもなんでこんな気持ちになるのか訳が分からない。
俺は今自分がしてるのは女のオ×ニーだと気が付いた。
男のオ×ニーだったら殆ど毎日してる。
だけど女のオ×ニーを経験するのはこれが初めてだ。
オXXコに軽く触れただけで、射精したときよりももっと気持ちいい。
まるで射精が何十回と続いて起きてるような感覚だ。
男のオ×ニーに比べたら女のオ×ニーの方が十倍どころか百倍くらい気持ちいい。
いちどこんな快感を味わったらもうとても止められない。
俺は自分でオXXコに指を使うのが止められなくなった。
オXXコといっても触る場所によって感覚が違う。
気持ちいい場所を探して、触り方を変えてみると急に体の震えがだしたりして訳が分からない。
まるで夢の中にいるみたいで俺はいつの間にか体中が震えて止まらなくなった。



 不意に携帯の呼び出し音がして俺ははっとした。
携帯に出てみると「今晩は、美弥ちゃんだね」と男の声がした。
「はいそうです」と俺が答えると「立志館学院の三年生だよね」と男が言った。
相手の声に聞き覚えはない。もしかして学校の先生かそれとも友達かと思った。
「はい」と俺が答えると「今なにしてたの」といきなり聞かれた。
「何もしてませんけど」と俺が答えると「嘘をついてもだめだよ、ちゃんと分かるんだ、気持ちいいことしてたよね」と男が言い出した。
「そんなことしてません」と俺が慌てて答えると「声が震えてるよ、オ×ニーしてると声が震えてきちゃうよね。いまオ×ニーしてたよね」と男に言われてしまった。
「今朝痴漢にあったよね」と男が言うので俺はうっかり「はい」と答えてしまった。
「痴漢にどこを触られたの」と追求されて「オXXコです」と俺が答えると「オXXコを触られると気持ちいいよね」と男がさらに俺を追い詰めてきた。
「もうこんな話し止めてください」と俺が答えると「痴漢にあった日の夜は思い出していつもオ×ニーしてるよね」と男に言われた。
「朝痴漢に遭うとオXXコが変なことになっちゃうよね、今オXXコがどうなってるのか言ってご覧」と言われて「そんなこと言えません」と必死で答えた。
「今オXXコを指で触ってどうなってるのか教えて貰おうか、できるよね」と男に言われて「そんな事できません」と答えた。
「この電話は全部録音してあるんだよ。学校の友達にこの録音を聞かせたらどう思うか想像してご覧。毎朝痴漢にあってオXXコがびしょ濡れになっちゃう変態女なんだって言われちゃうんだよ」と男に言われて俺は怖くなって電話を切った。
俺は電話をしてきたのが朝の痴漢らしいと気がついた。
どうやら美弥ちゃんは毎朝同じ痴漢に付け狙われていたらしい。
それだけでなく美弥ちゃんは痴漢の男と何度も電話で話をしてエッチな事を言われていたらしい。
女の子に転生して幸せな生活を送れるかと思ったのに毎朝痴漢に遭うなんてついてない話だ。
女の子の生活というのは見ている分には楽しそうに見えるがいろいろ苦労が多いらしい。



 翌朝になって学校に行く時間になって、俺はどうしようかと迷った。
学校をさぼる訳にもいかないしかと言って、電車に乗れば昨日と同じ痴漢に遭うだけだ。
家を出て地下鉄の駅まで歩いていると、昨日の朝の痴漢の指先の感触を思い出して足が震えてきた。
駅のホームにたつと俺は自分のオXXコがなんだか変な感じになっているに気がついた。
オXXコが濡れているらしい。
俺は自分でも自分の気持ちが分からなくなった。
痴漢にはぜったい遭いたくないという気持ちと痴漢に遭いたいという気持ちが半々でどっちが自分の本心か分からない。
すぐ目の前に同じ学校の制服を着た女の子がたっているのを見つけた。
スカートの丈が随分と短い。
制服のスカートは丈が決まってるので変だと思ってよくみると腰の所でスカートを丸めてスカートを短くしている。
スカートの短い女の子は男を誘ってるように思われて痴漢に遭い易いと聞いたことがある。
俺は自分もスカートを短くすればきっと今朝も痴漢に遭えるに違いないと思いついた。
ちょうど近くに自動販売機があったので自動販売機の陰でスカートを腰で丸めて短くした。
ホームに立って電車を待っていると足が震えてきた。
電車が来て車内に乗り込むと、俺のすぐ後ろに寄り添ってくる男に気がついた。
男の手が俺のお尻に押しつけられてくると俺は嬉しくて胸がときめいた。
学校のある駅で電車を降りると俺は階段の途中の身体障害者用のトイレに飛び込んだ。
パンティーの中に手を入れてみるとオXXコがぐっしょりと濡れている。
俺は指先でオXXコを撫でるのが止められなかった。
ようやく気分が楽になったころ俺は立ち上がってドアを開けようとした。
ドアを半分開けたとき男が身体を滑らせてトイレの中に入ってきた。
さっきの痴漢の男がずっとドアの外で待っていたらしい。
「いつもみたいに口でやってもらおうか、大好きなんだろう」と男が言うとズボンのチャックを下げた。
俺はすぐには「口でやる」という言葉の意味が分からなかった。
男は「早くしろ」と言うだけで何を言われているのか分からない。
「口で何をするんですか」と俺が聞いてみると「きまってるだろう、口でオXンXンをしゃぶるんだ」と言い出した。
男が言ってるのはフェ××オの事らしい。
俺は男だから他の男にフェ××オしたことなんて在るわけがない。
友達の話ではフェ××オをしてもらうととっても気持ちいいらしいが、そいつも実際にフェ××オしてもらった経験はないらしい。
俺の目の前には男のオXンXンが見えて俺は戸惑った。
自分のオXンXンだったら普通に毎日目にしているが、他の男のオXンXンなんかをまじまじと見たことはない。
修学旅行で一緒にお風呂に入った時以来だ。
他の男のオXンXンは自分とどう違うのか、興味があることはあるけどじっくりと見つめるチャンスなど今までになかった。
俺は自分のオXンXンとどう違うのか、見比べてみたくて男の股間を見つめた。
いつもだと上の角度から自分のオXンXンを見ているので、正面から見るとなんだか別の物を見ているようなきがする。
一目見て驚いたのはその色だ。
俺のオXンXンは普通に肌色だし、修学旅行の時にみた友達のオXンXンも普通の肌色だった。
だけど俺の目の前にあるオXンXンは薄黒い紫色で色が全然違う。
なぜこんな色をしているのか全然理由が分からない。
よっぽど使い込んだオXンXンなのかもしれない。
それに太さが俺のオXンXンより一回り大きくて、先端の形も随分と違う。
フェ××オは女だったら誰でもすることだ。
フェ××オが嫌いな女だって無理やりにでもやらせれば誰でも好きになるって話だ。
俺だって今は女なんだから一度でもフェ××オを体験すれば大好きになるような気がした。
好きか嫌いかはやってみなければ分からない。
俺は勇気をだして男の股間に口を近づけた。
柔らかな感触を楽しむようにあなたの欲望は一気に堅くなった。
舌先にからみつくように征服する快楽をあなたは追求し続けた。
信じられないような感触が口の中いっぱいに広がると、律動が加わりながら激しさを増していった。
支配される快感がやがて俺の体中を満たして、次の瞬間にあふれ出てきた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

ちょっと復讐してきます。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:234pt お気に入り:33

ドSで浮気性の彼氏とドMな俺

BL / 連載中 24h.ポイント:440pt お気に入り:312

処理中です...