【完結】淫獄の玩具箱

asami

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第八十一話

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 学校の昼休みに幼馴染みの由香利ちゃんが俺のクラスに来た。
「ねえ春雄ちゃん頼みたいことがあるんだけど聞いてくれるわよね」と由香利ちゃんに頼まれて俺は由香利ちゃんの頼みなら断るわけにはいかないと思った。
「こんど将棋の大会で団体戦があるんでけどメンバーが一人足りなくて困ってるの。春雄ちゃん将棋得意だったわよね」と由香利ちゃんに言われた。
「そんなに強くないけど俺でいいなら出てもいいよ」と俺が答えると「それはとっても助かるわ。有り難う。だけど一つだけ問題があるの」と由香利ちゃんが続けた。
「出場資格は女の子だけなの。だから本来なら春雄ちゃんは出場資格がないんだけど。そこをなんとかして出場して欲しいの」と由香利ちゃんに言われて俺はなんとなくさっしがついた。
俺に女の子の振りをして将棋大会に出場して欲しいということらしい。
俺は由香利ちゃんのお誕生会に呼ばれたとき由香利ちゃんの服を着せられて女装させられたことがある。
その時はまだ子供だったから女装しても可愛く見えたが今は高校生だ。
「大丈夫春雄ちゃんだったら絶対にバレないから、だって春雄ちゃんは今でも女の子みたいに可愛いから」と由香利ちゃんに言われて俺はその気になった。
学園祭のカラオケコンテストで女装したときも可愛くて女の子みたいと言われたことがある。
それに将棋を指すような女の子は大抵色気がなくて見た目は男の子みたいな子も多い。
うまく誤魔化せばバレないと思って俺は由香利ちゃんの誘いに乗ることにした。
将棋大会に当日は事前に由香利ちゃんの家に行って由香利ちゃんのセーラー服を着てお化粧もしてもらった。
下着も女の子らしいピンク色のフリルの一杯ついたブラジャーとパンティーだ。
ブラジャーにはパッドも入れて胸を膨らませた。
胸が大きすぎると目立つし、ぺちゃんこだと男の子だと判ってしまうので、小さめのパッドを入れた。
駅で待ち合わせして他の女の子達と一緒に将棋大会の会場に行くと女子高生やその家族らしい大勢の人たちでごった返していた。
将棋を指すような女の子たちはみな真面目そうで色気もない。俺はこれならなんとか誤魔化せそうだと思った。
来賓の挨拶が終わるといよいよ大会が始まった。
俺は自分ではそこそこ将棋が強いと思っていたが将棋大会に出場するような女の子はみなかなり強い。
団体戦でも全然勝てなくて初戦で敗退してしまった。
残った時間は他のチームの将棋を見学して大会が終わるのを待った。
優勝チームが決まって講評も済むと他の女の子たちは反省会を開くというので俺はひとまず先に帰ることにした。
セーラー服を着たまま一人で帰るのは何だか不安な気がしたがしょうがない。
駅近くまで来ると「ちょっと、君可愛いねカラオケでもしないか」と男性に声を掛けられた。
知り合いかと思ったが見たことのない顔だ。
それに中年の腹のでたオヤジでどう考えても変だ。
どうやら俺の事を本物の女子高生だと思ってナンパするつもりらしい。
俺は本当の事を行った方がいいかと思ったが、女子高生の振りをして男をからかうのも面白いと思った。
男と一緒にカラオケ店に入ると飲み物を勧められた。
一口飲んで見ると舌にピリッと来た。
なんだか変だと思ったがそのまま飲み込むと胃袋が熱くなった。
頭がぼんやとして目眩がしてきた。



 目が覚めたとき俺は公園のベンチで寝ているのに気がついた。
家に戻ったはずだと思ったがどうも違っていたらしい。
どうやらコスプレのセーラー服を着たまま公園のベンチで寝たしまったらしい。
昨日の事を思い出そうとしたが、カラオケを出た所までは覚えているがそのあとの記憶がない。
俺はセーラー服を着たままなので着替えようと思ったが着替えがない。
持ち物をさがすと財布と携帯をもっている。
これなら家に帰る電車賃くらいはありそうだと思って公園を出たが自分がどこにいるのか分からない。
景色を確かめると体育館が近くにあるのが見えた。
どうやら渋谷にいるらしいと俺はなんとなく気がついた。
駅前まで歩いていくとマクドナルドを見つけたので一休みしようと思った。
チーズバーガーとコーヒーを頼んで空いてる席に座ると食べ終わったあとトイレに立った。
セーラー服を着ているので便器に座って小便をしようとしたとき俺は愕然とした。
股間にあるべきものがないのだ。
何度も手で触って確かめたがやっぱりない。
それでも小便がでるので用は済ませたがやっぱり変だ。
トイレの鏡で自分の顔を確かめてみたがいつもの俺の顔とは全然違う。
お化粧をしているから別人に見えるのかとも思ったが顔の輪郭が全然違う。
胸に手を当てて確かめると肉の塊の感触があって本物の胸だ。
何がなんだかさっぱり訳が分からない。
俺は昨夜何があったのか思い出そうとしてみた。
俺は昨日までは確かに男だったはず。
将棋大会でセーラー服の女装をしたが、それだけで身体が女になるはずがない。
スカートを直して席にもどったが頭の中は混乱するばかりだった。
このまま家に帰るかどうか俺には決心がつきかねた。
俺はもともと男の子なはず。
家に戻れば家の子じゃないと言われるに決まっている。
しばらくぼんやりとしていると「君。うちの学校の生徒だよね、こんなところで何をしているんだ」と男に声を掛けられた。
「君は吉祥女子学院の生徒だね。その記章は三年生百合組だ。学校をさぼるなんてどうゆうつもりなんだ」と男が言うのを聞いて俺は困ってしまった。
「こんなところで、男と待ち合わせでもしてるのかね。援助交際なんてとんでもない話だ。即退学だ」と男に言われて俺はなんて答えていいのか返事に困った。
見覚えのある顔は俺の学校の生徒指導の先生だ。
とりあえず謝った方がいいと思って「すみません」と小さい声で男に答えた。
「いいから一緒に来るんだ、身体検査するかなら」と言うと男は俺の手を掴んでマクドナルドから連れ出した。
男に手を引かれ裏道に入るとすぐ目の前にラブホテルらしい建物が見えてきた。
男はラブホテルの入り口に俺を連れ込むと「ここで身体検査をするから、一緒にはいるんだ」とぬかしやがった。
セーラー服を着た女の子が男とラブホテルに入るなんてどう考えても変だ。
俺が男と一緒にラブホテルに入るのをためらっていると男は強引に俺の手を引っ張って中に入ろうとした。
いつもの俺だったらこんな男に手を引っ張られたくらい何でもないが今は女の体だ。
男の手を振りほどこうとしても手に力が入らない。
俺は男に引っ張られてラブホテルの玄関まで連れてこられた。
このままラブホテルに連れ込まれたらやっかいなことになる。
きっと俺を裸にして身体検査をするつもりに違いない。
そのとき俺の体が男に戻ったりしていたら男が何を言い出すか分からない。
ここはなんとかして逃げるしかないと思って俺は男の股間に蹴りを入れてやった。
セーラー服のスカートが捲り上がって、パンティーが丸見えになったけどそんなこと気にしていられない。
思い切り強く蹴り上げたつもりだが、俺の蹴りは軽く男の股間に触れただけ。
女の体では力が入らない。
それでも上手く男の急所に入ったらしくて男は体ごと飛び上がるとそのまましゃがみ込んだ。
男が俺の手を離したので、俺は大急ぎでラブホテルの前から逃げ出した。
男に追いつかれないように必死で走ったがセーラー服のスカートの裾が乱れて気になって上手く走れない。
なんとか大通りにでて駅前まで来ると俺は後ろを振り返った。
男の姿は見えない。
ここまでくれば大丈夫と思って俺は一息ついた。
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