【完結】淫獄の玩具箱

asami

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第百八十二話

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 学校の昼休みに幼馴染みの和恵ちゃんが俺のクラスに来た。
「ねえ朋ちゃん頼みたいことがあるんだけど聞いてくれるわよね」と和恵ちゃんに頼まれて俺は和恵ちゃんの頼みなら断るわけにはいかないと思った。
「こんど将棋の大会で団体戦があるんでけどメンバーが一人足りなくて困ってるの。朋ちゃん将棋得意だったわよね」と和恵ちゃんに言われた。
「そんなに強くないけど俺でいいなら出てもいいよ」と俺が答えると「それはとっても助かるわ。有り難う。だけど一つだけ問題があるの」と和恵ちゃんが続けた。
「出場資格は女の子だけなの。だから本来なら朋ちゃんは出場資格がないんだけど。そこをなんとかして出場して欲しいの」と和恵ちゃんに言われて俺はなんとなくさっしがついた。
俺に女の子の振りをして将棋大会に出場して欲しいということらしい。
俺は和恵ちゃんのお誕生会に呼ばれたとき和恵ちゃんの服を着せられて女装させられたことがある。
その時はまだ子供だったから女装しても可愛く見えたが今は高校生だ。
「大丈夫朋ちゃんだったら絶対にバレないから、だって朋ちゃんは今でも女の子みたいに可愛いから」と和恵ちゃんに言われて俺はその気になった。
学園祭のカラオケコンテストで女装したときも可愛くて女の子みたいと言われたことがある。
それに将棋を指すような女の子は大抵色気がなくて見た目は男の子みたいな子も多い。
うまく誤魔化せばバレないと思って俺は和恵ちゃんの誘いに乗ることにした。
将棋大会に当日は事前に和恵ちゃんの家に行って和恵ちゃんのセーラー服を着てお化粧もしてもらった。
下着も女の子らしいピンクのレース模様のブラジャーとパンティーだ。
ブラジャーにはパッドも入れて胸を膨らませた。
胸が大きすぎると目立つし、ぺちゃんこだと男の子だと判ってしまうので、小さめのパッドを入れた。
駅で待ち合わせして他の女の子達と一緒に将棋大会の会場に行くと女子高生やその家族らしい大勢の人たちでごった返していた。
将棋を指すような女の子たちはみな真面目そうで色気もない。俺はこれならなんとか誤魔化せそうだと思った。
来賓の挨拶が終わるといよいよ大会が始まった。
俺は自分ではそこそこ将棋が強いと思っていたが将棋大会に出場するような女の子はみなかなり強い。
団体戦でも全然勝てなくて初戦で敗退してしまった。
残った時間は他のチームの将棋を見学して大会が終わるのを待った。
優勝チームが決まって講評も済むと他の女の子たちは反省会を開くというので俺はひとまず先に帰ることにした。
セーラー服を着たまま一人で帰るのは何だか不安な気がしたがしょうがない。
駅近くまで来ると「ちょっと、君可愛いねカラオケでもしないか」と男性に声を掛けられた。
知り合いかと思ったが見たことのない顔だ。
それに中年の腹のでたオヤジでどう考えても変だ。
どうやら俺の事を本物の女子高生だと思ってナンパするつもりらしい。
俺は本当の事を行った方がいいかと思ったが、女子高生の振りをして男をからかうのも面白いと思った。
男と一緒にカラオケ店に入ると飲み物を勧められた。
一口飲んで見ると舌にピリッと来た。
なんだか変だと思ったがそのまま飲み込むと胃袋が熱くなった。
頭がぼんやとして目眩がしてきた。



 朝目が覚めてみると俺はいつもの自分の部屋で寝ているのでないのに気がついた。
そこそこ広い部屋には手すりのついた便器があり身体障害者用のトイレらしい。
服装は昨日のセーラー服のコスプレのままなので家には帰らなかったらしい。
昨日の事を思い出そうとしたが、カラオケを出た所までは覚えているがそのあとの記憶がない。
俺は尿意がして便器に近寄った。
セーラー服を着ているので便器に座って小便をしようとしたとき俺は愕然とした。
股間にあるべきものがないのだ。
何度も手で触って確かめたがやっぱりない。
それでも小便がでるので用は済ませたがやっぱり変だ。
トイレの鏡で自分の顔を確かめてみたがいつもの俺の顔とは全然違う。
お化粧をしているから別人に見えるのかとも思ったが顔の輪郭が全然違う。
胸に手を当てて確かめると肉の塊の感触があって本物の胸だ。
何がなんだかさっぱり訳が分からない。
俺は昨夜何があったのか思い出そうとしてみた。
俺は昨日までは確かに男だったはず。
将棋大会でセーラー服の女装をしたが、それだけで身体が女になるはずがない。
俺はセーラー服を着たままなので着替えようと思ったが着替えがない。
持ち物をさがすと財布と携帯をもっている。
これなら家に帰る電車賃くらいはありそうだと思って公園を出たが自分がどこにいるのか分からない。
景色を確かめると体育館が近くにあるのが見えた。
どうやら渋谷にいるらしいと俺はなんとなく気がついた。
とりあえず渋谷駅まで歩くことにした。



 坂を下ってセンター街まで出ると人通りが多くて歩いているだけでも他の人とぶつかりそうになる。
渋谷の駅が見えてきたが俺はどうしようかと迷った。
このまま電車に乗って家に帰る訳にもいかないしかと言って行く当てもない。
とりあえず喉が渇いたのでどこかで一休みしようと思った。
財布を確かめるとコーヒー代くらいはある。
ファーストキッチンを見かけたので、一休みしてコーヒーを飲むことにした。
レジでコーヒーを買って席を探したが、店はかなり混んでいてなかなか席が見つからない。
しばらくトレーを持って待っていると、席が空いたのでやっと座れた。
コーヒーに砂糖とミルクを入れていると「その席座っていいわよね」と声を掛けられた。
顔を上げると女子高生がすぐ俺の目の前に立っている。
俺は女子高生の制服が俺と一緒なのに気が付いた。
俺はどう返事をしていいのか一瞬迷ったが、俺が返事をする前に女子高生は俺の前の席に勝手に座った。
「あなた今日学校さぼったんでしょう、勝手にさぼると大変よ」と女子高生が俺に話しかけてきた。
「私邦美って言うのよ。宜しくね」と女子高生が挨拶した所をみると俺とは知り合いではないらしい。
「私は朋美です」と俺は仕方なく返事をした。
邦美ちゃんは席に着くなり、もの凄い勢いで喋りだした。
俺は適当に相槌を打ちながら、邦美ちゃんの話を聞いていた。
邦美ちゃんの話は全部が全部男と女の話で、それ以外の話題は一切ない。
女子高生というのはそんなに男と女の事にしか興味がないのかと思って呆れてしまった。
しばらく話が続いた後「ところで、朋ちゃん一緒にプリクラ撮らない。プリクラコイン持ってるの」と邦美ちゃんと言うと財布から小さな銀色のコインらしき物を取り出した。
普通の五百円玉よりはかなり大きめでゲームセンターのコインらしい。
「新型のプリクラの機械が入ってるのよ。このコインがあればタダで撮れるのよ」と邦美ちゃんが熱心に誘うので断っても悪いと思って一緒にプリクラを撮りに行くことにした。
ファーストキッチンを出てセンター街をしばらく歩いてから横道に入って坂道を上がるとゲームセンターが見えてきた。
かなり大きなビルで、ビルが一つ丸ごとゲームセンターになっている。
俺は近所にあるゲームセンターには行ったことがあるが、こんなに大きなゲームセンターは初めてだ。
入り口を入るとすぐ目立つところにプリクラの機械が一杯置いてある。
新型の機械の前でしばらく順番を待ってから俺はプリクラの機械の中に入った。
邦美ちゃんがコインを入れて、早速撮影を始めた。
初めて使う機械なので、使い方がよく分からないらしくて邦美ちゃんは思ったようなプリクラが撮れなくてがっかりした顔をしてる。
何度か取り直して居るうちに、持っていたプリクラコインは全部使ってしまった。
邦美ちゃんはまだ不満そうな顔をしてるが、順番を待ってる客もいるので諦めるしかない。
プリクラの機械を出ようとしたとき、すぐ後ろで並んでいる男の子が「よかったらプリクラコインあるから使ってもいいよ」と声を掛けてきた。
男の子は大学生らしくて男の子二人でプリクラを撮りにきたらしい。
邦美ちゃんの知り合いかと思ったけどそうでもないらしい。
邦美ちゃんがプリクラコインをもらってプリクラの機械に入りなおすと、男の子もいっしょに中に入ってきた。
「この機械はいろいろ出来るけど、慣れないと使い方が難しいんだ」と言うと押しボタンをいろいろと押し始めた。
すぐに何枚かプリクラを撮ると邦美ちゃんは嬉しそうな顔で「どうもありがとうございます」と男の子達に礼を言った。
「よかったらこれからカラオケに行かないか」と男の子が言い出した。
邦美ちゃんは「わたしカラオケ大好きなんです」と嬉しそうな口ぶりで返事をした。
男の子達は最初からナンパが目的で、プリクラの機械に並んでいたらしい。
カラオケルームはゲームセンターの上の階にあるらしくて私達は奥のエレベータに乗った。
カラオケルームに案内されると、さっそく邦美ちゃんが曲を選び始めた。
先に男の子達がマイクを持って歌いだしたが何がか様子が変だ。
「思い切り奥まで突いて欲しいのよ」とか「しゃぶらせて、お願いしゃぶらせて」とか変な替え歌を歌いだした。
歌に合せて腰を前後に揺すりながら変な格好で踊る様子はどう見ても普通じゃない。
俺はこんな男の子達ととてもカラオケなんかしてられないと思って邦美ちゃんの手をつかんで部屋から出ようとした。
「おい逃げるんじゃねえ」と男の子の一人が大声をだした。
俺は必死でドアのノブを握って開けようとしたが手が震えてうまくいかない。
男の子達はすばやい動きで俺と邦美ちゃんに飛び掛かると床に押し倒してきた。
俺は男の子の急所を蹴飛ばそうとして足を蹴り上げたが上手くいかない。
男の子の体が俺の体の上に覆い被さってくると息が苦しくて身動きできなくなった。
諦めて体の力を抜くと男の子の手が俺のスカートの下に手を入れてオXXコに直に触れてきた。
「おい、濡れてるじゃないか、そんなに男が欲しいのか。この女とんでもないドスケベ女だぜ」と男の子に言われて俺は何も言い返せなかった。
俺の身体を襲う欲望は、嵐のような激しさだった。
俺に抵抗する余裕を与えて、俺を征服するのを楽しむかのように、男はゆっくりと俺の身体を開いてきた。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがあった。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こした。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできなかった。
俺に許されたのは、望みを捨てて従属する快感に身をゆだねることだけだった。
このままずっと奧まで責められたら、俺の体はもう征服者に屈服するよりないと覚悟を決めた。
男の欲望は俺の体を責め続けると、ようやく最後の一撃で俺を打ち抜いた。
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