【完結】皇太子も妹も決して許しませんので覚悟してください

asami

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 「やったぜ……」
「ラビオリオさん、すごいです!」
「まあな……」
「でも、油断しないでください」
「わかってる……」
「くっくっく……なかなか面白い戦いだったな……」
ブリザードマンは起き上がった。
「何!?」
「そんな馬鹿な……?」
「だが、もう終わりだ!」
ブリザードマンは魔法を唱えた。
「アイスストーム!」
「なんだこれは!?」
「きゃああぁっ!?」
吹雪が2人を包んだ。
「このまま凍りつくが良い!」
「ちくしょう……」
ラビオリオは倒れてしまった。
「ラビオリオさん!?」
「終わりだな……」
ブリザードマンはアルスレイヤルに向かって歩き出した。「くっ……」
アルスレイヤルは逃げようとしたが、足が震えて動けなかった。
「死にたくなければ俺と一緒に来るのだ……」
アルスレイヤルの首元にブリザードマンの手が伸びてきた。
「やめろ……アルスに手を出すんじゃねぇ!」
ラビオリオは立ち上がり、ブリザードマンに飛びかかった。
「しつこい奴め……!」
「はぁっ!」
「ふん!」
「がはっ!」
ブリザードマンに蹴り飛ばされたラビオリオは再び地面に倒れた。
「ラビオリオさん……もうやめて下さい……」
「アルス、お前だけは助けないといけねーんだよ……」
「どうしてですか……?」
「だって、俺はお前の事が好きだからだよ……」
「えっ!?」
「嘘じゃないからな……」
「ラビオリオさん……」
「さっき言った事を忘れたか?これからは俺が守るって約束したじゃねえか!」
「ラビオリオさん……」
「だから、今は俺を信じてくれ!」
「わかりました……」
「そうか、良い子だ……」
「では、一緒に来てもらうぞ……」
ブリザードマンはアルスレイヤルを連れて行こうとした。
「待ってくれ……」
ラビオリオは立ち上がろうとした。
「まだ生きていたのか……」
「当たり前だ!アルスは絶対に渡さないからな!」
「仕方がない……」
ブリザードマンはラビオリオの方へ歩いた。
「貴様も死ね!」
「くそぉっ!!」
その時、どこからか氷柱が飛んできた。
「ぐおっ!?」
「なんだ!?」
ラビオリオとブリザードマンは辺りを見回したが、何もいなかった。
「気をつけてください、ラビオリオさん……」
「アルスなのか?」
「はい……」
「姿が見えないが、どこにいるんだ?」
「私はここにいますよ……」
アルスレイヤルの声は足元から聞こえてきた。
「まさか……!?」
「その通りです……」
アルスレイヤルは地面の中に潜っていた。
「なにぃっ!?」
「私のスキルであなたを拘束します!」
「小娘、調子に乗るなよ!」
ブリザードマンは魔法を唱えた。
「アイスニードル!」
「無駄ですよ!」
「なにっ!?」
ブリザードマンの放った攻撃はアルスレイヤルに当たる前に溶けていった。
「なぜだ!?」
「私のスキルは水を操る能力なのです!」
「ちいっ!」
ブリザードマンが考えている間にラビオリオはアルスレイヤルの元へ走っていた。
「今のうちに逃げるぞ!」
「はい!」
2人は走り出した。「逃がすか!」
ブリザードマンは2人を追いかけようとした時、後ろから声をかけられた。
「そこまでだ!」
そこには4人の冒険者がいた。
「誰だ!?」
ブリザードマンは警戒して後ろに下がった。
「この村を守る戦士達だ……」
「何だと!?」
「これ以上、好きにはさせない!」
リーダーらしき男が叫んだ。
「みんな行くぞ!」
「おう!」
4人の冒険者はブリザードマンに立ち向かった。
「くらえぇっ!」
「おらぁっ!」
「はああっ!」
「くらえぇっ!」
激しい戦いが繰り広げられていた。
「くっ……なかなかやるな……」
ブリザードマンは少しずつ後退していった。
「よしっ!もう少しだ!」
「一気に決めようぜ!」
その時、ブリザードマンは魔法を唱えた。
「ならばこれならどうだ!」
ブリザードマンの周りに吹雪が発生した。
「なんだこれは!?」
「寒い……」
「うぅっ……」
3人は動きを止めてしまった。
「ははは……これで終わりだ!」
ブリザードマンは3人に近づいた。
「くそっ……動けない……」
「ちくしょう……」
「ここまでなのか……?」
「ははは……死ねぇっ!」
ブリザードマンの攻撃が当たりそうになった瞬間、誰かが剣を振り下ろして攻撃を止めた。
「何っ!?」
「大丈夫か!?」
「お前は……」
ラビオリオは驚いた表情をしていた。
「助けに来たぞ……」
そこに立っていたのは、ラビオリオと同じ剣士のサークだった。
「お前は……あの時の男か!?」
「そうだ……俺はラビオリオの仲間になったんだ……」
「仲間だと!?」
「ああ、俺はラビオリオに命を助けられたんだ……」
「なんだと!?」
「お前の相手はこの俺がする!」
サークはブリザードマンに向かって走り出した。
「くらえっ!」
「ふん、そんな攻撃など効かんわ!」
ブリザードマンは余裕の態度を見せた。
「それはどうかな……」
「何っ!?」
次の瞬間、ブリザードマンの身体が凍り始めた。
「こ、これは……」
「俺の能力で相手を凍らせる事ができるんだ……」
「ば、馬鹿な……」
ブリザードマンは氷漬けになってしまった。
「すごいぞ!あいつ1人で倒しやがった!」
「流石だな……」
他の3人も驚いていた。
「ありがとう、助かったよ……」
ラビオリオは頭を下げた。
「気にしなくていい……」
「でも、どうしてここにいる事がわかったんだ?」
「実はラビオリオ達が戦っている所を見ていて、気になって後をつけたんだ……」
「そうだったのか……本当にありがとな……」
「それより早くアルスを治さないとまずいんじゃないか?」
「そうだ!急がないと……」
「待ってください!」
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