【完結】皇太子も妹も決して許しませんので覚悟してください

asami

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 シンヤは咄嵯に止めに入ろうとするが、間に合わない。次の瞬間にはガバニードの体は粉々になっていた。
「うわぁ!?」
「酷い……」
「なんてことを……」
「すまない……。手加減をしたつもりだったのだが……」
「いや、いいんだ……。それより、助けてくれてありがとう」
「礼はいらない……。それよりも、これからどうする?」
「とりあえず、街から出ようと思うんだけど……」
「わかった……。なら、ついてこい……」
シンヤ達はガバニードを倒した後、その場を後にした。
「あれが魔王城か……」
シンヤ達4人は魔王城の前まで来ていた。
「思っていたより小さいな……。もっと大きいのかと思っていたよ……」
「確かにね……」
「でも油断しない方がいいよ……。どんな敵がいるかわかんないし……」
「そうだな……。気を引き締めていくぞ……」
4人はそのまま城内へと入っていった。
「暗いな……」
「うん……。なんか不気味……」
「慎重に進もう……」
「ああ……」
しばらく進むと、前方に大きな扉が現れた。
「この先に誰かいるかもしれない……。注意していこう……」
シンヤ達はゆっくりと扉を開いた。
「誰もいないみたいだね……」
「ああ……」
「じゃあ行こうか!」
5人は部屋の中に足を踏み入れた。すると、奥から声が聞こえてきた。
「よく来たな……」
「だ、だれだ!」
「私の名前は魔王軍四天王の一人、サレルノダス・ダグリアーニだ……」
「お前が魔王軍の幹部なのか!」
「いかにも……。私が魔王軍幹部の一人である……」
「くそっ……。なら、お前を倒して、この世界を救ってみせる!」
「できるものならばやってみるがいい……」
「みんな行くぞ!まずは、俺が突っ込む!」
「待ってくれ……。戦う前に少し話をさせてくれ……」
「なんだ?時間稼ぎでもするつもりか?」
「まあ聞け……。私はお前たちと戦いたくはない……」
「どうしてだ!?」
「この世界に平和をもたらすために戦っているのだろう?」
「ああ……。その通りだ」
「ならば、このまま魔王軍に降れ……。そうすれば、命だけは助けてやる……」
「それはできない!俺は、この世界を救うためにここまで来たんだ!」
「ふっ……。残念だ……。では、死ねぇ!!」
突然現れた魔王軍の四人目であるサレルノダスは、魔法を唱え始めた。
「まずい……。来るぞ!」
「俺に任せろ!」
バルボシクラッブは、魔法を唱えると、黒い球体のようなものを作り出した。そして、それをサレルノダスに向けて放った。
「なんだこれは!?ぐあっ……!?」
黒い球はサレルノダスに当たると同時に爆発し、サレルノダスを吹き飛ばした。
「今のうちに逃げるぞ!」
「はい!」
シンヤ達は急いでその場から離れた。
「危なかったな……」
「助かりました……。ありがとうございます」
「気にするな……。仲間を助けるのは当然のことだからな……」
「それで、これからどうしますか?」
「ひとまず、この城を脱出することが先決だ……」
「わかりました……。それなら出口まで案内してくれますか?」
「もちろんだ……。こっちだ……」
バルボシクラッブは先頭に立って歩き出した。
「ねえ……。バルボシクラッブさんはどうやってこの世界に来たんですか?」
「俺は別の次元の世界からやってきたのだ……」
「別次元……ですか?」
「ああ……。この世界の人間たちは、異世界のことを空想上の存在として認識しているようだが、実は違う……。この世界以外にもたくさんの世界が存在している……」
「そうなんですか!?」
「そうだ……。例えば、俺が元いた世界はこの世界とは全く異なる文明を持っている……」
「へぇ~。なんか面白そうですね!」
「ああ……。だが、こちらの世界で起こっている戦争のせいで、他の世界にまで被害が出始めている……」
「戦争……!?」
「ああ……。今は魔王軍が優勢のようだけど、いずれは、すべての世界が魔王軍の支配下に置かれてしまう……」
「そんなことが……」
「なんとかして止めなければ……」
「なら、早く魔王を倒しましょう!」
「それができればいいのだが……、今の俺たちの力だけでは到底無理だ……」
「確かに……。レベル上げも必要だし、装備も整えないと……」
「レベルを上げるにはモンスターを倒さなければならない……。武器もそうだ……」
「たしかに……」
「それに、お金もないから装備を買うこともできない……」
「うぅ……。厳しいなぁ……」
「とにかく、まずはここから脱出することを考えよう……」
「はい……」
シンヤ達は城の中を進んでいく。しかし、一向に外に出られる気配がない。
「おかしいな……。なかなか外に出ることが出来ない……」
「まさか、迷ったんじゃないでしょうね!?」
「それはないだろう……。こんな広い場所で迷子になるわけがない……」
「じゃあなんで出ないのよ!」
「おそらく、妨害されているんだろう……」
「妨害……?」
「ああ……。魔王軍の幹部たちが、邪魔をしているに違いない……」
「じゃあ、またさっきみたいな敵と戦うってこと!?」
「そういうことになるな……」
「勘弁してほしいぜ……」
「仕方ありませんよ……。行きましょう……」
再び5人は部屋の中に足を踏み入れた。すると、奥の方から声が聞こえてきた。
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