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一章
ご対面
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ふと、あの空色の瞳と目が合った気がした。その美しい瞳が唐突に此方に向けられたことにロゼは驚いたが、なにも不思議な事ではないだろうと思いなおす。なにせ彼女は自分の護衛の為にこの煌びやかな夜会に参加しているのだ。護衛対象であるロゼを確認することだって、当然あるだろう。
「……副師団長様は、本来あのように着飾るのが苦手なんだそうだ」
突然そう切り出したゼルドに、ロゼは抱きかかえられた状態のまま内心首を傾げた。師団長様が言っていた、とゼルドはなおも言葉を続けるが、その言葉の本意がロゼには読み取れない。
不思議そうな顔をしていたのだろう。ロゼに向かってゼルドがどこか不機嫌な様子で、ぶっきらぼうに言葉を零した。
「今彼女が行っていることは、全てお前の為だということだ。少しでもお前を危険に晒す可能性を減らしたかったのだろう」
だから寂しがる必要はないのだと、そう言いたいのだろうか。
そう思い至った瞬間に、ロゼの心は暖かなもので満たされる。目頭が熱くなるような感覚だ。このぶっきらぼうで言葉足らずな男を思いっきり抱き締めても足りないくらいに、いとおしさが増していく。
気恥ずかしくなったロゼは目線を男から外そうと顔を背け、はたと動きを止めた。
「……ロードさん、下ろしてください」
ロゼの纏う空気が変わったことに気づいたのだろう。ゼルドはロゼが見据える方向に顔を向け、その三白眼を細めた。
「ロゼ、あれが」
「ええ。恐らくフランチェスカ様も気づいておられます。二階の貴賓席からは会場が見渡せますから」
賑わう会場の中心、大理石に円状の美しい文様が描かれている場所で談笑していた三人の男。さも今目が合ったから、とでもいうように近づいてくる男達を、ロゼは鋭い視線で睨めつける。正面切って喧嘩を売ったのは向こう側だ。こちらが取り繕って笑顔を向ける必要もないだろう。
「貴殿は確か――ロゼ=シュワルツェ殿だったかな」
そう言って、この館の主人――ジェイ=ドーキンスは白髪の混じった茶色い癖毛を揺らし、顔に刻まれた笑い皺を深くした。不敵にほほ笑む中年の男は、背丈もそれ程なく全体的に朗らかな印象を受ける。しかし、初対面のロゼでもわかった。これは侮ってはいけない類の、人を食う人間だと。
「今夜はご招待いただきありがとうございます、ジェイド=ドーキンス様――――ところで、後ろにいらっしゃるお二方をご紹介いただいても?」
ロゼはその美しい顔に笑みひとつ浮かべることなく、ドーキンスの後ろに立ち此方を見下ろしてくる二人の男に一瞥をくれた。突然の首謀者の登場に慌てるどころか氷のような冷たさで飄々と返事を返すロゼに、隣に立つゼルドは少なからず驚いたようだった。普段のほわほわとした温厚なロゼを知っているからこその反応だったが、なにも驚くことではない。
フランチェスカも認めたように、ロゼは優しく、人を守ることに関して努力を惜しまないまさに御使いらしい性格の少女だ。その優しさの分、身内に対する愛情も深い。家族に害を及ぼそうとする者に対して彼女がどのような感情を向けているかは、その瞳を見るだけで十分に分かる。
ふ、と何処か愉快そうな息遣いが聞こえる。見れば、それはドーキンスの右後ろに控えていた黒髪の男だった。こけた頬と裾から覗く細い手首、その青白さはまさに病人のそれだ。それなのに、身体とは対照的に目には有り余るほどの生気が漲っている。ぞっとするほどに爛々と輝く瞳には野心と欲望、そして狂気が見え隠れしていた。
「お初にお目にかかります、美しいレディ。わたくしノルドの管理補佐を務めさせていただいております、ヴァーグマンと申します。こちらは私の使える主人、ノルド管理者にして領主であらせられるサム=ハンクス様です」
ロゼに腰を折り恭しく礼をしながら自己紹介をする男――ヴァーグマンは、隣に立つ小柄な青年に視線を向けた。
「初めまして、ですかね?サム=ハンクスと言います。仰々しい肩書を賜っていますが、つい数年前に先代である父から領主の座を継いだばかりで……」
どうぞよしなに、と照れ臭そうに付け足した青年は、恐らくゼルドと同じくらいの年齢か、もしくはそれより少し上か。小柄な身体と垂れ目の顔の所為か、とても若く見える。隣に立つヴァーグマンとは正反対の、……絵に描いたような善人だ。
人の好い笑顔を浮かべるハンクスに、こちらこそ、と表面上の挨拶を返しながらロゼは確信した。父であるアドルフの推察は正しかったのだと。
談笑しながら探りを入れるロゼの視線に、ヴァーグマンがにこりと微笑んだ。
「夜はまだ始まったばかりです。そう焦らずとも、またお話しする機会は巡ってくるでしょう」
ねぇ、と同意を求めるヴァーグマンに、頷きを返すドーキンス。その二人の余裕だと言わんばかりの態度に、ロゼは背中の後ろでこぶしを握り締めた。
―――お話しする、機会?……笑えますね。一方的な話し合いしかするつもりもないでしょうに。
喉まで出かかっている怒りを飲み下し、こちらもにこりと笑い返す。
遠ざかっていく三人の背を睨め着けるロゼの肩を、ゼルドの手が包み込んだ。
「……激情に心を支配されるな。常に冷静に、客観的にものごとを判断しろ。――そうすれば確実に、奴等を狩れる」
「……顔に出ていましたか、私」
「いや、俺だから気づいただけだ」
「っふふ、」
「……何だ」
「いえ、凄い殺し文句だなと思って」
揶揄われたようで面白くなかったのだろう、ゼルドの眉間に皺が寄った。その極悪面を見上げながらロゼはくすくすと笑いを零しながらも、心の波が凪いでいくのを感じていた。
きっと、自分よりも怒りを覚えているはずのゼルドが。ロゼを守り、いつも不器用に導いてくれるこの男が、堪らなく愛おしい。
「ロードさん」
「……何だ」
「約束、守ってくださいね」
いつになく強気なロゼの発言にゼルドは一瞬固まり、―――――チッ、と舌打ちを零した。その顔は僅かばかり上気し、彼の怒りに似た葛藤をロゼに伝える。恐らくこの男にこんな顔をさせるのは、世界でロゼ一人だけだろう。そう思うと、言いようのない優越感が込み上げてくる。
「煽るのが、随分上手いな。その報いを受けるのはお前だが?」
手を出せないこの状況で煽るような発言をしたロゼに、ゼルドは皮肉気に口端を上げてそう返す。
「――――もちろん、受け入れますよ。あなたからのものは、全て」
思わぬカウンターを食らったゼルドの顔がますます凶悪なものになる。
少し大胆すぎたか、と我に返り思い返すも、言ったことに関して後悔はない。ロゼは頬を少し染めながらも、三人の男が消えていった方を見据え表情を引き締めたのだった。
「……副師団長様は、本来あのように着飾るのが苦手なんだそうだ」
突然そう切り出したゼルドに、ロゼは抱きかかえられた状態のまま内心首を傾げた。師団長様が言っていた、とゼルドはなおも言葉を続けるが、その言葉の本意がロゼには読み取れない。
不思議そうな顔をしていたのだろう。ロゼに向かってゼルドがどこか不機嫌な様子で、ぶっきらぼうに言葉を零した。
「今彼女が行っていることは、全てお前の為だということだ。少しでもお前を危険に晒す可能性を減らしたかったのだろう」
だから寂しがる必要はないのだと、そう言いたいのだろうか。
そう思い至った瞬間に、ロゼの心は暖かなもので満たされる。目頭が熱くなるような感覚だ。このぶっきらぼうで言葉足らずな男を思いっきり抱き締めても足りないくらいに、いとおしさが増していく。
気恥ずかしくなったロゼは目線を男から外そうと顔を背け、はたと動きを止めた。
「……ロードさん、下ろしてください」
ロゼの纏う空気が変わったことに気づいたのだろう。ゼルドはロゼが見据える方向に顔を向け、その三白眼を細めた。
「ロゼ、あれが」
「ええ。恐らくフランチェスカ様も気づいておられます。二階の貴賓席からは会場が見渡せますから」
賑わう会場の中心、大理石に円状の美しい文様が描かれている場所で談笑していた三人の男。さも今目が合ったから、とでもいうように近づいてくる男達を、ロゼは鋭い視線で睨めつける。正面切って喧嘩を売ったのは向こう側だ。こちらが取り繕って笑顔を向ける必要もないだろう。
「貴殿は確か――ロゼ=シュワルツェ殿だったかな」
そう言って、この館の主人――ジェイ=ドーキンスは白髪の混じった茶色い癖毛を揺らし、顔に刻まれた笑い皺を深くした。不敵にほほ笑む中年の男は、背丈もそれ程なく全体的に朗らかな印象を受ける。しかし、初対面のロゼでもわかった。これは侮ってはいけない類の、人を食う人間だと。
「今夜はご招待いただきありがとうございます、ジェイド=ドーキンス様――――ところで、後ろにいらっしゃるお二方をご紹介いただいても?」
ロゼはその美しい顔に笑みひとつ浮かべることなく、ドーキンスの後ろに立ち此方を見下ろしてくる二人の男に一瞥をくれた。突然の首謀者の登場に慌てるどころか氷のような冷たさで飄々と返事を返すロゼに、隣に立つゼルドは少なからず驚いたようだった。普段のほわほわとした温厚なロゼを知っているからこその反応だったが、なにも驚くことではない。
フランチェスカも認めたように、ロゼは優しく、人を守ることに関して努力を惜しまないまさに御使いらしい性格の少女だ。その優しさの分、身内に対する愛情も深い。家族に害を及ぼそうとする者に対して彼女がどのような感情を向けているかは、その瞳を見るだけで十分に分かる。
ふ、と何処か愉快そうな息遣いが聞こえる。見れば、それはドーキンスの右後ろに控えていた黒髪の男だった。こけた頬と裾から覗く細い手首、その青白さはまさに病人のそれだ。それなのに、身体とは対照的に目には有り余るほどの生気が漲っている。ぞっとするほどに爛々と輝く瞳には野心と欲望、そして狂気が見え隠れしていた。
「お初にお目にかかります、美しいレディ。わたくしノルドの管理補佐を務めさせていただいております、ヴァーグマンと申します。こちらは私の使える主人、ノルド管理者にして領主であらせられるサム=ハンクス様です」
ロゼに腰を折り恭しく礼をしながら自己紹介をする男――ヴァーグマンは、隣に立つ小柄な青年に視線を向けた。
「初めまして、ですかね?サム=ハンクスと言います。仰々しい肩書を賜っていますが、つい数年前に先代である父から領主の座を継いだばかりで……」
どうぞよしなに、と照れ臭そうに付け足した青年は、恐らくゼルドと同じくらいの年齢か、もしくはそれより少し上か。小柄な身体と垂れ目の顔の所為か、とても若く見える。隣に立つヴァーグマンとは正反対の、……絵に描いたような善人だ。
人の好い笑顔を浮かべるハンクスに、こちらこそ、と表面上の挨拶を返しながらロゼは確信した。父であるアドルフの推察は正しかったのだと。
談笑しながら探りを入れるロゼの視線に、ヴァーグマンがにこりと微笑んだ。
「夜はまだ始まったばかりです。そう焦らずとも、またお話しする機会は巡ってくるでしょう」
ねぇ、と同意を求めるヴァーグマンに、頷きを返すドーキンス。その二人の余裕だと言わんばかりの態度に、ロゼは背中の後ろでこぶしを握り締めた。
―――お話しする、機会?……笑えますね。一方的な話し合いしかするつもりもないでしょうに。
喉まで出かかっている怒りを飲み下し、こちらもにこりと笑い返す。
遠ざかっていく三人の背を睨め着けるロゼの肩を、ゼルドの手が包み込んだ。
「……激情に心を支配されるな。常に冷静に、客観的にものごとを判断しろ。――そうすれば確実に、奴等を狩れる」
「……顔に出ていましたか、私」
「いや、俺だから気づいただけだ」
「っふふ、」
「……何だ」
「いえ、凄い殺し文句だなと思って」
揶揄われたようで面白くなかったのだろう、ゼルドの眉間に皺が寄った。その極悪面を見上げながらロゼはくすくすと笑いを零しながらも、心の波が凪いでいくのを感じていた。
きっと、自分よりも怒りを覚えているはずのゼルドが。ロゼを守り、いつも不器用に導いてくれるこの男が、堪らなく愛おしい。
「ロードさん」
「……何だ」
「約束、守ってくださいね」
いつになく強気なロゼの発言にゼルドは一瞬固まり、―――――チッ、と舌打ちを零した。その顔は僅かばかり上気し、彼の怒りに似た葛藤をロゼに伝える。恐らくこの男にこんな顔をさせるのは、世界でロゼ一人だけだろう。そう思うと、言いようのない優越感が込み上げてくる。
「煽るのが、随分上手いな。その報いを受けるのはお前だが?」
手を出せないこの状況で煽るような発言をしたロゼに、ゼルドは皮肉気に口端を上げてそう返す。
「――――もちろん、受け入れますよ。あなたからのものは、全て」
思わぬカウンターを食らったゼルドの顔がますます凶悪なものになる。
少し大胆すぎたか、と我に返り思い返すも、言ったことに関して後悔はない。ロゼは頬を少し染めながらも、三人の男が消えていった方を見据え表情を引き締めたのだった。
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