夢見るディナータイム

あろまりん

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嵐のようなランチタイムが終わり、ようやく一息付ける時間帯。

カフェタイムに入っているけれど、そんなに多い人数じゃないから順番に休憩を取ってもらう。

私はさっき上で透とご飯食べたしね。
降りて、皆を休憩に入れるために、レジにでも入りますか。

オフィスから出て、食器を下げる。
キッチンに入れば、浩一朗がこっちを見た。



「もう、いいのか」

「は?何が?」

「・・・・・いや、・・・・・いい」

「? 変な浩一朗」



よっと、と食器を下げて山崎君に洗ってもらう。
いつもいつもお皿洗ってもらって済まないねえ。・・・・・食洗器あるけどね?



「っ、・・・・・響子さんっ」

「ぐえ」



後ろからぎゅう、と抱きつかれる感触。
この声・・・・・総悟君?



「総悟!」
「ちょ、総悟君、苦しい」

「ゴメン、でも・・・・・」

「どうしたの?」

「どうしたの、じゃないでしょ?話し合い、したんでしょ」

「あ・・・・・」



そのまま、浩一朗を見ると同じように心配そうな顔をしていた。
そっか、さっきの『いいのか?』もそういう意味、か。

軽く、目を伏せて総悟君に寄りかかる。
額を肩口に付け、ため息をひとつ。



「だいじょうぶ」

「・・・・・」

「そんな風には見えない?」

「ちっとも」
「全く、な」



そうだね、そういう風に見えるかも。
でも、私の中では―――――落ち着いてしまっている事、なんだよね。
きっぱりと終わらせてしまったから、今は少し動揺しているかもしれない。



「そういう風に見えるかも。でも、前から決めていたから大丈夫。
今日はちょっと、不安定かもしれないけど。平気よ」

「・・・・・響子さん・・・・・」

「大丈夫。だって、私には貴方達がいるもの。ね?」

「お前・・・・・」

「ありがとう、総悟君。意外に逞しいのね?ちょっときゅんとしたわ」

「いつでも貸すよ、僕の胸くらい」

「あら嬉しい。甘えちゃおうかしら」

「うん、いいよ」

「おいこらお前等」

「浩一朗は貸してくれないの?」

「っ、・・・・・お前なあ・・・・・」



くすくす、と笑うと皆も柔らかい表情を見せる。
ごめんね、結構心配させてたんだね。

まあ、当然かも。あんなに勢い良く来たもんね、透。



・・・・・ん?そう考えると・・・・・



◼︎ ◻︎ ◼︎



そのまま、キッチンを出てレジへ。

レジには万理ちゃんがいた。
売り上げ金のチェックをしているみたい。ご苦労様です。



「万理ちゃん」

「あっ、響子、さん・・・・・」

「替わるよ~って。ちょ、」



私を見た途端、目がうるうるうる、と涙が溢れる。
慌ててハンカチを取り出し、目元を押さえれば、寄りかかって泣き始めた。



「ううう、うわ~~~ん」

「なっ、何で泣くの!?」

「だ、だって、ぐす、」

「いやいやいや。万理ちゃん、何かあったの?」



泣く万理ちゃんをどうすることも出来ない。
ひし、と私にしがみ付き、声を上げる事はないが、しくしくしく、と泣くばかり。

そこに晴明が来た。



「おいおい・・・・・万理。響子が困ってるぞ」

「す、すみませぇん・・・・・」

「いやいや、いいんだけど・・・・・なんで泣いた?」

「う、ううううう」

「あっ、すみません、泣いてもいいんだよっ」

「いや、そこは普通お前が泣くとこなんじゃ・・・・・」

「え」



晴明がよしよし、と万理ちゃんをあやしてなんとか涙を治める。
そのまま休憩に出した。



「・・・・・万理ちゃん、私の事で泣いてるの?」

「そりゃそうだろ?」

「・・・・・そこは私が泣くとこなんじゃ」

「ま、そうなんだが・・・・・」

「うーん、感受性が豊か、なんでしょうね・・・・・」

「それで片付けていいのかよ・・・・・」



まあ、そう言われてもだ。
なんだか、万理ちゃんを見たら引っ込んじゃったよそんな気持ち。

でも、そうやって、私を心配してくれるスタッフが一杯いるんだもの。ここには。



◼︎ ◻︎ ◼︎



「す、すみませんでした・・・・・」

「ううん、いいのよ?私の替わりに泣いてくれたって事で!」

「それにしても・・・・・響子さん、フリーになったんだよなあ」
「おいおい康太。お前じゃ響子さんも相手にしないだろうよ」

「なんだよ!そんなつもりで言ったんじゃねえって!!!」
「おーおー、強がって」

「大亮さんだって!『今度は俺の番だ!』って言ってたくせに!」
「ば、バカ!!!今言うなよ!!!」

「何してんだ、お前等は・・・・・」

「あはははは、じゃあ今度の買出しは大亮さんと行こうかな~」

「うわ、ずるい。僕だって一緒に行きたいのに!」
「お、俺も・・・・・」

「何か言った?山崎君?」
「い、いえ・・・・・」

「ったく、お前等は。響子も1人になりたいだろうが。少しは気を使え」



あ、ヤベ、と皆が顔を見合わせる。
そうしてこそこそ、と我先にと帰っていった。
・・・・・素早いな、皆。



「響子さん」

「どうしたの、総悟君」

「何かあったら、いつでも電話して。いつでも来るからね」

「・・・・・ふふふ。ありがとう。嬉しいわ。また明日ね?」

「うん。また明日」



きゅ、と手を握って帰る総悟君。
うーん、やさしさ全開。可愛いなあ・・・・・。



「ったく、お前は」

「あいた」



こつん、と頭をつつかれる。
ふわり、と香るいつもの香り。



「浩一朗」

「・・・・・振ったか」

「ええ。すっきりしたわ」

「そうか?」

「・・・・・うん」

「なら、いい。お前が決めたんだ。俺達がどうこう言う事じゃあねぇからな」

「ありがとう」

「いや。・・・・・お前なら他にいい男、いくらでも捕まえられるだろ」

「そう簡単に転がってたら苦労しないのよ?」

「目の前にいるだろうが」

「いやーんイケメンシェフ相手?美味しく調理されて食べられちゃうわ?」

「お望みならフルコースで相手してやるぜ?」

「いやだ、もう・・・・・。・・・・・うん、ありがとう」



胸に軽く額をつけて、甘える。
手が優しく、私の頭を撫でてくれた。
ゆっくり、惜しむように。

柔らかく香る、浩一朗のコロンの香りに満たされるみたいだ。



「・・・・・ありがと。充電完了」

「もういいのか?」

「うん。いつまでも甘えると、ずるずるとクセになるから」

「俺は構わないがな」

「ダメ。・・・・・今日はダメ。誰が相手でも甘えたくなってるから」

「・・・・・そうか」

「うん。明日ね。お疲れ様」

「ああ。お疲れ。・・・・・早く家に戻れよ」

「はい」



優しく頬を撫でて、優しく微笑んで帰る浩一朗。
もっと、とその手を引きとめたくなってしまう。

でも、ダメ。

浩一朗は大人で、優しいから。
私が甘えたいと言えば、好きなだけ甘えさせてくれるんだろう。

でも、ダメだ。今は、人恋しくなってしまっているから、誰でもいいって思ってしまう。
そういう時に、そうやって誰かに頼ってしまったら、一人で立てなくなるから。



オフィスを片付け、下に降りる準備をする。

あれ、そういえば・・・・・晴明は帰ったのかな?



◼︎ ◻︎ ◼︎



とんとん、と階段を降りてくれば、玄関先の壁にもたれて寄りかかる赤毛の人影。



「・・・・・お疲れ」

「お疲れ様。なんだ、帰ってなかったの?」

「まあな。お前を待ってた」

「私を?」



見上げれば、切なそうに染まる色の瞳。
なんていうか、きゅう、と胸が切なくなる。



「あー・・・・・ヤバイな」

「は?」

「抱きしめたくなる」

「へ?」

「いいか?」

「え、ちょ、っ・・・・・!」



言うが早いか、私は晴明の腕の中だ。
ばふ、と包み込まれ、息も出来なくなる。



「ん、ちょ、くるし、」

「悪い・・・・・」




軽く緩めてはくれるけど、腕を放す事はない。
私を包み、ぎゅう、と抱きしめたままだ。



「晴明・・・・・」

「すまねえ」

「何で?」

「・・・・・実は・・・・・」



そうして、私を腕に納めたまま、彼はぽつりぽつりと話し始めた。



昨日、バーに佐々木麻里子が来たこと。
丁度いい、と思って浩一朗と総悟君を呼んだこと。



「なんで、」

「いや・・・・・あいつ等も見たいって言っててよ。
お前があの女に会って、って・・・・万理に聞いてな」

「あ、・・・・・そういう事・・・・・だから、万理ちゃん」

「ああ・・・・・万理も責任感じてるのかもしれねえ。
自分が、話した次の日に、こんな風になったから」

「・・・・・それとこれとは、違うんだけどね」

「そうかもしれねえが・・・・・」



ゆっくり、腕を放す。
それでも腕の中から私を放すのではなく、やんわりと抱きしめたままだ。



「関連がない、って思うのは難しいだろ?」

「そうかも。発展した挙句、って思ったかもね。明日ちゃんと話してあげないと」

「・・・・・だな。ま、俺から言ってもいいんだが・・・・・」

「私から言った方が、多分信じるわよね」

「そうだな。悪い」

「晴明の所為じゃないわ。私達の仲もうまくいってなかったんだもの。
・・・・・自業自得よね」

「んな事言うんじゃねえよ」

「だってそうだもの。自分達の努力が足りなかったんだから。
もし、続けたいって思ったらもっと会う機会をお互い作ってたと思うし・・・・・はぁ。」



なんだか情けなくなってばふん、と私から晴明に抱きつく。
ぎゅう、と力いっぱい抱きついても、晴明の体は逞しくて、抱きつき甲斐がある。
いい匂いしてるし・・・・・

晴明も苦笑しながら、包み込むように抱きしめ返す。



「ふふふ、いい体ね」

「そりゃありがとさん」

「何よそれ」

「好きなだけいいぜ」

「・・・・・甘やかすと、つけあがるわよ」

「いいさ。構わねえよ。俺を救い上げてくれたのは、お前だしな。
俺ごと全部、お前にやったって構わねえんだぜ?」

「なにそれ」

「・・・・・俺に夢を見せてくれたのはお前だろ?
この店に誘ってくれて。もうすぐ、俺の夢でもある店が完璧にオープンだ」

「ディナーが始まったら、だね」

「ああ。料理に合う酒を。俺の好きなように考えて振舞える。
・・・・・そんな夢の店、どこにもねえさ。ここだけだ」

「そう思ってくれるのね。嬉しいわ」

「ああ。巽さんも。総悟も。みんな、此処にいるスタッフはそう思ってるさ」

「私も、嬉しい。皆が幸せになれる店。それが叶うの、もうすぐね」

「そうだな」



抱きしめあったまま、私達はそんな話をした。

暖かい、晴明の腕の中。
逞しい彼の体を感じて、溶けてしまいそうだ。

優しく背中を撫でる、晴明の手。
なんだか、眠くなってきちゃう。気持ちよすぎ・・・・・



ふと、身じろぎする晴明。

・・・・・ん?何かあったかな?



軽く身を放し、話しかけようと彼を見上げた時・・・・・



「っ、すとっぷ」

「っ、ぶ」



ぱし、と振ってくる唇を掌でガード。

危ない危ない。
もうちょっとでキスするところだった。

じろ、と睨む黄土の瞳。
『何すんだよ』とでも言っているみたいだ。



ぐい、と手を引かれて退けられる。



「おい」

「いやいやダメでしょ」

「いいじゃねえか。そういう雰囲気だっただろ?」

「まあ雰囲気的にはキスする感じだったけども」

「なら・・・・・」

「っ、こら、ダメだっての!!!そんな成り行きみたいのイヤーーー!!!」



じたばた、と暴れる私を笑いながら抑える晴明。

腕を掴み、壁に押し付けてホールドアップ。
に、逃げられない!!!しまった!!!

見上げれば、にやり、と色気のある笑いを浮かべる晴明。



「ちょ、ダメ!!!」

「この状況でか?」

「当たり前だってば!!!」

「いい感じだけどな?」

「そっちはね!!!って、やぁ、ちょっと・・・・・っ」



首筋に鼻先を押し当てて、耳の後ろに口付ける。
ぞわ、と体中に電気が走り抜ける。



「あ、っん、」

「いい匂いだ」

「は、ハル、」

「お預け、か?」



囁かれる、小さな掠れる声に、体中が火をつけられたみたいに熱くなる。
ぞくり、と駆け巡る快感。

体の横を優しく撫でる大きな手に、私自身震えるような快感を覚えてる。



「だ、ダメ・・・・・」

「何でだ・・・・・?」

「今は、誰でも、いいって思ってる、から」

「構わないさ」

「ダメ、私が、構うよ」



覗き込むような瞳。
じっと真剣に見つめられる。



「貴方に、惹かれるのも。今の状態じゃ、イヤだ」

「・・・・・」

「こんなぐちゃぐちゃのまま。誰でもいいって思う今の自分で、選んだら、貴方が勿体無いわ」

「俺は、構わないぜ?」

「ダメ。だってここだけの話さっき浩一朗にもクラっときたし」

「おい」

「キッチンで総悟君にぎゅっとされてキュンとしたし」

「こら」

「なのに今は晴明に押し切られて抱いてほしいって思ってるって人としてどうかと」

「・・・・・そうなのか?」

「すいません」

「はは。お前らしいって言うかなんていうか。全く・・・・・」

「うう、欲求不満かも・・・・・透ともかなりご無沙汰だったし」

「おいぶっちゃけるなよ」

「ご、ごめん、つい」

「いや?エロい女は嫌いじゃねえからな?特にお前がそう乱れるとな」

「うわセクハラ」

「おい待てよ、先に言ったのはお前だろ?」

「っ、ダメっ、そこは弱いっ」



ちゅ、と音を立てて軽くキスを送る晴明。
向こうもからかって遊んでるだけだから、そんなに危険だとは思わないけど。



「・・・・・もう。何してるんだか。店の玄関先でいちゃついて」

「ま、だから燃えるんだろ?」

「男ってそういう事言うわよね」

「キッチンってのもいいと思わねえか?」

「こらこらこら」



ゆっくり撫でる手を、ぱしん、と叩くと『おー、いて』と手を引っ込めた。

みんな優しいんだから。
本当に、勘違いして、寄り添いたくなってしまう。
でも、ダメ。そんなときだから、誰でもいて欲しい、って思ってるだけだもの。きっと。



◼︎ ◻︎ ◼︎



「じゃあな」

「うん」

「あー・・・・・」

「何?」

「さっきの話、なんだが。続きあんだよ」

「え?そうなの?」

「ああ。・・・・・ま、今度な」

「あ、じゃあ今度の週末とか、バーに行くから奢って?」

「俺は構わないが・・・・・いいのか?」

「ほら、失恋記念?浩一朗にも奢らせようっと」

「おいおい」

「だって、さっきの話からすると浩一朗と総悟君も関係してるんでしょ?」

「ああ・・・・・」

「総悟君にも奢ってもらわないとね?じゃあ4人でね!」

「わかった。伝えておく」

「うん、宜しくね~」



ひらひら、と手を振った。
背を向けて、帰っていく晴明。

・・・・・あ。



「ハル!」

「っと」



駆け寄って、ばふん、と抱きつく。
足を止めて、振り返る晴明に、私は唇を寄せて思い切って頬にキスをした。



「!?」

「ふふ。ありがと。・・・・・ちょっと、ときめいた」

「・・・・・お前な」

「あのまま、抱いてほしいって思っちゃった。・・・・・反省します」

「俺は別に抱く気だったがな」

「あら危ない。セーフセーフ」

「しくじったな」



今度こそばいばい、と帰っていく晴明。
私も黙って彼を見送る。

なんか、すっごく大胆に甘えたような・・・・・?

いや、今日の事は忘れないと!!!
じゃないと明日から恥ずかしいし!!!


よし、頑張ろう。
新しいスタートだものね。

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