5 / 33
5.角のほんとうの意味
しおりを挟む
「わ、私が!? クライヴ様の体を治す鍵!?」
シスター・ヴィエラが告げた言葉にリディアは驚愕の声を上げた。
手足が動かなくなった重体のクライヴを救えるのが自分だけだとは信じられない。
リディアの聖女の力は使えば人の身を焼くのだ。
「百聞は一見にしかず。身をもって治療についてご説明いたします」
老聖女は手を突き出し、告げた。
「リディア、私に貴女の聖女の力を使いなさい」
かっと目を見開いて、リディアは身を震わせた。
「シスター・ヴィエラ! それはっ……!? それだけは……!」
「良いのです」
必死でリディアは拒絶する。
シスター・ヴィエラは強い眼光で、リディアに先を促した。
それを傍目で見るクライヴは訝しげな表情を浮かべた。
「……何ができるのか見せてみろ、リディア・フェスティア」
王子にも急かされる。それにリディアは観念した。
そしてリディアは、シスター・ヴィエラの手にむけて聖女の力を行使する。
老聖女の手に光が迸った。
「な……!? なんだ、それは……!?」
それを見たクライヴは思わず叫んだ。
「手が焼けて……いや、腐敗しているのか!?」
老聖女の手がまるで火膨れをするかのように危険な朱色に染まる。
まるで食物が腐敗していくような異臭が部屋に充満した。
同時に手の皮膚がまるで木の葉が枯れるように土気色に変じた。
「クッ……ああああ……」
シスター・ヴィエラの凄まじい苦悶の声が響く。
その姿を見たリディアは力の行使を強制的にやめ、思い切り後退った。
その衝撃で尻餅をつくと同時に光が収まる。
「ああっ! シスター・ヴィエラごめんなさい! しっかりしてください!」
リディアが這い上がりながら駆け寄った。
そんなリディアをシスター・ヴィエラは焼けただれた手で静止した。
「だ、大丈夫です。これくらい癒せます。安心しなさい」
次の瞬間、再び光がシスター・ヴィエラの手を包み込んだ。
その光はシスター・ヴィエラの聖女の力であった。
リディアの力で“枯らされた”両手が、芽吹くように再生していく。
しかし部屋には、残滓として、焦げ臭い匂いが残っていた。
「なんだ今のは……。人の体を焼くのか? これが聖女の力だと?」
さしものクライヴも息をつまらせながら疑問を呈する。
それに対してシスター・ヴィエラは厳かに返答した。
「この子の強すぎる聖女の力が、起こしたものです」
シスター・ヴィエラはため息を付き、説明を開始する。
「強すぎる聖女の力――霊力は、植物に水をやり過ぎて枯らしてしまうように、人の身を腐らせるのです」
そこで老聖女は一旦言葉を区切る。
リディアの身体が顔を真っ青にして震えていた。
「ごめんなさい……私が、悪魔だから……」
「そうやって自分を卑下するのはおやめなさい」
罪悪感でうつむくリディアを、シスター・ヴィエラは自分の胸元へと抱き寄せた。
「この娘は悪魔などと呼ばれていますが、全くの誤解です」
「……リディアの霊力が異常な理由とはもう分かっているのか?」
何かを知っている様子のヴィエラに、目を細めてクライヴは問いかけた。
ヴィエラはため息を付きながら答えを返した。
「この角はリディアのあふれる霊力が身体から吹き出して固まっているのです」
リディアもその角は聖女として優れた才能だという説明は受けていた。
でも信じられなかった。こうして何度も人に力を向けて、その肌を肉を焼いてきたから。
その説明に、得心したようにクライヴは首を縦に振った。
「規格外の聖女の才……そうか、フェスティア家はたびたび聖女を排出する家柄だったな」
「そうです。この角は悪魔どころか、かの癒しの霊獣ユニコーンと同じものです」
霊獣ユニコーンとは、大きな角を額にかざす、白馬のような姿をした霊獣である。
伝承によると凄まじい癒しの力を行使すると言われている。
が、実際の目撃例は少なくとも王国が成立してからの文書に無い。
そのため空想の生物とされている。
「ユニコーン……死者さえもよみがえらせる伝説の霊獣……か。たしか額に大きな角を持つと聞く」
クライヴはそんな伝承を知ってか天井を仰ぎ見てぽつりとつぶやいた。
「リディアの角は、膨大な霊力の塊なんですよ」
そう言って無言でシスター・ヴィエラは、リディアの頭にローブをかぶせた。
角が覆い隠される。リディアは頭のローブを抑えながらそっと老聖女から離れた。
圧倒されたクライヴは言葉をつまらせながら、疑問の言葉を投げかけた。
「だが原因がわかっているのに、なぜリディアは悪魔などと呼ばれている?」
シスター・ヴィエラはその問いを嘆息とともに答えた。
「角が生えるほど霊力を持つ聖女は事例として大変珍しいのです。王都にさえこのリディアしかおりません」
「……なるほどな。存在が珍しいが故に、周囲に理解されんか」
「力を行使することで人の身を焼くその見た目も、“角付き”の不理解に拍車をかけています」
苦々しげにクライヴは納得して視線を窓ガラスの方に向けた。
ガラスに映る自分を見つめながらクライヴはため息を付いた。
「ですが王子の尋常ならざるお怪我を治療をするには、『角つき』の規格外の霊力を用いるほかありませぬ」
シスター・ヴィエラは指を立てて、話を戻した。
「私が……クライヴ王子の治療を……?」
リディアは呆然とつぶやいた。
予想外の話の流れだった。同時に、どこからこの話が想定されていたのかという気分にもなった。
この部屋に連れてこられたときからもうこうなることは仕組まれていたのだろうか。
「しかし、大変な危険が伴います。先程お見せした通り『身を焼く』苦痛があるのですから」
困惑するリディアを後目に、シスター・ヴィエラは王子にむけて自らの手のひらを見せる。
そこには、先ほどのリディアの力で『枯らされた』余波の、かさぶたのような痕が残っていた。
「凄まじい……力だな……」
その痕を見て、クライヴは唸り声を上げて黙りこくってしまう。
王子の動揺にリディアの胸は痛んだ。
皮膚を腐らせるリディアの力は嫌悪感を人に与える。
「クライヴ王子の此度の魔物討伐はたいへん大きな功です。王宮から不自由ない暮らしが与えられましょう」
その覚悟があるか、とシスター・ヴィエラは問うていた。
「苦痛に耐え、危険を承知で治療を望まれますか?」
「ふ、む………」
クライヴの口から、返答は返ってこなかった。
代わりに唸り声がクライヴの口から小さく漏れる。
重苦しい空気が病室を支配した。
クライヴは神妙な顔で天井を仰ぎ、無言のまま数分の時が流れた。
やがて重々しく口を開き、クライヴがぽつりとつぶやいた。
「下がれ……少し一人にしてほしい」
それ以上の会話は続かなかった。
「……はい、失礼いたします」
無言の病室から、老聖女はリディアを連れ立ち外に出た。
リディアは部屋から出た後、呆然と立ち止まってしまった。
急に自分の肩にのしかかってきた大事に、すっかりと打ちのめされてしまっている。
そんなリディアを見てシスター・ヴィエラは、一つ大きく息をつき、その耳元で告げた。
「リディア、もし王子に治療を命じられたら、受けるか最終的な決断は貴女がしなさい」
その言葉にリディアは驚いて反論した。
そもそも自分はまだ見習いの身である。自己判断などできるはずもない。
「え……!? そんな……無理です! 王子を危険にする治療なんて私には……!?」
だがシスター・ヴィエラは冷ややかに言葉を返す。
「遅かれ早かれ、聖女になる道にはつきまとう決断です」
とんでもないことを言って、シスター・ヴィエラは背を向けた。
そして一人で階段を降りていった。
リディアは呆然とその背を見送ることしか出来なかった。
その言葉は耳に残って離れなかった。
シスター・ヴィエラが告げた言葉にリディアは驚愕の声を上げた。
手足が動かなくなった重体のクライヴを救えるのが自分だけだとは信じられない。
リディアの聖女の力は使えば人の身を焼くのだ。
「百聞は一見にしかず。身をもって治療についてご説明いたします」
老聖女は手を突き出し、告げた。
「リディア、私に貴女の聖女の力を使いなさい」
かっと目を見開いて、リディアは身を震わせた。
「シスター・ヴィエラ! それはっ……!? それだけは……!」
「良いのです」
必死でリディアは拒絶する。
シスター・ヴィエラは強い眼光で、リディアに先を促した。
それを傍目で見るクライヴは訝しげな表情を浮かべた。
「……何ができるのか見せてみろ、リディア・フェスティア」
王子にも急かされる。それにリディアは観念した。
そしてリディアは、シスター・ヴィエラの手にむけて聖女の力を行使する。
老聖女の手に光が迸った。
「な……!? なんだ、それは……!?」
それを見たクライヴは思わず叫んだ。
「手が焼けて……いや、腐敗しているのか!?」
老聖女の手がまるで火膨れをするかのように危険な朱色に染まる。
まるで食物が腐敗していくような異臭が部屋に充満した。
同時に手の皮膚がまるで木の葉が枯れるように土気色に変じた。
「クッ……ああああ……」
シスター・ヴィエラの凄まじい苦悶の声が響く。
その姿を見たリディアは力の行使を強制的にやめ、思い切り後退った。
その衝撃で尻餅をつくと同時に光が収まる。
「ああっ! シスター・ヴィエラごめんなさい! しっかりしてください!」
リディアが這い上がりながら駆け寄った。
そんなリディアをシスター・ヴィエラは焼けただれた手で静止した。
「だ、大丈夫です。これくらい癒せます。安心しなさい」
次の瞬間、再び光がシスター・ヴィエラの手を包み込んだ。
その光はシスター・ヴィエラの聖女の力であった。
リディアの力で“枯らされた”両手が、芽吹くように再生していく。
しかし部屋には、残滓として、焦げ臭い匂いが残っていた。
「なんだ今のは……。人の体を焼くのか? これが聖女の力だと?」
さしものクライヴも息をつまらせながら疑問を呈する。
それに対してシスター・ヴィエラは厳かに返答した。
「この子の強すぎる聖女の力が、起こしたものです」
シスター・ヴィエラはため息を付き、説明を開始する。
「強すぎる聖女の力――霊力は、植物に水をやり過ぎて枯らしてしまうように、人の身を腐らせるのです」
そこで老聖女は一旦言葉を区切る。
リディアの身体が顔を真っ青にして震えていた。
「ごめんなさい……私が、悪魔だから……」
「そうやって自分を卑下するのはおやめなさい」
罪悪感でうつむくリディアを、シスター・ヴィエラは自分の胸元へと抱き寄せた。
「この娘は悪魔などと呼ばれていますが、全くの誤解です」
「……リディアの霊力が異常な理由とはもう分かっているのか?」
何かを知っている様子のヴィエラに、目を細めてクライヴは問いかけた。
ヴィエラはため息を付きながら答えを返した。
「この角はリディアのあふれる霊力が身体から吹き出して固まっているのです」
リディアもその角は聖女として優れた才能だという説明は受けていた。
でも信じられなかった。こうして何度も人に力を向けて、その肌を肉を焼いてきたから。
その説明に、得心したようにクライヴは首を縦に振った。
「規格外の聖女の才……そうか、フェスティア家はたびたび聖女を排出する家柄だったな」
「そうです。この角は悪魔どころか、かの癒しの霊獣ユニコーンと同じものです」
霊獣ユニコーンとは、大きな角を額にかざす、白馬のような姿をした霊獣である。
伝承によると凄まじい癒しの力を行使すると言われている。
が、実際の目撃例は少なくとも王国が成立してからの文書に無い。
そのため空想の生物とされている。
「ユニコーン……死者さえもよみがえらせる伝説の霊獣……か。たしか額に大きな角を持つと聞く」
クライヴはそんな伝承を知ってか天井を仰ぎ見てぽつりとつぶやいた。
「リディアの角は、膨大な霊力の塊なんですよ」
そう言って無言でシスター・ヴィエラは、リディアの頭にローブをかぶせた。
角が覆い隠される。リディアは頭のローブを抑えながらそっと老聖女から離れた。
圧倒されたクライヴは言葉をつまらせながら、疑問の言葉を投げかけた。
「だが原因がわかっているのに、なぜリディアは悪魔などと呼ばれている?」
シスター・ヴィエラはその問いを嘆息とともに答えた。
「角が生えるほど霊力を持つ聖女は事例として大変珍しいのです。王都にさえこのリディアしかおりません」
「……なるほどな。存在が珍しいが故に、周囲に理解されんか」
「力を行使することで人の身を焼くその見た目も、“角付き”の不理解に拍車をかけています」
苦々しげにクライヴは納得して視線を窓ガラスの方に向けた。
ガラスに映る自分を見つめながらクライヴはため息を付いた。
「ですが王子の尋常ならざるお怪我を治療をするには、『角つき』の規格外の霊力を用いるほかありませぬ」
シスター・ヴィエラは指を立てて、話を戻した。
「私が……クライヴ王子の治療を……?」
リディアは呆然とつぶやいた。
予想外の話の流れだった。同時に、どこからこの話が想定されていたのかという気分にもなった。
この部屋に連れてこられたときからもうこうなることは仕組まれていたのだろうか。
「しかし、大変な危険が伴います。先程お見せした通り『身を焼く』苦痛があるのですから」
困惑するリディアを後目に、シスター・ヴィエラは王子にむけて自らの手のひらを見せる。
そこには、先ほどのリディアの力で『枯らされた』余波の、かさぶたのような痕が残っていた。
「凄まじい……力だな……」
その痕を見て、クライヴは唸り声を上げて黙りこくってしまう。
王子の動揺にリディアの胸は痛んだ。
皮膚を腐らせるリディアの力は嫌悪感を人に与える。
「クライヴ王子の此度の魔物討伐はたいへん大きな功です。王宮から不自由ない暮らしが与えられましょう」
その覚悟があるか、とシスター・ヴィエラは問うていた。
「苦痛に耐え、危険を承知で治療を望まれますか?」
「ふ、む………」
クライヴの口から、返答は返ってこなかった。
代わりに唸り声がクライヴの口から小さく漏れる。
重苦しい空気が病室を支配した。
クライヴは神妙な顔で天井を仰ぎ、無言のまま数分の時が流れた。
やがて重々しく口を開き、クライヴがぽつりとつぶやいた。
「下がれ……少し一人にしてほしい」
それ以上の会話は続かなかった。
「……はい、失礼いたします」
無言の病室から、老聖女はリディアを連れ立ち外に出た。
リディアは部屋から出た後、呆然と立ち止まってしまった。
急に自分の肩にのしかかってきた大事に、すっかりと打ちのめされてしまっている。
そんなリディアを見てシスター・ヴィエラは、一つ大きく息をつき、その耳元で告げた。
「リディア、もし王子に治療を命じられたら、受けるか最終的な決断は貴女がしなさい」
その言葉にリディアは驚いて反論した。
そもそも自分はまだ見習いの身である。自己判断などできるはずもない。
「え……!? そんな……無理です! 王子を危険にする治療なんて私には……!?」
だがシスター・ヴィエラは冷ややかに言葉を返す。
「遅かれ早かれ、聖女になる道にはつきまとう決断です」
とんでもないことを言って、シスター・ヴィエラは背を向けた。
そして一人で階段を降りていった。
リディアは呆然とその背を見送ることしか出来なかった。
その言葉は耳に残って離れなかった。
0
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
お飾りの婚約者で結構です! 殿下のことは興味ありませんので、お構いなく!
にのまえ
恋愛
すでに寵愛する人がいる、殿下の婚約候補決めの舞踏会を開くと、王家の勅命がドーリング公爵家に届くも、姉のミミリアは嫌がった。
公爵家から一人娘という言葉に、舞踏会に参加することになった、ドーリング公爵家の次女・ミーシャ。
家族の中で“役立たず”と蔑まれ、姉の身代わりとして差し出された彼女の唯一の望みは――「舞踏会で、美味しい料理を食べること」。
だが、そんな慎ましい願いとは裏腹に、
舞踏会の夜、思いもよらぬ出来事が起こりミーシャは前世、読んでいた小説の世界だと気付く。
転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました
古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
皆様の応援のおかげでHOT女性向けランキング第7位獲得しました。
前世病弱だったニーナは転生したら周りから地味でダサいとバカにされる令嬢(もっとも平民)になっていた。「王女様とか公爵令嬢に転生したかった」と祖母に愚痴ったら叱られた。そんなニーナが祖母が死んで冒険者崩れに襲われた時に助けてくれたのが、ウィルと呼ばれる貴公子だった。
恋に落ちたニーナだが、平民の自分が二度と会うことはないだろうと思ったのも、束の間。魔法が使えることがバレて、晴れて貴族がいっぱいいる王立学園に入ることに!
しかし、そこにはウィルはいなかったけれど、何故か生徒会長ら高位貴族に絡まれて学園生活を送ることに……
見た目は地味ダサ、でも、行動力はピカ一の地味ダサ令嬢の巻き起こす波乱万丈学園恋愛物語の始まりです!?
小説家になろうでも公開しています。
第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる