一基当千ゴーレムライダー ~十年かけても動かせないので自分で操縦します~

葵東

文字の大きさ
104 / 187
第二章 学園の軋み

事故

しおりを挟む
 デルディ・コリドンはパトリア王国北部の農村で生まれた。
 一家の長女で、二才下に弟と、さらに一年下に妹がいる。
 五歳のとき戦争が起こり、国が変ったり領主が変ったりしたが、幼児の生活は変らなかった。
 変化したのは七歳、精霊使いと分かって訓練所に入ったときである。
 領内の子供が集められた初等訓練所でデルディは「土精との相性良好」の評価をもらえたのだ。
 近隣領地から土精使いの子供が集められた中等訓練所で、デルディはゴーレムコマンダーになる訓練を受け始めた。
 農閑期に行われるこの訓練で、デルディは頭角を現わした。

 順調に思えたデルディの人生は、十歳で一変する。
 夏の一ヶ月に及ぶ訓練を終えた長女を、打ちひしがれた両親が迎えた。
 弟も妹もいない。
 領主のゴーレム車に引かれて死んだ、と聞かされた。
 乗っていたのは領主の息子で、乗り回しているときの事故だったらしい。
「どうして教えてくれなかったの!? せめてお葬式に出たかったのに!!」
 泣き叫ぶデルディは、さらに追い打ちを受けた。
 領主の命令で葬式をさせてもらえなかったのだ。
 司祭がこっそりと送ってくれなかったら、二人は地獄へ落ちるところだった。
「どうして……どうして!?」
 あまりに理不尽である。
 しかも理不尽はそれだけで終わらなかった。
 事故で死んだのは妹だけで、弟は領主の息子に突っかかったせいで殺されたのだ。
 息子が罪に問われることはなかった。
 貴族というだけで人を殺しても罰せられない。
 それ以上に少女には我慢できないことが起きた。
 巡回してきた領主に、両親は抗議するどころか媚びへつらったのだ。
 ゴーレムで仕返しをしようとしたデルディは、逆に父親に殴られた。
 あまりに理不尽で、不条理だった。
 彼女の怒りは領主のみならず、領主に媚びる両親にも向けられた。
 家では口を利かなくなり、手伝いもせずひたすらゴーレム操作の腕を磨く。
 家にいるのが苦痛で、訓練所が開かれるのを心待ちにして日々を過ごした。
 だが貴族にゴーレムを向けたとの情報は、訓練所にも届いていた。
 デルディは他の訓練生と離され、監視を兼ねた教官一人が指導するようになった。
 骸骨のような風貌をした監視の教官は無口で、必要最低限の指示しかしない。
 ゴーレムを操作しているときに彼女の口から漏れる「貴族への憎悪」に、教官は「言動が改まるまで他の訓練生とは一緒にできない」と繰り返した。
 貴族とそれに媚びる平民と仲良くする気もないデルディは、言動を改めるなど考えもしない。
 次の期もデルディは一人、骸骨のような教官から訓練を受けた。
 少女の中の憎悪は増しこそすれ、僅かでも薄れることはなかった。
 そんなある日、監視の教官がささやいた。
「お前の貴族への憎しみは本物のようだな」
 何を言い出すかと思えば「自分もそうだ」と打ち明けてきたのだ。
 監視という嫌な仕事を割り振られた彼もまた平民だった。
 教官は貴族階級がいかに世界を歪めたかを教えてくれた。
 そんな貴族階級と戦う平民たちがいることも。
 正しい教えに導かれ、革新した平民たちが。
 それを聞いたデルディは「自分も貴族と戦う」と誓った。
 
 正しい教えを受けたデルディも革新したのだった。

「我々の正体は、決して明かしてはならない」
 と教官は繰り返した。
「世界は決して我々を許さない。世界を革新する我々は、世界を歪ませる者にとり脅威なのだから」
 その言いつけをデルディは守り、余計なことは一切言わずに腕を磨き続けた。

 四年後――突然世界が変った。
 リスティア大王国が敗れ、デルディが住む地域がパトリア王国に戻ったのだ。
 元の領主が戻ってきて、訓練所は閉鎖された。
 教官は祖国へ帰ったが、デルディの胸に革新の教えは残された。
 貴族と戦う、との誓いとともに。

 デルディは王立精霊士学園に拘束された。
 パトリア王国では女王が望むままに平民は自由を奪われるのだ。
 そして、そんな監獄に「貴族になった平民」がいた。
 ルークス・レークタである。
 敵である貴族に寝返った裏切り者だ。
 デルディは許せなかった。
 ルークスが女王の為に戦ったこと、彼女の望むまま貴族になったこと。
 それ以上に平民が彼をうらやみ、酷いと「自分も騎士になりたい」と憧れることが。
 ルークスは、平民の精神を汚染する毒素であった。
 彼の父親は平民として戦い平民として死んだのに、息子が貴族になるなど裏切りである。
 デルディはルークスを「世界から排除する」と決めた。
 その為に機会あるごとに挑んだ。
 そして得意とする七倍級で、彼の新型ゴーレムと戦う機会を得た。
 ランコー教頭から新型の弱点は聞いている。
 機敏な動きで攻撃を避ける新型ゴーレムは、水で出来た本体の中は空っぽなのだ。
 だから壊すのは簡単である。
 問題は「動きが速くて、普通のゴーレムでは攻撃を当てられない」ことだ。
 それをどう克服するか、がデルディの腕の見せ所である。

                  א

 レズールゲンスを軍の宿舎で休ませ、マルティアルは会場に戻ってきた。
 予定にない第二戦に顔をしかめながら。
「なんでおわりなんて始めたんだ?」
 大隊本部に行き、指揮官に苦情を申し立てる。
「これは、先任曹長どの!」
 と大隊長のコルーマ卿が直立敬礼して部下を笑わせた。
 マルティアルはゴーレム部隊創設時メンバーで、学園を卒業したコルーマらを指導したのだ。
 大隊長だったドゥークス・レークタは教えるのが不得手なため、面倒見が良いマルティアルに新兵教育を任せていた。
 マルティアルの指導で新兵たちは実力をつけ、世代交代を果たし今に至る。
 教えるのは下手なドゥークスだったが、部下の適性を見抜く才能があった。
 コルーマ卿は渋い顔をして言う。
「予定外は嫌でしたが、前学園長どのにねじ込まれましてね」
 嫌な予感がしてマルティアルはランコーを探した。
 生徒たちの前で試合を見つめている。
 顔に笑みを浮かべて。
 そしてゴーレムマスターは――あの・・デルディだ。
 常に怒っていた彼女が、何と笑顔になっているではないか。
 嫌な予感にマルティアルは怒鳴った。
「試合は中止だ!」
 それは立場を超えた命令だったが、コルーマ大隊長は即座に応じた。
「試合中止!」
 まだマルティアルの頭には具体的な危険は浮かんでいない。
 だが勘が警告していた。
 奴らは何か企んでいる、と。
 そんなマルティアルをコルーマ卿は信頼していた。
 九年前の実戦を経て、生徒らを直接指導している彼が危険を察した。
 それだけで中止するに十分だ。
 何しろ自分の才能を引き出してくれたのだから。
『試合中止』
 そう黒板に書かれたときは既に、ゴーレムが戦槌を投げつけていた。

 ゴーレムの手から放れた戦槌がイノリ目がけて飛ぶ。
 ルークスは反射的に両足を前に投げ出した。
 イノリはその動きを実行、両足で前に蹴りだし、後ろに倒れ込む。
 その鼻先を掠めるように戦槌が通過する。
 飛んで行く先には――生徒たちが!
 ルークスは左手を挙げる。
 イノリの腕が動いたときにはもう戦槌本体は頭を過ぎ、かろうじて柄の端に当たった。
 直後にイノリは背中を地面に打ち付ける。
 腕が当たった戦槌の柄が跳ね上がり、飛び続ける本体を中心に回転、地面に接触した。
 一瞬、斜めに柄がめり込み、戦槌に制動と同時に上向きの力がかかった。
 弾かれたように戦槌は斜め上に軌道を変え、回転しながら地面に落下、大地を抉って土を跳ね上げ、さらに一回転、尖った先を地面に食い込ませて停止した。
 生徒たちのすぐ前だった。

 自分に向かって飛んで来る戦槌に、デルディは思考が停止してしまった。
 頭の中がまっ白になったまま、地面に突き刺さった戦槌に視線を固定し続ける。
 何が起きたのか理解できず、何も考えられなかった。
 大量の土くれを浴びた生徒たちは悲鳴をあげている。
 教師たちも突然の事に反応できない。
 駐屯地の将兵はすぐさま行動、動かないデルディを揺さぶる。
 それを見たゴーレムは「契約者が襲われている」と誤解し、救出に向かう。
 契約者が常日頃「この国は敵ばかりだ」と言っていたことが決定的だった。
 デルディに向かうゴーレムが生徒たちには「戦槌を投げつけ、次に踏み潰しに来た」と見えた。
 何しろマスターは革新主義者、世界の敵、すなわち自分たちの敵である。
「ゴーレムが暴走したぞ!!」
 生徒たちはパニックになり逃げ惑う。
「落ち着け! 戦槌を回収しに来るだけだ!」
 フォルティスの注意は悲鳴にかき消された。
「逃げるぞ、みんな!」
 周囲が暴走しているので、カルミナの叫びも多数派意見だった。
「そうしたいのですが、アルティが動きませんの」
 長身のクラーエが全力で引っ張るも、アルティはイノリに向かって叫び続ける。
「ルークス! ルークス!?」
 背中から倒れたイノリが動かないのだ。
 ルークスに何かあったに違いない。
 その事で頭が一杯で、接近してくるゴーレムは目に入らなかった。

「ルークスちゃん、ルークスちゃん!?」
 イノリの水繭の中にウンディーネの声が反響する。
 ルークスを収めた水繭はイノリの背中に設置してある。上下の衝撃は水繭の上下動で大半が吸収できるが、背中から倒れたので動く余地がなく、衝撃がまともにルークスを襲った。
 失神したのか、いくらリートレが呼びかけてもルークスは反応しない。
「リートレちゃん、来たです!」
 ノンノンが叫ぶ。
 武器を手放したゴーレムが近づいてくる。
 その前に与えられていた指示に従い、攻撃を続行するためと思われた。
 リートレは一刻も早くルークスの治療を行いたかった。
 しかしイノリを動かしている間はそれができない。
 イノリは立ち上がり、ゴーレムから距離を取る。
「試合中止の指示は出ている! ゴーレムを止めろ、デルディ・コリドン!」
 インスピラティオーネがイノリの口内にある水膜を震わせて声を響かせた。
 それでもゴーレムは止まらない。
 グラン・シルフは周囲にいたシルフを片端からデルディに送りつけた。
 既に兵士が少女の身柄を抑えているが、茫然自失で反応しない。
 イノリは距離を保ち右に回る。
 だのにゴーレムは進路を変えず直進した。
「あれ? どうしたですか?」
 イノリを無視するのでノンノンが不思議がる。
「武器を回収するのだろう。今のうちに主様を起こせ」
「了解です。ルールー、ルールー!!」
 ノンノンは水繭内面から伸びる操作腕を動かし、ルークスの顔をなでる。
「あ……」
 やっとルークスが目を開く。
 ぼやけた視界にクレイゴーレムの姿が映った。
 等身大でやたら太い。
「ルークスちゃん、気付いた?」
「あれ? 僕は……」
「ルールー、気絶してたです」
 頭を振ろうとするや、ルークスの首に鋭い痛みが走った。両手で押えてうめく。
「多分脳震盪も起こしているわ。まだ静かにしていて」
 リートレの声は聞こえるが姿が見えない。左肩にノンノンがいないので、やっと自分がイノリに乗っていることを思いだした。
「インスピラティオーネ、状況は?」
「試合中止の指示が出ました。ですがあの小娘、魂が抜けたようです。ゴーレムに指示ができません」
「? ゴーレムはどこへ向かっている?」
「武器を回収するのでしょう」
 歩み去るゴーレムの向こうでは、生徒も教師もパニックになったか逃げている。
「どうして逃げているの?」
「ゴーレムが向かってきたので、誤解したのでは?」
「誤解――そうか。デルディが指示しない限り――そのデルディは?」
「今、兵士が取り押さえています」
 デルディがいた場所には群がる兵士しか見えない。
「あれじゃあノームが誤解するんじゃ……?」
「誤解ですか?」
「契約者が兵士に捕まっているように見えるよ。一瞬僕がそう思ったくらいだ」
「主様、軍がゴーレムを出しました」
 完全装備の戦闘ゴーレム三基が会場に乗り込んできた。パトリア軍のウルフファング一個小隊である。
「マズい! 学園内で収めないと」
「どうされます?」
 どうするかは、一つしかない。
「インスピラティオーネ、火の気はどこかにある?」
「お待ちを。手近にはありません。建物の中なら――」
「そんな時間はない」
 イノリは向かって来るゴーレムの小隊に向かって駆けだした。水繭が衝撃を吸収しても、上下動で首から後頭部が痛む。
「インスピラティオーネ、僕の声を外に出して」
「承知」
 イノリは火炎槍で軍のゴーレムが持つ盾を突いた。盾の曲面を穂先が滑って火花が散る。
 その刹那に合わせてルークスは叫んだ。
「カリディータ!」
 それは賭けだった。
 火花という僅かな火だったが、精霊界からサラマンダーの娘が飛びだした。
「っしゃあ! あたしの出番だな!?」
 出番を待ち望んで、声が掛かるのをずっと待っていたのだ。一瞬の火花だろうと出るに十分だった。
 カリディータは火炎槍の穂先で火の粉を散らす。
「来てくれると思ったよ。急いで穂先を熱してくれ」
「任せろ! 全力で炙ってやる!!」
 ルークスは槍を高々と掲げた。穂先に黄色い炎を燃えさからせて。
 それを確認したコルーマ大隊長はゴーレムの停止を命じた。
「あとはルークス卿に任せる」
 そして部下に指示をする。
 黒板に大きく文字が書かれ、それを兵士が大声で読んだ。
『これより、新兵器火炎槍の威力をお見せします』
 騒ぎから隔絶された、駐屯地外の住民たちが喜びに沸く。
 事故を演出と思わせたのだ。

 ルークスはぐらつく頭を押え、ゴーレムを追った。
「よし、いいぜ!」
 火炎槍の穂先が高熱で赤くなったのでカリディータが火を弱める。
「突進!」
 イノリは駆けた。
(核を破壊しないよう、胴体中央は避けなきゃ)
 ゴーレムで最も重要な要素は体内に収められた核である。
 製作するに膨大な圧力と熱とが必要だし、原料の産地も限られている。
 パトリア王国では生産できないので全て輸入品だ――先日の戦いで回収した物もあるが。
 イノリはゴーレムに追いつき、その腰に火炎槍を突き込んだ。
 赤く熱せられた穂先が土中の水分を瞬時に蒸発させ、莫大な圧力を生んだ。
 高圧蒸気は土を押しのけ外に噴きだす。
 空気が弾ける音が木霊し、腰の土が吹き飛んだ。
 鎧で閉じ込められていないのに加え、表面が穴だらけなので早く圧が抜け、威力が減じている。
 それでも腰の後ろ半分の土を奪っていた。
 残る土では自重を支えきれず、ゴーレムの上体が仰け反る。
 腹部が横に割け、腰から真っ二つに折れた。
 後ろにゴーレムの上半身が落ち、折り重なるように下半身が倒れる。
 イノリは槍を持ち直し、もがくゴーレムの右肩に突き刺した。
 再度破裂、右肩が吹き飛び腕がもげる。
「あれ?」
 ゴーレムが急に止まったので戸惑った。
「まだ核は露出していないのに、どうしたんだ?」
 ゴーレムの盾を持つ左腕が折れた。土の結合が失われている。
「主様、ノームが抜けたようです」
「ああ、ゴーレムを捨てたのか。へえ、そういう行動に出るんだ」
「契約者の救出が目的なら、ゴーレムを捨ててでも向かうでしょう。あとは軍のノームが対処するはずです」
「だね。彼女は精霊には好かれていたんだ」
 ルークスは火炎槍を掲げて軍に知らせた。
『ゴーレムは撃破されました』
 逃げていた生徒たちから歓声が上がった。
 事情を知らぬ駐屯地の外では拍手喝采である。
 ゴーレムが一撃で大破、しかも胴体真っ二つという派手な結果に大喜びだ。
 ルークスはやっと息をつけた。
「すぐ戻りましょう、ルークスちゃん」
 リートレの助言にルークスは頷く。
 胸がむかついている。
 緊張で感じていなかったが、体のダメージはかなりのようだ。
「生徒たちが……アルティやおじさんたちは?」
「フェクス家全員の無事は確認済みです。生徒に負傷者は出ていますが、重傷はない模様です。主様は十分役割を果たしました。あとは大人たちに任せましょう」
「ルークスちゃんの怪我が知られたら、パトリア王国最大の秘密がバレちゃうわよ」
「ルールー、首痛いですか?」
「そうだね。戻ろう」
 イノリは戦場を後に走り去った。
 駐屯地の外からの拍手と歓声に見送られて。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収

ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。 彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。 だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。 自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。 「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」 契約解除。返還されたレベルは9999。 一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。 対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。 静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。 「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」 これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。 (本作品はAIを活用して構成・執筆しています)

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

処理中です...