135 / 187
第六章 帝国のゴーレム
補給部隊強襲
しおりを挟む
夜通し軽量型ゴーレムを追いかけては行動不能にしていたので、ルークスが王都ケファレイオに帰還したのは翌朝だった。
城ではリスティア軍が出動準備に慌ただしい一方で、パトリア軍のスーマム将軍は広間の端にある椅子で眠そうに座っていた。
「お帰り、ルークス卿」
若い将軍が片手を挙げ声をかけてくる。
「寝ていないのですか?」
「リスティア軍が準備する前に出てくれと言われてね。部下は夜明け前に出発している」
「これからリスティア軍はゴーレムの回収を?」
「ああ。私は、君に挨拶してから行こうと思ってな。後から追い抜いてくれ」
「了解です」
スーマム将軍と入れ違いにフォルティスが傭兵サルヴァージを連れて来た。
ルークスより上背あるフォルティスも、巨漢の前では子供に見える。
「部屋は準備してあります。ゆっくりお休みください」
ルークスが出ようとしたところに、ヴラヴィ女王が広間に現れた。
「ルークス卿、お疲れ様です」
「ああ、どうも」
「あなたのお陰で我が軍もゴーレムを持てます」
「ええ。ただ軽量型はゴーレム戦では戦力になりません。核を従来型に転用するのも難しいでしょう」
「ええと、そうですの?」
帝国では飼い殺し状態だった少女は「核が何か」も知らない。
「今夜攻撃する補給部隊に随伴しているのも軽量型なので、本命は明後日一個師団と来るゴーレム連隊百基です。大半が従来型ゴーレムですから」
「まるで狩りにでも行くような話しぶりですね」
「戦争は狩られる危険もありますよ」
「え?」
ヴラヴィが驚くので、ルークスは説明しようとした。その袖が引かれる。
「ルークス卿、よろしいですか?」
フォルティスに呼ばれ、ルークスは女王に断ってから場を離れた。
少年従者は小声で言う。
「早くお休みください。あなたは疲れているのですよ?」
「ああ、でも」
「他国君主への講義は戦争終結後でも遅くありません。今はルークス卿が休息することが最優先事項です」
フォルティスの胃袋はキリキリ痛んだ。
ルークスが「味方を増やす」ことを考えているのは分かるが、連日の夜襲で疲れているときにやることではない。
ルークスは注意が向いた方向にすぐ行動が逸れてしまう。
それまでのことなど頭からすっ飛ばしてしまって。
アルティ=フェクスの苦労がしのばれた。
「あいつの保護者じゃない」と言いつつも尻を叩いていた少女に、少年従者は敬意さえ感じた。
一寝入りしてから夕食を済ませ、ルークスはイノリに乗り込んだ。
「よし、作戦の第三段階だ」
当初は第二段階が補給部隊襲撃だったが、上陸地点の変更によってリスティア新政府抱き込みが先になった。
補給部隊を失えば、帝国軍は前進どころではなくなる。
何しろ本隊はこの日を「占領している町を破壊するのに費やした」のだから。
自ら補給拠点を潰す愚行に「何を血迷った?」と驚いたが、午後に出された声明でさらに驚かされた。
ヴラヴィ女王の裏切りに対する報復――それが都市破壊の理由だった。
その都市が女王の直轄地にあるならまだ分かるが、血縁でもない領主一族が処刑されている。
帝国軍の行動原理はさっぱり理解できなかった。
たとえ人的被害がゼロだったとしても、住み慣れた家を町ごと破壊された人々の悲しみはいかほどばかりか。
しかもイチャモンでしかない理不尽な理由で、だ。
「まさか全軍で反転しなかったのは、この報復を優先したためだったりしてな」
水繭の中で軽口を叩かないではいられないほどルークスは苛立っていた。
ノンノンが心配するほどに。
まさか正解を口にしたとは夢にも思わず、ルークスはイノリを走らせた。
夜半過ぎ、水繭内にインスピラティオーネの声が響いた。
「主様、前方に友軍部隊です」
僅かな騎兵と歩兵、ゴーレム車が進んでいる。
スーマム将軍率いるパトリア軍戦闘集団「雲雀」は、道を外れてイノリが通る場所を開けてくれた。
追い越す際、将兵から歓声が上がった。
「皆さん喜んでいるです」
「戦闘をルークスちゃんに任せてしまえるからよ」
喜ぶノンノンにリートレが辛辣に言った。
「どうでもいい。敵ゴーレムをぶっ壊せばいいんだからよ」
火炎槍の穂先でカリディータが混ぜっ返す。
「戦わずに済むなら、それが一番だけどね」
ゴーレムの破壊はルークスにとって気鬱な作業だ。
「できるだけレンジャーは鹵獲して、輸送の護衛に利用しよう」
そして帝国軍補給部隊をイノリは視認した。
空は曇りがち、月が時折隠れるので、ソロス川でリスティア軍と戦ったときをルークスは思い出した。
補給部隊は大量のゴーレム車が列をなし、合間合間に騎兵、そして列の前後と両側を軽量型ゴーレムが固め――移動していた。
シルフによればゴーレム車は約八百、馬は百、人は千ほどらしい。
無防備な補給部隊にとり、一番の生存策は「一刻も早く物資を引き渡してしまう」ことだ。
故に夜を徹して移動しているのだろう。
「インスピラティオーネ、周辺警戒のシルフは?」
「友達が足止めしております、主様」
「まだ気付かれていないね。よし、始めてくれ」
シルフに暴風を吹かせ、敵の目を潰したところにイノリは突撃した。
狙うは車列の先頭。
前方警戒の軽量型ゴーレム――クリムゾンレンジャーの反応は早かった。
しかし運動性能に絶対的な差がある。
戦槌を振り上げたところに、ルークスは一基目の下腹部を火炎槍で突いた。
一瞬後、股間の土が吹き飛び、股関節の球体関節が左右とも剥き出しになる。
関節周りの筋肉を失ったレンジャーは後ろに倒れた。
王室工房からもらったレンジャーの骨格模型(肋骨は無かったが)でルークスは攻略法を見いだしていた。
レンジャーで最も土が多く、骨が少ない部分が下腹部なのだ。
人間のような骨盤は無く、背骨から左右に伸びる骨が大腿骨と球体関節で繋がっているだけである。
そこなら骨に邪魔されることなく、火炎槍のひと突きで大量の土を奪えるはず。
読みが的中してルークスはほくそ笑む。
「撃破さえ考えなければ、一撃で動きを止められるね」
勢いを得たイノリは右のレンジャーに突き進んだ。
戦槌は既に振り上げられている。
無造作に間合いに踏み込む。
振り下ろされた戦槌を、イノリは火炎槍の柄で逸らせて地面を抉らせる。
そして無防備な下腹部を突いて大破させた。
イノリは道路に立ちはだかり、近寄るレンジャーを次々と倒す。
前方を塞がれ車列は立ち往生した。
イノリを見た前方の帝国兵が逃げる。
近づくレンジャーを大破させつつ、イノリは放棄されたゴーレム車の横を進んだ。
「主様、兵たちは逃げる際に後方に『戻れ』と言っております」
「伝言が最後尾に伝わったら面倒だな」
ルークスはイノリを走らせた。
途中でレンジャーと遭遇するも、相手が攻撃するより早くすれ違う。
最後尾のゴーレム車が向きを変えている所に間に合った。
後方警戒のレンジャーを道路に突き倒し、行く手を塞いでしまう。
数台のゴーレム車が道路を外れた。
物資を満載した荷車は、不整地に乗り入れるや車輪を埋めたり藪に絡められたりしてすぐ止まる。
兵たちはゴーレム車を捨てて逃げるしかなかった。
「パトリア軍だったら荷物に火をかけるよね」
来た道を駆け去る兵たちに、ルークスはため息をつく。
「ひょっとして物資の処分が許されていないとか? どっちにしろ助かる」
残るレンジャーも逃げ始めた。
イノリは追撃し、尻を突いて行動不能にしてゆく。
最後の一基を大破させたところでインスピラティオーネが報告した。
「主様、ゴーレム車周辺から人がいなくなりました」
「じゃあパトリア軍を誘導して。急いで運んでもらおう」
ひと仕事終え、ようやくルークスは肩の力を抜けた。
城ではリスティア軍が出動準備に慌ただしい一方で、パトリア軍のスーマム将軍は広間の端にある椅子で眠そうに座っていた。
「お帰り、ルークス卿」
若い将軍が片手を挙げ声をかけてくる。
「寝ていないのですか?」
「リスティア軍が準備する前に出てくれと言われてね。部下は夜明け前に出発している」
「これからリスティア軍はゴーレムの回収を?」
「ああ。私は、君に挨拶してから行こうと思ってな。後から追い抜いてくれ」
「了解です」
スーマム将軍と入れ違いにフォルティスが傭兵サルヴァージを連れて来た。
ルークスより上背あるフォルティスも、巨漢の前では子供に見える。
「部屋は準備してあります。ゆっくりお休みください」
ルークスが出ようとしたところに、ヴラヴィ女王が広間に現れた。
「ルークス卿、お疲れ様です」
「ああ、どうも」
「あなたのお陰で我が軍もゴーレムを持てます」
「ええ。ただ軽量型はゴーレム戦では戦力になりません。核を従来型に転用するのも難しいでしょう」
「ええと、そうですの?」
帝国では飼い殺し状態だった少女は「核が何か」も知らない。
「今夜攻撃する補給部隊に随伴しているのも軽量型なので、本命は明後日一個師団と来るゴーレム連隊百基です。大半が従来型ゴーレムですから」
「まるで狩りにでも行くような話しぶりですね」
「戦争は狩られる危険もありますよ」
「え?」
ヴラヴィが驚くので、ルークスは説明しようとした。その袖が引かれる。
「ルークス卿、よろしいですか?」
フォルティスに呼ばれ、ルークスは女王に断ってから場を離れた。
少年従者は小声で言う。
「早くお休みください。あなたは疲れているのですよ?」
「ああ、でも」
「他国君主への講義は戦争終結後でも遅くありません。今はルークス卿が休息することが最優先事項です」
フォルティスの胃袋はキリキリ痛んだ。
ルークスが「味方を増やす」ことを考えているのは分かるが、連日の夜襲で疲れているときにやることではない。
ルークスは注意が向いた方向にすぐ行動が逸れてしまう。
それまでのことなど頭からすっ飛ばしてしまって。
アルティ=フェクスの苦労がしのばれた。
「あいつの保護者じゃない」と言いつつも尻を叩いていた少女に、少年従者は敬意さえ感じた。
一寝入りしてから夕食を済ませ、ルークスはイノリに乗り込んだ。
「よし、作戦の第三段階だ」
当初は第二段階が補給部隊襲撃だったが、上陸地点の変更によってリスティア新政府抱き込みが先になった。
補給部隊を失えば、帝国軍は前進どころではなくなる。
何しろ本隊はこの日を「占領している町を破壊するのに費やした」のだから。
自ら補給拠点を潰す愚行に「何を血迷った?」と驚いたが、午後に出された声明でさらに驚かされた。
ヴラヴィ女王の裏切りに対する報復――それが都市破壊の理由だった。
その都市が女王の直轄地にあるならまだ分かるが、血縁でもない領主一族が処刑されている。
帝国軍の行動原理はさっぱり理解できなかった。
たとえ人的被害がゼロだったとしても、住み慣れた家を町ごと破壊された人々の悲しみはいかほどばかりか。
しかもイチャモンでしかない理不尽な理由で、だ。
「まさか全軍で反転しなかったのは、この報復を優先したためだったりしてな」
水繭の中で軽口を叩かないではいられないほどルークスは苛立っていた。
ノンノンが心配するほどに。
まさか正解を口にしたとは夢にも思わず、ルークスはイノリを走らせた。
夜半過ぎ、水繭内にインスピラティオーネの声が響いた。
「主様、前方に友軍部隊です」
僅かな騎兵と歩兵、ゴーレム車が進んでいる。
スーマム将軍率いるパトリア軍戦闘集団「雲雀」は、道を外れてイノリが通る場所を開けてくれた。
追い越す際、将兵から歓声が上がった。
「皆さん喜んでいるです」
「戦闘をルークスちゃんに任せてしまえるからよ」
喜ぶノンノンにリートレが辛辣に言った。
「どうでもいい。敵ゴーレムをぶっ壊せばいいんだからよ」
火炎槍の穂先でカリディータが混ぜっ返す。
「戦わずに済むなら、それが一番だけどね」
ゴーレムの破壊はルークスにとって気鬱な作業だ。
「できるだけレンジャーは鹵獲して、輸送の護衛に利用しよう」
そして帝国軍補給部隊をイノリは視認した。
空は曇りがち、月が時折隠れるので、ソロス川でリスティア軍と戦ったときをルークスは思い出した。
補給部隊は大量のゴーレム車が列をなし、合間合間に騎兵、そして列の前後と両側を軽量型ゴーレムが固め――移動していた。
シルフによればゴーレム車は約八百、馬は百、人は千ほどらしい。
無防備な補給部隊にとり、一番の生存策は「一刻も早く物資を引き渡してしまう」ことだ。
故に夜を徹して移動しているのだろう。
「インスピラティオーネ、周辺警戒のシルフは?」
「友達が足止めしております、主様」
「まだ気付かれていないね。よし、始めてくれ」
シルフに暴風を吹かせ、敵の目を潰したところにイノリは突撃した。
狙うは車列の先頭。
前方警戒の軽量型ゴーレム――クリムゾンレンジャーの反応は早かった。
しかし運動性能に絶対的な差がある。
戦槌を振り上げたところに、ルークスは一基目の下腹部を火炎槍で突いた。
一瞬後、股間の土が吹き飛び、股関節の球体関節が左右とも剥き出しになる。
関節周りの筋肉を失ったレンジャーは後ろに倒れた。
王室工房からもらったレンジャーの骨格模型(肋骨は無かったが)でルークスは攻略法を見いだしていた。
レンジャーで最も土が多く、骨が少ない部分が下腹部なのだ。
人間のような骨盤は無く、背骨から左右に伸びる骨が大腿骨と球体関節で繋がっているだけである。
そこなら骨に邪魔されることなく、火炎槍のひと突きで大量の土を奪えるはず。
読みが的中してルークスはほくそ笑む。
「撃破さえ考えなければ、一撃で動きを止められるね」
勢いを得たイノリは右のレンジャーに突き進んだ。
戦槌は既に振り上げられている。
無造作に間合いに踏み込む。
振り下ろされた戦槌を、イノリは火炎槍の柄で逸らせて地面を抉らせる。
そして無防備な下腹部を突いて大破させた。
イノリは道路に立ちはだかり、近寄るレンジャーを次々と倒す。
前方を塞がれ車列は立ち往生した。
イノリを見た前方の帝国兵が逃げる。
近づくレンジャーを大破させつつ、イノリは放棄されたゴーレム車の横を進んだ。
「主様、兵たちは逃げる際に後方に『戻れ』と言っております」
「伝言が最後尾に伝わったら面倒だな」
ルークスはイノリを走らせた。
途中でレンジャーと遭遇するも、相手が攻撃するより早くすれ違う。
最後尾のゴーレム車が向きを変えている所に間に合った。
後方警戒のレンジャーを道路に突き倒し、行く手を塞いでしまう。
数台のゴーレム車が道路を外れた。
物資を満載した荷車は、不整地に乗り入れるや車輪を埋めたり藪に絡められたりしてすぐ止まる。
兵たちはゴーレム車を捨てて逃げるしかなかった。
「パトリア軍だったら荷物に火をかけるよね」
来た道を駆け去る兵たちに、ルークスはため息をつく。
「ひょっとして物資の処分が許されていないとか? どっちにしろ助かる」
残るレンジャーも逃げ始めた。
イノリは追撃し、尻を突いて行動不能にしてゆく。
最後の一基を大破させたところでインスピラティオーネが報告した。
「主様、ゴーレム車周辺から人がいなくなりました」
「じゃあパトリア軍を誘導して。急いで運んでもらおう」
ひと仕事終え、ようやくルークスは肩の力を抜けた。
0
あなたにおすすめの小説
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
魔法が使えない落ちこぼれ貴族の三男は、天才錬金術師のたまごでした
茜カナコ
ファンタジー
魔法使いよりも錬金術士の方が少ない世界。
貴族は生まれつき魔力を持っていることが多いが錬金術を使えるものは、ほとんどいない。
母も魔力が弱く、父から「できそこないの妻」と馬鹿にされ、こき使われている。
バレット男爵家の三男として生まれた僕は、魔力がなく、家でおちこぼれとしてぞんざいに扱われている。
しかし、僕には錬金術の才能があることに気づき、この家を出ると決めた。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる