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第八章 大精霊契約者vs.大精霊の親友
秘密兵器vs.秘密兵器
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帝国軍の四足型より先に手前の作業ゴーレムを片付ける、とルークスは決めた。
武器防具がなくてもイノリには脅威だし、またその事実を知られては困る。
イノリは作業ゴーレムに駆け寄り、相手の胸部を火炎槍で突いた。
ごっそりと土が剥がれ落ちたはいいが、その下に赤土の面が顔を出した。
土が二層になっていて外側が落ちたのだ。
「レンジャーに土を追加して力仕事をさせるくらい、誰でも思いつくか」
イノリは元レンジャーの作業ゴーレムを蹴り倒す。
その時はもう、ケンタウロスが動き始めていた。
左肩に担いだ、大地の怒りの長い発射筒に穂先をつけ騎槍としている。
追いかけるイノリの中でルークスは眉をしかめた。
「従来型より速くないか?」
四本足のせいか、ケンタウロスは帝国軍のバーサーカーどころかパトリア軍のウルフファングより速い。
その突進をイノリ以外が避けるのは至難に思えた。
そしてイノリがケンタウロスを撃破することもまた、難題だった。
ケンタウロスは人型の上半身は元より、馬の胴体にあたる後半身までも鎧で守られている。
火炎槍で突く場所が見当たらない。
四本の脚も付け根から丸太状の先端まで鎧で覆われ、関節もカバーされるという念の入れよう。
「土が露出しているのは膝裏くらいか」
その膝裏も、前足を狙うには覆い被さる後半身が邪魔だ。
後ろ足は前後逆で、膝が後ろを向いている。膝裏を狙うにはやはり後半身が邪魔になる。
併走しながら斜めに突こう、と近づくとケンタウロスが起こす地割れにイノリが足を取られかけた。
「動きを止めないと膝裏は難しいか」
ルークスは「自分では絶対にできない」挙動を親友たちに頼んだ。
無茶な注文に精霊たちは応え、イノリはケンタウロスの馬の背に手を付き跳躍、ひらりと後半身にまたがった。
その運動はルークスを収めた水繭が吸収できる限界を超え、衝撃が少年にかかる。
ルークスはこらえ、イノリの姿勢を安定させた。
相対位置が固定されれば鎧の隙間でも狙える。
イノリは両手に掲げた火炎槍を、ケンタウロスの後ろ襟から突き込んだ。
「?」
穂先が何かに当たって止まってしまった。
それでも土中の水分が瞬時に蒸発、膨大な体積と化し首の土を吹き飛ばし、兜もろともケンタウロスの頭部を落とす。
首の根元に空いた穴から、左右に走る鉄の骨が見えた。
「ここも内骨格なの!?」
横長の後半身は骨で支えていると見ていたが、直立した上半身まで骨があるとは思わなかった。
「それだけ大地の怒りの反動が強いってこと?」
それ以外に骨で重量を増やす理由は思い当たらない。
理由はどうあれ、さらなる難題がルークスの前に立ちはだかった。
ただでさえ内骨格型は破壊しにくい。
鋼鉄の骨が火炎槍の熱を奪うし、弱点である核が肋骨状の金属格子に守られているからだ。
多少土を剥がしても骨で繋がりは維持できるので、すぐ補修できる。
鎧が一部しかないレンジャーにさえイノリは手を焼いたほどだ。
全身を鎧で固めたケンタウロスをどうやったら破壊できるか、ルークスのゴーレムに関する膨大な知識をもってしても見当も付かなかった。
「自ら飛ぶ矢は陣地に置いてきたし、あったとしても膝裏の土を剥がす程度か。人型と違って他に三本も足があるから転倒はしない。あるいはそのままでも移動できるかも。ああ、くそ! 手間取るとイノリの弱みを知られちゃうよ」
焦るルークスに、グラン・シルフが助言する。
「主様、後半身の下側は土が露出している、とシルフが申しております」
「それだ!」
ゴーレムの攻撃は基本振り下ろしだし、大型弩は地面に据えられても矢は弧を描いて飛ぶものだ。
下からの攻撃が想定されていなくても不思議はない。
そしてイノリは、想定外の運動性と破壊力を兼ね備えている。
ルークスはイノリを飛び下ろさせた。
再び強い力がルークスを襲う。
着地と同時に両足で踏ん張り、ケンタウロスの後半身を斜め下から突き上げた。
火炎槍の穂先は深々と刺さり、直後に土が破裂。骨にぶら下がる形で結び着いていた土は繋がりを断たれ、連鎖的に落ちる。
大量の筋肉を失っては重量を支え切れない。ケンタウロスは馬胴部の中央で折れ曲がった。
鋼鉄の骨が破断し、鎧が千切れて耳障りな金属音を轟かす。
ケンタウロスの上半身は前脚ごと天をあおぎ、後ろ脚を押し潰して倒れた。
破裂球を奪い土台を潰したことで、今度こそ大地の怒りは無力化された。
ルークスはやっと息をついた。
切り札の四足型ゴーレムが破壊される様を、政治将校のディーニェ・ファナチ政尉は呆然と見ていた。
サントル帝国の秘密兵器が、実にあっさりとパトリア王国の秘密兵器に負けてしまうだなんて!
革新された力が旧時代の力に敗れるなど、あってはならない。
しかしそのあってはならないことが目の前で起きてしまった!
信じがたい光景に、彼女の思考は停止していた。
大隊長の二人が戦死、生き残りが恐慌状態に陥ったため、分遣隊の指揮権は師団副官のサーヴィター・ジュンマン陸尉に転がりこんだ。
敵の新型ゴーレムに攻め込まれた時点で逃げ腰になっていたため、彼の決断は早かった。
「撤退だ!」
この若い尉官にゴーレムの知識がなかったことも帝国軍に幸いした。
ケンタウロスを切り札とも思わず「一基減った」程度の認識なので、ショックを受けずに済んだ。
副官は茫然自失状態のグラン・ノーム使いを蹴飛ばした。
「聞こえなかったのか!? 撤退だ! 動けるゴーレム車を出せ! 残ったゴーレムを連れて本隊に帰還するぞ!」
市民の命令にシノシュは条件反射で従う。
思考より先に行動できない大衆は生きられないものだ。
満員のためコマンダーを御者台に追いやったゴーレム車二台は、命からがら逃げだした。
その後を残ったクリムゾン・レンジャー数十基が追いかける。
作戦は完全に失敗したが、ジュンマン陸尉は自分の生存を単純に喜んでいた。
ファナチ政尉は、今さらながらパトリアの新型ゴーレムがどれほど脅威なのか認識し、震えあがっている。
そしてシノシュは、絶望と罪の意識に押し潰されていた。
考えられる限り絶好の「名誉の戦死を遂げる機会」を逸してしまったのだ。
連座させられる家族と、残される家族にただただ申し訳がなかった。
ルークスは、敗走する敵の追撃より味方の安否確認を優先した。
「アルティたちは無事?」
「無事です、主様。シルフの誘導で敵を避けて進んでおります。シルフの他に複数のノームとサラマンダーまで使えますので、少数の騎兵など脅威になりますまい」
「良かった。じゃあ陣地の方は?」
少年の問いかけにグラン・シルフが答えるまで、しばし間があった。
「最後の一つが陣地内に落ち、負傷者が出ております」
「すぐに向かうよ!」
「お待ちください。パトリア軍全員の生存は確認済み、負傷者はウンディーネに治療されております」
「治療の手は一人でも必要だ」
「今はルークスちゃんの方が心配だわ。激しい上下動で、かなり揺すられたから」
ウンディーネのリートレが声を震わせる。
「ルールー、どこも痛くないですか?」とオムのノンノンも気が気でない様子。
「内圧を戻すため一度イノリを解体せねばなりません。陣地へ向かうのは、主様の状態を確認してからにしましょう」
これ以上親友たちに心配をかけられず、ルークスは同意した。
武器防具がなくてもイノリには脅威だし、またその事実を知られては困る。
イノリは作業ゴーレムに駆け寄り、相手の胸部を火炎槍で突いた。
ごっそりと土が剥がれ落ちたはいいが、その下に赤土の面が顔を出した。
土が二層になっていて外側が落ちたのだ。
「レンジャーに土を追加して力仕事をさせるくらい、誰でも思いつくか」
イノリは元レンジャーの作業ゴーレムを蹴り倒す。
その時はもう、ケンタウロスが動き始めていた。
左肩に担いだ、大地の怒りの長い発射筒に穂先をつけ騎槍としている。
追いかけるイノリの中でルークスは眉をしかめた。
「従来型より速くないか?」
四本足のせいか、ケンタウロスは帝国軍のバーサーカーどころかパトリア軍のウルフファングより速い。
その突進をイノリ以外が避けるのは至難に思えた。
そしてイノリがケンタウロスを撃破することもまた、難題だった。
ケンタウロスは人型の上半身は元より、馬の胴体にあたる後半身までも鎧で守られている。
火炎槍で突く場所が見当たらない。
四本の脚も付け根から丸太状の先端まで鎧で覆われ、関節もカバーされるという念の入れよう。
「土が露出しているのは膝裏くらいか」
その膝裏も、前足を狙うには覆い被さる後半身が邪魔だ。
後ろ足は前後逆で、膝が後ろを向いている。膝裏を狙うにはやはり後半身が邪魔になる。
併走しながら斜めに突こう、と近づくとケンタウロスが起こす地割れにイノリが足を取られかけた。
「動きを止めないと膝裏は難しいか」
ルークスは「自分では絶対にできない」挙動を親友たちに頼んだ。
無茶な注文に精霊たちは応え、イノリはケンタウロスの馬の背に手を付き跳躍、ひらりと後半身にまたがった。
その運動はルークスを収めた水繭が吸収できる限界を超え、衝撃が少年にかかる。
ルークスはこらえ、イノリの姿勢を安定させた。
相対位置が固定されれば鎧の隙間でも狙える。
イノリは両手に掲げた火炎槍を、ケンタウロスの後ろ襟から突き込んだ。
「?」
穂先が何かに当たって止まってしまった。
それでも土中の水分が瞬時に蒸発、膨大な体積と化し首の土を吹き飛ばし、兜もろともケンタウロスの頭部を落とす。
首の根元に空いた穴から、左右に走る鉄の骨が見えた。
「ここも内骨格なの!?」
横長の後半身は骨で支えていると見ていたが、直立した上半身まで骨があるとは思わなかった。
「それだけ大地の怒りの反動が強いってこと?」
それ以外に骨で重量を増やす理由は思い当たらない。
理由はどうあれ、さらなる難題がルークスの前に立ちはだかった。
ただでさえ内骨格型は破壊しにくい。
鋼鉄の骨が火炎槍の熱を奪うし、弱点である核が肋骨状の金属格子に守られているからだ。
多少土を剥がしても骨で繋がりは維持できるので、すぐ補修できる。
鎧が一部しかないレンジャーにさえイノリは手を焼いたほどだ。
全身を鎧で固めたケンタウロスをどうやったら破壊できるか、ルークスのゴーレムに関する膨大な知識をもってしても見当も付かなかった。
「自ら飛ぶ矢は陣地に置いてきたし、あったとしても膝裏の土を剥がす程度か。人型と違って他に三本も足があるから転倒はしない。あるいはそのままでも移動できるかも。ああ、くそ! 手間取るとイノリの弱みを知られちゃうよ」
焦るルークスに、グラン・シルフが助言する。
「主様、後半身の下側は土が露出している、とシルフが申しております」
「それだ!」
ゴーレムの攻撃は基本振り下ろしだし、大型弩は地面に据えられても矢は弧を描いて飛ぶものだ。
下からの攻撃が想定されていなくても不思議はない。
そしてイノリは、想定外の運動性と破壊力を兼ね備えている。
ルークスはイノリを飛び下ろさせた。
再び強い力がルークスを襲う。
着地と同時に両足で踏ん張り、ケンタウロスの後半身を斜め下から突き上げた。
火炎槍の穂先は深々と刺さり、直後に土が破裂。骨にぶら下がる形で結び着いていた土は繋がりを断たれ、連鎖的に落ちる。
大量の筋肉を失っては重量を支え切れない。ケンタウロスは馬胴部の中央で折れ曲がった。
鋼鉄の骨が破断し、鎧が千切れて耳障りな金属音を轟かす。
ケンタウロスの上半身は前脚ごと天をあおぎ、後ろ脚を押し潰して倒れた。
破裂球を奪い土台を潰したことで、今度こそ大地の怒りは無力化された。
ルークスはやっと息をついた。
切り札の四足型ゴーレムが破壊される様を、政治将校のディーニェ・ファナチ政尉は呆然と見ていた。
サントル帝国の秘密兵器が、実にあっさりとパトリア王国の秘密兵器に負けてしまうだなんて!
革新された力が旧時代の力に敗れるなど、あってはならない。
しかしそのあってはならないことが目の前で起きてしまった!
信じがたい光景に、彼女の思考は停止していた。
大隊長の二人が戦死、生き残りが恐慌状態に陥ったため、分遣隊の指揮権は師団副官のサーヴィター・ジュンマン陸尉に転がりこんだ。
敵の新型ゴーレムに攻め込まれた時点で逃げ腰になっていたため、彼の決断は早かった。
「撤退だ!」
この若い尉官にゴーレムの知識がなかったことも帝国軍に幸いした。
ケンタウロスを切り札とも思わず「一基減った」程度の認識なので、ショックを受けずに済んだ。
副官は茫然自失状態のグラン・ノーム使いを蹴飛ばした。
「聞こえなかったのか!? 撤退だ! 動けるゴーレム車を出せ! 残ったゴーレムを連れて本隊に帰還するぞ!」
市民の命令にシノシュは条件反射で従う。
思考より先に行動できない大衆は生きられないものだ。
満員のためコマンダーを御者台に追いやったゴーレム車二台は、命からがら逃げだした。
その後を残ったクリムゾン・レンジャー数十基が追いかける。
作戦は完全に失敗したが、ジュンマン陸尉は自分の生存を単純に喜んでいた。
ファナチ政尉は、今さらながらパトリアの新型ゴーレムがどれほど脅威なのか認識し、震えあがっている。
そしてシノシュは、絶望と罪の意識に押し潰されていた。
考えられる限り絶好の「名誉の戦死を遂げる機会」を逸してしまったのだ。
連座させられる家族と、残される家族にただただ申し訳がなかった。
ルークスは、敗走する敵の追撃より味方の安否確認を優先した。
「アルティたちは無事?」
「無事です、主様。シルフの誘導で敵を避けて進んでおります。シルフの他に複数のノームとサラマンダーまで使えますので、少数の騎兵など脅威になりますまい」
「良かった。じゃあ陣地の方は?」
少年の問いかけにグラン・シルフが答えるまで、しばし間があった。
「最後の一つが陣地内に落ち、負傷者が出ております」
「すぐに向かうよ!」
「お待ちください。パトリア軍全員の生存は確認済み、負傷者はウンディーネに治療されております」
「治療の手は一人でも必要だ」
「今はルークスちゃんの方が心配だわ。激しい上下動で、かなり揺すられたから」
ウンディーネのリートレが声を震わせる。
「ルールー、どこも痛くないですか?」とオムのノンノンも気が気でない様子。
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