変態ストーカーの専属BGにはなりません!

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No matter what ②

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 着信を知らせる呼び出し音が車内に響く。晃良は、サンバイザーに装着してあるハンズフリー用スピーカーの応答ボタンを押した。

「はい、乾です」
『あ、晃良くん?』
「なんだ、尚人か」
『うん、お疲れ。今、帰り?』
「うん。もうすぐ着くけど」
『そしたらお願いなんだけど、近くのスーパーでしらたき買ってきてくれない? 今日すき焼きしようと思ったんけど、買うの忘れちゃってさ』
「わかった。しらたきは外せないからな」
『でしょ? そしたら、宜しく』
「了解」

 通話を切って、ここから一番近いスーパーはどこだっただろうかと考える。確かこの道の途中に中型スーパーがあったはずだ。晃良はそのスーパーに寄るため、車線変更をして左側に入った。

 今日の仕事は比較的楽だった。BGはいつも誰かの警護に付いているだけが仕事ではない。警護のための下準備や、警護計画を立てることも仕事の1つだ。そういった仕事は、実際の警護チームとは別に経験豊富なBGたちでチームを組むことが多い。今回、晃良は日頃の実績が認められ、そのサポートチームの一員に選ばれた。

 数日かけて様々な角度から警護に落ち度はないか検討し、警護ルートの確認、許可申請、クライアントへのインタビューなどを行ってきた。今日はその最終確認の日だったが、滞りなく終了し、久しぶりに夕方近くに帰宅を許されたのであった。
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