君に支配されたい

Yuki-Hana

文字の大きさ
47 / 57
こちらの世界へようこそ

鞭跡をなぞる(3)

しおりを挟む
聡介は、先ほど着せてくれたばかりのパジャマのボタンを外していく。

聡介の指先が冷たくて、ぴくりと体が反応する。

聡介は、ゆきの上半身の服を全て脱がせる。 

聡介の表情はニュートラルで、ゆきの体を見ても僅かな興奮すら浮かんでいなかった。

まるで、僕を注意深く観察することに全神経を注いでいるようで、それがどこか寂しくもあり、安らぎでもあった。

「ゆき、手貸して。」

僕は、聡介に手を差し出す。

その手に聡介は柔らかい素材で出来た、手錠をかける。

手錠の柔らかさに、ゆきは聡介を見上げる。

「大丈夫。ゆきの望み通りにしてあげる。」

聡介は、手錠をつなぐ鎖を引っ張り、ゆきを立たせて、手錠を天井の金具に固定する。

ゆきは、つま先がつくかつかないかぎりぎりの高さで吊るされる。

ふと、この部屋でも聡介は、プレイをしたことがあるのかと想像する。

「まだ余裕だね。」

「はははっそうっすけ」

聡介は脇やお腹をくすぐる。
ゆきは思わず声を出して笑いながら、身をよじる。

「ああっ」

突然聡介は、ゆきの乳首を思いきりつねる。

「んんっっ」

くすぐられていた体は、血流が良くなっていて、神経が敏感だった。

聡介は乳首を強くつまんだまま、ゆきを見つめる。

「ああっいんん」

痛いのか気持ちいいのか、分からない不思議な感覚にゆきはもがく。

乳首が熱を持っていく。

「もっと痛い方がすき?」

聡介は、ずっとつまんでいた乳首を引っ張る。

「いっっ」

痛みの中に、先ほどまでの快感を体が探しあてる。

「まだ気持ちよさそう。」

「あんんっごしゅじん、さま。」

ゆきは、熱っぽい瞳で聡介を見つめて、役割で呼ぶ。

「いけないおじさんのことを、そう呼んでたの?」

聡介は、ゆきの乳首から手を離すと、顎を掴んで、詰問する。

「はい。」

「どんなのがご主人様か教えてあげる。」

「ゆきは私のステージ見ていたよね。そして、よく分からない表情をしていたね。私にそれをもう一度晒して。」

聡介は、ゆきの乳首をコロコロと指先で転がして、感度をあげていく。

乳首は、熱を持って浮き上がる。そこに、聡介は息を吹きかける。

「ああっっん」

その刺激だけで、ゆきは、金属音を鳴らしながら、体をのけぞらせて感じる。

「ふふ、食べ頃。」

聡介は、針を取り出すと、乳首に近づけて微笑む。

聡介の行動に激しい欲情は無く、冷静で、それが鬼畜にも、ゆきの境界線を少しずつ飲み込んでいく。

ゆきがこれを受け入れられるように、追い込んでいく。

「いやっ。」

ゆきは感情をあらわにして、首を横にふる。

おじさんは、ただ僕の背を打った。

僕の感情の波も全て無視して、おじさんの欲望のまま、僕に痛みだけを与えた。

それでも僕は満たされた。

けれど聡介は、それを望むように仕向ける。

「いや、いや。」

ゆきは痛みではなく、ぞわぞわとした期待感から逃れたくて、首を振る。

聡介は、針先で軽く乳首をつつく。

「ひっんん。」

「刺したらどうなるのかな。」

聡介は、再び乳首を擦るように、指で愛撫する。

針先で軽く傷つけられた乳首は、僅かな痛みの中に、鋭い快楽をもたらす。

「ああんんん。」

服を着せられたままのペニスが、勃ち始める。

「まだ脱がせてもないんだから、イッたらだめだよ。」

聡介は、ゆきのペニスを服の上から触る。

「あんんん」

ゆきは快楽を逃すように歯を食いしばる。

不安定な体勢で、快感を我慢するのが難しい。

「ほら、ゆき、ちゃんと見てて。」

聡介は、乳首の同じ箇所ばかり、チクチクと針でさす。

「ひんんっ」

痛みと快感が蓄積していく。

「刺すよ。」

「いやっっ」

聡介は、針をゆきの乳首に貫通させる。

「ああああん」

ゆきは乳首への刺激で軽くイッてしまった。

「イッちゃだめって言ったのに。」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...