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俺は快感でうまく回らない頭をフル回転させて状況を把握する。
えーっと、つまり。今まで繰り返してきた浮気はわざとで、理由は俺に飽きたとか嫌いになったとか他に好きな人が出来たとかじゃなくて、俺に対する度の過ぎた独占欲ってこと?
俺が別れるって言ったから逃さないように監禁?
ていうか椿ってヤンデレだったのか・・・気付かなかった・・・。
でも、もしかして俺もおかしいのかな。
睡眠薬盛って監禁なんて犯罪者かよっていうような過激なことするし、わざと浮気を俺に見せつけて傷付けくるし、実は物凄く愛の重いヤンデレだったりするのに。
何故か、嬉しいと思ってる自分がいる。
椿、俺に飽きたわけじゃないんだ。嫌いになったわけじゃ、ないんだ。
ちょっと重すぎるけど、方向がおかしいけど、俺のことまだ愛してくれてるんだ。
「ごめんね・・・歩、泣かないで?」
おれ、泣いてる?でもこれは、きっと悲しい涙じゃなくて、驚きと安心と嬉しさとがごちゃまぜになった涙なんだろうな。
「あゆむ、ごめんね、泣くほど辛い?俺と居たくない?でも俺は歩がいないと生きていけないから、離してやれないんだ。どこまでも自分勝手だけど」
そうじゃない、俺が泣いてるのは・・・。
なんとかそれを椿に伝えたくて・・・口内にあるそれを優しく舌を這わせ吸い上げた。
「・・・歩?」
「ねぇ椿、すこし、聞いてもいい・・・?」
「・・・いいよ」
「俺ね、椿が浮気ばかりするのは、俺のことが好きじゃなくなったからなんだろうなって思ってたんだけど、椿は俺のこと・・・本当はどう思ってる?」
「世界中の誰よりも愛してるよ。歩が関心を引くもの全てに、歩の視界に入るもの全てに嫉妬しちゃうくらい大好き。浮気に歩が傷付いてるの知ってたけど、どうしても歩の全てが欲しかった」
「俺は、そんなことしなくても椿のことで毎日いっぱいいっぱいだったよ。じゃぁ、また俺が不安がらなくなったら・・・浮気、する?」
「しないよ。元々歩に言われたら止めるつもりだったし、正直歩以外に触るの嫌だったし」
「そうなの?」
「うん。ゴム越しの感触も嫌だったし、キスなんて歩以外と絶対したくなかったからキスをねだられたらもう会わなかった」
「椿ゴムなんて持ってたんだ・・・俺一回も使われたこと無い・・・」
「え、嫌だ。歩を直に感じることが出来ないなんてそんなの拷問だよ」
「・・・俺からしたら事後処理まで全部されるのも拷問レベルで恥ずかしいんだけど」
キッと睨むとまるで叱られた犬のようにシュンとする椿に、垂れた尻尾とに耳が見える気がして・・・もう!そんな反応されたら何も言えなくなるよ!
惚れたら負けって言うけど、全くその通りだなぁ・・・。
「・・・もう一度」
「え?」
「もう一度だけ椿のこと信じる。でも今後1回でも浮気したら許さない、何が何でも椿から逃げ続けるから」
「いいの・・・?」
「うん。あ、でも一瞬でも椿のこと意外考えるなってのはちょっと無茶だから・・・」
「え・・・・・・」
「なんで不満そうな顔するんだよ」
「・・・・・・、・・るなら、頑張る」
「ごめん、聞こえなかった」
「歩がこれから毎日いっぱいいっぱい俺に好きって言ってくれるなら、頑張る」
顔を真っ赤に染める椿に、もっと恥ずかしい発言しまくってるのに何でそれで照れるんだよとか思ったけど、なんだか子供っぽい一面に可愛いなぁとつい笑ってしまう。
「笑った・・・俺真剣なのに」
「うん、ごめん、ふふっ・・・うん。いっぱい言うよ。大好きって」
「約束、だからね?」
「うん」
ゆっくりと椿の顔が近づいてきて、形の良く潤った唇が俺のそれと重なる。
唇の隙間に舌をねっとりと這わされて思わず吐息が溢れると、僅かに空いた隙間を抉じ開けるように熱い舌が侵入し、ゾクリとした快感が背骨を撫であげた。
椿の背中に腕を回そうとして、未だに自分が拘束されたままだったことを思い出す。
「ふぅんんっ、はぁ、つばきぃ・・・これ、はずして・・・んっ・・・」
「んー?・・・あぁ、忘れてた・・・・・あ」
「え、なに?」
何か思いついたように笑みを浮かべる。
腕に巻かれたネクタイに伸ばされた腕がそこでピタリと止まった。
「歩、凄く可愛いから、このままシよ?」
「・・・・・・・・・え・・・?」
その後、俺の制止の声も聞かずにあっという間に衣服が全部剥ぎ取られた。
ちなみに上着は縛る前に脱がされていたらしくYシャツだけだったのだが、ボタンをすべて外されて袖だけ通した状態で放置されている。だから正確には全部剥ぎ取られた、ではなくYシャツ以外全て剥ぎ取られた、だろうか。。。
えーっと、つまり。今まで繰り返してきた浮気はわざとで、理由は俺に飽きたとか嫌いになったとか他に好きな人が出来たとかじゃなくて、俺に対する度の過ぎた独占欲ってこと?
俺が別れるって言ったから逃さないように監禁?
ていうか椿ってヤンデレだったのか・・・気付かなかった・・・。
でも、もしかして俺もおかしいのかな。
睡眠薬盛って監禁なんて犯罪者かよっていうような過激なことするし、わざと浮気を俺に見せつけて傷付けくるし、実は物凄く愛の重いヤンデレだったりするのに。
何故か、嬉しいと思ってる自分がいる。
椿、俺に飽きたわけじゃないんだ。嫌いになったわけじゃ、ないんだ。
ちょっと重すぎるけど、方向がおかしいけど、俺のことまだ愛してくれてるんだ。
「ごめんね・・・歩、泣かないで?」
おれ、泣いてる?でもこれは、きっと悲しい涙じゃなくて、驚きと安心と嬉しさとがごちゃまぜになった涙なんだろうな。
「あゆむ、ごめんね、泣くほど辛い?俺と居たくない?でも俺は歩がいないと生きていけないから、離してやれないんだ。どこまでも自分勝手だけど」
そうじゃない、俺が泣いてるのは・・・。
なんとかそれを椿に伝えたくて・・・口内にあるそれを優しく舌を這わせ吸い上げた。
「・・・歩?」
「ねぇ椿、すこし、聞いてもいい・・・?」
「・・・いいよ」
「俺ね、椿が浮気ばかりするのは、俺のことが好きじゃなくなったからなんだろうなって思ってたんだけど、椿は俺のこと・・・本当はどう思ってる?」
「世界中の誰よりも愛してるよ。歩が関心を引くもの全てに、歩の視界に入るもの全てに嫉妬しちゃうくらい大好き。浮気に歩が傷付いてるの知ってたけど、どうしても歩の全てが欲しかった」
「俺は、そんなことしなくても椿のことで毎日いっぱいいっぱいだったよ。じゃぁ、また俺が不安がらなくなったら・・・浮気、する?」
「しないよ。元々歩に言われたら止めるつもりだったし、正直歩以外に触るの嫌だったし」
「そうなの?」
「うん。ゴム越しの感触も嫌だったし、キスなんて歩以外と絶対したくなかったからキスをねだられたらもう会わなかった」
「椿ゴムなんて持ってたんだ・・・俺一回も使われたこと無い・・・」
「え、嫌だ。歩を直に感じることが出来ないなんてそんなの拷問だよ」
「・・・俺からしたら事後処理まで全部されるのも拷問レベルで恥ずかしいんだけど」
キッと睨むとまるで叱られた犬のようにシュンとする椿に、垂れた尻尾とに耳が見える気がして・・・もう!そんな反応されたら何も言えなくなるよ!
惚れたら負けって言うけど、全くその通りだなぁ・・・。
「・・・もう一度」
「え?」
「もう一度だけ椿のこと信じる。でも今後1回でも浮気したら許さない、何が何でも椿から逃げ続けるから」
「いいの・・・?」
「うん。あ、でも一瞬でも椿のこと意外考えるなってのはちょっと無茶だから・・・」
「え・・・・・・」
「なんで不満そうな顔するんだよ」
「・・・・・・、・・るなら、頑張る」
「ごめん、聞こえなかった」
「歩がこれから毎日いっぱいいっぱい俺に好きって言ってくれるなら、頑張る」
顔を真っ赤に染める椿に、もっと恥ずかしい発言しまくってるのに何でそれで照れるんだよとか思ったけど、なんだか子供っぽい一面に可愛いなぁとつい笑ってしまう。
「笑った・・・俺真剣なのに」
「うん、ごめん、ふふっ・・・うん。いっぱい言うよ。大好きって」
「約束、だからね?」
「うん」
ゆっくりと椿の顔が近づいてきて、形の良く潤った唇が俺のそれと重なる。
唇の隙間に舌をねっとりと這わされて思わず吐息が溢れると、僅かに空いた隙間を抉じ開けるように熱い舌が侵入し、ゾクリとした快感が背骨を撫であげた。
椿の背中に腕を回そうとして、未だに自分が拘束されたままだったことを思い出す。
「ふぅんんっ、はぁ、つばきぃ・・・これ、はずして・・・んっ・・・」
「んー?・・・あぁ、忘れてた・・・・・あ」
「え、なに?」
何か思いついたように笑みを浮かべる。
腕に巻かれたネクタイに伸ばされた腕がそこでピタリと止まった。
「歩、凄く可愛いから、このままシよ?」
「・・・・・・・・・え・・・?」
その後、俺の制止の声も聞かずにあっという間に衣服が全部剥ぎ取られた。
ちなみに上着は縛る前に脱がされていたらしくYシャツだけだったのだが、ボタンをすべて外されて袖だけ通した状態で放置されている。だから正確には全部剥ぎ取られた、ではなくYシャツ以外全て剥ぎ取られた、だろうか。。。
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