俺から始まる異世界ファンタジア !

SycsefyAte

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異世界ファンタジア

2話 モンスターは敵か味方かさては下僕か。

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  青々とした空の下、和弥とリミアはある男に話しかけられた...


  「おい、兄ちゃん達見ねえ顔だな、新米か? 」

  「あ、そ、そうです 。 し、新米です ! ...

  お、おい女神、俺達は新米冒険者ってことでいいんだよな ? 」


  囁くように和弥が言う、


  「え、ええ。 そうよ...誰かさんのせいでね....」


  リミアも囁くように返す、


  「そ、それはだな...し、しかたないだろぉ~ 」


  囁くように叫ぶ


  「それよりあんたどうするのよ、」

  「どうするって ? 」

  「この人よ ! このイカツイおじさん、いかにも私の美貌に惚れて今にも襲いそうじゃない ! 」

  「誰がクソ女神に惚れるか ! 誰もお前になんか惚れねえよ ! 」

  「お、おい...大丈夫か兄ちゃん達...」


  男は心配そうにいう。


  「だ、大丈夫です ! 」

  「え、ええ ! 心配ないわ ! 」

  「そ、そうかい、新米さんは応援してるぜ ! 魔王討伐頑張ってくれよ !    じゃあな ! 頑張れよ ! 」


  そういうと、男は遠くへ歩いていった。


  「あ、ありがとう...ま、またねぇ~...あははぁ~。

  で、どうするのよ ?! 」

  「どうするって ? 」

  「これからどうするか聞いてんのよ ! 」

  「じゃあ、まずは集会所に行くか、冒険者には集会所が付き物だからな。」

  「そ、そうね、結構詳しいのね 。 さすがオタクかしら。 」

  「お前は一言余計だな。」


  そういいながら歩いていると、集会所の文字が見えた。


  「ここだな。 」


  そこは洋風の外装...思ってたより、オシャレである。2人は中に入る。

  内装は、柱がドリス式のようで、床は石、木の机と、木の長椅子...


  「結構綺麗だな、いかにも集会所って感じだ。」


  和弥が感心する、いかにもゲームでありそうな集会所。


  「そうね、で、集会所でなにをするの? 」


  リミアが聞く、


  「それはだな...」


  と、和弥が言うと奥から、


  「お2人さーん~こんにちわ~。 新米冒険者ですよね ! お待ちしておりました !」

  「え、なんで俺達のこと、」

  「今日新しい冒険者が2人くると聞いたので ! 」


  『どうやらゲームによくある「お待ちしておりました」らしい。ていうか、マジ可愛いな...鼻の下が伸びる...これぞ、ボッキュンボン !』


  ジーーーーーーーーー...横からとても怖い視線...焦る和弥は、


  「そうですか、あ、俺の名前は 近野  和弥って言います ! よろしくお願いします !『巨乳ちゃん...』」

  「ジーー...私はヘルデスの...」バシィィィーン ! 

  「こいつは、リミアっていいます。」

  「痛いじゃないのよ !!」

  「お前が変なこと言うからだろ ! もうヘルデスとか、神とか言うな !!」


  と、囁くように言う和弥。


  「わかったから ! もう叩かないで !!」

  「あはは...大丈夫ですか...。」

  「はい ! なんの問題もありません ! バッチコイです ! 『俺のエッフェル塔にな ! 』」


  和弥の顔が...言わないでおこう。


  「では...私はここオンセトの町の集会所で受付をしております、クレヘアと申します。ここ、集会所はご飯も食べられますので、討伐後などにお越しください。」

  『え...なに むねでか ?...えへへ...』バシィィィン !

  「いってぇぇぇぇ !」

  「このクソニート。 ふんっ !」


  そっぽを向くリミア。


  「あは...で、では、ついてきてください、ジョブの設定をしますので。」

  「いてて...ん ? ジョブ ?『よくあるあれか、強いて言うなら、スマホゲームの...あれだ...うん...』」


  歩きながら、クレヘアと


  「ジョブには様々な種類があります、上位ジョブ、中位ジョブ、下位ジョブ、それとごく稀に出る希少ジョブがあります。

 たとえば、
上位ジョブはバーサーカー、

中位ジョブはウォーリア、

下位ジョブは、レンジャー、

希少ジョブは、スプリント、ジョブはこんな感じです。
では、こちらの水晶へ手をかざしてください。 」

  「わかりました。 よろしくお願いします 。」ギランッ...


  和弥はとても低い声でクレヘアに言った。


  「『これで俺の異世界人生が決まる...異世界ではステータスが高いがお決まりだ。では、参ろう、心配する必要はないさ...』俺から始まれ !! 異世界ファンタジー !!!!!! はぁぁぁぁーーーーーー !!!!!!!!!...」

  「わっ !」


  驚くようにクレヘアがいう、


  「どうだ...はぁ、はぁ...」

  「こ、これは...」


  ゴクン....


  「中位ジョブのウォーリアです !! 」


  ウォーリアとは、近接ジョブである、敵陣に凸って通常運転で倒していく。

  ガクッ...


  「なんで ! 今すごい雰囲気だったでしょ ! 完全に俺がヒーローの勢いでしょ ! 悟〇が初めて超サイヤ人ブルーを披露したぐらいでしょ !!...くっ、くっそぉ~ !!!!こうなったら、あれを出すしかない。...はぁぁぁ~~~~~ぁぁぁぁぁ~~...くっ...くくっ.....」


  突如地面が揺れた、


  「なによこれ ! すごいわ ! ほんとに超サイヤ人になるかもしれないわ !! 」

  「すごいですね...こんな...すごい...」

  「はぁぁぁ~~~...はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

  「ふっふっふ...待たせたな...ふぁ ?!」


  和弥が驚く、その先には、クレヘアが...


  「はぁぁぁぁ !!!!!!!!!!!....はぁぁぁ~~!!!!!!!!!!!」

  「なんであんたもなってるのよ~~ !!!! 」

  「なんだ...と...俺の他にもいるってのか...」


  それはとても小さな空間...実際にはなにも起こっていないし、すごくもないのだ、ただ 和弥とリミアとクレヘアが 爆ぜろリアル 弾けろシナモン していただけなのだ。

  なにも....ながっだ....かのようにクレヘアがいう。


  「では、つづいて、リミアさん」

  「私ねっ、よっと、」


  すると突如ものすごい光が...

  少し経って目を開けると...リミアが、


  「はぁぁぁぁぁぁぁ !!!!!!」

  「もう弾けろシナモンしなくていいからぁ ! てかお前もう神なんだし ?! 超サイヤ人とか必要ないしぃ ?! 誰もお前の望んでないからぁ !! 」

  「す、すごい...」

  「いや !クレヘアさんも乗らなくていいから ! 」

  「いいじゃないのよ、何年ぶりかのシナモンさせてよ ! 」

  「いや、もう食べ物になってるしぃ ! ちゃんと言わないと失礼だよダメ女神様 ?! 」

  「それより...これを...リミアさん...」

  「なによ。」
  
  「これは...上位ジョブの...セージです !!!」


  セージとは、回復、能力向上などのサポートジョブである。


  「当然でしょ、」


  無反応に言うリミア、それに続いて和弥も


  「まぁ、当然だな。」


  それを聞いたクレヘアは、
  

  「えぇ ?! 上位ジョブですよ ?! 珍しいんですよ ?!」

  「いや、こいつの場合、当然だな。うん。」

  「えぇ~...」


  クレヘアが、気力無さそうにいう。

  すると和弥は、


  「それよりクレヘアさん、クエスト受けさせてください。」

  『まず、お金がないと宿にも泊まれないからな、』


  ここ異世界では、冒険者への貸し出し宿がなく、冒険者は自分たちで毎日宿代を払わないとなのである。

  お金があれば、家を買うことが可能である、お金はかかるが毎日払う必要が無くなるため、いち早く買いたいところである。


  「クエストなら、そちらのクエストボードに貼ってありますよ、」

  「ありがとうございます。」


  するとリミアが突然、


  「私が選ぶわ ! 」


  心配そうにリミアを見る和弥、


  「おい、あんまり難しいのにする...」


  そう和弥が言うと、リミアは


  「じゃあ、これにしましょ !」

  「早いわ ! 普通悩みに悩んで決めるだろ ! 全くもお !
  えーなになに、ジャイアントポッロ5体の討伐...
  え、ポッロ...『えへ、なにそれかわいい』」

  「大丈夫よ ! ポッロってニワトリでしょ ! あんなのに負けてるようじゃ、魔王は程遠いいわよ ! 」


  偉そうにいうリミア、それに対して和弥も


  「それもそうだな...これにするか。クレヘアさん、これお願いします。」

  「ジャイアントポッロですね、300ゼニーです。 」

  「え ?...」


  汗がダラダラと出る和弥。

 
  「もしかして...お金...ない...ですか....」


  察しの早い巨乳ちゃ...うっゔん ! クレヘア。


  「は、はひ ! 」 ガクガクガクガク....

  「しかたないですねぇ~、今回は初回なので、特別に。でも、報酬代から、引かせてもらいますからね ! 」


  心の広い方で良かったな、和弥。それに胸も広いしな。


  「は、はは、はい ! ありがとうございます ! 『俺はこう思った...巨乳ちゃん最高』」

  「和弥~早く行きましょ。」

  「わかったから待てって ! 」


  そういい、正門へ向かう和弥とリミア、


  「ねぇ~和弥、あんたって3次元とか興味あるんだ。」

  「え ? なんでだよ、それに興味ないわ !」


  そう、和弥は3次元には興味はない、大の2次元好きである。


  「だって~あんたクレヘアさんの胸ばっか見てたじゃない、それに顔が赤かったし。」


   そういうリミアに和弥は、


  「ソレはダレでも、アンナもノ、みタァ~ラッ、赤くなっチャイマスよ~。 」


  なぜかカタコトにいう和弥、


  「なにその話し方、不愉快だわ...それよりじゃあさっき歩いてる時なんで「あの子かわいい...好きだな...」とか言ったのよ ! 」


  少し怒った口調でいうリミア、


  「ソレはデスネ、カミノイッロや、はだノシッロ~さガ~3じげんとはオモエナいんデスヨネ~

  ナノーで、もうココは2ジゲンとオモってイルんデスよ、ボク~わ。」


  カズーやのカタコートにー、フレー(触れ)もシナいリミーアは、


  「それは、そうだけどそんなこといったら、私だってそうじゃないのよ ! なんで私には好意を見せないわけ ? こんなにも美しいのに ! 」

  「はいはい、そうですね...かわいいかわいい、ほれたわーこんなにもかわいい人いたんだねーあ、人じゃなくて神だったけ。」


  そう適当にいう和弥にリミアはプンプン丸である。


  「全くもう ! 少しぐらい好意を抱きなさいよ ! このクソニートが !」

 「お前俺に好意抱かれて嬉しいのか ? てかいいことないだろ。」


  和弥は呆れたようにいう、するとリミアは、


  「そ。、それはそうだけど、男性に好意を抱かれるのは、嫌なことではないじゃない ? 」


  少し引きぎみでいうリミア。


  「まぁ、それはそうだな。俺も...おっもう正門だぞ。」


  和弥はなにかを言ったが、聞き取れなかった。


  「ちょあんた ! なんて言ったの ? 」


  和弥の言葉が気になるリミアは強めに言った。

  すると和弥は何も無かったかのように


  「がんばるぞーえいえいおー」


  そんな会話をしながら、初のクエストである。


  ぷぉ~ぉ~~ん。その笛を聞いて、こう思った...モン〇ンか ! と...


    ~クエスト ! ジャイアントポッロを5体討伐せよ ! ~


  「ジャイアントポッロ...ジャイアントってことは、デカイんだよな。」

  「デカイのは見当たらないわね...あ、和弥、あれじゃないかしら ? 」

  「ん ? なんかいたか ? ...ゲッ ?!?!」

  そこにはとてもジャイアントなポッロがいた。

  「ジャイアントってあそこかよぉぉぉぉぉぉ~~~ !

  『ホントにジャイアントなものをポッロしちゃってるよぉぉぉぉぉ~~!

  って、あれどこかで見たんですけどー !! ホントに人間よりもデカイんですけど ! 

  ていうか、自分の身体より長いじゃねえかよぉ !!』」

  「あれジャイアントポッロかしら、クエストの絵と見ても似てるわね。

  とにかくあれを5体討伐してみましょ。 」

  「お、おう。『って周りのやつもデカすぎだろぉぉ~ !! 』」

  と思いつつも5体討伐。

  「あれ ? クエストクリアにならないな。」

  「えーとなになに、ジャイアントポッロはポッロと胴体を切り離してください。だそうよ。

  ジャイアントポッロはあの長いところの先端に脳があって、あれを胴体と切断しないと死なないらしいわ。」

  『なんだそれぇぇぇ~~~ !!! チートだろぉぉ~~~~~ !
  なんですか、あの胴体を斬っても意味無いってことかよ !
  あれかよ、進〇の巨ちんかよ ! 胴体斬っても死なないって、流石にチートだろ ! あれだぞ巨人よりも厄介だぞ ?』


  「ちょ、リミアお前やれよ。」

  「いやよぉ~和弥さん、私近接持ってないの、和弥さんが頼りなの。」

  「お、お前そういう時だけ !! はいはい、やればいいんだろ ! やってやるよ !!」
  

  そういうと和弥は、倒れているジャイアントポッロに近づいた。


  「これを...」ドクン...ドクン...


  和弥の心臓音がすごく聞こえる...


  「よし、これは脳、けしてち〇こではない、これは脳、けしてち〇こではない...」


  唱えるようにそういうと和弥は決心した。


  「よっしゃぁぁぁ !! かかってこいや ブルジュ・ハリファ !!」


  グサッ ! グサッ ! 続けて4羽倒した、すると。

  ぷっぷぷぷ~ぷぷぷ~ぷぷぷ~ぷ~ぷぷぷ~ぷぷ~ぷ~ぷ~ぷ~

  それはまたもモン〇ンのパクリとしかいいようがない笛の音。

  「クリア...か。はぁ~ ! 疲れた、はぁ、はぁ、よし帰るか。」


  正門を通ろうとすると兵隊が、


  「お待ちください、あなた方はまだクエストをクリアされていません。」

  「え ? でも 笛の音が、あーあれは12時というお知らせです。」

  「え ? あれじゃないの ? なんでなのよぉ~もう帰りだい 。」

  「じゃあ、俺が倒したあれは ? あれはなんていうモンスターなんですか ?! 」

  「おそらく、あなたが倒したモンスターは ジャイアントティンコというモンスターです。」


  なぜかティンコのとこだけイケボで、イヤらしく行ってきた。


  『そのまんまじゃねぇぇかぁぁぁ~~』


  和弥は目を飛び出し驚く。


  「じゃあ、ジャイアントポッロはどういうやつなのよ ! 」

  「あ、あれですね。 」


  それはポッロというかわいい名前とは裏腹に、超絶デカイ...人1人は飲み込めるであろう...


  2人は口を揃えて、「で、デカ !!!!!!!」


  すると、ジャイアントポッロはジーっとこちらを見つめる。

  和弥とリミアもジーっと見つめる。

  すると突如、ジャイアントポッロが叫ぶ !


  「くわぁ~」

  「へ?」

  「え、今のこいつの鳴き声 ? 」


  それはかわいいと言うよりも幼すぎる鳴き声であった 。

  ギャップに驚いていると、ドスドスドスドス !!


  「な、なんだ ?! 」


  大きな足音が...すると1羽だったジャイアントポッロが、10羽は余裕でいるであろう、ぐらいの数に。

  すると1羽のジャイアントポッロが近ずいて来て和弥になにか訴える。


  「くわぁ~、くわぁ~。」

  「な、なんだ ? 」


  するとリミアは、


  「か、可愛すぎて討伐できない...」


  と、涙目になっている。

  ジャイアントポッロは和弥にスリスリ、他のジャイアントポッロも近づいて、スリスリ。


  「な、なんだこいつら。」

  「か、かわいい...和弥ばっかずるい ! 私も ! 私にもして...」


  するとジャイアントポッロは、リミアを睨みつけ、クチバシで頭をコツコツとつつき始めた 。


  「痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ...か、和弥これなんとかしてよ ! 」

  「よし、みんなあいつをつつけ 。」


  と和弥がリミアを指さす。すると、ジャイアントポッロたちは、


  「くわぁ~ ! 」


  大勢でリミアをつつき始めた。


  「コツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツ...」

  「痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ...和弥 ! 和弥さん ! 和弥様 !! お願いします、なんでもしますから !! 」

  「なんでもするって今言ったな...いいだろう、みんなこいつにスリスリしてやれ。」

  「くわぁ~ !」


  スリスリ、スリスリ。


  「気持ちぃ~フワッフワね ! 」

  「あーそれでな、俺らお前らを討伐しにきたんだ。
  まぁ、殺すのはめんどいから、死んだフリだけしてくれないか。」

  「くわぁ~ !」


  そうすると、ジャイアントポッロ達が立ち位置につく、


  「いざ参る...はぁぁぁ !! 」


  和弥がジャイアントポッロに走っていく、それを待ち構えるジャイアントポッロ、


  「くわぁ~ !」

  「はっ !、はっ、はぁぁ !!!」

  「く、くわぁ~~....」


  と、スゴイ風にしているが、実際しょうもない新喜劇である...


  すると、ぷっぷぷぷ~。


   ~クエストクリア !~


  リミアは呆然としている...

  一方和弥は、


  「じゃあ、みんな待たな~。んじゃ、リミア帰ろうぜ」

  「え、ええ。そうね...」

  「はい、お疲れ様でした、和弥さん。リミアさん。

  こちら報酬の3700ゼニーです。」

  「ありがとうございます !クレヘアさん。『巨乳ちゃん...』」

  「じゃあ、リミア、宿探しに行こうぜ。」

  「え、ええ。そうね ! 」


  と言って、宿を探しに和弥とリミアは歩く、


  「宿、宿、ここか、ええっと、1人1500ゼニー(シングルベット)か、ん? 恋人同士で2000ゼニー(ツインベット) げっ...じゃ、じゃあシングルで...」


  和弥は遠慮そうに言う、すると


  「ツインでいいわ。」


  リミアからの意外な言葉に驚く和弥。


  「へ ?! 」

  「だ、だってその方がお金も安くできるし、ご飯もいっぱい食べられるし、それに...」

  「それに?」

  「あんたが変なことしなければいいだけなのよ ! 」

  「まぁ、それは、そうだけどさ。 ホントにいい...のか?」

  「いいって言ってるでしょ ! それより、お腹すいたわ ! なにか食べに行きましょ ! 」

   「お、おう ! そうだな !」


  そういい、集会所へ行くと、そこには...


  「よぉ ! 新米 ! おいみんな ! 新米が来たぞぉ~ !」

  「おぉ~~ !! 」

  「お疲れ様 !こっち来いよ ! 」


  そこには、冒険者たちがたくさんいた、どうやら俺達の初陣を祝ってくれているらしい。


 「あ、ありがとうございます...えへへ」

  「おい ! 嬢ちゃんもこっち来いよ !」

  「あ、ありがとう。」

  「そんじゃあ、みんな ! 「名前なんて言うんだ」」

  「和弥です。 」 

  「リミアよ。」

  「そんじゃあ ! 和弥とリミアの初陣を祝って、乾杯~~ !!!!! 」

  「よぉ ! 新米 !俺アレックスってんだ、なんかわからないことあったら言ってくれや ! よろしくな ! 和弥 ! 」

  「こんにちわ ! 和弥くん、私はアイリ ! なにかあったら話しかけて ! よろしくね ! 」


  一方リミアは、


  「おい嬢ちゃん、俺ゼアルっつうんだけど、今度遊ばねぇ~?」ゴツン、

  「邪魔だガリガリ ! よお嬢ちゃん、俺ガゼルっつうんだ、よろしくな。」

  「お前 ! いってえじゃねえか !! 」

  「お前が変なこと言ってるからだろ ! 」

  「ごめんねー変なやつばっかで、私はライラ、よろしく。」

  「よろしく、ライラさん。」

  「ライラでいいわよ 。」

  「ライラ、」
  
  「うん ! その方が好きなんだ。」

  「ここら辺の男はくっさいやつばっかだから気をつけなよ。」

  「うん、わかった。ありがとう !」


  そのころ、和弥は、


  「お前ら行くぞ ! 」

  「おお ! 」

  そういって男達は、

  「か~め~は~め~はぁぁ !!!」

  「あいつなにしてんのよ、」

  「ははっ、和弥君だっけ、あの人面白いね、ハハハッ」

  「ねぇねぇ ! リミアさん ! 和弥さんとはどんな関係なの ? 」

  「私も聞きたい !」
 
  「私も !」

  「私も !」


  そういって、女子たちがリミアに近づいてくる


  「あいつとは...その...」


  その後も男はバカをし、女は話をし、宴会は、終わった。


  「いやぁ~あのなんだ、少し酔ったかなぁ~」


  と和弥が言う、この世でお酒は身体に害はなく、年齢制限はない。


  「私は少しだけかな。って大丈夫なの、肩かけなさい。」


  そういいながら宿に戻る2人、和弥は即寝てしまった。


  「これからだってのに...ホントなにもしないのね...」

  「えへへ...もわもわ美味しいなぁ~...」


  もわもわとは、異世界特有のお酒である。


  「はぁ、私はシャワー浴びようかしら。」


  と言って、シャワーを浴びるリミア。すると、


  「ん ? んん ? なんだ...水か、ここ...宿か...リミア~、おいリミア~。リミアどこだ...ふぁ~ぁ...」

  「ふぅ~、今日は疲れたわね...それにしてもあいつってば、ほんと...」


  そのときだった、


  「おいリミア~、」


  和弥はお風呂のドアを開け、風呂場に入ってくる。


  「え ?...ききやぁぁぁぁ~ !!!」

  「うるさいぞこんな真夜中に...ふぁ~ぁ...」

  「ちょ、あんたなによ ! 早く出ていけぇ !! 最低 ! クソニート!!!」

 「おぉ~そんなこと言ってもいいのか~...お前は俺のモノ〇△%#&$?€」

  「こ、こいつ酔ってるわね...」


  和弥はどんどん近ずいてくる、


  「ちょっと ! あんた目覚ましなさいよ !! 」

  「だから~...なにいって\&$@#%?+」


  和弥はリミアの目の前に...

  すると次の瞬間...和弥はリミアの首に手をかけ、

  チュッ...っとキスをした...


  「んっ ! っんん !!!!! 」


  リミアは顔が赤くなり一瞬意識が飛んだが、即座に意識を取り戻し、和弥をビンタした。


  「バカッ !! このクソニート !!! 」

  「ぶへぇ~ !!」


  バタ...

  和弥は倒れ、寝てしまった。

  リミアは、和弥が寝ている間に風呂から出て、いろいろと済ませた。

  すると和弥が起きて、ベットに自力で戻っていく。


  「和弥...? 大丈夫 ? さっきはごめんなさいね、私ビックリしちゃって、でも、あんたがいいなら...」

  「かかかかかぁぁぁぁぁ~~こぉぉぉ~~かかかかぁぁぁぁ~こぉぉ~」


  大きなイビキをかいている...するとリミアは、


  「何寝てんのよ !! まだ話してるでしょうが !!! クソニート !!! 」


  強烈な張り手を和弥に食らわせ、今宵は終わった...





















こんにちわ、SycsefyAteです。

今回は、初クエスト、初宴会、初の夜...

和弥がジャイアントポッロを手下につけるとは、今後の活躍が楽しみですね。

さて、次回は、仲間集め ? リミアのため ?←タイトルじゃないです。

  

  

  

  

  
  

  


  

  

  

  

  

  

   
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12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

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