俺から始まる異世界ファンタジア !

SycsefyAte

文字の大きさ
4 / 12
異世界ファンタジア

4話 パーティー募集~ウィッチ性格に原因あり~

しおりを挟む

  『俺の名前は 今野 和弥、

  カンナがパーティーに加わり、2日が経った。

  カンナが加わってからはクエストが少し楽になったが、体力の無さが弱点となり、多くは倒せないのである。

  そして今も尚パーティーメンバーを募集しているところだ。

  今日はクエストには行かず、集会所奥のテーブルでパーティーメンバーを待つだけである。』


  只今11時、和弥達は9時からこの場所で人を待っている、すると2人の女性が話しかけて来た。


  「あのーすいませーん、パーティー募集を見て来たんですけどー。」


  すると和弥達は、


  「また奇跡がっ ?! 」

  「あのーここであってます ? 」

  「は、はい ! あってます ! あってます ! で...2人ですか ? 」


  すると女の1人は、


  「いやいや、私じゃなくってさコッチが入りたいって。
  ほらミシェル」


  そう言ってもう1人の女を前に出す。


  「えっ、えっと...ミシェルです...ジョブは上位ジョブのウィッチです...。」

  『な、なんだこの人は...美人だし性格良さそう...それにあのおっ〇い !! 』

  「あー、み、ミシェルさん ? あなたの強さが知りたいので、クエストに一緒に行ってくれませんか。」


  そう和弥がいうと、ミシェルではない方が、


  「あーいやいや、そのー、パーティーに入るのと引き換えに私が君にスキルを教えようと思うんだけど、ど、どうかな...君が超欲しがるスキルだと思うんだけど。

  あー、ごめんごめん自己紹介忘れてたー。

  私はクレア、ジョブは上位ジョブのシーフ、まあ盗賊みたいなものだね」


  これどこかで見たんですけどーーーーー !

  某アニメのパクリですか ? ねえ ! 作者さん ?もう限界だよ !


  「で、俺に教えたいスキルとは ? 」

  「ふっふっふー、それはね、」


  そういい和弥を近くに呼ぶ


  「ん ? 」

  「ス・テ・ル・ス、ほら女の子がお風呂に入ってる時とかー女の子の会話とかーバレずに見たり聞いたりできちゃうよ。」


  和弥の耳元でそういうと和弥は、


  「よし、パーティーへようこそ。」


  するとリミアは、


  「ちょっとあんた ! 今なんて言われたのよ !! 」


  カンナも、


  「そうだ ! 和弥、隠し事はよくないぞ ! 」


  それを聞いて和弥は、


  「リミア、カンナ。男には、知られてはいけないことがあるんだよ。」


  と、低い声で和弥がいうと、


  「あんた ! 隠してないでいいなさいよ ! 」

  「そうだ ! 仲間であろう ! 」


  カンナは言ったあとに、小さな声で


  「な、仲間って言えたっ...うふふ...」


  和弥は、


  「これはとても重要な案件だ...」


   言わない和弥にリミアは、


  「いいんだ和弥、あの夜のこと...」

  「あー !!! わかった !! わかったから ! 言うから言うな !! クソリミア...」


  リミアの言葉を聞いたミシェルは、


  「よ、夜...その話を詳しく !!! 」


  息を荒くしてミシェルが言う。

  するとクレアは、


  「あーあ、出ちゃったー。」

  「おい、あれどういうことだ、急にテンションが変わったぞ。

  あれ変態なんだろ、俺はもう知ってんだよ ! 

  どこまで某アニメをパクるつもりだぁぁ !!

  いやまてよ、あいつウィッチだよな、近接じゃないから大丈夫か。」

  「そうそう、あの「このビューティフルなんとか祝福を」じゃないから大丈夫 ! 大丈夫 !」

  「で、和弥さっき隠していたことはなんなのよ。」


  するとクレアが、


 「あーステルス スキルだよ。

  実際に姿は消えてはないんだけど、気づかれないようにすることができるの。自分以外にも10秒間ならステルスをさせることが可能、悪いスキルじゃないでしょ。」

  「ねー和弥、あんたそれでどんなことしようと思ってたのよ...」

  「そ、それは...敵にバレないように攻撃...とか、かな、あはは」

  「このクソニートがぁ !!!」


  そういい、和弥を殴ったリミア、


  「グヘェっ」

  「あらぁー強烈だねー」

  「で、く、クソリミアと言ったな、さっきの話を詳しく !! 」

  「ちょっとーこの人も間違った覚え方してるんですけど。大丈夫ですか。」


  その後もミシェルはクソリミアに同じことを聞き続け、
  時間が過ぎていった。

  和弥が気がつくと、隣にはカンナがいた。


  「ゔっ、うう...いってて」

  「だ、大丈夫か和弥...」

  「ああ、大丈夫だ、それよりリミアと他の2人は ? 」

  「リミアならあそこでミシェルと話しておる。クレアは、和弥が起きたら集会所の裏へ来いと」


  リミアとミシェルはいつの間にか仲良く話していた。

  リミアの笑顔に和弥は、嬉しそうである。


  「おお、わかった 。 ありがとな、カンナ。」

  「わ、我はなにもしておらん ! 」


  照れながら言うカンナ、か、かわゆい。

  和弥は集会所裏へと向かった。

  誰もいない集会所裏、すると次の瞬間、


  「おお、起きたか和弥、大丈夫かい。」


  誰もいないはずなのにクレアの声がする。辺りを見渡す和弥、


  「どこにいるかわからない ? 」

  「ちょ、出てきてくれよ、怖いよ...」


  すると次の瞬間後ろから、


  「こっちだよ和弥、」


  振り返るとそこにはクレアが
 

  「おっ、うわあ !! 」


  超絶ビックリの和弥きクレアは、


  「あはは !! なにその反応、いいリアクションだよ !!あははっ」

  「はぁー驚かさないでくれよ。」

  「和弥、今のがステルス、どうだ欲しいだろう。」


  和弥は、


  「あ、ああ。超絶欲しい、そのスキル...」

  「じゃあ、教えるからその代わりに、ミシェルをパーティーに入れてくれるかい。」


  リミアが楽しそうに話していたのを見た和弥は、また「あの笑顔が見たい」そう思い


  「ああ、わかった。あの性格が原因で他のパーティーから断られていたんだろ。」

  「そうそう、あれは昔っからでねー。困ったもんだよ。でも、ウィッチとしてはとても強いよ。」

  「じゃあ、なんでクエストに行こうとしたとき止めたんだ ? 」

  「それは、ミシェルが敵を倒した時、魔法の気持ちよさに興奮するからだ。」

  「戦闘中もそうなのね...」


  呆れるように言う和弥。


  「んじゃ、ステルスを教えるね ! 」

  「おう ! 頼む ! 」

  「ステルス スキルには時間制限がある...」


  そこからクレアの説明とステルス スキルを実際に見て、


  「じゃあ、冒険者カード貸して。」


  冒険者カードとは、モン〇ンで言うギルドカードである。

  そこにはスキル、武器、防具まで全て書いてある。

  クレアがカードに手をかざす。すると、カードが光った。

  すると、和弥はステルスの最低限の知識と、最低限の使い方を覚えた。のだが、この場合既にクレアに説明されているから使い方と知識に関しては問題なし。

  あとは実戦ってところだ。

  するとクレアが、


  「和弥ー私ここにつっ立ってるから、ステルス使って後ろに来てみてよ。」

  「おっ、おう。わかった。」


  そういい、和弥は低い声で


  「ステルス...」


  すると和弥が居たはずの場所には誰もいなくなった。


  「すごいね和弥 ! もうステルスできるなんて ! 」

  「そうだろう ! 俺はもう誰にも止められない ! 」


  そういい、和弥がクレアの背後に着くと、


  「和弥すごいね ! ほんとにステルスなら私よりも才能あるかも ! 」


  以外にも才能があった和弥であった。

  そして、カンナ、リミア、ミシェルの元に和弥とクレアが帰って来たのだが、姿が見えない...


  「ミシェルこれからよろしくなー。」

  「か、和弥 ?! どこにいるの ? 」

  「か、和弥 ! 姿が見えぬぞ ! 姿を見せよ ! 」

  「しょうがないなー」


  そう言うと、カンナとリミアの後ろに和弥が、2人はビックリして


  「ぎゃああああああ!!!!!」パチン !

  「いって ! お前らそうやってすぐ人を叩くな ! 痛いだろうが !」

  「和弥が脅かすからよ !!」

  「そうだ ! 和弥が脅かすからである !」


  ミシェルはもう慣れているのか、驚いていない。


  「いやー和弥さー結構ステルスのセンスあるんだよねー !!
ビックリしちゃったよー」

  「そんな褒めるなって、照れんじゃねえか」

  「はははっ、じゃあ ! ミシェルをよろしくね ! 」


  するとミシェルが、


  「ク、クレア ! あ、ありがとう...」

  「ミシェル...頑張ってね ! 」


  そういい、クレアは集会所から出ていった。


  「んじゃ、ミシェル ! 今からお前は俺達の仲間だ ! よろしくな ! 変態 !」

  「へ、変態 ? 」

  「そうよ変態よ。 まぁ、名前はミシェルって読んであげるから心配しないで。」

  「変態がいるパーティー...なんだか楽しくなりそうな気配が...」

  「ちょ ! 変態っていうなぁ !!! 」

  「腹減ったしご飯食べに行こうぜー」
 
  「おー」

  「承知した。」


  するとミシェルは小さな声で、


  「変態...もっと過激な言い方にしてほしい...あはんっ....」


  そういって今日は幕を閉じた。


















こんにちは。SycsefyAteです。

今回はパーティーメンバー募集ミシェル編でした ! 

今回はカンナ編同様、ミシェル編ということで文字数が少ないですがお許しを !

ミシェル紹介

ミシェル

性別:女

年齢:18歳

職業:冒険者

ジョブ:ウィッチ(上位)

ウィッチの腕は一流だが、性格が激しいエロい...

リミアの笑顔を見て和弥はミシェルを仲間にした。

今後のミシェルの活躍に乞うご期待 !

次回は:仲間集め3←タイトルではありません。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる

街風
ファンタジー
「お前を追放する!」 ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。 しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

【アイテム分解】しかできないと追放された僕、実は物質の概念を書き換える最強スキルホルダーだった

黒崎隼人
ファンタジー
貴族の次男アッシュは、ゴミを素材に戻すだけのハズレスキル【アイテム分解】を授かり、家と国から追放される。しかし、そのスキルの本質は、物質や魔法、果ては世界の理すら書き換える神の力【概念再構築】だった! 辺境で出会った、心優しき元女騎士エルフや、好奇心旺盛な天才獣人少女。過去に傷を持つ彼女たちと共に、アッシュは忘れられた土地を理想の楽園へと創り変えていく。 一方、アッシュを追放した王国は謎の厄災に蝕まれ、滅亡の危機に瀕していた。彼を見捨てた幼馴染の聖女が助けを求めてきた時、アッシュが下す決断とは――。 追放から始まる、爽快な逆転建国ファンタジー、ここに開幕!

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

処理中です...