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第1章 ファースト・オブ・ザ・デッド
その2
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どれだけ眠っていただろうか。
ふと、顔の上を柔らかい風が駆け抜けていった気がした。
ん? これは夢の出来事かな? それとも、保健室の窓から入ってきた現実の風なのかな?
夢と現実の境界線が曖昧で分からなかった。
何度か保健室のドアが開け閉めされる音が耳に届いた。
校内で誰か怪我でもしたのかな……? 沙世理先生、けっこう忙しいんだな……。
意識はまだ夢の世界にあったが、耳から入ってきた現実の音によって、少しずつ意識が現実に向かい始めた。
そろそろ起きる時間なのかもしれないな? でも、もう少しだけこのままでいたいなあ……。
気持ちの良いまどろみのなかで、休息に身を浸していると──。
遠くの方から、ひどく騒がしい声が聞こえてきた。人の怒鳴る声、人の喚く声、中には泣き叫ぶような悲鳴染みた声もある。
聞こえてきたのは、人の声だけではない。廊下を人が走る音。机やイスが転がる激しい音。さらにはガラスが砕け散る派手な音も聞こえてきた。
うん……? この音って……現実の音だよな……?
そして次の瞬間、心臓が飛び出すほどのけたたましい音が脳内に鳴り響いた。
「────!」
キザムの意識は一発で現実に復帰した。すぐにベッドから飛び起きた。
耳をつんざくような大きな音が部屋中に鳴り響いていた。けたたましい音の正体は──非常警報装置に取り付けられている非常ベルだった。
辺りに素早く目を走らせる。保健室から沙世理の姿が見当たらなくなったくらいで、おかしなところは見当たらない。
まさか、校内で火災でも起こったのかな……?
真っ先に頭に思い浮かんだのがそれだった。しかし、火事にしては煙のニオイも焦げ臭いニオイも一切してこない。
もしかしたら、誰かがイタズラで非常ベルを押したのかな……?
その可能性も頭に思い浮かんだ。保健室の外からは、人の騒ぎ立てる大きな声が途切れることなく聞こえてきている。
「様子を見に外に行った方がいいかな……」
とりあえず上履きを履きなおした。これでいつでも行動出来る。
チラッと壁に掛かった時計を見ると、昼休みの時間はとっくに過ぎていた。
「──昼休みが終わったのに、この騒ぎがまだ続いているのは絶対におかしいよな……」
キザムの頭に危険信号が灯り始めた。
「とにかく一度保健室から出て、この目で何が起きているのか確認した方がいいかもしれないな」
心を決めて保健室のドアに手を掛けた。
「万が一にでも外で危険なことが起きていたら、すぐに保健室に逃げ込んで来ればいいだけだしな──」
キザムは一度大きく息を付いてから、勢い良くドアを開け放った。
ドア越しに聞こえていた人の声が、途端に大きな声量となって、キザムの耳に飛び込んできた。
これは本当にただ事じゃないぞ!
聞こえてくる声の質からすぐにそう判断を下した。
「声が聞こえてくるのは一階ではないみたいだけど……。それじゃ、二階からかな……?」
二階はキザムの教室がある階である。そのことに気が付くと同時に、カケルと流玲の顔が脳裏に思い浮かんだ。
『全校生徒はただちに校庭に避難してください。繰り返します。全校生徒はただちに校庭に避難してください。これは非難訓練ではありません。授業中であろうと構いません。とにかく、大至急、校庭に避難してください』
スピーカーから避難を促す放送が流れてきた。ここまできたらもう疑う余地はなかった。今この瞬間、校内で『何か』が起きているのだ。
急いで教室に戻って、二人の様子を確かめないと!
キザムは二階に続く階段目指して早足で歩き出した。出来ることなら走って行きたいところだったが、激しい運動は医師から禁止されているので出来ない。
廊下を進んでいくと、下駄箱に向かう生徒たちの流れにぶつかった。戸惑ったような顔をしている者もいれば、午後の授業が潰れて嬉しそうにしている生徒もいた。
このときはまだキザムの心にも若干の余裕があった。
ところが階段の前まで来たところで、いよいよ異常事態が起きていると分かる光景が目に飛び込んできた。
たくさんの生徒たちが人波となって、雪崩をうったように上の階から全速力で駆け下りてくる姿があったのだ。
「きゃー、助けてーっ!」
「いやーっ! いったいなんなのよ、『あいつら』は?」
「みんな、逃げろっ! 『あいつら』に喰い殺されるぞっ!」
生徒たちは口々に大声を張り上げていた。
二階で『何か』が起きているのだと確信した。キザムは駆け下りてくる生徒たちの流れに巻き込まれないように素早く階段の脇に移動した。何人かの生徒がキザムの存在に気付いて目を向けてきたが、逃げるのに夢中なのか、声を掛けてくる者は一人としていなかった。
しばらくすると生徒の民族大移動はパタリと止まった。大半の生徒たちが一階に逃げてきたのだろう。
あれほどうるさく聞こえていた大声も、気が付けば聞こえなくなっていた。
キザムは二階に続く階段を黙って見上げた。
二階から駆け下りてきた生徒たちの中に、キザムが捜す二人のクラスメートの顔は見当たらなかった。ということは、カケルも流玲もまだ二階の教室に残っている可能性が高い。
「行くしかないよな……」
キザムはゆっくりと慎重に階段を一歩ずつ上り始めた。
踊り場まで来たところで、異常な箇所が目に入った。踊り場の床の上に、飛び散ったような染みが点々と残っていたのだ。
赤い色彩で出来た染み──。
間違いなく出血の跡である。
「どうなっているんだよ……? 本当に何かとんでもないことが、二階で起きているのか……?」
血の跡を見て、腰が引けてしまった。
キザムは普通の十代の少年ではないのだ。目の前でアクシデントが発生しても、激しく抵抗できるだけの体力は持ち合わせていないのである。
いったん、ぼくも逃げた方がいいかな……?
臆病風に吹かれ始めたが、すぐにかぶりを振って自らの案を否定した。
いや、カケルと流玲さんの無事だけでも確認しないと!
キザムは踊り場から再び階段へと足を踏み出した。さっきまでの喧騒がウソのように、あたりは妙に静まり返っている。それが逆に怖かった。
やっぱり、ほとんどの生徒はみんな逃げ出したのかな?
改めてそう思いつつも、階段を静かに上がっていく。そして、二階の廊下に辿りついた。
廊下の左右に一度ずつ目を振り向けた。右側の廊下は異常なし。しかし、左側の廊下は惨状を極めていた。
中庭に向いている窓ガラスはどれも粉々に割れている。ガラスの破片が広範囲に床に広がっていた。中には窓枠ごと床に落ちている場所もある。
教室側に目を向けると、そこも同様の有様だった。廊下側の窓は砕け散っており、教室の前後にあるドアも、レールから外れて廊下に倒れてしまっている。教室内にあるはずの机とイスが、乱雑に廊下の方にまで散らばっていた。
そして、なによりも目に付いたのが、さきほど階段の踊り場で見たものとは比べものにならないほど大きく広がった血の跡である。床一面にバケツでぶちまけた様な赤い血の池が出来ていた。
「ぐぶっ……」
思わず口から吐き気が突いて出た。慌てて両手で口を押さえて、荒くなりそうになる呼吸を必死に整える。
「なんだよこれ……? 何が起きたって……いうんだよ……?」
廊下に棒立ちのまま、ただ血の池をじっと見つめるしかない。
そのとき、ゴトッという重い音が少し先の教室から聞こえてきた。
「うわっ!」
自分でも情けなくなるくらいの悲鳴が漏れた。思わず回れ右をして、階段に逃げ出そうかと思った。いや、実際に階段に向かって一歩踏み出していた。
「だ、だ、誰か……誰か……いるの……?」
今にも消え入りそうなほどか細いが、確かに助けを求める声だった。
「えっ? この声って……」
その声をキザムは普段からよく耳にしていた。
「──沙世理先生……いるんですか……?」
知っている人間が近くにいると思った途端、さきほどまで心の大部分を占めていた恐怖心が少しだけ和らいだ。
「土岐野くん……? 土岐野くんなの……?」
「はい、そうです。土岐野です。沙世理先生、何があったんですか?」
「土岐野くん、こっちに来てくれる……? 助けてくれる……?」
キザムの質問には答えずに、沙世理は助けを求めてきた。
「分かりました。今からそちらに向かいます」
この状況下で沙世理からの助けの言葉を無視できるわけもなく、キザムは声の方に向かって歩きだした。
ふと、顔の上を柔らかい風が駆け抜けていった気がした。
ん? これは夢の出来事かな? それとも、保健室の窓から入ってきた現実の風なのかな?
夢と現実の境界線が曖昧で分からなかった。
何度か保健室のドアが開け閉めされる音が耳に届いた。
校内で誰か怪我でもしたのかな……? 沙世理先生、けっこう忙しいんだな……。
意識はまだ夢の世界にあったが、耳から入ってきた現実の音によって、少しずつ意識が現実に向かい始めた。
そろそろ起きる時間なのかもしれないな? でも、もう少しだけこのままでいたいなあ……。
気持ちの良いまどろみのなかで、休息に身を浸していると──。
遠くの方から、ひどく騒がしい声が聞こえてきた。人の怒鳴る声、人の喚く声、中には泣き叫ぶような悲鳴染みた声もある。
聞こえてきたのは、人の声だけではない。廊下を人が走る音。机やイスが転がる激しい音。さらにはガラスが砕け散る派手な音も聞こえてきた。
うん……? この音って……現実の音だよな……?
そして次の瞬間、心臓が飛び出すほどのけたたましい音が脳内に鳴り響いた。
「────!」
キザムの意識は一発で現実に復帰した。すぐにベッドから飛び起きた。
耳をつんざくような大きな音が部屋中に鳴り響いていた。けたたましい音の正体は──非常警報装置に取り付けられている非常ベルだった。
辺りに素早く目を走らせる。保健室から沙世理の姿が見当たらなくなったくらいで、おかしなところは見当たらない。
まさか、校内で火災でも起こったのかな……?
真っ先に頭に思い浮かんだのがそれだった。しかし、火事にしては煙のニオイも焦げ臭いニオイも一切してこない。
もしかしたら、誰かがイタズラで非常ベルを押したのかな……?
その可能性も頭に思い浮かんだ。保健室の外からは、人の騒ぎ立てる大きな声が途切れることなく聞こえてきている。
「様子を見に外に行った方がいいかな……」
とりあえず上履きを履きなおした。これでいつでも行動出来る。
チラッと壁に掛かった時計を見ると、昼休みの時間はとっくに過ぎていた。
「──昼休みが終わったのに、この騒ぎがまだ続いているのは絶対におかしいよな……」
キザムの頭に危険信号が灯り始めた。
「とにかく一度保健室から出て、この目で何が起きているのか確認した方がいいかもしれないな」
心を決めて保健室のドアに手を掛けた。
「万が一にでも外で危険なことが起きていたら、すぐに保健室に逃げ込んで来ればいいだけだしな──」
キザムは一度大きく息を付いてから、勢い良くドアを開け放った。
ドア越しに聞こえていた人の声が、途端に大きな声量となって、キザムの耳に飛び込んできた。
これは本当にただ事じゃないぞ!
聞こえてくる声の質からすぐにそう判断を下した。
「声が聞こえてくるのは一階ではないみたいだけど……。それじゃ、二階からかな……?」
二階はキザムの教室がある階である。そのことに気が付くと同時に、カケルと流玲の顔が脳裏に思い浮かんだ。
『全校生徒はただちに校庭に避難してください。繰り返します。全校生徒はただちに校庭に避難してください。これは非難訓練ではありません。授業中であろうと構いません。とにかく、大至急、校庭に避難してください』
スピーカーから避難を促す放送が流れてきた。ここまできたらもう疑う余地はなかった。今この瞬間、校内で『何か』が起きているのだ。
急いで教室に戻って、二人の様子を確かめないと!
キザムは二階に続く階段目指して早足で歩き出した。出来ることなら走って行きたいところだったが、激しい運動は医師から禁止されているので出来ない。
廊下を進んでいくと、下駄箱に向かう生徒たちの流れにぶつかった。戸惑ったような顔をしている者もいれば、午後の授業が潰れて嬉しそうにしている生徒もいた。
このときはまだキザムの心にも若干の余裕があった。
ところが階段の前まで来たところで、いよいよ異常事態が起きていると分かる光景が目に飛び込んできた。
たくさんの生徒たちが人波となって、雪崩をうったように上の階から全速力で駆け下りてくる姿があったのだ。
「きゃー、助けてーっ!」
「いやーっ! いったいなんなのよ、『あいつら』は?」
「みんな、逃げろっ! 『あいつら』に喰い殺されるぞっ!」
生徒たちは口々に大声を張り上げていた。
二階で『何か』が起きているのだと確信した。キザムは駆け下りてくる生徒たちの流れに巻き込まれないように素早く階段の脇に移動した。何人かの生徒がキザムの存在に気付いて目を向けてきたが、逃げるのに夢中なのか、声を掛けてくる者は一人としていなかった。
しばらくすると生徒の民族大移動はパタリと止まった。大半の生徒たちが一階に逃げてきたのだろう。
あれほどうるさく聞こえていた大声も、気が付けば聞こえなくなっていた。
キザムは二階に続く階段を黙って見上げた。
二階から駆け下りてきた生徒たちの中に、キザムが捜す二人のクラスメートの顔は見当たらなかった。ということは、カケルも流玲もまだ二階の教室に残っている可能性が高い。
「行くしかないよな……」
キザムはゆっくりと慎重に階段を一歩ずつ上り始めた。
踊り場まで来たところで、異常な箇所が目に入った。踊り場の床の上に、飛び散ったような染みが点々と残っていたのだ。
赤い色彩で出来た染み──。
間違いなく出血の跡である。
「どうなっているんだよ……? 本当に何かとんでもないことが、二階で起きているのか……?」
血の跡を見て、腰が引けてしまった。
キザムは普通の十代の少年ではないのだ。目の前でアクシデントが発生しても、激しく抵抗できるだけの体力は持ち合わせていないのである。
いったん、ぼくも逃げた方がいいかな……?
臆病風に吹かれ始めたが、すぐにかぶりを振って自らの案を否定した。
いや、カケルと流玲さんの無事だけでも確認しないと!
キザムは踊り場から再び階段へと足を踏み出した。さっきまでの喧騒がウソのように、あたりは妙に静まり返っている。それが逆に怖かった。
やっぱり、ほとんどの生徒はみんな逃げ出したのかな?
改めてそう思いつつも、階段を静かに上がっていく。そして、二階の廊下に辿りついた。
廊下の左右に一度ずつ目を振り向けた。右側の廊下は異常なし。しかし、左側の廊下は惨状を極めていた。
中庭に向いている窓ガラスはどれも粉々に割れている。ガラスの破片が広範囲に床に広がっていた。中には窓枠ごと床に落ちている場所もある。
教室側に目を向けると、そこも同様の有様だった。廊下側の窓は砕け散っており、教室の前後にあるドアも、レールから外れて廊下に倒れてしまっている。教室内にあるはずの机とイスが、乱雑に廊下の方にまで散らばっていた。
そして、なによりも目に付いたのが、さきほど階段の踊り場で見たものとは比べものにならないほど大きく広がった血の跡である。床一面にバケツでぶちまけた様な赤い血の池が出来ていた。
「ぐぶっ……」
思わず口から吐き気が突いて出た。慌てて両手で口を押さえて、荒くなりそうになる呼吸を必死に整える。
「なんだよこれ……? 何が起きたって……いうんだよ……?」
廊下に棒立ちのまま、ただ血の池をじっと見つめるしかない。
そのとき、ゴトッという重い音が少し先の教室から聞こえてきた。
「うわっ!」
自分でも情けなくなるくらいの悲鳴が漏れた。思わず回れ右をして、階段に逃げ出そうかと思った。いや、実際に階段に向かって一歩踏み出していた。
「だ、だ、誰か……誰か……いるの……?」
今にも消え入りそうなほどか細いが、確かに助けを求める声だった。
「えっ? この声って……」
その声をキザムは普段からよく耳にしていた。
「──沙世理先生……いるんですか……?」
知っている人間が近くにいると思った途端、さきほどまで心の大部分を占めていた恐怖心が少しだけ和らいだ。
「土岐野くん……? 土岐野くんなの……?」
「はい、そうです。土岐野です。沙世理先生、何があったんですか?」
「土岐野くん、こっちに来てくれる……? 助けてくれる……?」
キザムの質問には答えずに、沙世理は助けを求めてきた。
「分かりました。今からそちらに向かいます」
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