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第9章 フォース・オブ・ザ・デッド パートⅥ
その6
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「沙世理先生、それってつまり……流玲さんもぼくと同じ遺伝子治療を受けているっていうことじゃ──」
そうだとしたら、流玲が遺伝子治療の失敗からゾンビ化したということが有りえる話になってくる。しかし、キザムの反応を聞いた沙世理の答えはといえば──。
「土岐野くん、私は『同じような遺伝子治療』と言ったのよ。決して同じ遺伝子治療とは言ってないわよ」
沙世理がキザムの発言を冷静に訂正した。
「待ってください、先生。オレはこの時代にタイムトラベルするにあたって、この学校について調べられることは徹底的に調べました。もちろん、生徒に関する情報もです。でも、流玲さんが遺伝子治療を受けたことは、どのデータにも記載がなかったはず……。これってどういうことですか?」
今度はカケルが沙世理を追及し始める。
「それについては今から説明するわ」
そう前置きをしてから、沙世理が事情を話し始めた。
「馳蔵が全力を注いでようやく開発まで漕ぎ付けた『ステップ細胞』を使った治療法だったけど、その中身には欠陥があった。そこで馳蔵はすぐに更なる研究に励んだのよ。一度は失敗したとはいえ、ノーベル賞を狙える馳蔵の才能を見込んで、計算高い大人たちが馳蔵の研究に潤沢な資金を提供してくれたわ。連中は将来的な金儲けとノーベル賞のことしか頭になかったけどね。そうして何年もかけて馳蔵は血の滲むような研究を重ねて、新しい万能細胞を生み出した。──それが『スキップ細胞』よ」
「──ステップの次はスキップですか。もはや言葉遊びにしか聞こえませんけどね」
カケルが口元を歪めて冷笑を浮かべた。『ステップ細胞』にしろ『スキップ細胞』にしろ、どちらにしても、馳蔵が生み出した万能細胞がゾンビカタストロフィーの原因になっていることに変わりはないのだ。その結果、未来においてカケルは悲劇に巻き込まれたのである。
「名称だけ聞いたらたしかに言葉遊びにしか聞こえないかもしれないけど、馳蔵は昼夜を問わず本当に真面目に研究に取り組んだのよ。だって二度も失敗をするわけにはいかなかったからね。そして今から半年前、新しく生み出された『スキップ細胞』を使った遺伝子治療が執り行われる運びになったの。その治療法の第一号患者となったのが──」
沙世理がゆっくりと視線を流玲に振り向けた。キザムも話を聞いている途中で薄々予想はしていた。
「流玲さんだったんだ……」
キザムはその場で振り向いて、背後に立っていた流玲の顔をじっと見つめた。
「今まで黙っていて……ごめんね……」
流玲が今にも消え入りそうな声でつぶやいた。その言葉がすべてを物語っていた。沙世理の話はすべて事実だったのである。
「わたし……知ってたの……。キザムくんが子供の頃に遺伝子治療を受けていたことを……。その遺伝子治療に何か問題があったらしいことも、なんとなく気付いていたの……。でも、遺伝子治療のことは誰にも言わないように周囲の大人たちから口止めされていたから……。それに今度は、わたしが新しく開発された遺伝子治療を受けることになったから、余計にキザムくんにはわたしの置かれている状況のことを言えなくなっちゃって……」
「──えっ、待ってくれよ……。どうして流玲さんは、ぼくの治療のことを知っていたの……?」
次から次に出てくる新事実に、正直、キザムの頭は収拾がつかなくなっていた。頭のキャパシティーを越える情報量に、整理が間に合わない。そもそも、いったい流玲はいつ、どこで、誰から、キザムが遺伝子治療を受けた話を聞いたというのだろうか。カケルの話では、キザムが受けた遺伝子治療については隠蔽されたはずではなかったのだろうか。脳裏に疑問ばかりが浮かんでくる。
「──そうか……キザムくんはやっぱり、わたしのことなんか覚えていないんだね……」
キザムの質問に対して、流玲はなぜか少し寂しそうな顔をして答えにならない返答をした。自分が受けた治療が欠陥だったと知らされたキザムの方がむしろ泣きたい気分だったのに、なぜ流玲の方がそんな悲しい顔をするのか分からなかった。
そういえば前にも流玲さんから、同じような言葉を聞いた気がするけど……。あれはいつのことだったかな……?
あまりにも多くの出来事が起こりすぎて、記憶に混乱が生じていた。冷静になろうにも、この状況ではそれは無理な相談である。とりあえず記憶の引き出しの中身を一度全部ぶちまけて、思い出せるだけの記憶を思い出してみた。すると──。
そうか、思い出したぞ……。たしか、あれは二度目のタイムリープのときだったような……。ぼくが横になっていた保健室に流玲さんがやって来て、わたしのことを覚えている、とかつぶやくのを聞いた記憶があるけど……。
ようやく探し当てた記憶を思い返した。そして、その記憶が呼び水になったのか、更なる記憶の断片が思い浮かんできた。
待てよ……。何かを思い出しそうだ……。もっと重要な何かを思い出しそうなんだけど……。もしかしたら──ぼくと流玲さんはどこかで会っているんじゃ……。
混乱する記憶の先に、一筋の光を見つけたような気がしてきた。しかし、その光の中身をなかなか思い出せない。
キザムが焦燥感にも似た思いで記憶を探っているところに、外野から声が掛かった。
「悪いけれど、二人の昔話はまた今度にしてちょうだい。今は流玲さんが受けた治療の話が先だから。──話の続きを再開するわよ」
沙世理が強引に話を進めていく。キザムは思い出しかけていた記憶が、再び頭の奥に遠ざかっていくのを感じた。
仕方がない。流玲さんとの記憶を思い出すのは後回しにしよう。今は沙世理先生の話を聞くのが先だから──。
自分にそう言い聞かせて、沙世理の話に集中することにする。
「──とにかく、今宮さんは遺伝子治療を受けることになったけれど、その治療は完全に秘密裏に行われることになった。理由は言うまでもないわよね。『スキップ細胞』を使った遺伝子治療が、もしもまた失敗に終わったとしても、簡単に隠蔽出来るように極秘扱いにされたのよ。その辺は前回の失敗を踏まえて、二の舞を演じないように、事前に用意周到に準備したのね。そして、今宮さんの遺伝子治療は無事に終わった。あとは経過観察の運びだけとなった。むろん、その期間も極秘扱いのままだったわ。でも馳蔵は今度こそ治療が上手くいったと手応えを感じたのか、今宮さんの治療が終わったすぐ後に、わたしにプロポーズをしてくれた」
沙世理がさっき言っていた『ある事』とは、『スキップ細胞』を使った治療法が完成したことを指していたのだろう。完璧な治療法が確立したと思ったからこそ、馳蔵は沙世理にプロポーズしたに違いない。
「なるほどね。だからオレが調べた流玲さんのデータには、遺伝子治療を受けたという記載が一切なかったんだ」
カケルが合点したというように頷いた。
「そういうことよ」
沙世理がカケルの言葉に同意を示す。
「馳蔵は新しい治療法に自信があったみたいだけど、私はまだ完全には信用出来なかった。一抹の不安があった。土岐野くんの例があったからね。そこで養護教諭の資格を持っていた私は、今宮さんの術後の経過を直に見るために、この学校に赴任してきたの。もちろん、土岐野くんのことを身近で見たかったというのもあるわ。校内での二人の様子を比べて観察していれば、何か異常があったときにすぐに気が付くと思ったからね」
「そして、先生のその予想は当たってしまったということですね。──良い方ではなく悪い方に。それも最悪な方にね!」
カケルが誰かに怒りをぶつけるように言葉を荒げた。しかし、その相手は決して沙世理ではなかった。ここで沙世理を責めたところで意味がないことくらいは、カケルとて理解しているはずだ。怒りの矛先を誰に向けたらよいのか分からないからこそ、余計にカケルは苛立ち、そして怒っているのだ。
「そうね。現実を見る限り、残念ながらそうとしか言えない状況よね」
カケルの様子とは正反対に、沙世理はいたって冷静に状況を分析していた。
「馳蔵が命を懸けて生み出した『スキップ細胞』を使った治療法にも、欠陥があったということね。それも人類を破滅に追いやるかもしれない──ゾンビ化するという致命的な欠陥がね……」
流玲を見詰める沙世理の目に、なんともいえない感情が浮かぶ。ゾンビという未知のものに対する恐怖と、婚約者の努力が無駄になったことに対する憎悪とがない交ぜになった、そんな目の色をしていた。
「つまり流玲さんの身にも、ぼくと同じようなことが起こったということですよね……」
沙世理の話を聞いて、キザムは自分と流玲を重ねて見てしまった。
『ステップ細胞』を使った遺伝子治療を受けたキザムは今、薬なしでは生きられない身体になっていた。一方、『スキップ細胞』を使った遺伝子治療を受けた流玲は今、ゾンビ化していた。
結局、馳蔵が生み出したふたつの遺伝子治療法は、両方とも失敗に終わったということだろうか。
しかし、失敗したという事実だけでは済まされない問題がひとつだけ残されていた。
言うまでもなく、それはゾンビ化している流玲の存在である。しかも、流玲はただゾンビ化しているわけではない。意識を保ったままゾンビ化しているのだ。
あるいは、完全にゾンビ化しているならば話は単純だったかもしれない。これ以上の感染拡大を食い止めるためにも倒すしかないだろう。
では、意識を保ったままゾンビ化した場合はどうすればいいのだろうか?
結局、話はまたそこに戻ってきた。もちろん、キザムは流玲を見殺しにするつもりなどさらさらなかった。どんな手を使ってでもいいから助けるつもりだった。
そうだとしたら、流玲が遺伝子治療の失敗からゾンビ化したということが有りえる話になってくる。しかし、キザムの反応を聞いた沙世理の答えはといえば──。
「土岐野くん、私は『同じような遺伝子治療』と言ったのよ。決して同じ遺伝子治療とは言ってないわよ」
沙世理がキザムの発言を冷静に訂正した。
「待ってください、先生。オレはこの時代にタイムトラベルするにあたって、この学校について調べられることは徹底的に調べました。もちろん、生徒に関する情報もです。でも、流玲さんが遺伝子治療を受けたことは、どのデータにも記載がなかったはず……。これってどういうことですか?」
今度はカケルが沙世理を追及し始める。
「それについては今から説明するわ」
そう前置きをしてから、沙世理が事情を話し始めた。
「馳蔵が全力を注いでようやく開発まで漕ぎ付けた『ステップ細胞』を使った治療法だったけど、その中身には欠陥があった。そこで馳蔵はすぐに更なる研究に励んだのよ。一度は失敗したとはいえ、ノーベル賞を狙える馳蔵の才能を見込んで、計算高い大人たちが馳蔵の研究に潤沢な資金を提供してくれたわ。連中は将来的な金儲けとノーベル賞のことしか頭になかったけどね。そうして何年もかけて馳蔵は血の滲むような研究を重ねて、新しい万能細胞を生み出した。──それが『スキップ細胞』よ」
「──ステップの次はスキップですか。もはや言葉遊びにしか聞こえませんけどね」
カケルが口元を歪めて冷笑を浮かべた。『ステップ細胞』にしろ『スキップ細胞』にしろ、どちらにしても、馳蔵が生み出した万能細胞がゾンビカタストロフィーの原因になっていることに変わりはないのだ。その結果、未来においてカケルは悲劇に巻き込まれたのである。
「名称だけ聞いたらたしかに言葉遊びにしか聞こえないかもしれないけど、馳蔵は昼夜を問わず本当に真面目に研究に取り組んだのよ。だって二度も失敗をするわけにはいかなかったからね。そして今から半年前、新しく生み出された『スキップ細胞』を使った遺伝子治療が執り行われる運びになったの。その治療法の第一号患者となったのが──」
沙世理がゆっくりと視線を流玲に振り向けた。キザムも話を聞いている途中で薄々予想はしていた。
「流玲さんだったんだ……」
キザムはその場で振り向いて、背後に立っていた流玲の顔をじっと見つめた。
「今まで黙っていて……ごめんね……」
流玲が今にも消え入りそうな声でつぶやいた。その言葉がすべてを物語っていた。沙世理の話はすべて事実だったのである。
「わたし……知ってたの……。キザムくんが子供の頃に遺伝子治療を受けていたことを……。その遺伝子治療に何か問題があったらしいことも、なんとなく気付いていたの……。でも、遺伝子治療のことは誰にも言わないように周囲の大人たちから口止めされていたから……。それに今度は、わたしが新しく開発された遺伝子治療を受けることになったから、余計にキザムくんにはわたしの置かれている状況のことを言えなくなっちゃって……」
「──えっ、待ってくれよ……。どうして流玲さんは、ぼくの治療のことを知っていたの……?」
次から次に出てくる新事実に、正直、キザムの頭は収拾がつかなくなっていた。頭のキャパシティーを越える情報量に、整理が間に合わない。そもそも、いったい流玲はいつ、どこで、誰から、キザムが遺伝子治療を受けた話を聞いたというのだろうか。カケルの話では、キザムが受けた遺伝子治療については隠蔽されたはずではなかったのだろうか。脳裏に疑問ばかりが浮かんでくる。
「──そうか……キザムくんはやっぱり、わたしのことなんか覚えていないんだね……」
キザムの質問に対して、流玲はなぜか少し寂しそうな顔をして答えにならない返答をした。自分が受けた治療が欠陥だったと知らされたキザムの方がむしろ泣きたい気分だったのに、なぜ流玲の方がそんな悲しい顔をするのか分からなかった。
そういえば前にも流玲さんから、同じような言葉を聞いた気がするけど……。あれはいつのことだったかな……?
あまりにも多くの出来事が起こりすぎて、記憶に混乱が生じていた。冷静になろうにも、この状況ではそれは無理な相談である。とりあえず記憶の引き出しの中身を一度全部ぶちまけて、思い出せるだけの記憶を思い出してみた。すると──。
そうか、思い出したぞ……。たしか、あれは二度目のタイムリープのときだったような……。ぼくが横になっていた保健室に流玲さんがやって来て、わたしのことを覚えている、とかつぶやくのを聞いた記憶があるけど……。
ようやく探し当てた記憶を思い返した。そして、その記憶が呼び水になったのか、更なる記憶の断片が思い浮かんできた。
待てよ……。何かを思い出しそうだ……。もっと重要な何かを思い出しそうなんだけど……。もしかしたら──ぼくと流玲さんはどこかで会っているんじゃ……。
混乱する記憶の先に、一筋の光を見つけたような気がしてきた。しかし、その光の中身をなかなか思い出せない。
キザムが焦燥感にも似た思いで記憶を探っているところに、外野から声が掛かった。
「悪いけれど、二人の昔話はまた今度にしてちょうだい。今は流玲さんが受けた治療の話が先だから。──話の続きを再開するわよ」
沙世理が強引に話を進めていく。キザムは思い出しかけていた記憶が、再び頭の奥に遠ざかっていくのを感じた。
仕方がない。流玲さんとの記憶を思い出すのは後回しにしよう。今は沙世理先生の話を聞くのが先だから──。
自分にそう言い聞かせて、沙世理の話に集中することにする。
「──とにかく、今宮さんは遺伝子治療を受けることになったけれど、その治療は完全に秘密裏に行われることになった。理由は言うまでもないわよね。『スキップ細胞』を使った遺伝子治療が、もしもまた失敗に終わったとしても、簡単に隠蔽出来るように極秘扱いにされたのよ。その辺は前回の失敗を踏まえて、二の舞を演じないように、事前に用意周到に準備したのね。そして、今宮さんの遺伝子治療は無事に終わった。あとは経過観察の運びだけとなった。むろん、その期間も極秘扱いのままだったわ。でも馳蔵は今度こそ治療が上手くいったと手応えを感じたのか、今宮さんの治療が終わったすぐ後に、わたしにプロポーズをしてくれた」
沙世理がさっき言っていた『ある事』とは、『スキップ細胞』を使った治療法が完成したことを指していたのだろう。完璧な治療法が確立したと思ったからこそ、馳蔵は沙世理にプロポーズしたに違いない。
「なるほどね。だからオレが調べた流玲さんのデータには、遺伝子治療を受けたという記載が一切なかったんだ」
カケルが合点したというように頷いた。
「そういうことよ」
沙世理がカケルの言葉に同意を示す。
「馳蔵は新しい治療法に自信があったみたいだけど、私はまだ完全には信用出来なかった。一抹の不安があった。土岐野くんの例があったからね。そこで養護教諭の資格を持っていた私は、今宮さんの術後の経過を直に見るために、この学校に赴任してきたの。もちろん、土岐野くんのことを身近で見たかったというのもあるわ。校内での二人の様子を比べて観察していれば、何か異常があったときにすぐに気が付くと思ったからね」
「そして、先生のその予想は当たってしまったということですね。──良い方ではなく悪い方に。それも最悪な方にね!」
カケルが誰かに怒りをぶつけるように言葉を荒げた。しかし、その相手は決して沙世理ではなかった。ここで沙世理を責めたところで意味がないことくらいは、カケルとて理解しているはずだ。怒りの矛先を誰に向けたらよいのか分からないからこそ、余計にカケルは苛立ち、そして怒っているのだ。
「そうね。現実を見る限り、残念ながらそうとしか言えない状況よね」
カケルの様子とは正反対に、沙世理はいたって冷静に状況を分析していた。
「馳蔵が命を懸けて生み出した『スキップ細胞』を使った治療法にも、欠陥があったということね。それも人類を破滅に追いやるかもしれない──ゾンビ化するという致命的な欠陥がね……」
流玲を見詰める沙世理の目に、なんともいえない感情が浮かぶ。ゾンビという未知のものに対する恐怖と、婚約者の努力が無駄になったことに対する憎悪とがない交ぜになった、そんな目の色をしていた。
「つまり流玲さんの身にも、ぼくと同じようなことが起こったということですよね……」
沙世理の話を聞いて、キザムは自分と流玲を重ねて見てしまった。
『ステップ細胞』を使った遺伝子治療を受けたキザムは今、薬なしでは生きられない身体になっていた。一方、『スキップ細胞』を使った遺伝子治療を受けた流玲は今、ゾンビ化していた。
結局、馳蔵が生み出したふたつの遺伝子治療法は、両方とも失敗に終わったということだろうか。
しかし、失敗したという事実だけでは済まされない問題がひとつだけ残されていた。
言うまでもなく、それはゾンビ化している流玲の存在である。しかも、流玲はただゾンビ化しているわけではない。意識を保ったままゾンビ化しているのだ。
あるいは、完全にゾンビ化しているならば話は単純だったかもしれない。これ以上の感染拡大を食い止めるためにも倒すしかないだろう。
では、意識を保ったままゾンビ化した場合はどうすればいいのだろうか?
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