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Prologue
幸せの幻
「三条、さん……」
仰向けにされた私の素肌にピタリとくっつくように覆いかぶさる、彼の名を呼んだ。
「杷留も三条になっただろ。俺のことは、名前で呼べよ」
彼は言いながら、その太く欲情したモノを私の腿へと擦り付ける。
欲しいのはそこじゃない。無理に腰を捩り欲すれば、「ダメ」と引っ込められてしまった。
ああ、なんてイジワルなんだろう。
だけど体は正直で、彼の名を呼ぼうとする。
「悠互、さん……あ!」
途端に欲しかったものを充てがわれ、その大きさと熱さに胸が高鳴る。
ぐっと腰を押し込められると、一気に貫かれた。
「欲しかった、杷留」
生理的な涙でぐしゃぐしゃになった目元を覗くのは、野生の熱情を孕んだ瞳だ。
「はい……あっ、ああ!」
答えた瞬間に始まった素早い抽挿に、私の腰も勝手に動いた。
私のナカを押し拡げるように何度も何度も最奥を突かれ、その度に腰が跳ね気持ちよさに全身が粟立つ。
「久しぶりだと言ってたが……いいな、すごく」
彼の汗が、私の頬にぽたりと落ちてきくる。彼もこの気持ちよさに埋もれているのだと思えて嬉しい。
「あの、もう、私――ん、あ、ああっ!」
大きな昂りに何度も貫かれ続けて、両足がピンとなる。
絶頂を迎えてしまったらしい。
同時に体内に異物感を感じ、彼も果てたのだと悟った。
汗と体液の混ざった互いの体をぴたりと密着させ、果てたそれも抜かずに抱きしめ合った。汗の冷たさが、火照った身体にはちょうどいい。
「良い初夜だったな、杷留」
耳元で囁かれ、全身から力が抜けた。唇にかみつくようなキスを落とされ、そのまま彼の舌が無理やりに私の唇をこじ開ける。
軟体動物になったように体がにゃふにゃとしてしまい、簡単に口内をまさぐられた。
上あごも下あごも撫でられ、それだけでもう一度絶頂に達してしまいそうになる。
「締めるなよ、欲しがり」
「わざとじゃ、ないです……」
全てを絡めとるようなキスの間に言えば、彼が優しく息を漏らす音が聞こえた。
「疲れたろ」
声と共に、触れるだけのキスを落とされる。瞬間、モノが抜かれる感覚がした。
心も体も満たされている。瞼が重い。
ダメだ、もう、私――。
柔らかな手が、私の頭を撫でる。私はそのまま、幸せな気持ちで夢の中へと堕ちていった。
仰向けにされた私の素肌にピタリとくっつくように覆いかぶさる、彼の名を呼んだ。
「杷留も三条になっただろ。俺のことは、名前で呼べよ」
彼は言いながら、その太く欲情したモノを私の腿へと擦り付ける。
欲しいのはそこじゃない。無理に腰を捩り欲すれば、「ダメ」と引っ込められてしまった。
ああ、なんてイジワルなんだろう。
だけど体は正直で、彼の名を呼ぼうとする。
「悠互、さん……あ!」
途端に欲しかったものを充てがわれ、その大きさと熱さに胸が高鳴る。
ぐっと腰を押し込められると、一気に貫かれた。
「欲しかった、杷留」
生理的な涙でぐしゃぐしゃになった目元を覗くのは、野生の熱情を孕んだ瞳だ。
「はい……あっ、ああ!」
答えた瞬間に始まった素早い抽挿に、私の腰も勝手に動いた。
私のナカを押し拡げるように何度も何度も最奥を突かれ、その度に腰が跳ね気持ちよさに全身が粟立つ。
「久しぶりだと言ってたが……いいな、すごく」
彼の汗が、私の頬にぽたりと落ちてきくる。彼もこの気持ちよさに埋もれているのだと思えて嬉しい。
「あの、もう、私――ん、あ、ああっ!」
大きな昂りに何度も貫かれ続けて、両足がピンとなる。
絶頂を迎えてしまったらしい。
同時に体内に異物感を感じ、彼も果てたのだと悟った。
汗と体液の混ざった互いの体をぴたりと密着させ、果てたそれも抜かずに抱きしめ合った。汗の冷たさが、火照った身体にはちょうどいい。
「良い初夜だったな、杷留」
耳元で囁かれ、全身から力が抜けた。唇にかみつくようなキスを落とされ、そのまま彼の舌が無理やりに私の唇をこじ開ける。
軟体動物になったように体がにゃふにゃとしてしまい、簡単に口内をまさぐられた。
上あごも下あごも撫でられ、それだけでもう一度絶頂に達してしまいそうになる。
「締めるなよ、欲しがり」
「わざとじゃ、ないです……」
全てを絡めとるようなキスの間に言えば、彼が優しく息を漏らす音が聞こえた。
「疲れたろ」
声と共に、触れるだけのキスを落とされる。瞬間、モノが抜かれる感覚がした。
心も体も満たされている。瞼が重い。
ダメだ、もう、私――。
柔らかな手が、私の頭を撫でる。私はそのまま、幸せな気持ちで夢の中へと堕ちていった。
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