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元旦那との離婚後、実家に戻った梓桜(あずさ)は自分が一人では何もできないダメ人間だと落ち込んでいた。
何とか仕事を見つけ、自立した人間になるために頑張らないとと思った矢先。
息子の大好きな消防車両を見に行くと、そこでは高校時代の元カレ・大輝(だいき)が消防職員として働いていた。
高校時代、優しくて爽やかで、お日さまみたいにみんなを照らすムードメーカーだった大輝。
そんな大輝はあの日と変わらず爽やかに、お日さまみたいな笑顔を浮かべていた。
シングルマザーだと言った梓桜を、大輝は気にかけ心配する。
さらに、倒れた父親を助けに救助隊としてやってきたり、息子の入院準備を手伝ってくれる大輝。
そんな大輝に胸が甘く疼くけれど、梓桜はそれを大輝の優しさだと受け取っていた。
それなのに――
「決めた。俺、梓桜にアタックする」
「だから、俺のこと、もう一度好きになってほしい」
*****
オールラウンダーな消防職員
使命感に燃える優秀な消防隊長
佐岡 大輝
Daiki Saoka
×
離婚した自分に自信を持てない
それでも前を向きひたむきに頑張る
塩沢 梓桜
Azusa Shiosawa
*****
優しくて、爽やかで、逞しくて、頼りになる、お日さまみたいな大輝。
そんな彼からの止まらない溺愛は、やがて梓桜の家族をも巻き込んでいく――
文字数 99,358
最終更新日 2024.02.24
登録日 2024.01.26
時は大正、自由恋愛の許されぬ時代。
社交界に渦巻くのは、それぞれの思惑。
田舎育ちの主人公・ハナは帝都に憧れを抱き上京するも、就いたのは遊女という望まない仕事だった。
そこから救い出してくれた王子様は、帝都一の遊び人で色男と言われる中条公爵家の嫡男、鷹保。
彼の家で侍女として働くことになったハナ。
しかしそのしばらくの後、ハナは彼のとある噂を聞いてしまう。
「帝都一の色男には、誰も知らない秘密があるんだってよ」
彼は、憎しみと諦めに満ちた闇を持つ、悲しき男だった。
「逃げ出さないでおくれよ、灰被りのおひいさん」
*****
帝都の淑女と記者の注目の的
世間を賑わせる公爵家の遊び人
中條 鷹保
✕
人を疑うことを知らない
田舎育ちの純朴少女
ハナ
*****
孤独なヒロイン・ハナは嘘と裏切り蔓延る激動の時代で
一体何を信じる?
※大正時代のはじめ頃の日本を想定しておりますが本作はフィクションです。
文字数 102,915
最終更新日 2024.02.15
登録日 2024.01.26
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