159 / 199
遠征編
154 遠征編19 プロパガンダ映像
しおりを挟む
『カイル、君は皇帝陛下を警護して。
宰相が陛下の娘にまで手を出しかねない奴なら陛下が危ない。
僕は僕の主星系で戦の準備をする。
イーサンがどのようなつもりか判らないけど戦いになると想定して動くつもりだ』
『わかったよアキラ。
宰相が謝罪しないなら皇帝陛下に仇なす人物として僕も参戦する。
ヘンリーにも話をつけよう』
『まず情報戦で叩くから楽しみにしといて』
『楽しみにしているよ。
君の配下には情報戦のスペシャリストがいるようだからね』
ははは、神澤社長も有名になったな。
『じゃあ、ステフ、こっちにおいで』
『はい』
ステフの専用艦が近付いて来ると次元格納庫に入り消える。
『目標エリュシオン。次元跳躍開始!』
目の前の映像が一瞬で変わり、僕は主星系エリュシオンに到着した。
エリュシオンの開発は進み、3つの惑星に人が住み、資源を有効に使える状態になっていた。
元ライオット領のダロン星系にある工業惑星ダロン4もフル稼働するようになり、新造の要塞艦や工業衛星が次々に竣工し、開発中の支配下星系へ配備され防衛や開発資材の製造に活躍していた。
『着いたよ』
『えっ、もう?』
『ん』
『あらあら、もう着いたのですか?』
次元格納庫からジェーンと美優の新鋭護衛艦、そしてステフの専用艦を出す。
そういやジェーンと美優の専用艦はアノイ要塞に置きっぱなしか。
事務所も家もあそこなんだけど、どうしようか。
『おお、晶羅、帰ったのか』
『社長! いや神澤男爵。エリュシオン星系の開発、凄いじゃないですか』
『だろ。ここにも要塞艦を配備したから、アノイ要塞から事務所と家を引っ越しておいたからな』
『マジか! 先手先手で動く。さすがは有能経営者!』
『ジェーンと美優の専用艦も持ってきてあるぞ。
キャリーとマリーがジェーンの専用艦を、紗綾と綾姫が美優の専用艦を曳航してくれたから、後でお礼を言っておけよ』
ジェーンと美優が青くなっている。
4人には抜け駆けしたことで怒られるのは確定だというのに、お礼を言いに行かなければならない。
しかも抜け駆けした間、ほとんど僕と一緒にいられなくて美味しい思いは出来なかった。
うん。僕も一緒に謝りに行こう。
だが、僕には先にやらなければならないことがある。
『神澤男爵、戦闘態勢だ。帝国宰相とやりあうことになった。
まずは男爵お得意の情報宣伝戦で民衆を扇動する。宰相を朝敵にしてやるぞ。
あと彼女はステファニー。皇帝の姫で新しい嫁だ』
うん。僕自身が嫁ーずに土下座しないとならない案件だった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆
SIDE:帝都宰相執務室 宰相、補佐官他 三人称視点
慌てて補佐官が執務室に飛び込んで来た。
「なんだこれは!」
宰相が声を上げる。
補佐官が手に持っている端末に映っていたのは、アキラが帝国ネットワークに流したプロパガンダ映像だった。
そこには今回の顛末が全て証拠付きで映像化――映像は一部加工されています――されていた。
その映像が帝国人全てが閲覧可能な帝国ネットワークに流れているのだ。
ニアヒュームのコアを戦利品として手に入れる貴族。(CG)
『この貴族は第3皇子配下です』というテロップが入る。(実際は未確認です。第4皇子配下が濃厚です)
汚染され乗っ取られ部品にされてしまう貴族の禍々しい姿の実際の映像が映し出される。(別の艦のもの)
そこから感染が広がり、オースティン伯爵の艦が乗っ取られる。(CG)
ケーブルを振り回し他の艦に感染しようとしている実際の映像が映し出される。(別の時のもの)
またも入る『オースティン伯爵は第3皇子配下です』というテロップ。(事実です)
機械人形にされてしまうオースティン伯爵。(CG)
機械人形の実際の映像――顔にはモザイク――が映し出される。(別人だからモザイク入り)
そして皇帝陛下の総旗艦に自爆テロを起こすオースティン伯爵の専用艦。(実映像+CG)
『陛下は重症だ。自爆テロの傷は軽くない』と言う第1皇子カイルの映像と音声が流れる。(実映像)
撤退していく帝国正規軍。
そこから敵ニアヒュームを炙り出し排除するアキラとカイルの勇姿が映る。(実映像)
『汚染された艦を1艦でも逃したら帝国がいや人類が滅びてしまう!』と力説するアキラ。(後で撮った別撮り)
次元跳躍で逃げていくイーサンの専用艦。(CG)
『汚染チェックも受けずに行ってしまうとは何て無責任なんだ』というアキラ。(後で撮った別撮り)
帝国本星系に戻るカイルとアキラ。(実映像)
水際でニアヒュームの帝国本星系侵入を阻止している。(実映像)
ようやく臨検が終わり帝都衛星に戻るカイルとアキラ。(実映像)
宰相に事情説明を求められ任意同行を求められるカイルとアキラ。(実映像)
事情聴取されるアキラとその理不尽な内容が流れる。(隠し撮り実映像)
『宰相は第3皇子の母方の祖父です』というテロップが入る。(事実です)
無茶苦茶な論理で攻め立てる尋問官の映像と台詞が流れる。(隠し撮り実映像)
尋問官の脅迫により決闘を持ち出すアキラと、立場も弁えずにバカにする尋問官の映像が流れる。(隠し撮り実映像)
最後通告後に席を立つアキラ。(隠し撮り実映像)
最後にアキラが出てきてカメラを見つめ話しだす。
『第6皇子アキラです。
どうやら自分の責任を僕に押し付けたい人がいるようです。
このような責任転嫁及び理不尽な誹謗中傷は我慢なりません。
敵の侵攻中という帝国の危機にいったい何をしているのか!
僕は宰相に謝罪と訂正を求めます。
まともな対応が出来ないなら決闘を申し込みます。
この未曾有の危機にやっている場合ではありませんが、僕は戦争も辞しません!』
条件付きだがアキラの宣戦布告が行われた。
この映像を見て顔を真赤にする宰相。慌てて連絡してくる第3皇子。
『お祖父様、どうしよう。
アキラ側にはカイル、ヘンリー、ルーカスも付いたらしい』
『ぐぬぬ。これでは我々の方が悪者みたいじゃないか!』
いやあんたが悪いんです。
◇ ◇ ◇ ◆ ◇
「さすが神澤社長。いいPVを作ってくれたね」
「社長は久しぶりに乗り乗りだったんですよ」
「言うな菜穂。まあ面白かったがな」
「嘘映像も混ざってるけど、中身は概ね真実だからね。
相手の嘘の方が100%嘘で質が悪い」
「これで謝罪して来なかったら戦争か」
「うん。男爵、配下の貴族にも根回ししといて。
僕は工場惑星に新鋭護衛艦を量産してもらって無人艦隊を増やす」
ニアヒュームの脅威を思うと内戦をしている場合じゃないんだけど、敵対してきたからには潰す。
まあイーサンの艦隊はニアヒュームの汚染で今頃……。
宰相が陛下の娘にまで手を出しかねない奴なら陛下が危ない。
僕は僕の主星系で戦の準備をする。
イーサンがどのようなつもりか判らないけど戦いになると想定して動くつもりだ』
『わかったよアキラ。
宰相が謝罪しないなら皇帝陛下に仇なす人物として僕も参戦する。
ヘンリーにも話をつけよう』
『まず情報戦で叩くから楽しみにしといて』
『楽しみにしているよ。
君の配下には情報戦のスペシャリストがいるようだからね』
ははは、神澤社長も有名になったな。
『じゃあ、ステフ、こっちにおいで』
『はい』
ステフの専用艦が近付いて来ると次元格納庫に入り消える。
『目標エリュシオン。次元跳躍開始!』
目の前の映像が一瞬で変わり、僕は主星系エリュシオンに到着した。
エリュシオンの開発は進み、3つの惑星に人が住み、資源を有効に使える状態になっていた。
元ライオット領のダロン星系にある工業惑星ダロン4もフル稼働するようになり、新造の要塞艦や工業衛星が次々に竣工し、開発中の支配下星系へ配備され防衛や開発資材の製造に活躍していた。
『着いたよ』
『えっ、もう?』
『ん』
『あらあら、もう着いたのですか?』
次元格納庫からジェーンと美優の新鋭護衛艦、そしてステフの専用艦を出す。
そういやジェーンと美優の専用艦はアノイ要塞に置きっぱなしか。
事務所も家もあそこなんだけど、どうしようか。
『おお、晶羅、帰ったのか』
『社長! いや神澤男爵。エリュシオン星系の開発、凄いじゃないですか』
『だろ。ここにも要塞艦を配備したから、アノイ要塞から事務所と家を引っ越しておいたからな』
『マジか! 先手先手で動く。さすがは有能経営者!』
『ジェーンと美優の専用艦も持ってきてあるぞ。
キャリーとマリーがジェーンの専用艦を、紗綾と綾姫が美優の専用艦を曳航してくれたから、後でお礼を言っておけよ』
ジェーンと美優が青くなっている。
4人には抜け駆けしたことで怒られるのは確定だというのに、お礼を言いに行かなければならない。
しかも抜け駆けした間、ほとんど僕と一緒にいられなくて美味しい思いは出来なかった。
うん。僕も一緒に謝りに行こう。
だが、僕には先にやらなければならないことがある。
『神澤男爵、戦闘態勢だ。帝国宰相とやりあうことになった。
まずは男爵お得意の情報宣伝戦で民衆を扇動する。宰相を朝敵にしてやるぞ。
あと彼女はステファニー。皇帝の姫で新しい嫁だ』
うん。僕自身が嫁ーずに土下座しないとならない案件だった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆
SIDE:帝都宰相執務室 宰相、補佐官他 三人称視点
慌てて補佐官が執務室に飛び込んで来た。
「なんだこれは!」
宰相が声を上げる。
補佐官が手に持っている端末に映っていたのは、アキラが帝国ネットワークに流したプロパガンダ映像だった。
そこには今回の顛末が全て証拠付きで映像化――映像は一部加工されています――されていた。
その映像が帝国人全てが閲覧可能な帝国ネットワークに流れているのだ。
ニアヒュームのコアを戦利品として手に入れる貴族。(CG)
『この貴族は第3皇子配下です』というテロップが入る。(実際は未確認です。第4皇子配下が濃厚です)
汚染され乗っ取られ部品にされてしまう貴族の禍々しい姿の実際の映像が映し出される。(別の艦のもの)
そこから感染が広がり、オースティン伯爵の艦が乗っ取られる。(CG)
ケーブルを振り回し他の艦に感染しようとしている実際の映像が映し出される。(別の時のもの)
またも入る『オースティン伯爵は第3皇子配下です』というテロップ。(事実です)
機械人形にされてしまうオースティン伯爵。(CG)
機械人形の実際の映像――顔にはモザイク――が映し出される。(別人だからモザイク入り)
そして皇帝陛下の総旗艦に自爆テロを起こすオースティン伯爵の専用艦。(実映像+CG)
『陛下は重症だ。自爆テロの傷は軽くない』と言う第1皇子カイルの映像と音声が流れる。(実映像)
撤退していく帝国正規軍。
そこから敵ニアヒュームを炙り出し排除するアキラとカイルの勇姿が映る。(実映像)
『汚染された艦を1艦でも逃したら帝国がいや人類が滅びてしまう!』と力説するアキラ。(後で撮った別撮り)
次元跳躍で逃げていくイーサンの専用艦。(CG)
『汚染チェックも受けずに行ってしまうとは何て無責任なんだ』というアキラ。(後で撮った別撮り)
帝国本星系に戻るカイルとアキラ。(実映像)
水際でニアヒュームの帝国本星系侵入を阻止している。(実映像)
ようやく臨検が終わり帝都衛星に戻るカイルとアキラ。(実映像)
宰相に事情説明を求められ任意同行を求められるカイルとアキラ。(実映像)
事情聴取されるアキラとその理不尽な内容が流れる。(隠し撮り実映像)
『宰相は第3皇子の母方の祖父です』というテロップが入る。(事実です)
無茶苦茶な論理で攻め立てる尋問官の映像と台詞が流れる。(隠し撮り実映像)
尋問官の脅迫により決闘を持ち出すアキラと、立場も弁えずにバカにする尋問官の映像が流れる。(隠し撮り実映像)
最後通告後に席を立つアキラ。(隠し撮り実映像)
最後にアキラが出てきてカメラを見つめ話しだす。
『第6皇子アキラです。
どうやら自分の責任を僕に押し付けたい人がいるようです。
このような責任転嫁及び理不尽な誹謗中傷は我慢なりません。
敵の侵攻中という帝国の危機にいったい何をしているのか!
僕は宰相に謝罪と訂正を求めます。
まともな対応が出来ないなら決闘を申し込みます。
この未曾有の危機にやっている場合ではありませんが、僕は戦争も辞しません!』
条件付きだがアキラの宣戦布告が行われた。
この映像を見て顔を真赤にする宰相。慌てて連絡してくる第3皇子。
『お祖父様、どうしよう。
アキラ側にはカイル、ヘンリー、ルーカスも付いたらしい』
『ぐぬぬ。これでは我々の方が悪者みたいじゃないか!』
いやあんたが悪いんです。
◇ ◇ ◇ ◆ ◇
「さすが神澤社長。いいPVを作ってくれたね」
「社長は久しぶりに乗り乗りだったんですよ」
「言うな菜穂。まあ面白かったがな」
「嘘映像も混ざってるけど、中身は概ね真実だからね。
相手の嘘の方が100%嘘で質が悪い」
「これで謝罪して来なかったら戦争か」
「うん。男爵、配下の貴族にも根回ししといて。
僕は工場惑星に新鋭護衛艦を量産してもらって無人艦隊を増やす」
ニアヒュームの脅威を思うと内戦をしている場合じゃないんだけど、敵対してきたからには潰す。
まあイーサンの艦隊はニアヒュームの汚染で今頃……。
0
あなたにおすすめの小説
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
現代ダンジョンの苦情係 〜元クレーム処理担当の俺、魔物の言葉がわかるので菓子折り一つで世界を救う〜
ぱすた屋さん
ファンタジー
「その咆哮は、騒音公害に当たります」
現代日本に出現した『ダンジョン』と、そこから溢れ出す魔物たち。
人々が英雄(Sランク探索者)の活躍に熱狂する一方で、組織の闇に葬られた部署があった。
――ダンジョン管理ギルド・苦情係。
そこへ左遷されてきたのは、前職で数万件のクレームを捌き倒した伝説のカスタマーセンター職員・久我良平(くが りょうへい)。
彼にとって、新宿に降臨した災害級ドラゴンは「騒音を撒き散らす困ったお客様」であり、聖女の奇跡は「同意なきサービスの押し付け(強売)」に過ぎない。
「力」でねじ伏せる英雄たちが敗北する中、久我は「正論」と「どら焼き」と「完璧な事務手続き」を武器に、魔物たちの切実な悲鳴(クレーム)をハックしていく。
一癖も二癖もある仲間と共に、久我はギルド上層部の腐敗や外資系企業の傲慢な介入を次々と「不備」として処理していく。
これは、組織の鎖を断ち切った一人の事務屋が、人間と魔物の間に「新しい契約」を紡ぎ、世界を再起動させるまでの物語。
「――さて。予約外の終焉(ラグナロク)ですか? 承知しました。まずは、スケジュールの調整から始めましょう」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる