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帝国内乱編
178 帝国内乱編16 後始末
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side:クロウニー星系 専用艦CIC アキラ視点
ブラッシュリップスのみんなの所へ帰ると、僕は各所へ通信を送り戦闘の後始末の協力を要請することにした。
また通信中に攻撃されるなどという失態を犯さないために、電脳に警戒と自動迎撃を任せよう。
まずはクロウニー星系の残敵掃討の手配をする。
『ロレンツォ、アキラだ。
この星系の残敵掃討は任せていいかい?』
『任せろ。無人艦が手に入ったから戦力も充分にある。
ただしニアヒュームだけは抑えておいて欲しい』
ロレンツォの言うことももっともだ。
今はニアヒュームを無力化出来ているから優勢になっているだけだ。
それが解除されれば、また劣勢になってもおかしくない。
『そこは菜穂さんのジャミングに任せて大丈夫だよね?』
『ええ、ニアヒュームの妨害は任せて。
けれどこのままではいつまでも帰れないわ。
先のことは考えて欲しいわね』
『そうだね。何らかの手段をクロウニー星系に残すか、ニアヒュームをどうにかするように考えるよ』
僕は無力化したニアヒュームの今後の処遇を思案した。
ニアヒュームは集合意識として何らかの通信手段で繋がっている。
その繋がりを電子・量子・次元通信を妨害することで無力化することが出来ている。
となると次元格納庫に格納することで外界と遮断すれば、少なくとも他にいる上位の命令権限を持つニアヒュームからは隔離することが出来るはずだ。
次元格納庫内に隔離してジャミングが出来ればどうにか出来るかもしれない。
実際、真・帝国にいるニアヒュームは有機アンドロイドの脳殻に格納して外部と遮断して生活させているそうだ。
2体のニアヒュームは外部との繋がりを有機的な五感に頼るしかなくなっている。
不思議なことに集合意識から遮断されたニアヒュームには個性が育っているらしい。
『無力化したニアヒュームの対策はカイルも巻き込むしかないね。
大掛かりすぎて僕の手には余る。ただし、菜穂さんの手を煩わせるのは早急に終わらせたい。
菜穂さんの専用艦と同等のジャミング機能を持つ艦を用意しよう』
僕はこの際彼女の招集を決意した。
『助けて! 工場惑星!』
アノイ星系からエリュシオン星系に移動して、主に武器絡みの物資を製造していた工場惑星に僕は次元通信を送った。
さすがに工場惑星が直接次元跳躍して来ても、到着までには時間がかかるので、その間に別の用事を済ませておこう。
『これから僕はカイルと会議を行う。
電脳は自動迎撃態勢に入れ。ブラッシュリップスのみんなも護衛よろしくね』
『わかったわ』『ん』『りょーかい』『オッケー』『任せて』
『カイルへ、極秘会議室で待ってる』
みんなが居るのがこんなに安心出来るなんて、なんか嬉しいな。
さてと。あんまり親しい人には聞かせたくない話をしてこようか。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆
side:電脳空間極秘会議室 アキラ視点
「カイル、居る?」
僕のアバターが電脳空間の極秘会議室の防壁を越える。
そこにはカイルのアバターが待っていた。
「アキラ、無事でなによりだ」
「あはは、僕も死んだかと思ったよ」
とても嬉しそうに言うカイルに僕は苦笑いで答える。
それもつかの間、僕は顔を引き締めて話しだす。
「まず、謝らなければならないことがある」
「なんだい?」
カイルが首を傾げる。僕に謝ることなんてあったかという顔だ。
「ニアヒュームを操っていたのは、僕の行方不明だった姉貴とあのケイン元皇子だった」
「それはまた……」
カイルは絶句し、顎に手をあてて考え込む。
「それはたぶん、僕の方が謝る事案だろう。愚弟がすまない。
あいつは知っている通り人を騙すのに長けている。
そして女性を色仕掛けで騙すのも常套手段だ。恥ずかしながらあえて言うなら結婚詐欺師だ」
「!」
カイルの言葉に僕の方が絶句してしまった。
「姉貴は言動がおかしかった。僕を偽者だと言っていた」
「それはケインの虚言に踊らされているのだろう。
いや、もしかすると精神支配を受けているのかも……」
「ケインの嘘を暴けば目を覚ましてくれるんだろうか……。
もしブレインハックを受けて操られているとしたら、どうすればいいんだ……」
ナーブクラックをかけるにしても、姉貴と直接接触しないとならない。
それと、もし洗脳が解けた時、自分がやったことの罪の重さに耐えられるだろうか?
姉貴の行動で実際に被害を受けた人が存在するということだから。
「でも、2人のせいで実害が出ているはずだよね。ロレンツォの配下で亡くなった人も多いはずだ。
その人達に僕は弟として何と言えばいいのか言葉が浮かばないよ」
「そこはケインが騙して利用したのだとロレンツォも解ってくれるだろう。
まあ、それは2人を捕まえてからの話だな。ああ、ケインは殺してしまってもいい」
カイルがさらっと怖いことを言う。
廃嫡が決まってから、ケインは皇家の面汚し扱いになっているらしい。
そして帝国に対する謀反の手助け。既に生死を問わないお尋ね者扱いだ。
姉貴も操られていた証拠を示さなければ同じ運命だろう……。
「そして、今回の反乱の首謀者であるレオナルドだが、奴の廃嫡も決まった。
ロレンツォとの決闘ですらない、帝国に対する反乱だからな」
「そこでお願いがあるんだ。
ロレンツォの星域は今回の戦闘で次元跳躍門が破壊されている。
他のハブグループの星系まで遠征する手段が要塞艦の次元跳躍機関しかない。
その要塞艦もダメージが大きくて、おそらく1艦程度しか次元跳躍機関を運用出来ない。
たぶんロレンツォの主星系であるラスティ星系の解放がせいぜいだ。
なのでレオナルド星系に逃げたレオナルド討伐は帝国正規軍にお願いしたい」
「それは現在クロウニー星系に進軍中の我が艦隊が引き受けよう。
クロウニ―次元跳躍門が宛先不明になって動けなかったから丁度良い」
「それ、僕が次元跳躍門を破壊したせいだ。
なるべく早く直すつもりだけど、工場惑星にも在庫がない。
時間がかかりそうなので頼むよ」
「ハハハ。頼まれた。
ただし次元跳躍門は、しっかり直してくれよ」
カイルに釘を刺されてしまった。
権限のある人への相談は話が早くていいね。
次はクロウニー星系のニアヒューム無効化の話だな。
「クロウニー星系のことなんだけど、現在19万弱の無力化したニアヒューム艦がいる。
殲滅することも可能だが、攻撃すれば防衛行動でニアヒュームも反撃して来る。
僕は今後のために隔離したいと思っている。
この隔離技術が確立すればニアヒュームと戦わずに済むかもしれない。
帝国の今後のために予算をつけて欲しい」
「仕組みは?
どのようなものを使うつもりなんだい?」
「異次元への隔離による相互通信の遮断かな。あと浸食対策もあるな。
対消滅反応炉と次元機関に強力な停滞フィールドを使うかな。
一応既存技術でなんとかなると思う」
カイルがしばし思案する。
帝国軍の被害による損失と隔離予算とを頭の中で試算しているのだろう。
「わかった。予算は通そう。作れるんだな?」
「お安くしときます」
ここにニアヒューム隔離装置の予算が認可された。
「それじゃ、僕は現場に戻るよ。
ありがとう、カイル。
レオナルド討伐は任せたよ」
これでカイルにも手柄を渡せるな。
「気を使わせたな、アキラ。
またいつでも呼んでくれ。協力は惜しまないからな」
僕は電脳空間を抜けコクピットに意識を戻した。
◇ ◇ ◇ ◆ ◇
side:クロウニ―星系 専用艦CIC アキラ視点
僕が電脳空間の極秘会議室から戻り、しばらくすると次元レーダーが巨大質量の次元跳躍アウトを感知した。
トレース情報によると出発点はエリュシオン星系。工場惑星の到着だ。
工場惑星は元野良宇宙艦の巣で、自律意識を持っている。
『来ちゃった♡ てへ♡』
『うん。待ってたよ』
僕がピンチになると飛んで来る工場惑星だが、今回は僕が呼ぶまでは来ないように厳命していた。
なので呼ばれたことが嬉しくて最大速度で来てくれたようだ。
『それで、お願いなんだけど、電子戦装備の特殊艦の製造と、次元格納庫を使った隔離装置の製造をお願いしたいんだ。いいかな?』
『お安い御用だ!』
さっそく菜穂さんの専用艦から電子戦装備の情報を、僕の専用艦の本体から次元格納庫と支配化信号対策の情報を工場惑星にコピーした。
これを製造運用すれば、菜穂さんが星系を離れても、今後もニアヒュームを無力化し続けることが出来るだろう。
『ところで、みんなはどうやって僕の危機を察知したんだい?』
『それはね。晶羅が1人で出撃してから、みんな心配でずっと戦術兵器統合制御システム経由で様子を見ていたの』
『そしたら晶羅っちが劣勢になって撤退したでしょ?
ジャミングで見れなくなっちゃったし、これはヤバイって、みんなで飛び出したんだー』
『中継点の次元跳躍門に到着した時に、急にリンクが繋がって、お兄ちゃんが危ないとわかって……。
慌てて次元跳躍で飛び込んだってわけ』
『みんなで次元跳躍する方法を美優が提案しなかったら危なかったんだからね?」
『危機一髪だったよねー』
『ん。危なかった』
『そうだったんだ。ありがとう』
もし戦術兵器統合制御システムでみんなと繋がっていなかったら、直ぐに飛び出してくれなかったら、僕は危なかったんだな。
彼女達の勇気ある行動に感謝だね。
ブラッシュリップスのみんなの所へ帰ると、僕は各所へ通信を送り戦闘の後始末の協力を要請することにした。
また通信中に攻撃されるなどという失態を犯さないために、電脳に警戒と自動迎撃を任せよう。
まずはクロウニー星系の残敵掃討の手配をする。
『ロレンツォ、アキラだ。
この星系の残敵掃討は任せていいかい?』
『任せろ。無人艦が手に入ったから戦力も充分にある。
ただしニアヒュームだけは抑えておいて欲しい』
ロレンツォの言うことももっともだ。
今はニアヒュームを無力化出来ているから優勢になっているだけだ。
それが解除されれば、また劣勢になってもおかしくない。
『そこは菜穂さんのジャミングに任せて大丈夫だよね?』
『ええ、ニアヒュームの妨害は任せて。
けれどこのままではいつまでも帰れないわ。
先のことは考えて欲しいわね』
『そうだね。何らかの手段をクロウニー星系に残すか、ニアヒュームをどうにかするように考えるよ』
僕は無力化したニアヒュームの今後の処遇を思案した。
ニアヒュームは集合意識として何らかの通信手段で繋がっている。
その繋がりを電子・量子・次元通信を妨害することで無力化することが出来ている。
となると次元格納庫に格納することで外界と遮断すれば、少なくとも他にいる上位の命令権限を持つニアヒュームからは隔離することが出来るはずだ。
次元格納庫内に隔離してジャミングが出来ればどうにか出来るかもしれない。
実際、真・帝国にいるニアヒュームは有機アンドロイドの脳殻に格納して外部と遮断して生活させているそうだ。
2体のニアヒュームは外部との繋がりを有機的な五感に頼るしかなくなっている。
不思議なことに集合意識から遮断されたニアヒュームには個性が育っているらしい。
『無力化したニアヒュームの対策はカイルも巻き込むしかないね。
大掛かりすぎて僕の手には余る。ただし、菜穂さんの手を煩わせるのは早急に終わらせたい。
菜穂さんの専用艦と同等のジャミング機能を持つ艦を用意しよう』
僕はこの際彼女の招集を決意した。
『助けて! 工場惑星!』
アノイ星系からエリュシオン星系に移動して、主に武器絡みの物資を製造していた工場惑星に僕は次元通信を送った。
さすがに工場惑星が直接次元跳躍して来ても、到着までには時間がかかるので、その間に別の用事を済ませておこう。
『これから僕はカイルと会議を行う。
電脳は自動迎撃態勢に入れ。ブラッシュリップスのみんなも護衛よろしくね』
『わかったわ』『ん』『りょーかい』『オッケー』『任せて』
『カイルへ、極秘会議室で待ってる』
みんなが居るのがこんなに安心出来るなんて、なんか嬉しいな。
さてと。あんまり親しい人には聞かせたくない話をしてこようか。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆
side:電脳空間極秘会議室 アキラ視点
「カイル、居る?」
僕のアバターが電脳空間の極秘会議室の防壁を越える。
そこにはカイルのアバターが待っていた。
「アキラ、無事でなによりだ」
「あはは、僕も死んだかと思ったよ」
とても嬉しそうに言うカイルに僕は苦笑いで答える。
それもつかの間、僕は顔を引き締めて話しだす。
「まず、謝らなければならないことがある」
「なんだい?」
カイルが首を傾げる。僕に謝ることなんてあったかという顔だ。
「ニアヒュームを操っていたのは、僕の行方不明だった姉貴とあのケイン元皇子だった」
「それはまた……」
カイルは絶句し、顎に手をあてて考え込む。
「それはたぶん、僕の方が謝る事案だろう。愚弟がすまない。
あいつは知っている通り人を騙すのに長けている。
そして女性を色仕掛けで騙すのも常套手段だ。恥ずかしながらあえて言うなら結婚詐欺師だ」
「!」
カイルの言葉に僕の方が絶句してしまった。
「姉貴は言動がおかしかった。僕を偽者だと言っていた」
「それはケインの虚言に踊らされているのだろう。
いや、もしかすると精神支配を受けているのかも……」
「ケインの嘘を暴けば目を覚ましてくれるんだろうか……。
もしブレインハックを受けて操られているとしたら、どうすればいいんだ……」
ナーブクラックをかけるにしても、姉貴と直接接触しないとならない。
それと、もし洗脳が解けた時、自分がやったことの罪の重さに耐えられるだろうか?
姉貴の行動で実際に被害を受けた人が存在するということだから。
「でも、2人のせいで実害が出ているはずだよね。ロレンツォの配下で亡くなった人も多いはずだ。
その人達に僕は弟として何と言えばいいのか言葉が浮かばないよ」
「そこはケインが騙して利用したのだとロレンツォも解ってくれるだろう。
まあ、それは2人を捕まえてからの話だな。ああ、ケインは殺してしまってもいい」
カイルがさらっと怖いことを言う。
廃嫡が決まってから、ケインは皇家の面汚し扱いになっているらしい。
そして帝国に対する謀反の手助け。既に生死を問わないお尋ね者扱いだ。
姉貴も操られていた証拠を示さなければ同じ運命だろう……。
「そして、今回の反乱の首謀者であるレオナルドだが、奴の廃嫡も決まった。
ロレンツォとの決闘ですらない、帝国に対する反乱だからな」
「そこでお願いがあるんだ。
ロレンツォの星域は今回の戦闘で次元跳躍門が破壊されている。
他のハブグループの星系まで遠征する手段が要塞艦の次元跳躍機関しかない。
その要塞艦もダメージが大きくて、おそらく1艦程度しか次元跳躍機関を運用出来ない。
たぶんロレンツォの主星系であるラスティ星系の解放がせいぜいだ。
なのでレオナルド星系に逃げたレオナルド討伐は帝国正規軍にお願いしたい」
「それは現在クロウニー星系に進軍中の我が艦隊が引き受けよう。
クロウニ―次元跳躍門が宛先不明になって動けなかったから丁度良い」
「それ、僕が次元跳躍門を破壊したせいだ。
なるべく早く直すつもりだけど、工場惑星にも在庫がない。
時間がかかりそうなので頼むよ」
「ハハハ。頼まれた。
ただし次元跳躍門は、しっかり直してくれよ」
カイルに釘を刺されてしまった。
権限のある人への相談は話が早くていいね。
次はクロウニー星系のニアヒューム無効化の話だな。
「クロウニー星系のことなんだけど、現在19万弱の無力化したニアヒューム艦がいる。
殲滅することも可能だが、攻撃すれば防衛行動でニアヒュームも反撃して来る。
僕は今後のために隔離したいと思っている。
この隔離技術が確立すればニアヒュームと戦わずに済むかもしれない。
帝国の今後のために予算をつけて欲しい」
「仕組みは?
どのようなものを使うつもりなんだい?」
「異次元への隔離による相互通信の遮断かな。あと浸食対策もあるな。
対消滅反応炉と次元機関に強力な停滞フィールドを使うかな。
一応既存技術でなんとかなると思う」
カイルがしばし思案する。
帝国軍の被害による損失と隔離予算とを頭の中で試算しているのだろう。
「わかった。予算は通そう。作れるんだな?」
「お安くしときます」
ここにニアヒューム隔離装置の予算が認可された。
「それじゃ、僕は現場に戻るよ。
ありがとう、カイル。
レオナルド討伐は任せたよ」
これでカイルにも手柄を渡せるな。
「気を使わせたな、アキラ。
またいつでも呼んでくれ。協力は惜しまないからな」
僕は電脳空間を抜けコクピットに意識を戻した。
◇ ◇ ◇ ◆ ◇
side:クロウニ―星系 専用艦CIC アキラ視点
僕が電脳空間の極秘会議室から戻り、しばらくすると次元レーダーが巨大質量の次元跳躍アウトを感知した。
トレース情報によると出発点はエリュシオン星系。工場惑星の到着だ。
工場惑星は元野良宇宙艦の巣で、自律意識を持っている。
『来ちゃった♡ てへ♡』
『うん。待ってたよ』
僕がピンチになると飛んで来る工場惑星だが、今回は僕が呼ぶまでは来ないように厳命していた。
なので呼ばれたことが嬉しくて最大速度で来てくれたようだ。
『それで、お願いなんだけど、電子戦装備の特殊艦の製造と、次元格納庫を使った隔離装置の製造をお願いしたいんだ。いいかな?』
『お安い御用だ!』
さっそく菜穂さんの専用艦から電子戦装備の情報を、僕の専用艦の本体から次元格納庫と支配化信号対策の情報を工場惑星にコピーした。
これを製造運用すれば、菜穂さんが星系を離れても、今後もニアヒュームを無力化し続けることが出来るだろう。
『ところで、みんなはどうやって僕の危機を察知したんだい?』
『それはね。晶羅が1人で出撃してから、みんな心配でずっと戦術兵器統合制御システム経由で様子を見ていたの』
『そしたら晶羅っちが劣勢になって撤退したでしょ?
ジャミングで見れなくなっちゃったし、これはヤバイって、みんなで飛び出したんだー』
『中継点の次元跳躍門に到着した時に、急にリンクが繋がって、お兄ちゃんが危ないとわかって……。
慌てて次元跳躍で飛び込んだってわけ』
『みんなで次元跳躍する方法を美優が提案しなかったら危なかったんだからね?」
『危機一髪だったよねー』
『ん。危なかった』
『そうだったんだ。ありがとう』
もし戦術兵器統合制御システムでみんなと繋がっていなかったら、直ぐに飛び出してくれなかったら、僕は危なかったんだな。
彼女達の勇気ある行動に感謝だね。
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