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ガチャ屋開業編
040 カナタ、引っ越す
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カナタは当初の目的である金属のインゴットを冒険者ギルドで販売し、商業ギルドでガチャ屋を開くための店舗の購入を果たすことが出来た。
インゴットの代金は明日受け取ることになったが、盗賊団討伐の報酬を手にすることが出来たため、店舗を購入するに十分な資金を得ることが出来た。
その潤沢な資金によって手に入れた店舗が、小さな店舗を隠れ蓑にした大貴族の別邸であったことに、カナタはまだ気付いていなかった。
「みんな、ここがガチャ屋になるお店だよ。
これから僕たちはここに住んでガチャ屋を始めるからね」
店舗の魔法鍵を開けると、状態保存の時間停止魔法が解除された。
この魔法は空き物件の状態を維持するために建物とその内部を保存するためにかけられていた。
店の中に入るとそこは元アイテム屋と思しき様子で、商品を展示するための棚が並んでいた。
奥にはカウンターがあり、そこで金品のやり取りをするという一般的な造りだ。
入り口から見て右奥には階段があり、そこを登った二階には大型のアイテムを展示するよう間隔を開けて棚が並んでいた。
「あれ? 住居部分は?」
カナタは店舗の二階が住居だと思っていたので、二階も店舗スペースだったことに驚いた。
カナタの思い込みでは、一階が店舗で二階が住居という間取りのはずだった。
カナタたちがたった1日で稼いだお金で買える店舗なんて狭くて当たり前、実家のお屋敷じゃないんだから宿屋を小さくした程度だと思っていた。
そこらへん、貴族の坊ちゃんとしても金銭感覚がズレていた。
カナタは家を出たのが生まれて初めてであり、そもそもお金を使うことすらそれまでは未経験だったのだ。
7000万DGの価値を低く見積もっていても不思議ではなかった。
「ご主人様、こっちにもドアがあるよ?」
みんなで一階に降りてくると、ララがカウンター奥のドアを見つけカナタに知らせた。
ララは商業ギルドで物件の見取り図を見て覚えていたので、そこから先があることを知っていた。
しかし、カナタの矜持を傷つけてはいけないと、初めて見つけたように装った。
気の利く子である。
「ああ、そっちが住居なのね」
カナタのド天然にルルはちょっと引いている。
ニクは店舗の外に目を向け何やら警戒しているようだ。
「マスター、私はここで待機する。
この店を警備しなければならないからな」
ニクに何かのスイッチが入ったようだ。
カナタも冗談めかして返事をした。
「ニク、強盗が来たらやっつけちゃってね」
この一言がニクに対して武装使用許可命令となっていたとは、カナタも後の大惨事によって知ることとなる。
奥のドアを抜けると、そこは細長い廊下だった。
その廊下の先にもドアがあって、そこを抜けると目の前には……。
「玄関?」
高さが2mはある観音開きの扉の玄関があった。
ララは、そのカナタの様子に、カナタが商業ギルドの間取り図をきちんと見ずにここを買ったのだと完全に理解した。
貴族の坊ちゃんは7000万DGの大金を、物件の価値も知らずにポンと払ってしまっていたのだ。
7000万DGなのだから、表の店舗部分だけということは有り得ない。
グラスヒルは言っては悪いが田舎街だ。店舗部分だけならば500万DGでもお釣りがくるはず。
そういった常識がカナタには欠けている、ここは自分がしっかりしないととララは思った。
玄関への段を一段登って振り返ると、長い廊下の左右部分には背丈の高い草がいっぱいに生えていた。
おそらく庭を通る時に雨天時だと屋根が無いと困るということで廊下を造ったと思われる。
「草原?」
自分の背丈を余裕で超える草のジャングルに戸惑うカナタ。
そして、ポンと拳で掌を叩くと納得したように頷いた。
「裏口から出ちゃったのか。となると、このお屋敷は裏のお隣さんかな?」
カナタの天然が炸裂した。
「いいえ、ご主人様。ここがご主人様が購入された店舗兼お屋敷のお屋敷部分です」
「え?」
「「え?」」
ララとルルが同時に驚く。
「本当に気付いてなかったんだ!」
「どうして?」
「もしかして、ご主人様は7000万DGが大金だって理解してないとか?」
ついつい奴隷らしくない声を上げてしまうララ。
ルルも無口キャラが崩壊するほど突っ込んでしまった。
「そうなの? 僕、元々1億DG持ってたから気付かなかったよ。
ああ、その1億DGはなぜか封印されていて使えないんだけどね」
「ああ、この人は! 常識を何処に置いて来たんですか!
子供に1億DG持たせる親も親です!」
ララはもうカナタに遠慮することを諦めたようだ。
カナタの親であるアラタにまで暴言を吐いている。
「その1億DGは、父上が持たせたものじゃないよ?
うちは貧乏だったから……。僕のせいで……」
カナタが暗黒面に落ちそうなほど落ち込んだのを見てララは地雷を踏んだと理解し焦った。
「そ、そうなのね? まま、お金のことは良いです。
でも、ここのお屋敷を買ったのはご主人様だってことは理解してください。
さあ、お屋敷に入りましょう」
ララはカナタにとって父親や実家の経済状況の話題が地雷なのだと推測し、話を逸らすことにした。
カナタの右腕に腕を絡ませると、おっぱいを押し当ててカナタを玄関ドアまで引きずって行った。
そして玄関ドアを開け放ってお屋敷の中に入って行った。
「わあ。広い~~」
広大な玄関ホール、その両壁側をぐるりと回りこむように二階へと続く階段。
二階のキャットウォークに並ぶ部屋の扉。
一階奥には応接室に食堂とキッチン、浴室、トイレ、そして使用人の部屋が4室ある。
二階は玄関ホールからの吹き抜けがあり、天井にはシャンデリアが設置されている。
そこを囲むようにキャットウォークがあり部屋が6室配置されていた。
サーナリアのいる別邸より遥かに小さいが、カナタの実家よりはちょっと小さいだけの、それでも豪邸だった。
部屋には家具がそのまま残されており、魔法によって時が止められていたので清潔に維持されていた。
カナタが購入し、魔法鍵を開けた瞬間から建物内の時が動き出す仕掛けだった。
「ご主人様、この屋敷を維持するのに私とルルの2人では手が足りません。
家事のできる新たな奴隷を購入するように進言いたします」
ララは、カナタにはもう常識が無い前提で話をしようと思った。
おそらく屋敷を維持するための人員がいると意識すらしていないはず。
もう必要なものは言うしかないと思った。
「そ、そうか。
ララとルルはお店の売り子要員だもんね。
こっちの維持に人がいるのは当然か」
なぜかカナタの中ではララとルルは売り子決定のようだ。
ララとルルにお屋敷内を取り仕切らせて別の売り子を雇うという気はないらしい。
「仕方ありません。早速奴隷商に向かいましょう」
この世界で奴隷は、犯罪奴隷か違法奴隷でない限りは、丁稚奉公とほぼ同じ、期間を定められた雇用契約のようなものだった。
雇用期間中の給金で自分を元に借りたお金を返すような感覚だ。
そこに出来ること出来ない事が細かく契約で決まっており、実はララとルルは無制限の何でもやる契約となっている。
その借りた金額は一生働いても返せない額だったから条件が厳しくなったのだ。
そんな奴隷の身でありながら、奴隷商に行かねばならないのはララとルルにとっては苦い思い出に繋がり苦痛なのだが、カナタのためを思うとそうも言ってられなかった。
なぜかカナタに対して母性愛いや姉愛?とでもいうものに目覚めてしまったララだった。
「ララ、着替えも買わないと」
ルルが冷静に突っ込む。
カナタが世間知らずだと言っても、サーナリアによって着替えを用意さられたことで、ララとルルに着替えが必要なことは思いついてくれていた。
それが、この不動産購入の件で思いっ切り予定から吹っ飛んでしまったので、ルルがあえて口にしたのだ。
「そうね。奴隷商は北門の側だから、行きがけに洋品店に寄りましょう。
ご主人様、いいですね?」
このパーティーの主導権はこれ以降ララが握ることとなった。
「それと、サーナリア様に引っ越すことのご報告をしに行きます。
あと、冒険者ギルドにも住居を知らせないと、明日使いの者が困ってしまいます」
「ララ、ご飯の用意も」
「今日は、ご報告がてらサーナリア様のところを当てにさせてもらいます」
こうと決めたら決断の速いララだった。
ドカン!
その時、店舗の方から爆発音が聞こえた。
その音はニクが何かやらかした音だった。
インゴットの代金は明日受け取ることになったが、盗賊団討伐の報酬を手にすることが出来たため、店舗を購入するに十分な資金を得ることが出来た。
その潤沢な資金によって手に入れた店舗が、小さな店舗を隠れ蓑にした大貴族の別邸であったことに、カナタはまだ気付いていなかった。
「みんな、ここがガチャ屋になるお店だよ。
これから僕たちはここに住んでガチャ屋を始めるからね」
店舗の魔法鍵を開けると、状態保存の時間停止魔法が解除された。
この魔法は空き物件の状態を維持するために建物とその内部を保存するためにかけられていた。
店の中に入るとそこは元アイテム屋と思しき様子で、商品を展示するための棚が並んでいた。
奥にはカウンターがあり、そこで金品のやり取りをするという一般的な造りだ。
入り口から見て右奥には階段があり、そこを登った二階には大型のアイテムを展示するよう間隔を開けて棚が並んでいた。
「あれ? 住居部分は?」
カナタは店舗の二階が住居だと思っていたので、二階も店舗スペースだったことに驚いた。
カナタの思い込みでは、一階が店舗で二階が住居という間取りのはずだった。
カナタたちがたった1日で稼いだお金で買える店舗なんて狭くて当たり前、実家のお屋敷じゃないんだから宿屋を小さくした程度だと思っていた。
そこらへん、貴族の坊ちゃんとしても金銭感覚がズレていた。
カナタは家を出たのが生まれて初めてであり、そもそもお金を使うことすらそれまでは未経験だったのだ。
7000万DGの価値を低く見積もっていても不思議ではなかった。
「ご主人様、こっちにもドアがあるよ?」
みんなで一階に降りてくると、ララがカウンター奥のドアを見つけカナタに知らせた。
ララは商業ギルドで物件の見取り図を見て覚えていたので、そこから先があることを知っていた。
しかし、カナタの矜持を傷つけてはいけないと、初めて見つけたように装った。
気の利く子である。
「ああ、そっちが住居なのね」
カナタのド天然にルルはちょっと引いている。
ニクは店舗の外に目を向け何やら警戒しているようだ。
「マスター、私はここで待機する。
この店を警備しなければならないからな」
ニクに何かのスイッチが入ったようだ。
カナタも冗談めかして返事をした。
「ニク、強盗が来たらやっつけちゃってね」
この一言がニクに対して武装使用許可命令となっていたとは、カナタも後の大惨事によって知ることとなる。
奥のドアを抜けると、そこは細長い廊下だった。
その廊下の先にもドアがあって、そこを抜けると目の前には……。
「玄関?」
高さが2mはある観音開きの扉の玄関があった。
ララは、そのカナタの様子に、カナタが商業ギルドの間取り図をきちんと見ずにここを買ったのだと完全に理解した。
貴族の坊ちゃんは7000万DGの大金を、物件の価値も知らずにポンと払ってしまっていたのだ。
7000万DGなのだから、表の店舗部分だけということは有り得ない。
グラスヒルは言っては悪いが田舎街だ。店舗部分だけならば500万DGでもお釣りがくるはず。
そういった常識がカナタには欠けている、ここは自分がしっかりしないととララは思った。
玄関への段を一段登って振り返ると、長い廊下の左右部分には背丈の高い草がいっぱいに生えていた。
おそらく庭を通る時に雨天時だと屋根が無いと困るということで廊下を造ったと思われる。
「草原?」
自分の背丈を余裕で超える草のジャングルに戸惑うカナタ。
そして、ポンと拳で掌を叩くと納得したように頷いた。
「裏口から出ちゃったのか。となると、このお屋敷は裏のお隣さんかな?」
カナタの天然が炸裂した。
「いいえ、ご主人様。ここがご主人様が購入された店舗兼お屋敷のお屋敷部分です」
「え?」
「「え?」」
ララとルルが同時に驚く。
「本当に気付いてなかったんだ!」
「どうして?」
「もしかして、ご主人様は7000万DGが大金だって理解してないとか?」
ついつい奴隷らしくない声を上げてしまうララ。
ルルも無口キャラが崩壊するほど突っ込んでしまった。
「そうなの? 僕、元々1億DG持ってたから気付かなかったよ。
ああ、その1億DGはなぜか封印されていて使えないんだけどね」
「ああ、この人は! 常識を何処に置いて来たんですか!
子供に1億DG持たせる親も親です!」
ララはもうカナタに遠慮することを諦めたようだ。
カナタの親であるアラタにまで暴言を吐いている。
「その1億DGは、父上が持たせたものじゃないよ?
うちは貧乏だったから……。僕のせいで……」
カナタが暗黒面に落ちそうなほど落ち込んだのを見てララは地雷を踏んだと理解し焦った。
「そ、そうなのね? まま、お金のことは良いです。
でも、ここのお屋敷を買ったのはご主人様だってことは理解してください。
さあ、お屋敷に入りましょう」
ララはカナタにとって父親や実家の経済状況の話題が地雷なのだと推測し、話を逸らすことにした。
カナタの右腕に腕を絡ませると、おっぱいを押し当ててカナタを玄関ドアまで引きずって行った。
そして玄関ドアを開け放ってお屋敷の中に入って行った。
「わあ。広い~~」
広大な玄関ホール、その両壁側をぐるりと回りこむように二階へと続く階段。
二階のキャットウォークに並ぶ部屋の扉。
一階奥には応接室に食堂とキッチン、浴室、トイレ、そして使用人の部屋が4室ある。
二階は玄関ホールからの吹き抜けがあり、天井にはシャンデリアが設置されている。
そこを囲むようにキャットウォークがあり部屋が6室配置されていた。
サーナリアのいる別邸より遥かに小さいが、カナタの実家よりはちょっと小さいだけの、それでも豪邸だった。
部屋には家具がそのまま残されており、魔法によって時が止められていたので清潔に維持されていた。
カナタが購入し、魔法鍵を開けた瞬間から建物内の時が動き出す仕掛けだった。
「ご主人様、この屋敷を維持するのに私とルルの2人では手が足りません。
家事のできる新たな奴隷を購入するように進言いたします」
ララは、カナタにはもう常識が無い前提で話をしようと思った。
おそらく屋敷を維持するための人員がいると意識すらしていないはず。
もう必要なものは言うしかないと思った。
「そ、そうか。
ララとルルはお店の売り子要員だもんね。
こっちの維持に人がいるのは当然か」
なぜかカナタの中ではララとルルは売り子決定のようだ。
ララとルルにお屋敷内を取り仕切らせて別の売り子を雇うという気はないらしい。
「仕方ありません。早速奴隷商に向かいましょう」
この世界で奴隷は、犯罪奴隷か違法奴隷でない限りは、丁稚奉公とほぼ同じ、期間を定められた雇用契約のようなものだった。
雇用期間中の給金で自分を元に借りたお金を返すような感覚だ。
そこに出来ること出来ない事が細かく契約で決まっており、実はララとルルは無制限の何でもやる契約となっている。
その借りた金額は一生働いても返せない額だったから条件が厳しくなったのだ。
そんな奴隷の身でありながら、奴隷商に行かねばならないのはララとルルにとっては苦い思い出に繋がり苦痛なのだが、カナタのためを思うとそうも言ってられなかった。
なぜかカナタに対して母性愛いや姉愛?とでもいうものに目覚めてしまったララだった。
「ララ、着替えも買わないと」
ルルが冷静に突っ込む。
カナタが世間知らずだと言っても、サーナリアによって着替えを用意さられたことで、ララとルルに着替えが必要なことは思いついてくれていた。
それが、この不動産購入の件で思いっ切り予定から吹っ飛んでしまったので、ルルがあえて口にしたのだ。
「そうね。奴隷商は北門の側だから、行きがけに洋品店に寄りましょう。
ご主人様、いいですね?」
このパーティーの主導権はこれ以降ララが握ることとなった。
「それと、サーナリア様に引っ越すことのご報告をしに行きます。
あと、冒険者ギルドにも住居を知らせないと、明日使いの者が困ってしまいます」
「ララ、ご飯の用意も」
「今日は、ご報告がてらサーナリア様のところを当てにさせてもらいます」
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ドカン!
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