75 / 204
南部辺境遠征編
075 キキョウ、ソフトに迫る
しおりを挟む
翌日。目覚めるとカナタは拘束されていた。
目が覚めたその瞬間から身動きがとれなくなっていたのだ。
目の前にあるのは肌色の山と谷。
「おはよう、ご主人さま。お目覚めになられたのですね?」
後頭部に圧がかかりカナタの顔は一瞬だけ肌色の谷に埋まる。
目の前の肌色はキキョウの胸元、そして拘束具は彼女の腕と脚だった。
カナタが目を上げると、薄布一枚でベッドに同衾していたキキョウと目が合った。
カナタは11歳、性的な欲求はまだなかったが、性的な羞恥心は持ち合わせていた。
慌てて起き上がろうとするカナタだが、キキョウの腕と脚にがっちりホールドされていて身動きがとれない。
カナタが縋るような目で訴えると、キキョウは拘束具を緩め、カナタは身動きが取れるようになった。
起き上がったカナタは、キキョウの頭に昨日ガチャから出たエメラルドのティアラが乗っていることに気付いた。
キキョウとティアラの組み合わせは、彼女が元第一王女なだけあり、その姿はあまりにも似合い過ぎていた。
キキョウがベッドから身体を起こし、これ見よがしにティアラの乗った頭を主張して来る。
カナタは、はぁ~とため息をつくと、この一言を言うしかなかった。
「わかった。皆が納得しているなら、ティアラはキキョウにあげる」
「やった~♡」
このティアラ、白金貨12枚――1億2千万DG――の価値があるのはカナタには伝えない方が良いかもしれない。
ちなみに他のアクセサリーの価値も白金貨――1千万DG――数枚だ。
カナタの中ではRアイテムは金貨1~10枚程度、SRアイテムで金貨10枚~100枚程度の感覚だった。
エメラルドのアクセサリーは、そのカナタの常識的感覚とは軽く1桁違う高額アイテムだったのだ。
これでカナタの奴隷は全員が自分を買い戻せるだけの私有財産を手に入れた。
だが、自分を買戻しカナタの側を離れようと思う者は誰もいなかった。
やっと周囲を見る余裕の出来たカナタは、ダブルキングサイズのベッドに女性たちが寝ていることにも気付く。
いつもは自室へと戻るので、よほどエメラルドをもらったことが嬉しかったのだろう。
カナタは女性たちが同衾していることを気にもせずにベッドから起きあがった。
ここらへんまだ子供で、お姉さんと添い寝した程度の感覚だった。
ベッドの脇には護衛としてニクが椅子に座っている。
彼女は一晩中、いや24時間1日中カナタの護衛をしている。
忘れがちだが、彼女はカナタに使役されている肉ゴーレムであり、人形つまり物なのだ。
たまに見せる感情豊かな表情もプログラミングの結果なのかもしれない。
しかし、カナタには遺跡のパーツを取り付けた後の最近のニクの表情は本物に見えるのだ。
そんなニクなのだが、いつも眠ることがない。
肉体を維持するために飲み食いはする。
ニクにも眠って欲しいところなのだが、眠りとは脳の休息であり、愛砢人形の砢システムは眠りを必要としないらしい。
カナタは、毎朝この眠らないニクを目にして、ニクが人間ではないということを再認識させられるのだ。
「おはよう、ニク」
「おはようございます、マスター」
いつも通りの挨拶をニクと交わし、寝ている女性たちを起こさないようにと避けながらベッドから降りる。
カナタは全員と思っていたが、カリナは朝食の支度で既に起きている。
カナタは夜着から着替えリビングに向かう。
女性たちもポツポツと起き始め、ダイニングに全員が揃ったところで朝食開始。
サラダに白パン、オークのロース肉のソテーに野菜スープの朝食を全員でいただく。
シフォンにも温野菜と塩胡椒なしのロース肉をあげている。
わいわいと賑やかな朝食の後は紅茶で寛ぐ。
「ご主人さまの今日の予定は、ニクと私と一緒に街の探索と、転移起点の更新になります。
商業ギルドで購入しました地図によりますと、ご主人さまの行きついた先の街はオレンジ男爵領オレンジタウンとのこと。
季節のフルーツとスイーツで有名な街になります」
秘書役のララがカナタの予定を口にするやいなや、女性たちの眼の色が変わった。
いつのまにか自分もメンバーに入れているララは知らんぷりをしている。
「街の探索には私も同行しよう。
初めての街となるとご主人さまを知らない輩が絡んで来る可能性が高い。
対人戦なら、ニク殿より私が適任だろう」
いつもは同行を希望しないサキが真っ先に同行を口にする。
どうせスイーツに目が眩んだだけなのだろうが、その積極性はカナタの好むところだった。
「それじゃあサキも一緒ということで大丈夫かな?」
カナタがサキの同行をあっさり認めてしまったため、レナとユキノの護衛組は自分も行きたいというセリフを飲み込むしかなかった。
カナタの大事なお店を守るのも重要な任務に代わりないのだ。
自分も行くと言ってこれ以上お店から護衛を減らすわけにはいかなかった。
瞬発力のあるサキの勝利だった。
だが、転移枠はあと1人分ある。はずだった。
ララがちゃっかりと確保していなければのことだが……。
「では、お店組で残るのは、ヨーコ、ルル、レナ、ユキノ、カリナ、キキョウで良いですね?」
いつのまにかララが残り枠1つは自分だということにしていたのだ。
カリナとキキョウは屋敷組なので残って当然だと思っていたが、ヨーコとルルは黙っていなかった。
「いやいや、グリーンバレーに同行したのも私なんだから、当然私でしょ?」とヨーコ。
「私も行きたい……」
ここで、カナタに意見されると終わると察したララは、即座に反論する。
「ヨーコはグリーンバレーに同行したからこそ、今度はお留守番でしょ?
ルルはハズレオーブ購入の責任者なんだからお店で頑張って!
となると交渉担当の私が行くしかないでしょう?」
あまりに正論。これで同行はララに決定かと思われたとき、いつもは大人しいルルが珍しく口を開いた。
「ハズレオーブ購入はギルドに依頼した。
だからオレンジタウンにはルルが行く」
カナタの方針でハズレオーブの購入は冒険者ギルドに委託することになっていた。
そのことをすっかり忘れていたララは、ルルに隙を見せることになった。
「でも、ルル目当てで冒険者が売りに来るかもしれないでしょ?
ルルが残るべきじゃないかな?」
「冒険者の目当てはカリナさん。エロい目でいつも見てる」
「ブフッ!」
ルルの発言にカナタが紅茶を吹く。
カリナをエロコーナー担当にしてしまったのはカナタだった。
それでカリナに冒険者の目が集中してしまっている?
ちょっと責任を感じてしまうカナタだった。
「そこらへんにしよう。
確かに、僕の方針がルルの仕事を奪ってしまったかもしれないね。
今回はルルに同行してもらおう。
ララ、君にはお店の総監督という仕事がある。
今回は折れてくれ」
「しかたありません」
ララが折れ、今回の同行者はサキとルルという珍しい組み合わせになった。
「あれ? 枠いっぱいまで同行させるなんて話にいつなった?」
そもそも転移の距離を延ばすためには少数で行動した方が魔力の残量的に有利なはずだった。
しかし、カナタの魔力量は異常な数値なため、あまり気にする必要が無かった。
カナタもそんな感じだったので、2人の同行をすんなり認めたのだった。
これがハズレオーブの回収日に重なっていたなら、そちらのチームに護衛が必要なので、サキの同行は認めていないところだった。
「それじゃあ、僕とニク、サキ、ルルで行って来る」
「「「「いってらっしゃいませ」」」」
「わん!」
いつのまにか員数外にされていたシフォンの主張は誰も聞いてくれなかった。
それを察したキキョウがシフォンをモフモフして慰めるのだった。
目が覚めたその瞬間から身動きがとれなくなっていたのだ。
目の前にあるのは肌色の山と谷。
「おはよう、ご主人さま。お目覚めになられたのですね?」
後頭部に圧がかかりカナタの顔は一瞬だけ肌色の谷に埋まる。
目の前の肌色はキキョウの胸元、そして拘束具は彼女の腕と脚だった。
カナタが目を上げると、薄布一枚でベッドに同衾していたキキョウと目が合った。
カナタは11歳、性的な欲求はまだなかったが、性的な羞恥心は持ち合わせていた。
慌てて起き上がろうとするカナタだが、キキョウの腕と脚にがっちりホールドされていて身動きがとれない。
カナタが縋るような目で訴えると、キキョウは拘束具を緩め、カナタは身動きが取れるようになった。
起き上がったカナタは、キキョウの頭に昨日ガチャから出たエメラルドのティアラが乗っていることに気付いた。
キキョウとティアラの組み合わせは、彼女が元第一王女なだけあり、その姿はあまりにも似合い過ぎていた。
キキョウがベッドから身体を起こし、これ見よがしにティアラの乗った頭を主張して来る。
カナタは、はぁ~とため息をつくと、この一言を言うしかなかった。
「わかった。皆が納得しているなら、ティアラはキキョウにあげる」
「やった~♡」
このティアラ、白金貨12枚――1億2千万DG――の価値があるのはカナタには伝えない方が良いかもしれない。
ちなみに他のアクセサリーの価値も白金貨――1千万DG――数枚だ。
カナタの中ではRアイテムは金貨1~10枚程度、SRアイテムで金貨10枚~100枚程度の感覚だった。
エメラルドのアクセサリーは、そのカナタの常識的感覚とは軽く1桁違う高額アイテムだったのだ。
これでカナタの奴隷は全員が自分を買い戻せるだけの私有財産を手に入れた。
だが、自分を買戻しカナタの側を離れようと思う者は誰もいなかった。
やっと周囲を見る余裕の出来たカナタは、ダブルキングサイズのベッドに女性たちが寝ていることにも気付く。
いつもは自室へと戻るので、よほどエメラルドをもらったことが嬉しかったのだろう。
カナタは女性たちが同衾していることを気にもせずにベッドから起きあがった。
ここらへんまだ子供で、お姉さんと添い寝した程度の感覚だった。
ベッドの脇には護衛としてニクが椅子に座っている。
彼女は一晩中、いや24時間1日中カナタの護衛をしている。
忘れがちだが、彼女はカナタに使役されている肉ゴーレムであり、人形つまり物なのだ。
たまに見せる感情豊かな表情もプログラミングの結果なのかもしれない。
しかし、カナタには遺跡のパーツを取り付けた後の最近のニクの表情は本物に見えるのだ。
そんなニクなのだが、いつも眠ることがない。
肉体を維持するために飲み食いはする。
ニクにも眠って欲しいところなのだが、眠りとは脳の休息であり、愛砢人形の砢システムは眠りを必要としないらしい。
カナタは、毎朝この眠らないニクを目にして、ニクが人間ではないということを再認識させられるのだ。
「おはよう、ニク」
「おはようございます、マスター」
いつも通りの挨拶をニクと交わし、寝ている女性たちを起こさないようにと避けながらベッドから降りる。
カナタは全員と思っていたが、カリナは朝食の支度で既に起きている。
カナタは夜着から着替えリビングに向かう。
女性たちもポツポツと起き始め、ダイニングに全員が揃ったところで朝食開始。
サラダに白パン、オークのロース肉のソテーに野菜スープの朝食を全員でいただく。
シフォンにも温野菜と塩胡椒なしのロース肉をあげている。
わいわいと賑やかな朝食の後は紅茶で寛ぐ。
「ご主人さまの今日の予定は、ニクと私と一緒に街の探索と、転移起点の更新になります。
商業ギルドで購入しました地図によりますと、ご主人さまの行きついた先の街はオレンジ男爵領オレンジタウンとのこと。
季節のフルーツとスイーツで有名な街になります」
秘書役のララがカナタの予定を口にするやいなや、女性たちの眼の色が変わった。
いつのまにか自分もメンバーに入れているララは知らんぷりをしている。
「街の探索には私も同行しよう。
初めての街となるとご主人さまを知らない輩が絡んで来る可能性が高い。
対人戦なら、ニク殿より私が適任だろう」
いつもは同行を希望しないサキが真っ先に同行を口にする。
どうせスイーツに目が眩んだだけなのだろうが、その積極性はカナタの好むところだった。
「それじゃあサキも一緒ということで大丈夫かな?」
カナタがサキの同行をあっさり認めてしまったため、レナとユキノの護衛組は自分も行きたいというセリフを飲み込むしかなかった。
カナタの大事なお店を守るのも重要な任務に代わりないのだ。
自分も行くと言ってこれ以上お店から護衛を減らすわけにはいかなかった。
瞬発力のあるサキの勝利だった。
だが、転移枠はあと1人分ある。はずだった。
ララがちゃっかりと確保していなければのことだが……。
「では、お店組で残るのは、ヨーコ、ルル、レナ、ユキノ、カリナ、キキョウで良いですね?」
いつのまにかララが残り枠1つは自分だということにしていたのだ。
カリナとキキョウは屋敷組なので残って当然だと思っていたが、ヨーコとルルは黙っていなかった。
「いやいや、グリーンバレーに同行したのも私なんだから、当然私でしょ?」とヨーコ。
「私も行きたい……」
ここで、カナタに意見されると終わると察したララは、即座に反論する。
「ヨーコはグリーンバレーに同行したからこそ、今度はお留守番でしょ?
ルルはハズレオーブ購入の責任者なんだからお店で頑張って!
となると交渉担当の私が行くしかないでしょう?」
あまりに正論。これで同行はララに決定かと思われたとき、いつもは大人しいルルが珍しく口を開いた。
「ハズレオーブ購入はギルドに依頼した。
だからオレンジタウンにはルルが行く」
カナタの方針でハズレオーブの購入は冒険者ギルドに委託することになっていた。
そのことをすっかり忘れていたララは、ルルに隙を見せることになった。
「でも、ルル目当てで冒険者が売りに来るかもしれないでしょ?
ルルが残るべきじゃないかな?」
「冒険者の目当てはカリナさん。エロい目でいつも見てる」
「ブフッ!」
ルルの発言にカナタが紅茶を吹く。
カリナをエロコーナー担当にしてしまったのはカナタだった。
それでカリナに冒険者の目が集中してしまっている?
ちょっと責任を感じてしまうカナタだった。
「そこらへんにしよう。
確かに、僕の方針がルルの仕事を奪ってしまったかもしれないね。
今回はルルに同行してもらおう。
ララ、君にはお店の総監督という仕事がある。
今回は折れてくれ」
「しかたありません」
ララが折れ、今回の同行者はサキとルルという珍しい組み合わせになった。
「あれ? 枠いっぱいまで同行させるなんて話にいつなった?」
そもそも転移の距離を延ばすためには少数で行動した方が魔力の残量的に有利なはずだった。
しかし、カナタの魔力量は異常な数値なため、あまり気にする必要が無かった。
カナタもそんな感じだったので、2人の同行をすんなり認めたのだった。
これがハズレオーブの回収日に重なっていたなら、そちらのチームに護衛が必要なので、サキの同行は認めていないところだった。
「それじゃあ、僕とニク、サキ、ルルで行って来る」
「「「「いってらっしゃいませ」」」」
「わん!」
いつのまにか員数外にされていたシフォンの主張は誰も聞いてくれなかった。
それを察したキキョウがシフォンをモフモフして慰めるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
九尾と契約した日。霊力ゼロの陰陽師見習いが大成するまで。
三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。
……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」
その言葉は、もう何度聞いたか分からない。
霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。
周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。
同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。
――俺だけが、何もできない。
反論したい気持ちはある。
でも、できない事実は変わらない。
そんな俺が、
世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて――
この時は、まだ知る由もなかった。
これは――
妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる