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ウルティア国戦役編
158 ガンマ1、襲撃1
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γ1は、指揮型として作戦遂行のためにはどうすれば良いのかと悩みに悩んだ。
そこである事に思い至った。
今回の作戦は『ターゲットの破壊もしくは鹵獲』という命令だった。
ここにターゲットが何であるかの特定はなされていなかった。
相手がαかもしれないというのは、γ1の勝手な推測でしかないのだ。
「つまりターゲットが何かの解釈は私たち次第ということだな」
組織からの命令が不完全であったがために、自分たちの都合の良いターゲットを見繕っても構わないという拡大解釈に繋がった。
ここにγ1は、7体いるであろう愛砢人形の中から比較的弱い機体をターゲットとすることに決めた。
「敵の動きを見極め、1体で行動する瞬間を狙う」
γ1は、λ3と合流し、λ3の望遠機能で屋敷を見張ることに決めた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「マスター、ミューは名前ではなく、愛砢人形の型式名称なの。
つまり、3体ともμ型の愛砢人形ってわけ」
カナタはミューの説明で、μが愛砢人形の型式名称であることをやっと理解した。
「つまり、3人ともμだから、ミュー2にミュー3だということなんだね?
じゃあ、ミューはミュー1と呼べばいいの?」
「そこは今まで通りミューでいいんだけど、他の2体には別の名前をつけてもいいんだからね?」
カナタのネーミングセンスは壊滅的だった。
ニクだって肉ゴーレムだったからニクなのだ。
しかも、別のいかがわしい意味を持っているなど知らないで付けているのだ。
「やめとくよ。
なんか酷い名前しか浮かびそうにない」
さすがにカナタも自覚症状があり、名付けは躊躇った。
「まあ、いいんだけどね」
ミューも別に拘りがあるわけでもなかったので、とりあえずその件は曖昧になった。
「それより、いつまでも裸は辛いわ」
「マスターがこういうのが好きならば諦めるけど?」
その話題の主、ミュー2とミュー3からクレームが入った。
彼女たちは相変わらず全裸なのだ。
μタイプは最終型のためコミュニケーション能力が高い。
しっかり嫌味まで使いこなすのだ。
「ミュー、服と靴を」
「わかってるわよ」
カナタが慌ててエッチな下着を出すのと同時に、ミューが自分の服と靴をアイテムバッグから出した。
「これを着たら、お店まで追加購入しに行くからね」
カナタはミュー2とミュー3からジト目をもらう。
カナタが下着の在庫をエッチな下着しか持っていない事がまた誤解を生んでいた。
カナタが出かけるとあって、ニク、シータ、イプシロンが護衛にと立ち上がる。
しかし、そこへ待ったをかける人物がいた。
「買い物の護衛ぐらいは、私らにやらせてくれよ」
そこには周回ボスアタックに連れていかれなかったことを先程まで愚痴っていたリュゼットとラキスがいた。
採掘任務など出来ないと言っていたリュゼットに、領軍のことを任せたかったラキスは別行動で構わないと思っていた。
カナタも2人がダンジョンアタックには行きたいのだとは思っていなかったのだ。
2人を置いて行ったという負い目もあり、これはカナタも断りにくかった。
「わかった。ニクたちはお留守番で、護衛はリュゼットとラキスに任せるよ」
この決定にはニクたちも折れた。
カナタにはμが3体も付くのだ。
護衛としてそれで事足りるはずだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「いた! μ型だよ」
λ3の望遠機能で遠隔地から領主屋敷を監視していたγ1とλ3は、ついに愛砢人形を確認した。
それがμ型だとの判別も出来た。
「μ型ならば我ら2体で連携すれば戦えるかもしれない」
これはチャンスだった。
γ1はλ3と連携してμを襲撃することにした。
「いい? 私が仕掛けたら荷電粒子砲を撃ち込みなさい」
γ1は自らを囮にしてλ3の遠距離射撃で敵を撃つつもりだった。
そこである事に思い至った。
今回の作戦は『ターゲットの破壊もしくは鹵獲』という命令だった。
ここにターゲットが何であるかの特定はなされていなかった。
相手がαかもしれないというのは、γ1の勝手な推測でしかないのだ。
「つまりターゲットが何かの解釈は私たち次第ということだな」
組織からの命令が不完全であったがために、自分たちの都合の良いターゲットを見繕っても構わないという拡大解釈に繋がった。
ここにγ1は、7体いるであろう愛砢人形の中から比較的弱い機体をターゲットとすることに決めた。
「敵の動きを見極め、1体で行動する瞬間を狙う」
γ1は、λ3と合流し、λ3の望遠機能で屋敷を見張ることに決めた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「マスター、ミューは名前ではなく、愛砢人形の型式名称なの。
つまり、3体ともμ型の愛砢人形ってわけ」
カナタはミューの説明で、μが愛砢人形の型式名称であることをやっと理解した。
「つまり、3人ともμだから、ミュー2にミュー3だということなんだね?
じゃあ、ミューはミュー1と呼べばいいの?」
「そこは今まで通りミューでいいんだけど、他の2体には別の名前をつけてもいいんだからね?」
カナタのネーミングセンスは壊滅的だった。
ニクだって肉ゴーレムだったからニクなのだ。
しかも、別のいかがわしい意味を持っているなど知らないで付けているのだ。
「やめとくよ。
なんか酷い名前しか浮かびそうにない」
さすがにカナタも自覚症状があり、名付けは躊躇った。
「まあ、いいんだけどね」
ミューも別に拘りがあるわけでもなかったので、とりあえずその件は曖昧になった。
「それより、いつまでも裸は辛いわ」
「マスターがこういうのが好きならば諦めるけど?」
その話題の主、ミュー2とミュー3からクレームが入った。
彼女たちは相変わらず全裸なのだ。
μタイプは最終型のためコミュニケーション能力が高い。
しっかり嫌味まで使いこなすのだ。
「ミュー、服と靴を」
「わかってるわよ」
カナタが慌ててエッチな下着を出すのと同時に、ミューが自分の服と靴をアイテムバッグから出した。
「これを着たら、お店まで追加購入しに行くからね」
カナタはミュー2とミュー3からジト目をもらう。
カナタが下着の在庫をエッチな下着しか持っていない事がまた誤解を生んでいた。
カナタが出かけるとあって、ニク、シータ、イプシロンが護衛にと立ち上がる。
しかし、そこへ待ったをかける人物がいた。
「買い物の護衛ぐらいは、私らにやらせてくれよ」
そこには周回ボスアタックに連れていかれなかったことを先程まで愚痴っていたリュゼットとラキスがいた。
採掘任務など出来ないと言っていたリュゼットに、領軍のことを任せたかったラキスは別行動で構わないと思っていた。
カナタも2人がダンジョンアタックには行きたいのだとは思っていなかったのだ。
2人を置いて行ったという負い目もあり、これはカナタも断りにくかった。
「わかった。ニクたちはお留守番で、護衛はリュゼットとラキスに任せるよ」
この決定にはニクたちも折れた。
カナタにはμが3体も付くのだ。
護衛としてそれで事足りるはずだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「いた! μ型だよ」
λ3の望遠機能で遠隔地から領主屋敷を監視していたγ1とλ3は、ついに愛砢人形を確認した。
それがμ型だとの判別も出来た。
「μ型ならば我ら2体で連携すれば戦えるかもしれない」
これはチャンスだった。
γ1はλ3と連携してμを襲撃することにした。
「いい? 私が仕掛けたら荷電粒子砲を撃ち込みなさい」
γ1は自らを囮にしてλ3の遠距離射撃で敵を撃つつもりだった。
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