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三章 聖女さん、冒険者やります
38 聖女さん達、そしてご飯へ
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その後、細かな打ち合わせを軽く行うなどした私達はマフィアの事務所を後にする事にした。
話す事を話せば、あまり長居する所でも無いしね。
「あ、そうだしーちゃん」
そして解散の流れになった時に、私はしーちゃんに問いかける。
「この後しばらくしたら私達四人でご飯行く予定になってるんだけど、しーちゃんも来る?」
報酬も手に入ってシズクの金欠地獄も一時的に終わりを迎えた訳で、今日私達はこの後何処かにご飯を食べに行く事になっているんだけど、レリアさんを預ける事とかを含めて、しーちゃんとは普通に話したい事も色々あるし良いんじゃないかと思った訳だ。
だけどしーちゃんは言う。
「いやーありがたいお誘いだけど今日はパスかな。実はこの後ウチ予定があって……」
「予定……」
「うん、色々とね」
「そっか……色々かぁ」
なんか妙に意味ありげな声音だ。
……大丈夫なのかな?
その色々が私達の知らないスケールの大きい何かで、とんでもない事に繋がっている気がしてならない。しーちゃんなら全然あり得る。
となるとレリアさんを預けるのは明日にして、今日は色々と個人的に聞いたりしたかったけど……致し方ないよ。
「れ、レリアさん……とりあえずしーちゃんの事、よろしくお願いします」
「いや構わんが、この娘もしかして結構アレな奴なのか? なんかさっきからの話聞いてる限り、普通じゃないっぽいんじゃが?」
「まあね」
ちょっと誇らしげにそう言うしーちゃん。
誇らないで欲しいお願いだから。
と、しーちゃんに断られた直後位にシズクが言う。
「そうだ、ミカはどうっすか?」
「え、私? 言って良いの?」
シズクに対してはちょっとフランクな口調のミカがそう問いかけると、シズクは言う。
「折角こうして各国の聖女が揃ってる訳っすから、これを機に一回皆でご飯みたいなのも良いと思うんすよ。皆はどう思うっすか?」
「あ、私も良いと思うよ」
「俺も良いと思うぜ」
シズクの案に私もステラも頷く。
うん、確かにいい機会だ。
そしてシルヴィも言う。
「良いと思いますよ私も」
そしてその言葉の直後、僅かにミカの肩が震える。
……うん、和解したとはいえ若干苦手意識みたいなのは残ってるみたいだし、その解消の為にも一回こういう集まりはありなのかもしれない。
「えーっと、ルカ君、行って来ても良い?」
「良いんじゃないですか? 実際親睦を深めておくのも大事だと思いますし、何か
有ってもこの四人の近くがこの国で一番安全な所でしょう」
そう言ってルカがこちらに頼むぞと言いたげのアイコンタクトを送って来る。
……了解。分かってるって。
……っていうか。
「そうだ、ルカ。アンタも来る? その方がアンタも色々と安心でしょ」
「馬鹿か、このメンバー構成に俺が入れるか」
「確かに……」
あるな、異物感。
それに良く分からないけど、ミカから妙な威圧感を感じるし……なんだろう、うん。それは止めとくか! 本人も来る気無いみたいだし。
「それに、俺も少し予定があるんでな。残念ながら暇じゃない」
「あ、何かあるのルカ君。っていうか何かあるんなら私もそっちに行かなくて大丈夫?」
「ええ、大した用では無いので」
「そう? なら良いけど……」
ちょっと不安そうな感じのミカだけど、まあルカは大丈夫でしょ。
多分妙な事もしないと思うし、何かあってもまあ何とかするだろうし。
とまあこの後のご飯食べに行くメンツにミカを加えた所で最後に。
「あ、そうだ。ミーシャも来るか? 色々話も聞きてえし、来いよ現役聖女も」
ステラがミーシャを誘う。
「まあ現役と言ってもまだ何もしておりませんが……良いんですの? 場違いじゃありません私だけ?」
「いやそんな事無いでしょ。行こうよ、そっちの都合が良ければ」
「じゃ、じゃあ私もご一緒させていただきますわ」
「よしじゃあ決定だな。うまいもん食いに行こう」
さて、そんな訳で元聖女5人と現役聖女1人の系6人での晩御飯食べに行くパーティーが結成されたのだった。
うん、仲良く行こうよ、色々と大変な事になっている今だからこそさ。
話す事を話せば、あまり長居する所でも無いしね。
「あ、そうだしーちゃん」
そして解散の流れになった時に、私はしーちゃんに問いかける。
「この後しばらくしたら私達四人でご飯行く予定になってるんだけど、しーちゃんも来る?」
報酬も手に入ってシズクの金欠地獄も一時的に終わりを迎えた訳で、今日私達はこの後何処かにご飯を食べに行く事になっているんだけど、レリアさんを預ける事とかを含めて、しーちゃんとは普通に話したい事も色々あるし良いんじゃないかと思った訳だ。
だけどしーちゃんは言う。
「いやーありがたいお誘いだけど今日はパスかな。実はこの後ウチ予定があって……」
「予定……」
「うん、色々とね」
「そっか……色々かぁ」
なんか妙に意味ありげな声音だ。
……大丈夫なのかな?
その色々が私達の知らないスケールの大きい何かで、とんでもない事に繋がっている気がしてならない。しーちゃんなら全然あり得る。
となるとレリアさんを預けるのは明日にして、今日は色々と個人的に聞いたりしたかったけど……致し方ないよ。
「れ、レリアさん……とりあえずしーちゃんの事、よろしくお願いします」
「いや構わんが、この娘もしかして結構アレな奴なのか? なんかさっきからの話聞いてる限り、普通じゃないっぽいんじゃが?」
「まあね」
ちょっと誇らしげにそう言うしーちゃん。
誇らないで欲しいお願いだから。
と、しーちゃんに断られた直後位にシズクが言う。
「そうだ、ミカはどうっすか?」
「え、私? 言って良いの?」
シズクに対してはちょっとフランクな口調のミカがそう問いかけると、シズクは言う。
「折角こうして各国の聖女が揃ってる訳っすから、これを機に一回皆でご飯みたいなのも良いと思うんすよ。皆はどう思うっすか?」
「あ、私も良いと思うよ」
「俺も良いと思うぜ」
シズクの案に私もステラも頷く。
うん、確かにいい機会だ。
そしてシルヴィも言う。
「良いと思いますよ私も」
そしてその言葉の直後、僅かにミカの肩が震える。
……うん、和解したとはいえ若干苦手意識みたいなのは残ってるみたいだし、その解消の為にも一回こういう集まりはありなのかもしれない。
「えーっと、ルカ君、行って来ても良い?」
「良いんじゃないですか? 実際親睦を深めておくのも大事だと思いますし、何か
有ってもこの四人の近くがこの国で一番安全な所でしょう」
そう言ってルカがこちらに頼むぞと言いたげのアイコンタクトを送って来る。
……了解。分かってるって。
……っていうか。
「そうだ、ルカ。アンタも来る? その方がアンタも色々と安心でしょ」
「馬鹿か、このメンバー構成に俺が入れるか」
「確かに……」
あるな、異物感。
それに良く分からないけど、ミカから妙な威圧感を感じるし……なんだろう、うん。それは止めとくか! 本人も来る気無いみたいだし。
「それに、俺も少し予定があるんでな。残念ながら暇じゃない」
「あ、何かあるのルカ君。っていうか何かあるんなら私もそっちに行かなくて大丈夫?」
「ええ、大した用では無いので」
「そう? なら良いけど……」
ちょっと不安そうな感じのミカだけど、まあルカは大丈夫でしょ。
多分妙な事もしないと思うし、何かあってもまあ何とかするだろうし。
とまあこの後のご飯食べに行くメンツにミカを加えた所で最後に。
「あ、そうだ。ミーシャも来るか? 色々話も聞きてえし、来いよ現役聖女も」
ステラがミーシャを誘う。
「まあ現役と言ってもまだ何もしておりませんが……良いんですの? 場違いじゃありません私だけ?」
「いやそんな事無いでしょ。行こうよ、そっちの都合が良ければ」
「じゃ、じゃあ私もご一緒させていただきますわ」
「よしじゃあ決定だな。うまいもん食いに行こう」
さて、そんな訳で元聖女5人と現役聖女1人の系6人での晩御飯食べに行くパーティーが結成されたのだった。
うん、仲良く行こうよ、色々と大変な事になっている今だからこそさ。
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