15 / 41
第二章〜フューズ王国〜
第13話 絡まれた!!
しおりを挟む
「ふんっ、俺様を知らないのか?まあ下民だからしょうがないだろう。いいか? よく聞いとけよ? 俺様はこの都市のファウンダー辺境伯の三男である、エゴール・フォン・オイルセン様だ!」
「……また、旅の人が絡まれてるわよ、災難だわね」
現在俺たちはデブ貴族に絡まれていた。周りに野次馬が群がってきている。またってことは、このデブ貴族はしょっちゅうこんな騒ぎを起こしているのだろうか。こういうのはテンプレっちゃテンプレだけど、実際絡まれるとめんどくさいな……。この国にも入国したばっかりだし悪目立ちは避けたいんだけど。
「ふん、なんか言ったらどうだ? ほれ、この俺様と喋れるのだぞ? 嬉しいだろう?」
何を言っているんだ……こいつ。余りに突拍子もないことを聞くと、呆然とすると言うがまさにこれだろうか。
「それはそうと、そこの女達こっちへこい」
「すみませんが、2人とも俺の大事な仲間なので貴方に渡す訳には行きません」
「なんかこの人嫌な感じです、寒気がします」
「私も遠慮しとくわ」
勿論二人をこんな奴に渡す訳ない。にしてもカンナがやんわりと断らずに、直球に嫌と言っている。
「黙れ! そこのお前には聞いてない! お前らは大人しく俺様の言うことを聞けばいいんだ!」
「もう一度言いますが、この二人は貴方には渡しません」
「貴様ァ! この俺様に恥をかかせやがって! もういい、お前ら、そこの男を痛めつけて、女は縛って屋敷へ連れてけ!」
「はっ!」
やっぱ、こうなるか……。デブ貴族の後ろに控えていた護衛らしき二人が前に出てきた。ステータスはEランクぐらいだな。ステータスの差が2倍以上あるし、余裕だろう。
「大人しくしてるなら軽く痛めつけるぐらいで許してやるぞ?」
「降参するなら今のうちなんだな」
そう、二人の護衛らしき男達がそう言いながら剣を抜く。
勿論、俺は降参する気はない。俺は1歩前に出て剣を抜いた。
「はん、まだ尻の青いガキが俺たちに勝てるとでも思っているのか?」
「勝てるかどうかはやってみないと分かんないだろ?」
「ふん、生意気な! 精々頑張るんだなっ!」
男は剣を振りかざし、力任せに振り下ろしてきた。
ガッ! ──キィィン──
「ッチ」
俺は剣を振りかざしてきた時から後退し、剣を斜めにすることで剣の重心を逸らし男の攻撃を受け流した。3日間の旅の間にカンナに稽古をつけて貰ったし、多分大丈夫だろう。
「ふん!」
「ガハッ!」
俺はそのまま体勢を崩した男の腹を膝蹴りした。そのまま男は腹を抱えるようにしてうずくまる。
「まずは1人だな」
「ええい、何をやっている!さっさとあの男を殺さんか!」
あれ? いつの間にか痛めつけるから殺すにグレードアップしてないか?
「死ねぇぇ!!」
もう1人の男が空を剣で薙ぎ、俺を殺そうとしてくる。俺は後ろに下がり攻撃を躱す。何も考えずに力任せに攻撃して、防御ががら空きの男に斬撃を放つ。俺が放った斬撃は男の手首を切り裂き、男の手首から鮮血が流れる。
「うああぁぁ!! 俺の……手が!」
「さて、次はお前が来るのか?」
「な、なんでそんな強いんだ!? ぐっ、くそ! 覚えてろよ!」
そのまま貴族は護衛を置いて逃げて行った。護衛を置いてくとか最低だな、仮にも仕事とはいえ自分のために戦ってくれた奴を置いていくなんて、あのデブ貴族にとってはコイツらは〝物〟と同じだったのだろうか。
「カッコイイです! ご主人様!」
何気この異世界に来てから初めての活躍だったりする。にしてもまだ血を見るのも、戦闘をするのも慣れていない。それでも敵には躊躇してはいけないので罪悪感を押し殺して今回は攻撃した。基本あっちが悪いんだけれど、罪悪感も感じるし、そのまま護衛の二人を置いていくのはなんか可哀想だったので、衛兵さんに預けておいた。
やはり、あの貴族は普段からこの街を訪れる人にああやって絡んでいるらしい。
しかも、あの貴族は鑑定持ちなので弱いものばっかが狙われるため抵抗ができないし、貴族相手だと衛兵や、周りの人も厄介事に関わりたくないので助けてくれないらしい。
俺たちはステータスを下げていたから絡まれたのだろうか?確かにあのステータスならEランクレベル二人いたらキツイよな。
その衛兵さんも今回はその貴族をやっつけてくれて清々してると言っていた。護衛の男二人は軽く治療されて、そのまま拘留所みたいな所に連れていかれた。
そのあと俺たちは宿に行って拠点を確保したあとにギルドに行くことにした。
「ギルドもデカいな」
「そうね、ここは人も冒険者も多いからその分ギルドも大きいのかしらね?」
「そうかもな」
そう、ここ城塞都市ガルゾディスのギルドはとにかくデカい。前に行ったバルエルのギルドもデカいと思っていたのだが、ここはその三倍以上の大きさはありそうだ。
とりあえず中に入ってみると、いかにも冒険者って感じな人達がたむろしている。基本的な構造はバルエルと同じなのだが、全てが大きい。カウンターもバルエルでは精々3~4個ぐらいしかなかったのだが、ここには10以上を超えている。そんなことを考えながらカウンターに向かおうとしてたのだが……。
「おい、お前見ない顔だな?……ちょっとお前の横の女借りるな」
「は?」
いきなり、そう言いながら、如何にも柄の悪そうな男がカンナとリアンに手を伸ばそうとしてきた。今日2回目だぞ……絡まれるの。
──パシッ
「あ゛? なんだよその手は」
「いきなり何を言ってるんですか? カンナとリアンを貸すことは出来ません。そういう事は他を当たって下さい」
俺は男の手をつかみ出来るだけ目を凄む。
テーブルに座って見物していた男が「ギャハハ、あのガキ終わったな」と呟く。
「は? なんでお前がそんなことを決めれるんだよ。決めれるのは俺とそこの女だろ? おい、そんなヒョロガリより、俺みたいなイケメンの方がいいよなぁ?」
イケメンじゃなくて、ただのゴリラだろ。
「気持ち悪いので遠慮します!」
「近寄らないで、穢らわしいわ」
そう笑顔でカンナとリアンが男改め、ゴリラにいう。この2人結構毒舌と言うか、ズバッと言うんだよな。普通に二人にこんなこと言われたら心がズタズタになりそうだ。あ、Mにとってはご褒美かな?
「ってことで、二人も嫌みたいなのですみません」
「てめぇら……この俺に恥をかかせやがって」
そう言いながらわなわなと震えている。いや、トラブル起こしてきたのそっちだからね!?
「礼儀がなってないガキはお仕置きしないとなっ!」
そう言いながらゴリラは手をグーにして殴ろうとしてくる。
「は?──うあぁ!」
──バギャァン
俺はゴリラが殴ろうとしてきた時にそのまま手を掴んで、殴ろうとしてきたその勢いを使って背負い投げみたいなことをした。まあ綺麗に投げれたわけではないけど、それっぽいことは出来た。授業の柔道が初めて役に立ったな。
「マジか……」
「……あのガキ強ぇぞ」
ゴリラは床に頭からいったため相応のダメージを食らったのかまだ伸びていた。まあピクピクしてるし、死んでないだろ。
「ふぅ……お騒がせしました」
そう俺がお辞儀すると何故か怯えたような目で見られた。なんでだろうな?
そのあとは普通にギルドで依頼を受けたりした。今回の依頼達成でFランクからEランクに上がることが出来た。ちなみにあのゴリラはあれでDらしい。
グゥー
「……お腹空いたか?」
「ち、違うわよ! ちょっと小腹が空いただけ」
「それ、お腹が減ったっていうんだよ。もう直夜になるし、ちょっと早いけどご飯食べるか!」
「ここの名物は鶏肉らしいですよ!」
「お、焼き鳥とかいいな!」
そんなことを喋りながら店に入っていく。中には多くの冒険者や町人がいて、酒を飲みながら騒いでいた。
「お、あの子可愛いな!」
「お、おいやめとけ、今日ビスビルが手を出そうとして返り討ちにされたそうだぞ」
どうやら、もう噂は広がっている様だ。これなら絡まれる心配もないだろう。
「ぷはぁー!!」
「モグモグ……おいひいわね」
どの鶏肉にも脂が乗っていて美味い。脂でくどくなってきたところでエールを流し込むのがまた堪らない。日本では大人になるまではお酒は禁止だが、この世界では特に年齢制限とかないそうだ。まあこっちの世界には蒸留という技法はなさそうだし、基本的にそんな度数が高いお酒はないんだろう。
俺は特に皮が好きだ。タレでも塩でも1番美味しいと思っている。念入りに焼いたときのカリカリ感、さっと焼いた場合の柔らかいぷるぷるした食感の両方が味わえる。
異世界のご飯は美味しいものはあまりないと思っていたが逆にハズレの方が少ないのでビックリしている。まあたまたまなのかも知れないがな。
うぐ、食いすぎた。会計で1万ゴールドと言い渡され軽く目眩がした。これが家計のお金の紐を握る主婦の気持ちなのだろうか……。
そのあと俺たちは宿に戻ったのだが。
「あ、ちょっとお客さん、手紙預かったので渡しておきます。ちゃ、ちゃんと渡しましたからね?」
ん? 従業員さんがなにか焦り、そして押し付けるように手紙を渡してくる。とりあえず、部屋に戻り、手紙を開封してみる。
「ええと、なになに? 明日教会の鐘が3回なるころに迎え寄越すから、屋敷に来るようにって……宛名はファウンダー辺境伯……」
「あら、めんどくさい事になったわね」
「大丈夫ですか?ご主人様」
うわ、めんどくさっ!!!
「……また、旅の人が絡まれてるわよ、災難だわね」
現在俺たちはデブ貴族に絡まれていた。周りに野次馬が群がってきている。またってことは、このデブ貴族はしょっちゅうこんな騒ぎを起こしているのだろうか。こういうのはテンプレっちゃテンプレだけど、実際絡まれるとめんどくさいな……。この国にも入国したばっかりだし悪目立ちは避けたいんだけど。
「ふん、なんか言ったらどうだ? ほれ、この俺様と喋れるのだぞ? 嬉しいだろう?」
何を言っているんだ……こいつ。余りに突拍子もないことを聞くと、呆然とすると言うがまさにこれだろうか。
「それはそうと、そこの女達こっちへこい」
「すみませんが、2人とも俺の大事な仲間なので貴方に渡す訳には行きません」
「なんかこの人嫌な感じです、寒気がします」
「私も遠慮しとくわ」
勿論二人をこんな奴に渡す訳ない。にしてもカンナがやんわりと断らずに、直球に嫌と言っている。
「黙れ! そこのお前には聞いてない! お前らは大人しく俺様の言うことを聞けばいいんだ!」
「もう一度言いますが、この二人は貴方には渡しません」
「貴様ァ! この俺様に恥をかかせやがって! もういい、お前ら、そこの男を痛めつけて、女は縛って屋敷へ連れてけ!」
「はっ!」
やっぱ、こうなるか……。デブ貴族の後ろに控えていた護衛らしき二人が前に出てきた。ステータスはEランクぐらいだな。ステータスの差が2倍以上あるし、余裕だろう。
「大人しくしてるなら軽く痛めつけるぐらいで許してやるぞ?」
「降参するなら今のうちなんだな」
そう、二人の護衛らしき男達がそう言いながら剣を抜く。
勿論、俺は降参する気はない。俺は1歩前に出て剣を抜いた。
「はん、まだ尻の青いガキが俺たちに勝てるとでも思っているのか?」
「勝てるかどうかはやってみないと分かんないだろ?」
「ふん、生意気な! 精々頑張るんだなっ!」
男は剣を振りかざし、力任せに振り下ろしてきた。
ガッ! ──キィィン──
「ッチ」
俺は剣を振りかざしてきた時から後退し、剣を斜めにすることで剣の重心を逸らし男の攻撃を受け流した。3日間の旅の間にカンナに稽古をつけて貰ったし、多分大丈夫だろう。
「ふん!」
「ガハッ!」
俺はそのまま体勢を崩した男の腹を膝蹴りした。そのまま男は腹を抱えるようにしてうずくまる。
「まずは1人だな」
「ええい、何をやっている!さっさとあの男を殺さんか!」
あれ? いつの間にか痛めつけるから殺すにグレードアップしてないか?
「死ねぇぇ!!」
もう1人の男が空を剣で薙ぎ、俺を殺そうとしてくる。俺は後ろに下がり攻撃を躱す。何も考えずに力任せに攻撃して、防御ががら空きの男に斬撃を放つ。俺が放った斬撃は男の手首を切り裂き、男の手首から鮮血が流れる。
「うああぁぁ!! 俺の……手が!」
「さて、次はお前が来るのか?」
「な、なんでそんな強いんだ!? ぐっ、くそ! 覚えてろよ!」
そのまま貴族は護衛を置いて逃げて行った。護衛を置いてくとか最低だな、仮にも仕事とはいえ自分のために戦ってくれた奴を置いていくなんて、あのデブ貴族にとってはコイツらは〝物〟と同じだったのだろうか。
「カッコイイです! ご主人様!」
何気この異世界に来てから初めての活躍だったりする。にしてもまだ血を見るのも、戦闘をするのも慣れていない。それでも敵には躊躇してはいけないので罪悪感を押し殺して今回は攻撃した。基本あっちが悪いんだけれど、罪悪感も感じるし、そのまま護衛の二人を置いていくのはなんか可哀想だったので、衛兵さんに預けておいた。
やはり、あの貴族は普段からこの街を訪れる人にああやって絡んでいるらしい。
しかも、あの貴族は鑑定持ちなので弱いものばっかが狙われるため抵抗ができないし、貴族相手だと衛兵や、周りの人も厄介事に関わりたくないので助けてくれないらしい。
俺たちはステータスを下げていたから絡まれたのだろうか?確かにあのステータスならEランクレベル二人いたらキツイよな。
その衛兵さんも今回はその貴族をやっつけてくれて清々してると言っていた。護衛の男二人は軽く治療されて、そのまま拘留所みたいな所に連れていかれた。
そのあと俺たちは宿に行って拠点を確保したあとにギルドに行くことにした。
「ギルドもデカいな」
「そうね、ここは人も冒険者も多いからその分ギルドも大きいのかしらね?」
「そうかもな」
そう、ここ城塞都市ガルゾディスのギルドはとにかくデカい。前に行ったバルエルのギルドもデカいと思っていたのだが、ここはその三倍以上の大きさはありそうだ。
とりあえず中に入ってみると、いかにも冒険者って感じな人達がたむろしている。基本的な構造はバルエルと同じなのだが、全てが大きい。カウンターもバルエルでは精々3~4個ぐらいしかなかったのだが、ここには10以上を超えている。そんなことを考えながらカウンターに向かおうとしてたのだが……。
「おい、お前見ない顔だな?……ちょっとお前の横の女借りるな」
「は?」
いきなり、そう言いながら、如何にも柄の悪そうな男がカンナとリアンに手を伸ばそうとしてきた。今日2回目だぞ……絡まれるの。
──パシッ
「あ゛? なんだよその手は」
「いきなり何を言ってるんですか? カンナとリアンを貸すことは出来ません。そういう事は他を当たって下さい」
俺は男の手をつかみ出来るだけ目を凄む。
テーブルに座って見物していた男が「ギャハハ、あのガキ終わったな」と呟く。
「は? なんでお前がそんなことを決めれるんだよ。決めれるのは俺とそこの女だろ? おい、そんなヒョロガリより、俺みたいなイケメンの方がいいよなぁ?」
イケメンじゃなくて、ただのゴリラだろ。
「気持ち悪いので遠慮します!」
「近寄らないで、穢らわしいわ」
そう笑顔でカンナとリアンが男改め、ゴリラにいう。この2人結構毒舌と言うか、ズバッと言うんだよな。普通に二人にこんなこと言われたら心がズタズタになりそうだ。あ、Mにとってはご褒美かな?
「ってことで、二人も嫌みたいなのですみません」
「てめぇら……この俺に恥をかかせやがって」
そう言いながらわなわなと震えている。いや、トラブル起こしてきたのそっちだからね!?
「礼儀がなってないガキはお仕置きしないとなっ!」
そう言いながらゴリラは手をグーにして殴ろうとしてくる。
「は?──うあぁ!」
──バギャァン
俺はゴリラが殴ろうとしてきた時にそのまま手を掴んで、殴ろうとしてきたその勢いを使って背負い投げみたいなことをした。まあ綺麗に投げれたわけではないけど、それっぽいことは出来た。授業の柔道が初めて役に立ったな。
「マジか……」
「……あのガキ強ぇぞ」
ゴリラは床に頭からいったため相応のダメージを食らったのかまだ伸びていた。まあピクピクしてるし、死んでないだろ。
「ふぅ……お騒がせしました」
そう俺がお辞儀すると何故か怯えたような目で見られた。なんでだろうな?
そのあとは普通にギルドで依頼を受けたりした。今回の依頼達成でFランクからEランクに上がることが出来た。ちなみにあのゴリラはあれでDらしい。
グゥー
「……お腹空いたか?」
「ち、違うわよ! ちょっと小腹が空いただけ」
「それ、お腹が減ったっていうんだよ。もう直夜になるし、ちょっと早いけどご飯食べるか!」
「ここの名物は鶏肉らしいですよ!」
「お、焼き鳥とかいいな!」
そんなことを喋りながら店に入っていく。中には多くの冒険者や町人がいて、酒を飲みながら騒いでいた。
「お、あの子可愛いな!」
「お、おいやめとけ、今日ビスビルが手を出そうとして返り討ちにされたそうだぞ」
どうやら、もう噂は広がっている様だ。これなら絡まれる心配もないだろう。
「ぷはぁー!!」
「モグモグ……おいひいわね」
どの鶏肉にも脂が乗っていて美味い。脂でくどくなってきたところでエールを流し込むのがまた堪らない。日本では大人になるまではお酒は禁止だが、この世界では特に年齢制限とかないそうだ。まあこっちの世界には蒸留という技法はなさそうだし、基本的にそんな度数が高いお酒はないんだろう。
俺は特に皮が好きだ。タレでも塩でも1番美味しいと思っている。念入りに焼いたときのカリカリ感、さっと焼いた場合の柔らかいぷるぷるした食感の両方が味わえる。
異世界のご飯は美味しいものはあまりないと思っていたが逆にハズレの方が少ないのでビックリしている。まあたまたまなのかも知れないがな。
うぐ、食いすぎた。会計で1万ゴールドと言い渡され軽く目眩がした。これが家計のお金の紐を握る主婦の気持ちなのだろうか……。
そのあと俺たちは宿に戻ったのだが。
「あ、ちょっとお客さん、手紙預かったので渡しておきます。ちゃ、ちゃんと渡しましたからね?」
ん? 従業員さんがなにか焦り、そして押し付けるように手紙を渡してくる。とりあえず、部屋に戻り、手紙を開封してみる。
「ええと、なになに? 明日教会の鐘が3回なるころに迎え寄越すから、屋敷に来るようにって……宛名はファウンダー辺境伯……」
「あら、めんどくさい事になったわね」
「大丈夫ですか?ご主人様」
うわ、めんどくさっ!!!
0
あなたにおすすめの小説
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
二度目の勇者は救わない
銀猫
ファンタジー
異世界に呼び出された勇者星谷瞬は死闘の果てに世界を救い、召喚した王国に裏切られ殺された。
しかし、殺されたはずの殺されたはずの星谷瞬は、何故か元の世界の自室で目が覚める。
それから一年。人を信じられなくなり、クラスから浮いていた瞬はクラスメイトごと異世界に飛ばされる。飛ばされた先は、かつて瞬が救った200年後の世界だった。
復讐相手もいない世界で思わぬ二度目を得た瞬は、この世界で何を見て何を成すのか?
昔なろうで投稿していたものになります。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる