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第47話 新たな仲間と旅立ち
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エリオットによる動乱に、王都が揺れていた頃。
森の静けさが心地よく、木漏れ日の下でレオンはレティシアと並んで腰を下ろしていた。隠れ里での滞在は数日を過ぎ、少しずつ慣れ始めた場所だった。
「なあ、レティシア……ちょっと聞いてほしいことがあるんだ」
「ん? どうしたの、坊や?」
レティシアは相変わらず身軽な服装で、無造作に髪をかきあげながらレオンを見つめる。
「俺のこれまでのこと。家族から冷遇されて、スキルも魔法もなくて……だけど、【原初の力】っていうのを持っている」
レオンは少し言葉を選びながら話し始めた。
「【原初の力】は、多分この世界に昔からあるすごく古い力で、魔法とは違うんだ。普通は魔法使いが精霊と契約するけど、俺の場合はその力に精霊が拒絶しなかった。だから、精霊たちと繋がることもできるみたいだ」
レティシアは興味深そうに頷きながら聞いていた。
「でも俺にはまだ、どう使いこなせばいいのか全然わからない。リューシャ様や精霊の助けを借りながら、少しずつ覚えていくしかない」
「そういうの、面白そうじゃない。あたしも手伝うよ」
レティシアが笑顔で応じると、レオンはその頼もしい言葉に、胸が熱くなるのを感じた。
「ありがとう、レティシア。君がいてくれて心強いよ」
レティシアは笑いながら肩を叩いた。
「任せておきなさい、坊や。あたしがいる限り、退屈させないから」
「……うん、多分そんな気がするよ……」
森の風が二人の間を吹き抜け、静かな隠れ里に未来への希望が満ちていった。
◆
夕暮れが森を淡く染める頃、隠れ里の訓練場には静かな緊張感が漂っていた。
レティシアは無造作に散らかった自室の乱雑さとは裏腹に、真剣な眼差しで軽やかに魔術を操り、時折手にした短剣を繰る。
魔力を込めた一撃は森の木々をかすめ、完璧な狙いで的を捉える。薬草の知識を活かし、傷ついた小動物の手当てもこなす彼女の手つきは確かで、レオンはそれを静かに見つめていた。
「次は──連携の訓練、行くよ」
レティシアが合図すると、レオンは頷いて静かに剣を抜く。その動きに無駄はなく、周囲の気配を正確に把握していた。
「あたしが囮になるから、後ろから狙って」
「了解。無理はするなよ」
短く交わす声は、余計な感情を削ぎ落とした真剣なもの。レティシアが先行して精霊魔法で敵を翻弄すると、その隙を逃さずレオンが踏み込む。影のように滑らかな動きで背後に回り、剣を振るう。
風を裂くような鋭い音。木製の標的が、まるで意志を持ったかのように二人に襲いかかったが、その瞬間には既に斬り裂かれていた。
「いいタイミング」
レティシアが微笑を浮かべる。心からの信頼を感じさせる笑みだった。
「レティシアの魔法が正確だからだ。俺一人じゃこうはいかない」
「ふふ、そんなこと言われると……ちょっと照れる」
「次は――あの技、試すか」
レティシアが小さく囁き、指先を掲げると、周囲の空気が微かに震えた。合図はそれだけ。レオンは黙って頷き、ゆるやかに剣を構える。
森の奥から姿を現したのは、魔力で操られた巨大な木製の人形。並の兵士では太刀打ちできぬほどの硬さを誇る標的だ。
「あたしが動きを止める。三秒で仕留めて」
「十分だ」
レティシアの詠唱は速く、鋭い。瞬く間に操られた植物が標的に絡みつき、その動きを鈍らせる。だが、それはただの足止めではない。
「今!」
レティシアの声と同時に、レオンは踏み込んだ。剣先が標的の心臓部へと一直線に突き進む。
標的は一瞬で崩れ落ち、絡みついていた植物がが風に溶けるように消えていった。
「……成功、だね」
レティシアが安堵の吐息を漏らし、微かに笑った。彼女の額には細かな汗が滲んでいる。
「レティシアの魔法、やっぱりすごいな。隙がなかった」
「ふふ。そっちこそ。あの速さで動けるの、坊やだけだよ」
互いの腕を信じ、呼吸を合わせた連携。その余韻は、森の夕風の中に静かに溶けていった。数日間を共に過ごす中で、レオンは彼女の強さと優しさ、その不器用な部分も感じ取っていた。ふと気付けば、森の風に乗って、どこか安らぎを覚えるような静けさが二人を包んでいた。
その夜、リューシャが二人を呼び出した。
「レティシア、レオン。話があるわ」
二人が小さな木の間に集まると、リューシャは穏やかだが確かな決意を込めて告げた。
「レティシア、これからはレオンの仲間として旅に出ることを正式に命じる。修行を兼ねて、あの外の世界へ」
レティシアの顔がぱっと輝いた。思わず身体を前に乗り出し、にこっと笑みを浮かべる。
「やった! ずっと坊やといれるってことね。おまけに旅に出て、もっと強くなれるなんて最高!」
リューシャはその様子を見て、苦笑を漏らしながらも、ぴしゃりと釘を刺す。
「喜ぶのはいいけど、調子に乗って変なことをしないように。あなたはガサツだし、いつも部屋が散らかってるし、油断するとすぐに面倒を起こすでしょう?」
「そんなことないですよぉ。でもそれもあたしの魅力が駄々漏れのせいよねー」
レティシアは肌着姿のまま、無邪気に笑って肩をすくめた。
リューシャは軽く溜息をつきつつも、レオンに向き直る。
「レオン、あなたはよくここまで頑張ったわね。まだまだこれからだけど、自信を持ちなさい。あなたにはオーソンから受け継いだ想いと確かな力がある」
「ありがとうございます、リューシャ様。期待に応えられるように頑張ります」
リューシャは優しく微笑みながらも、強い意志を込めて言った。
「これからも辛いことがたくさんあるだろうけど、負けずに前を向きなさい」
森の奥から穏やかな声が響いた。
「レオンよ、レティシアよ。この隠れ里はいつでも帰ってきていい場所だ。疲れた時、困った時は、どうか遠慮なく戻るのだぞ」
長老がゆっくりと現れ、その深い慈愛のこもった瞳で二人を見つめる。
レオンは頭を深く下げ、レティシアは素直に頷いた。
「長老様、ありがとうございます。ここで教わったことを胸に、必ず成長してみせます」
レティシアも笑顔を返す。
「坊やを置いてくるなんて無理だけど、またいつでも帰ってくるからね!」
その言葉に、森の風が柔らかく応えた。
夜空に星が瞬き、隠れ里の灯りが小さく揺れる中、二人の新たな旅立ちへの決意が静かに燃え上がっていた。
森の静けさが心地よく、木漏れ日の下でレオンはレティシアと並んで腰を下ろしていた。隠れ里での滞在は数日を過ぎ、少しずつ慣れ始めた場所だった。
「なあ、レティシア……ちょっと聞いてほしいことがあるんだ」
「ん? どうしたの、坊や?」
レティシアは相変わらず身軽な服装で、無造作に髪をかきあげながらレオンを見つめる。
「俺のこれまでのこと。家族から冷遇されて、スキルも魔法もなくて……だけど、【原初の力】っていうのを持っている」
レオンは少し言葉を選びながら話し始めた。
「【原初の力】は、多分この世界に昔からあるすごく古い力で、魔法とは違うんだ。普通は魔法使いが精霊と契約するけど、俺の場合はその力に精霊が拒絶しなかった。だから、精霊たちと繋がることもできるみたいだ」
レティシアは興味深そうに頷きながら聞いていた。
「でも俺にはまだ、どう使いこなせばいいのか全然わからない。リューシャ様や精霊の助けを借りながら、少しずつ覚えていくしかない」
「そういうの、面白そうじゃない。あたしも手伝うよ」
レティシアが笑顔で応じると、レオンはその頼もしい言葉に、胸が熱くなるのを感じた。
「ありがとう、レティシア。君がいてくれて心強いよ」
レティシアは笑いながら肩を叩いた。
「任せておきなさい、坊や。あたしがいる限り、退屈させないから」
「……うん、多分そんな気がするよ……」
森の風が二人の間を吹き抜け、静かな隠れ里に未来への希望が満ちていった。
◆
夕暮れが森を淡く染める頃、隠れ里の訓練場には静かな緊張感が漂っていた。
レティシアは無造作に散らかった自室の乱雑さとは裏腹に、真剣な眼差しで軽やかに魔術を操り、時折手にした短剣を繰る。
魔力を込めた一撃は森の木々をかすめ、完璧な狙いで的を捉える。薬草の知識を活かし、傷ついた小動物の手当てもこなす彼女の手つきは確かで、レオンはそれを静かに見つめていた。
「次は──連携の訓練、行くよ」
レティシアが合図すると、レオンは頷いて静かに剣を抜く。その動きに無駄はなく、周囲の気配を正確に把握していた。
「あたしが囮になるから、後ろから狙って」
「了解。無理はするなよ」
短く交わす声は、余計な感情を削ぎ落とした真剣なもの。レティシアが先行して精霊魔法で敵を翻弄すると、その隙を逃さずレオンが踏み込む。影のように滑らかな動きで背後に回り、剣を振るう。
風を裂くような鋭い音。木製の標的が、まるで意志を持ったかのように二人に襲いかかったが、その瞬間には既に斬り裂かれていた。
「いいタイミング」
レティシアが微笑を浮かべる。心からの信頼を感じさせる笑みだった。
「レティシアの魔法が正確だからだ。俺一人じゃこうはいかない」
「ふふ、そんなこと言われると……ちょっと照れる」
「次は――あの技、試すか」
レティシアが小さく囁き、指先を掲げると、周囲の空気が微かに震えた。合図はそれだけ。レオンは黙って頷き、ゆるやかに剣を構える。
森の奥から姿を現したのは、魔力で操られた巨大な木製の人形。並の兵士では太刀打ちできぬほどの硬さを誇る標的だ。
「あたしが動きを止める。三秒で仕留めて」
「十分だ」
レティシアの詠唱は速く、鋭い。瞬く間に操られた植物が標的に絡みつき、その動きを鈍らせる。だが、それはただの足止めではない。
「今!」
レティシアの声と同時に、レオンは踏み込んだ。剣先が標的の心臓部へと一直線に突き進む。
標的は一瞬で崩れ落ち、絡みついていた植物がが風に溶けるように消えていった。
「……成功、だね」
レティシアが安堵の吐息を漏らし、微かに笑った。彼女の額には細かな汗が滲んでいる。
「レティシアの魔法、やっぱりすごいな。隙がなかった」
「ふふ。そっちこそ。あの速さで動けるの、坊やだけだよ」
互いの腕を信じ、呼吸を合わせた連携。その余韻は、森の夕風の中に静かに溶けていった。数日間を共に過ごす中で、レオンは彼女の強さと優しさ、その不器用な部分も感じ取っていた。ふと気付けば、森の風に乗って、どこか安らぎを覚えるような静けさが二人を包んでいた。
その夜、リューシャが二人を呼び出した。
「レティシア、レオン。話があるわ」
二人が小さな木の間に集まると、リューシャは穏やかだが確かな決意を込めて告げた。
「レティシア、これからはレオンの仲間として旅に出ることを正式に命じる。修行を兼ねて、あの外の世界へ」
レティシアの顔がぱっと輝いた。思わず身体を前に乗り出し、にこっと笑みを浮かべる。
「やった! ずっと坊やといれるってことね。おまけに旅に出て、もっと強くなれるなんて最高!」
リューシャはその様子を見て、苦笑を漏らしながらも、ぴしゃりと釘を刺す。
「喜ぶのはいいけど、調子に乗って変なことをしないように。あなたはガサツだし、いつも部屋が散らかってるし、油断するとすぐに面倒を起こすでしょう?」
「そんなことないですよぉ。でもそれもあたしの魅力が駄々漏れのせいよねー」
レティシアは肌着姿のまま、無邪気に笑って肩をすくめた。
リューシャは軽く溜息をつきつつも、レオンに向き直る。
「レオン、あなたはよくここまで頑張ったわね。まだまだこれからだけど、自信を持ちなさい。あなたにはオーソンから受け継いだ想いと確かな力がある」
「ありがとうございます、リューシャ様。期待に応えられるように頑張ります」
リューシャは優しく微笑みながらも、強い意志を込めて言った。
「これからも辛いことがたくさんあるだろうけど、負けずに前を向きなさい」
森の奥から穏やかな声が響いた。
「レオンよ、レティシアよ。この隠れ里はいつでも帰ってきていい場所だ。疲れた時、困った時は、どうか遠慮なく戻るのだぞ」
長老がゆっくりと現れ、その深い慈愛のこもった瞳で二人を見つめる。
レオンは頭を深く下げ、レティシアは素直に頷いた。
「長老様、ありがとうございます。ここで教わったことを胸に、必ず成長してみせます」
レティシアも笑顔を返す。
「坊やを置いてくるなんて無理だけど、またいつでも帰ってくるからね!」
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