105 / 181
第105話 聖教国の綻び
しおりを挟む
ラドニアの迎賓館では、三国代表による緊急会合が開かれていた。かつての三国会談とは違い、今回は完全な王国主導。レオンから報告された鉱山跡での一件について、王国が正式な説明を行う場である。
進み出た王国側代表ギュスターヴが、冷静な口調で語り始めた。
「──以上が、我が王国の民、レオンによる報告の要点です」
整然と並べられたその内容は、簡潔に整理されていた。
・〈黒翼〉の動向を追っていた王国の冒険者──レオンが、旧鉱山跡へ潜入したこと。
・そこには古代遺跡の儀式施設があり、エリオットを含む〈黒翼〉が力を得ようとしていたこと。
・しかしレオンの介入により、儀式は未遂に終わり、脅威は排除されたこと。
・現在、〈黒翼〉の幹部数名が意識不明の状態で確保されていること。
・捕虜の扱い、および今後の調査は王国主導で行われること。
帝国代表──銀の髪を結い、軍装に身を包んだ帝国対外連絡局の女将官クラリッサが険しい目でギュスターヴを見やる。
「……情報が、あまりに少ない。古代の遺跡だと? 具体的にどの時代の遺産だ? 〈黒翼〉が何をしようとしていたのか、その“力”とは何だ?」
しかしギュスターヴは穏やかに頭を下げた。
「我が国もまだ調査中でしてな。確証を得ぬまま情報を拡散することは、混乱を招くだけ。我が国には帝国に対しての不誠実な意図はございません。確かな進展があれば、改めて二国間協議にてお伝えいたします」
帝国の使節団内に緊張が走るが、“二国間協議“という言葉に納得したのか、クラリッサは苦い表情ではあるが、これ以上食い下がることなく引き下がる。
対して聖教国の使節──赤衣の枢機卿は、あからさまな不快の色を浮かべて身を乗り出した。
「我らは神の使徒である。世界に混沌が迫る時、真実を共有することが我ら三国の使命であろう! 隠すとは何事か。すべての情報を開示されたし!」
その場に重い沈黙が走った。
殊更に“三国“という言葉を強調したのは、王国と帝国の“二国間協議”という言葉に反応したのだろう。
だが次の瞬間、ギュスターヴの声は冷たく響く。
「──お言葉ですが、聖教国殿。我が国に対し“神の名のもと”に情報を強要する権利があるとお考えですか? 先の三国会談において、貴国は独断で動き、王国および帝国の信義を裏切られた。これは事実上の三国協定違反です。要求以前に、まずはその非を認め、我が国および帝国に誠意を示されるべきでは? その点における、貴国のお考えを伺いたいものですな」
「なっ……!」
枢機卿は言葉を失った。
咄嗟に反論の言葉を必死に探すものの、王国と帝国の使節団が冷ややかな視線を突きつける。
クラリッサがこれ見よがしに肩をすくめ、皮肉な笑みを浮かべた。
「ほう、“神の使徒”殿は随分と都合のいい信義をお持ちだ。……もっとも、信義を持たぬ者が神を語るなど、帝国では滑稽な笑い話にしか聞こえんがな」
「貴様……!」
枢機卿の顔が怒りと焦りに染まる。
「聖教国殿、まだお考えを聞かせていただいておりませんが、我らに対し、誠意を示されるつもりはない、ということでよろしいですかな?」
(まずい、まずいぞ……! このままでは聖教国が本当に三国から外される……!)
冷や汗が背を伝うのを感じながらも、もはや会議の場で挽回は不可能だった。
視線を向けても、帝国は冷笑を浮かべ、王国は無言のまま突き放している。
──聖教国は完全に孤立した。
会談ののち、使節団の控室へ戻った枢機卿は、青ざめた顔で震える手を押さえながら急ぎ書簡をしたためる。
(いかん、このままでは本当に王国と帝国が手を結び、我らを排除しかねん……)
震える筆先は、教皇への極秘報告──“緊急事態”の印を刻んでいた。
◆
白亜の聖堂の奥深く、祈りの鐘が鳴り響くその裏側で、かつてない混乱と亀裂が広がっていた。
三国の緊急会合での孤立。即ち、王国と帝国──二大強国を同時に敵に回したという報せに、教皇庁は重く沈んでいた。
いや、それ以上に深刻なのは、王国と帝国から突きつけられた“信用と信頼の喪失”だった。情報を得られなかったことよりも、「情報を与えるに値しない存在」と扱われた事実が、聖教国中枢に衝撃を与えていた。
報告を受けた教皇は、沈痛な面持ちで椅子に腰を沈めた。
「……王国と帝国が結託しつつある……聖教国を締め出そうという動きだ」
その言葉には、憤りが滲んでいた。
(愚かな……王国も帝国も……自ら神の守護を捨て去るつもりか。愚昧なる背信者どもめ……)
教皇の思考は、自らの誤りを認める方向には決して向かわない。あくまで“他国の悪意と陰謀”こそが、この事態の原因だと信じて疑わなかった。
責任の所在をすり替え、怒りを外へ外へと向けるその姿は、もはや盲信に近かった。
周囲に控える枢機卿たちの顔色も暗い。ただでさえ〈黒翼〉の動きに揺れていた信徒たちの心は、今回の事件と情報封鎖により一層不安に包まれる。
「このままでは、神の権威も、我らの信頼も揺らぐ……今こそ内なる整理が必要だ」
内なる整理──その中に自らが含まれるかどうかは、彼自身さえも分からぬまま口にした言葉だった。
教皇は静かに目を閉じた。
その胸中には、王国と帝国に対する警戒心と、これまで抱いていた“神の秩序”への迷いが、静かに胎動していた──。
次第に枢機卿たちの怒号と非難の声が飛び交う。
「なぜあの時、聖騎士団の派遣を強硬されたのだ! しかも現地では戦闘行為が発生している。取り返しのつかないことになってしまったではないか!」
「愚か者め! 派遣を進言したのは誰だ? 急進派の枢機卿ではなかったか! 帝国の動きを抑えるための交渉と称して、我らの教義を盾に前線へ人員を動かしたのは、貴様ら急進派ではないか!」
「だが教皇はそれを黙認されたではないか!」
「情報はすべて急進派が握っていた。教皇は、我らと神を信じたまで……!」
批判と擁護。糾弾と弁明。
かつては一つの神を掲げて団結していたはずの枢機卿たちの間に、いまや決定的な亀裂が走っていた。
教皇は、沈黙のままその光景を見下ろしていた。
(……ついに私にまで、火の粉が及び始めたか……)
枢機卿たちの言葉の端々に、明らかに教皇自身の責任を問う意図が滲み始めている。
それを察知した教皇は、静かに立ち上がった。
「……この件は、いずれ改めて議する。今は皆、己の心を神に問い、冷静にあれ」
低く、しかし威厳を帯びた声でそう言い残すと、教皇は一切の言い訳も弁明もせぬまま、重苦しい空気を振り払うように背を向けた。
枢機卿たちの怒声を背に、そのまま自室へと消えてゆく。
その後、教皇は誰の面会も許さず、扉を閉ざしたまま長く沈黙を守ることになる。
だがその胸中では、なおも燻る怒りが渦巻いていた。
(王国も帝国も……必ず報いを受けることになる。必ずだ)
静寂の中、教皇の影はじっと膨れ上がってゆく。
──聖教国の崩壊の足音は、すぐそこに迫っていた。
進み出た王国側代表ギュスターヴが、冷静な口調で語り始めた。
「──以上が、我が王国の民、レオンによる報告の要点です」
整然と並べられたその内容は、簡潔に整理されていた。
・〈黒翼〉の動向を追っていた王国の冒険者──レオンが、旧鉱山跡へ潜入したこと。
・そこには古代遺跡の儀式施設があり、エリオットを含む〈黒翼〉が力を得ようとしていたこと。
・しかしレオンの介入により、儀式は未遂に終わり、脅威は排除されたこと。
・現在、〈黒翼〉の幹部数名が意識不明の状態で確保されていること。
・捕虜の扱い、および今後の調査は王国主導で行われること。
帝国代表──銀の髪を結い、軍装に身を包んだ帝国対外連絡局の女将官クラリッサが険しい目でギュスターヴを見やる。
「……情報が、あまりに少ない。古代の遺跡だと? 具体的にどの時代の遺産だ? 〈黒翼〉が何をしようとしていたのか、その“力”とは何だ?」
しかしギュスターヴは穏やかに頭を下げた。
「我が国もまだ調査中でしてな。確証を得ぬまま情報を拡散することは、混乱を招くだけ。我が国には帝国に対しての不誠実な意図はございません。確かな進展があれば、改めて二国間協議にてお伝えいたします」
帝国の使節団内に緊張が走るが、“二国間協議“という言葉に納得したのか、クラリッサは苦い表情ではあるが、これ以上食い下がることなく引き下がる。
対して聖教国の使節──赤衣の枢機卿は、あからさまな不快の色を浮かべて身を乗り出した。
「我らは神の使徒である。世界に混沌が迫る時、真実を共有することが我ら三国の使命であろう! 隠すとは何事か。すべての情報を開示されたし!」
その場に重い沈黙が走った。
殊更に“三国“という言葉を強調したのは、王国と帝国の“二国間協議”という言葉に反応したのだろう。
だが次の瞬間、ギュスターヴの声は冷たく響く。
「──お言葉ですが、聖教国殿。我が国に対し“神の名のもと”に情報を強要する権利があるとお考えですか? 先の三国会談において、貴国は独断で動き、王国および帝国の信義を裏切られた。これは事実上の三国協定違反です。要求以前に、まずはその非を認め、我が国および帝国に誠意を示されるべきでは? その点における、貴国のお考えを伺いたいものですな」
「なっ……!」
枢機卿は言葉を失った。
咄嗟に反論の言葉を必死に探すものの、王国と帝国の使節団が冷ややかな視線を突きつける。
クラリッサがこれ見よがしに肩をすくめ、皮肉な笑みを浮かべた。
「ほう、“神の使徒”殿は随分と都合のいい信義をお持ちだ。……もっとも、信義を持たぬ者が神を語るなど、帝国では滑稽な笑い話にしか聞こえんがな」
「貴様……!」
枢機卿の顔が怒りと焦りに染まる。
「聖教国殿、まだお考えを聞かせていただいておりませんが、我らに対し、誠意を示されるつもりはない、ということでよろしいですかな?」
(まずい、まずいぞ……! このままでは聖教国が本当に三国から外される……!)
冷や汗が背を伝うのを感じながらも、もはや会議の場で挽回は不可能だった。
視線を向けても、帝国は冷笑を浮かべ、王国は無言のまま突き放している。
──聖教国は完全に孤立した。
会談ののち、使節団の控室へ戻った枢機卿は、青ざめた顔で震える手を押さえながら急ぎ書簡をしたためる。
(いかん、このままでは本当に王国と帝国が手を結び、我らを排除しかねん……)
震える筆先は、教皇への極秘報告──“緊急事態”の印を刻んでいた。
◆
白亜の聖堂の奥深く、祈りの鐘が鳴り響くその裏側で、かつてない混乱と亀裂が広がっていた。
三国の緊急会合での孤立。即ち、王国と帝国──二大強国を同時に敵に回したという報せに、教皇庁は重く沈んでいた。
いや、それ以上に深刻なのは、王国と帝国から突きつけられた“信用と信頼の喪失”だった。情報を得られなかったことよりも、「情報を与えるに値しない存在」と扱われた事実が、聖教国中枢に衝撃を与えていた。
報告を受けた教皇は、沈痛な面持ちで椅子に腰を沈めた。
「……王国と帝国が結託しつつある……聖教国を締め出そうという動きだ」
その言葉には、憤りが滲んでいた。
(愚かな……王国も帝国も……自ら神の守護を捨て去るつもりか。愚昧なる背信者どもめ……)
教皇の思考は、自らの誤りを認める方向には決して向かわない。あくまで“他国の悪意と陰謀”こそが、この事態の原因だと信じて疑わなかった。
責任の所在をすり替え、怒りを外へ外へと向けるその姿は、もはや盲信に近かった。
周囲に控える枢機卿たちの顔色も暗い。ただでさえ〈黒翼〉の動きに揺れていた信徒たちの心は、今回の事件と情報封鎖により一層不安に包まれる。
「このままでは、神の権威も、我らの信頼も揺らぐ……今こそ内なる整理が必要だ」
内なる整理──その中に自らが含まれるかどうかは、彼自身さえも分からぬまま口にした言葉だった。
教皇は静かに目を閉じた。
その胸中には、王国と帝国に対する警戒心と、これまで抱いていた“神の秩序”への迷いが、静かに胎動していた──。
次第に枢機卿たちの怒号と非難の声が飛び交う。
「なぜあの時、聖騎士団の派遣を強硬されたのだ! しかも現地では戦闘行為が発生している。取り返しのつかないことになってしまったではないか!」
「愚か者め! 派遣を進言したのは誰だ? 急進派の枢機卿ではなかったか! 帝国の動きを抑えるための交渉と称して、我らの教義を盾に前線へ人員を動かしたのは、貴様ら急進派ではないか!」
「だが教皇はそれを黙認されたではないか!」
「情報はすべて急進派が握っていた。教皇は、我らと神を信じたまで……!」
批判と擁護。糾弾と弁明。
かつては一つの神を掲げて団結していたはずの枢機卿たちの間に、いまや決定的な亀裂が走っていた。
教皇は、沈黙のままその光景を見下ろしていた。
(……ついに私にまで、火の粉が及び始めたか……)
枢機卿たちの言葉の端々に、明らかに教皇自身の責任を問う意図が滲み始めている。
それを察知した教皇は、静かに立ち上がった。
「……この件は、いずれ改めて議する。今は皆、己の心を神に問い、冷静にあれ」
低く、しかし威厳を帯びた声でそう言い残すと、教皇は一切の言い訳も弁明もせぬまま、重苦しい空気を振り払うように背を向けた。
枢機卿たちの怒声を背に、そのまま自室へと消えてゆく。
その後、教皇は誰の面会も許さず、扉を閉ざしたまま長く沈黙を守ることになる。
だがその胸中では、なおも燻る怒りが渦巻いていた。
(王国も帝国も……必ず報いを受けることになる。必ずだ)
静寂の中、教皇の影はじっと膨れ上がってゆく。
──聖教国の崩壊の足音は、すぐそこに迫っていた。
10
あなたにおすすめの小説
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
レイブン領の面倒姫
庭にハニワ
ファンタジー
兄の学院卒業にかこつけて、初めて王都に行きました。
初対面の人に、いきなり婚約破棄されました。
私はまだ婚約などしていないのですが、ね。
あなた方、いったい何なんですか?
初投稿です。
ヨロシクお願い致します~。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる