【研磨】追放されたゴミ拾い令嬢、実は原子レベルの【磨き上げ】で世界を新生させる ~ボロ屋敷を神殿に、錆びた聖剣を究極の神器にリセットしたら、

小林 れい

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第1巻:追放と開拓・聖域生成編

【第 7 話】枯れた向日葵と母の記憶~汚染された能力の真実~

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「まったく、この結晶には何が宿ってるんだろう… 母の声が聞こえたけど、詳しいことは分からないし、王子がこれを狙ってたんだと思うと気持ち悪い… 指先にまだリボンの温もりが残ってるけど、なんか不安だな」
アイリスは手の中の銀の記憶結晶をさらさらと撫でて、向日葵の花畑の端でうつむいていた。クラウスが防御壁の点検をして戻ってきて、眉をひそめて吐槽した。「前回の戦いで防御壁が三箇所壊れてるぞ、今晩中に修復しないと、次王子が来たら一気に突破される。あと、ルナが花が枯れたって泣いてるから、早く慰めてくれ」
肩の上を飛び回ってたルナが突然アイリスの頭に降りてきて、羽根を垂れて泣き始めた。「アイリスちゃん、向日葵が枯れちゃった! まぶしい黄色い花が黒くなってる! 私の羽根のまぶしさを反射する場所がなくなるんだ!」
アイリスは慌てて花畑に向かって走った。確かに、先ほどまで黄金色に輝いてた向日葵が一斉に黒く枯れ、地面は黒い斑点で覆われていた。空気には薄い黒い煙が漂い、アイリスの鼻をくすぐる嫌な臭いがした。「これは… 汚染だ! 王子さんが逃げる前に何かを埋めていたのか!」
アイリスが地面を掘ってみると、黒い鉄の球が埋まっていて、周りの土が黒く溶けていた。クラウスが剣で鉄の球をつついて、声を震わせた。「これは『汚染の核』だ! 魔導戦争で使われた兵器の残り物で、触れたもの全部を汚染して能力を封じ込める! 王子がアイリスを罠に落とすために残したんだ!」
正当アイリスが指先で汚染の核に触れようとした瞬間、核が爆発的に黒い煙を吐き出した。煙がアイリスの手に付いて、指先が黒く染まり、能力が暴走して地面が一瞬で鏡面になり、クラウスが滑り込んでバックリ転がり、ルナも羽根を闇に包まれて飛べなくなった。
「くっ! この汚染が能力を邪魔してる! アイリス、手を離せ!」
アイリスが慌てて手を引いたけど、黒い汚れは消えない。彼女が記憶結晶を握りしめて叫んだ。「母さん! どうしたらいいの! 私の能力が汚れてしまった!」
すると、記憶結晶が銀の光りを放ち、母の幻影がアイリスの前に現れた。「アイリス、不純物は外だけじゃなく、心の中にもある。自分の真の想いで能力をコントロールしなさい… 聖域を守りたいという気持ちが、汚れを消す鍵になる」
幻影が消えると、アイリスの心には母の言葉が響いた。「聖域を守りたい… クラウスさんとルナちゃんを守りたい… それが私の真の想いだ!」
彼女は指先を空中に伸ばし、「心の中の汚れも全部削ぎ落とせ!」と叫んだ。すると、手の黒い汚れが瞬時に消え、汚染の核が白い石に変わり、枯れた向日葵が一斉に黄金色に輝きなおした。空気の臭いも消えて、また清らかな風が吹き始めた。
ルナが羽根を煽って飛び上がり、大喜びで叫んだ。「やった! 向日葵がまぶしくなった! 私の羽根もまぶしさ MAX になった!」
クラウスが立ち上がって、剣を鞘に収めて吐槽した。「まったく、今回も俺が転がってるだけで何もしてない… アイリスの能力が安定したのは良いけど、次は自分で防御壁を修復してくれよ」
アイリスは記憶結晶を手に握り、内心で复盘した。「母の言葉が正しかった… 不純物は外だけじゃなく、心の中の不安や疑念も含まれてるんだ。自分の真の想いを持っていれば、能力が暴走することはない… だけど、王子がこの結晶を狙ってた理由が気になる。なぜ母の遺物にこんな秘密が宿ってるんだろう?」
彼女が記憶結晶をさらに強く握ると、結晶の中に新しい映像が映り始めた —— 母と王子の父である皇帝が対談してる場面だ。皇帝が「アイリスの能力を封印しなければ、帝国が滅びる」と言い、母が「そんなことはない! 能力は守るためのものだ!」と反論してる。そして、母が皇帝に襲われる場面が映った…
「えっ? 母の死は… 皇帝が仕組んだの?」
正当アイリスが驚いてる瞬間、遠くの空に無数の魔導戦艦が現れた。旗には皇帝の紋章が描かれていて、船首から大きな叫び声が響いた。「アイリス卿! 皇帝陛下の命令で、お前を帝国に連れ戻して能力を封印する! 抵抗しても無駄だ!」
アイリスは聖剣を握りしめて、クラウスとルナに向かって叫んだ。「準備はできたか? 今度は皇帝直轄軍だ! 聖域と母の真実を守るため、戦いましょう!」
向日葵の花畑が風になびき、聖剣が黄金色の光りを放ち始めた —— これがアイリスたちの真の闘いの始まりだった。
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